こんにちは。
先週は梅雨に入ってしまったの?と思われるような憂鬱の天気が続いていましたが、今週は気持ちのよい晴れ間が続いていますね。
そんな天候の変動や湿度の変化に体がついていけなかったり、また自分ではなくても家族の環境の変化(部署移動や進学や進級など)で慌ただしく、疲れも溜まっているころかもしれません。
そんなときにこそ、フルーツビネガー(果実酢)です!
酢酸の力を借りて、パワーと取り戻したいですね。
昨年、あんずを使ってフルーツビネガー作りに初挑戦し、その虜となりました!なんて美味しいの~♪と。
今年もフルーツビネガーを作りたい!飲みたい!欲求に駆られ、冷凍した金柑があったこと思い出し、それを活用してみることにしたのです。
ついでに冷凍した金柑の余りと、ビネガーに漬けた後の実を使って作ったジャムのお話も最後にしています。
なぜ金柑を冷凍した?
*「写真AC」さんからお借りした画像です。
実家の父が金柑の木を育てており、毎年できた実を送ってきてくれるのですが、今年は想像以上にたくさんできたとかで、大量に送られてきました。
結構驚きの量。
素人が育てているので、年により出来不出来があります。大きさも特大から極小まであり、味も甘いものから酸っぱいものまで入り混じっていますが…。
全て無農薬なので、安心して、軽く水洗いしただけで皮ごと食べることができます!
ただそれにも限界があり…とりあえず、冷凍しかないよねと思い、
・ヘタを取り、
・水洗いをして、
・キチンペーパーや布巾なのでよく水気を拭き取り、
・保存袋に平らに入れて、
*なるべく早く凍らせた方が日持ちがよくなるので。急冷室がある冷蔵庫ならそちらへ。
・空気を抜くようにして封をして
冷凍庫に入れました。
*本当は、私のように食べきれないと判断してからではなく、新鮮なうちに冷凍することをお勧めします。その方がより長持ちしますよ。
ちょって手間がかかりますが、上記の画像のように半分に切って、種まで取っておくとのちのち便利なようですね。
この状態でおおよそ1カ月は持ちます。
何に使うか考えずに金柑を冷凍してしまいましたが、この行為に意味はあったようです。
金柑酢を作っていきます!
<材料>
冷凍した金柑 500g
氷砂糖 500g
米酢 500g
*お好みの酢で。リンゴ酢で作るとよりマイルドで飲みやすくなります。
<作り方>
①半解凍にした金柑を半割りにし、種を取り出します。
*冷凍する前から半割りにして、種を取り出したものならそのまま使えますね。
②漬け込む容器に、①の処理した金柑の1/3量を入れ、その上に氷砂糖の1/3量を入れ、またその上に金柑の1/3量を…というように3段繰り返します。
③最後に酢を上から全量注ぎ、蓋を閉めます。
④冷暗所で2週間ほど置き、熟成を待ったら出来上がりです。
*1日1回、蓋をしまま瓶をゆっくり回すように揺すってやって下さいね。
氷砂糖は1週間ほどで全量溶けてしまうと思いますが、フルーツからエキスがしっかりでるように2週間ほどは、冷暗所に置いて熟成させるのが理想です。
<金柑酢ができあがったら処理は?保存場所は?日持ちは?>
2週間ほどして、氷砂糖が完全に溶け、エキスがしっかり出たなと思われたら、
・熱湯消毒した2重ストレーナー(やお手持ちのザルなどで)を使って、実(と取り残した小さな種も)と液体とに分け、
・液体のみ熱湯消毒した(または、焼酎など度数の高いアルコールでで拭いた)瓶に入れて蓋を閉め、
・冷蔵庫で保管します。
*常温放置はダメです!必ず冷蔵庫へ。
清潔な瓶に詰め、冷蔵庫で保管すればおおよそ1年ほど持つといわれていますが、日が経つにつれてどんどん果実の香りも風味も飛んでいってしまいます。
できれば、1カ月ほどで飲み切り(または料理などで使い切り)たいものですね。
<金柑を冷凍したからこそ>
金柑を冷凍したことで、皮や実の組織が壊され、しっかりエキスが染み出ているのが分かりました。
よく、きのこ類の冷凍もお勧めされていますよね。あれも冷凍されたことにより組織が壊され、旨味が出やすくなると聞きます。
それと同じですね。
毎日観察していたのですが、初日からエキスが染み出ている感じが分かりましたよ。
私の場合、計画的ではなく偶然の産物ですが、すごいぞ!冷凍金柑と感動してしまいました。
では、実飲です。
金柑酢を飲んでみます
原液はこんな感じですね。
*原液は酢酸が強すぎて、大量に飲むと胃を荒らしてしまうので、味見程度で。
原液を鼻に近づけると、やはり米酢のにおいが勝ってしまうので、THE・お酢って感じですが、
飲んでみると、最初にお酢の酸っぱさがくるものの、すぐに氷砂糖の甘さがきて、最後にちゃんと金柑特有のフルーティーな香りと味が残りますよ。
しっかり金柑のエキスが出ていますね。
これも冷凍効果かな。
炭酸水で割ると爽やかな飲み物になります。鬱陶しいこれからの梅雨の季節や暑~い夏に最高です!
