梅干しの色づけに使われることが多い赤しそ。
旬を存分に楽しむなら、しそジュースにするのがお勧めという話を小耳にはさみ、挑戦してみることにしました。
実際につくってみて驚きでした!
数カ月かかる果実酒や、2週間~かかる果実酢(フルーツビネガー)と違い、なんと1時間ほどでできてしまったのです。
その香りの高さと、美しい色合いも感動ものでした。
そこで今回は、
- しそジュースの材料とつくり方
- しそジュースの飲み方や味の感想
- しそジュースをつくるにあたって注意点や保存方法、賞味期限
- しその栄養や効能
等についてお話ししたいと思っています。
是非、あなたも旬の赤しそを使って、しそジュースをつくってみませんか。
【しそジュース】の材料とつくり方
赤しそは、 6月~7月までが旬です。
もうすぐ旬が終わろうとしていますね。
そこで早速、しそジュースの材料とつくり方をご紹介したいと思います。
<【しそジュース】の材料>
赤しそ 300g
水 1.5L
砂糖 300g(~600g)
お酢 120ml
*レモン汁 30~50ml(レモン2,3個分の果汁)、またはクエン酸 小さじ2(5~6g)でも
<【しそジュース】の作り方>
①赤しそをたっぷりの流水できれいに洗います。
この作業を3回ほど繰り返し、太い茎は取り除いておきます。
②(ステンレスかホウロウ)鍋に水を沸かし、①の赤しその半量を入れます。
赤しそを熱湯に入れた瞬間に、赤い色素が流れ出していき、緑色に変わっていきますよ。
3分ほどゆでます。
③大きめのボウルにざるを設置し、②を空け、煮汁としそに分けます。
更に、菜箸を使ってしそをギュギュっと押しながら、煮汁をしぼりきります。
④③の煮汁を②の鍋に戻して沸かし、①で残った赤しそを全量を投入します。
③と同様に3分ほどゆで、④と同様に煮汁としそに分けます。
*ここでも、菜箸を使って、しそをギュギュっと押して、煮汁を出しきることをお忘れなく!
⑤④の煮汁を再び鍋に戻し、砂糖を入れて煮溶かします。
粗熱が取れたら、お酢(または、レモン汁やクエン酸などお好みで)を入れます。
暗い赤色(どちらかという深い紫色に近い)だったのが、お酢を入れた瞬間に、パッと明るい赤色に変わりますよ♪
きれいです☆彡
*お酢(または、レモン果汁、クエン酸)などを入れることで、日持ちをよくする効果もあります。
⑥最後に、熱湯消毒した瓶に詰め替えたら出来上がりです!
冷蔵庫で保存し、ギンギンに冷えたら実飲です!
【しそジュース】の飲み方と味の感想
まずは、原液です。
今回私は、赤しそ300gに対して、砂糖を同量の300gにしてみました。
好みによって、倍量の600gまで使用可能といわれているくらいなので、半量の300gだと、かなりさっぱりめの仕上がりになりました。
1.5Lの水でしそのエキスを煮出していますからね。
でも、香りは抜群です!!!
鼻に近づけると、しそのよい香りが漂ってきます。
口に含むと、しその香りと、爽やかな甘酸っぱさが広がります。
原液でも、むせるほど強烈な味というわけではありません。
グビグビ飲む味ではありませんけどね。
お酢も120mlという少量なので、まったく気になりませんね。
では、水で割って飲んでみます!
しそジュース1に対して、水3で割ってみました。
ちょうどよい感じですね。
水で割っても、しその香りが豊かです。
幸せな香り~。
程よい甘酸っぱさと爽やかさで、暑さを吹っ飛ばしてくれそうな味わいでした♪
次は、無糖の炭酸水で割ってみました。
割り方は、水と同じで。
しそジュース1:炭酸水3ですね。
炭酸が加わっても、しその香りは健在です。
より爽やかさが増しますね。
とっても飲みやすいです♪
ちなみに、果実酢(フルーツビネガー)の感覚で、豆乳割りにしてみましたが、これはまったく合いませんでした。
*個人の感想です。
トロッともしないし(分離もしませんが)、しそと豆乳という組み合わせが微妙で……スッキリと水か炭酸水で割るか、もしくは、大きめの氷をゆっくり溶かしながら飲むかをお勧めします。
ちなみに、焼酎などお酒で割るも美味しいそうですよ♪
先日、飲み残した白ワインをしそジュースで割ってみたら、意外や意外、相性抜群でした!
