こんにちは。竹みかです。
そろそろ、青梅から黄やオレンジ、赤に色づいた完熟梅が出回り始めるようになりましたね。
そんな完熟梅で、簡単にジャムができないかと調べていたところ、冷凍するとよいという情報を得たのです。
そこで早速、挑戦してみることにしました!
今回は、実際につくってみて、
- 冷凍した完熟梅を使ったジャムの材料とつくり方、保存方法・賞味期限
- 冷凍した完熟梅を使ったジャムの味とアレンジ
- 冷凍した完熟梅なら下ゆでが必要ない理由を考察
をご紹介したいと思います。
是非、あなたも完熟梅の旬をギュッと閉じ込めたジャムをつくってみませんか。
【冷凍した完熟梅】を使ったジャムの材料とつくり方、保存方法・賞味期限
早速、冷凍完熟梅を使ったジャムの材料とつくり方、保存方法・賞味期限についてご紹介してまいります!
<【冷凍した完熟梅】を使ったジャムの材料>
冷凍した完熟梅 500g
砂糖 500g
※グラニュー糖や三温糖、てんさい糖などお好みの砂糖をご使用くださいね。
<【冷凍した完熟梅】を使ったジャムのつくり方>
《下処理(梅の冷凍保存まで)》
①青梅や完熟具合が足りない梅の場合は、ざるに平たく並べ、全体を新聞紙でくるみ(梅の実が乾燥してシワシワになるのを防ぐため)、風通しのよいところに置いて、完全に熟させます。
②完熟梅になったら、なり口を取り、優しく水洗いをして(完熟梅は傷つきやすいため)、布巾やペーパータオルで水分を拭き取ります。
※なり口に水がたまりやすいので、丁寧に水気をふき取ることもお忘れなく!
③保存袋に下処理した梅を平たく並べ、空気を抜きながら封をし、冷凍庫へ。
最低でも丸1日(24時間)は凍らせるようにしてくださいね。
※冷凍庫で1ヶ月ほど日持ちますよ。
《ジャムづくり》
①ホウロウ鍋など酸に強いお鍋に、解凍せずに冷凍のままの完熟梅と砂糖の半量(250g)を入れ、軽く混ぜ合わせてから中火にかけます。
※焦げやすいので、絶えずゴムべら等で混ぜつつ作業を行ってくださいね。
②砂糖が完全に溶けたら弱火にし、アクを取りつつ、梅が柔らかくなるまで5~10分程度煮ます。
※ここでも焦げやすいので、絶えずゴムべら等で混ぜつつ作業を行います。
③梅が柔らかくなってきたら、一旦火を止め、ヘラでしごきながら、種だけ取り出します。
④残りの砂糖(250g)を入れ、絶えず混ぜつつ、更に弱火で15分ほど煮ます。
※ここでもアクが出てきたら、取りってくださいね。
トロッとしたら、完成です!
※ジャムが熱い状態で、トロトロを目指して長時間煮てしまうと、冷えたときに固まって使いにくくなっしまうので、ゴムべら等ですくい上げたときに、タラっと落ちる程度で火を止めてくださいね。
と、書いた私ですが、今回……煮詰めすぎてしまいました。
だいぶ固めです。
これからおつくりになる方は、④の工程で、ジャムの状態を見ながら時間を増減させてくださいね。
<【冷凍した完熟梅】を使用したジャムの保存方法と賞味期限>
出来上がったジャムは、熱々のうちに、熱湯消毒をした瓶に詰めて蓋をし、再度、瓶ごと熱湯でグラグラ煮立たせ空気を抜けば(密封状態をつくれれば)、半年から1年ほど日持ちするそうです。
*ただし、一度蓋を開けたら、2週間で食べきる。
我が家の場合は、少量ずつつくり、どんどん消費してしまうので、陶器の密封容器に詰めています。
10日から2週間程度で食べきることを目安に。
更に約束事として、常時冷蔵庫で保存し、ドアの開閉の影響を受けにくいチルド室に入れるようにしています。
食べるときは毎回、清潔なスプーンですくい、使用後は出しっぱなしにせずに、即冷蔵庫に戻すようにしていますけどね。
なお、日持ち期間は、保存状態の他に、砂糖の量にも影響されるようです。
フルーツに対して、30%~同量まで入れることが可能ですが、砂糖が多ければ多いほど、腐敗しにくく、日持ちする傾向にありますよ。
ただ素人が、なかなか完璧な衛生管理は難しいですよね。
正直なところ……
早め早めに食べきるのがベストかなと考えます。
【冷凍した完熟梅】を使ったジャムの味
<【冷凍した完熟梅】を使ったジャムをそのまま食べてみた>
煮始め、梅に火が通ってくると、梅のいい香りが漂ってきましたが、出来上がりは更に、甘酸っぱく、梅特有のよい香りがしていましたよ。
もう少し、煮る時間を調整すれば、私のようにブラン色の仕上がりではなく、美しいオレンジ色になるようですね。
食べてみると、果実と同量の砂糖でつくっているにもかかわらず、それほど甘みは強くありませんでした。
むしろさっぱり目なくらいで、梅のフルーティーさが残っている仕上がりでした!