お好みで、1:3~1:5程度で割ってみてくださいね。
私は酸っぱいのが大好きなので、1:3にしていますが、かなり濃いめです。人によってはむせると思いますので、ご注意を!
もちろん、炭酸が苦手な方は、普通に冷水で割っても。
そして、豆乳で割るとまさにデザートです♪これはかなりお勧めです。
*無調整豆乳を使用しています。
トロッとして、ヨーグルトドリンクのようになります。
それよりちょっと酸っぱさが強めですが…それが美味しいのです。
最後に金柑のフルーティーさが追いかけてくるので、これで大満足のデザートになりますよ。
牛乳で割ると、豆乳のときよりも多少さっぱりめになりますね。
ちなみに酢を使っているので、豆乳独特の味や香りは消えます。豆乳のより、酢の強さも和らぎます。互いにマイルドにし合い、とても飲みやすくなります。
豆乳を飲んでみたいけど、あの独特のにおいや味が苦手と思っている方にはお勧めの飲み方ですよ。
冷凍した金柑でジャムを作ってみます!
<冷凍した金柑を使って>
冷凍した金柑を500g分をフルーツビネガーに使った後、まだ残っていたので、それでジャムを作ってみました。
①半解凍の状態で半割りにして、種を取り出し、更に適当な大きさに切ります。
②①の金柑の重量を計り、その半量くらいの砂糖を用意します。
*砂糖の量はお好みで。砂糖が多いほど日持ちはよくなります。
③①をホウロウ鍋に入れ、その上に②の砂糖を全量かけ、軽く混ぜ合わせ、しばらく放置しておきます。
④金柑からたっぷり水分が出てきて、砂糖が完全に溶けたら、強火にかけます。
⑤鍋の縁から沸々してきたら、中火に落とし、絶えず混ぜながら5分ほど煮ます。
*焦げやすいので、放置はしないで下さいね。
色止めのレモン汁はお好みで。
私はあまり気にしないので、入れませんでしたが…。(笑)家で食べるだけなので、適当です。
これも冷凍して組織を壊しているので、下茹でもしていないし、5分しか煮ていないなのに柔らかく煮えましたよ。
冷凍した金柑、大活躍です!
<金柑酢から取り出した実を使って>
さすがに酢に2週間浸けた金柑は、かなり酸っぱいので(でも私は酸っぱさに強いので、そのまま食べても美味しいと思ってしまいますが…)、ジャムにする前に、熱湯で5分下茹でしました。
その後の作り方は、上記と同じです。
下茹でしているので、酢のツンとした香りはだいぶ飛んでいますが、完全になくなるわけではありません。こちらの方がより柔らかい食感になりました。
酢に2週間使っていたし、その上、下茹でもしたからね。(笑)
ヨーグルトに合わせると、全然酸味が気にならなくなり、金柑の香りと味だけ際立つので、とっても美味しいですよ。
これも豆乳と金柑酢の組み合わせと一緒で、互いのクセを中和させている感じですね。
最後に
以前、梅シロップを作る際に、最初に完熟梅を冷凍しておくと、組織が壊れて、シロップにエキスが染み出やすなりますよ!とレシピサイトで見たことがあります。
今回の冷凍した金柑を使って、フルーツビネガーやジャムを作ってみて、改めて納得しました。
金柑酢は、想像以上に早い段階からエキスがたっぷり染み出ていることが分かりましたし、ジャムも早く煮えましたからね。
今年も青梅の季節になりました!
梅酒、梅シロップ、梅干しは何度か作っているので、今回は梅ビネガーや梅味噌に挑戦してみようかなと思案中です。
その際にこの冷凍する方法も取り入れみようかなと考えています。
その後も、あんずやスモモなど加工を楽しめるフルーツが続々とできくる季節になりますね。今から楽しみです♪
皆さまももしよかったら、加工の前にフルーツを冷凍してみる方法を試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。