どちらも引き立てあっていて、ペロッと飲み干してしまいました。
よかったら、お試しください。
【しそジュース】をつくるときの注意点や保存方法・賞味期限
赤しそは、大きめの袋にざっくり入れられて販売されていることが多いかと思います。
扱いの注意点などについてお話しします。
<赤しその下処理>
赤しそには水溶性の栄養が含まれているので、水洗いはサッとでよいと書かれているサイトや本もあります。
個人的には、しっかり水を替えつつ3回ほど水洗いした方がよいと思います。
というもの、小石や砂(や毛虫とかその他、小さい虫)がついていることがあるからです。
実際に、洗うと砂っぽいのが出てました。
ざるを使って煮汁とこすとはいえ、やっぱり最初に、赤しその葉を丁寧に洗った方がいいですね。
また、しそのエキスを煮出した後に、菜箸で押して、煮汁を出しきる工程を考えると、太めの茎も邪魔になります。
水洗いの際に取り除いてしまった方が、より作業がしやすいかと思いますよ。
<【しそジュース】に使用する砂糖の量>
前章でも少し触れましたが、赤しそ300gに対して、砂糖を同量の300gにすると、さっぱりめな仕上がりになります。
しっかり濃い味をお好みに方は、500~600g程度の砂糖を使用されることをお勧めします!
もしくは、さっぱりめでしそジュースをつくり、そのときどきの気分によって、飲む際にハチミツなどの甘味を加えるのもありですね。
<【しそジュース】の保存方法と賞味期限>
手作り(当然、無添加)のしそジュースですので、、必ず冷蔵庫で保存してくださいね。
出来上がりのしそジュースを入れる瓶も、冷蔵庫の容量を考えて、あまり大きすぎないものを選んだ方がよいかもしれませんね。
賞味期限としては、3カ月程度だそうです。
今からつくると、初夏から秋にかけて飲めそうですね♪
爽やかドリンクで暑さを乗り切りましょう!
しその栄養と効能
<赤しその色の変化>
先に、しそジュースのつくり方のところで触れました。
最後にお酢(または、レモン果汁やクエン酸)といった酸を加えることで、暗い赤色(紫色)だった液体が、明るい赤色に変化します。
その理由として、
①まずは、赤しそを熱湯でゆでることで、葉に含まれる赤い色素であるアントシアニンが水に溶け出し、葉が紫色から緑色に変化します。
②更に、アントシアニンが溶け出した暗い赤色の煮汁に、お酢などの酸を加えることで、アントシアニンと酸が反応します。
③すると、明るい赤色に変化します。
からなのだそうです。
<赤しその栄養と効能>
何といっても、赤い色素の基となるアントシアニンが豊富です。
効果としては、
- 疲れ目や視力の向上
- アレルギーの予防
- 美肌(殺菌や制菌作用あり)
- 整腸・デトックス(腸のぜん動運動をサポート)
- 疲労回復
- 風邪予防(発汗、去痰、解熱作用あり)
- 食欲増進(防腐と解毒作用あり、胃液に分泌と消化吸収をサポート)
- ダイエット
などがあります。
また、カリウムも豊富に含まれているため、体外にナトリウムを排出し、血圧を下げてくれる働きがあります。
むくみ対策にもなりますね。
その他に、赤しそに含まれるロズマリン酸は、鼻炎や花粉症といったアレルギー症状を緩和するのに効果的で、脂肪酸や糖の消費を促進し、エネルギー消費を増加してくれるので、なんとダイエットにも効果的なのです。
また、βーカロテンも含まれているため、皮膚や粘膜を丈夫に保ったり、活性酸素を抑制する抗酸化作用もあったりします。
様々なビタミンやミネラル類も豊富で、その中でもビタミンB群は、エネルギー代謝を促進し、食事で摂り入れた栄養素を効率的にエネルギーに変換してくれる役割もあるのです。
どれも摂りこみたい効能ばかりですね!
ただし、どんなに体によい成分が入っているものでも摂り過ぎはNGです!
しそジュースの場合は、赤しそと同量の砂糖を加えているため、飲み過ぎれば糖分の過剰摂取になり、カロリーオーバーになります。
ダイエット効果どころか、肥満を誘発しかねません。
原液を水や無糖の炭酸水で3倍に薄めたものを、1日コップ1杯飲む程度でとどめておきたいですね。
最後に
今回は、【しそジュース】をご紹介してきました。
いかがでしたか?
6月~7月末までが旬の赤しそ。
梅干しの色づけやふりかけのイメージしかない方もいらっしゃるかもしれませんが、旬のものならジュースにでき、その爽やかな香りと甘酸っぱい味を閉じ込めておくことができるのです。
しそは効能も豊富で、煮出せば、溶け込んだ栄養素をもれなく摂ることがことができます。
連日の酷暑で疲れた体を癒してくれること間違いなしです。
*ただし、砂糖を含んでいるジュースなので、飲みすぎは禁物ですよ!
しかも、果実酒や果実酢(フルーツビネガー)のように熟成する時間も必要なく、思いったらその日のうちに出来上がり、飲めます。
是非、あなたの健康と美容のためにしそジュースをつくり、生活に取り込んでみませんか。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
「竹みか」サブブログ『健美髪日記』のご紹介
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