甘酸っぱくて、コクがあり、たまらない味です♪
冷凍した完熟梅を使用したため、水に漬けたり、ゆでこぼしをしたりとアク抜き作業をしていません。
出来上がったジャムを食べてみたところ、まったく渋みや苦味などは感じられませんでした。
その理由については、次の章でお話しします!
<【冷凍した完熟梅】を使ったジャムのアレンジ>
アレンジというほどではありませんが、王道でパンに塗ってみました。
シンプルなパンにジャムが合いますね♪
小麦の味が引き立ち、パン本来の甘みをより感じられるようになるから不思議です。
バターとの相性も抜群です。
これまた王道で、無糖ヨーグルトにかけてみました。
ミルキーなヨーグルトとジャムの相性がいいですね!
ジャムと合わさることで、ヨーグルトのミルキーさが際立つので、酸味が抑えられまろやかに感じられます。
ロシアンティーにしてみました。
ほんのり甘いジャムだと、紅茶の渋み(タンニン)に負けてしまいがちですが、梅ジャムは負けていませんね。
これまた相性が抜群です!
その他にも、カレーの隠し味にもいいかなと思います。
チャツネの代わりにもなりそう。
お肉にフルーツソースをかけてもOKなら(一緒に食べる家族も含めて)、この梅ジャムは使えると思います。
我が家は、私以外、お肉とフルーツを合わせるのが無理な(拒否される)ので、つくれませんが……
【冷凍完熟梅】でジャムつくる際に下ゆでが必要ない理由を考察
あれこれネット検索していたところ、複数のサイトで、
「冷凍した完熟梅を使用すれうば、事前に水に漬けたり、ゆでこぼしをしたりして、梅のアク抜きをする必要がありません。」
と書かれていました。
実際に試してみて、必要ないことも実証済みです。
では、その理由を知りたいですよね。
でも、レシピを紹介しているどのサイトにも書かれていない!(なぜ?)
ネットあるあるです。
諦めきれない私は、梅を生産されている農家さんのサイトをいくつか見てみました。
総合してみると、おおよそ事態が把握できました。
要は、冷凍するしない関係なかったようなのです。
ガーン。
事前に時間をかけてアク抜きが必要なのは、青梅だけだそうで、完熟すればするほどアクはなくなっていく(マイルドになっていく)ようなのです。
今回、使用しているのは、黄やオレンジ、赤に変色している完熟梅ですよね。
もともとアクがかなり抜けて、マイルドになっている状態です。
しかも、青梅と違って皮が柔らかく、傷つきやすくデリケートな状態になっているので、アク抜きのために、2時間~も水に漬けおくこと自体がNGなのだそう。
ちょっとした実の傷から、水が入りこみ腐敗してしまう可能性が高いとか。
当然、アクがなくなってきているので、下ゆで(ゆでこぼし)をする必要もありません。
完熟梅になっている時点で、水に漬けたり、ゆでこぼしたりと、アク抜きをする必要がなかったというのが正解なようですね。
*もしも、私の見立てが違っていたら、お知らせいただければ幸いです。
ただ、冷凍すると繊維が壊れるので(よくキノコを冷凍したりしますよね)、煮る時間が短くなり、早く煮えるには確かでしょうし、梅のエキスが短時間で出てくるのも確かだと思います。
実際に火にかけると、実がとろけるように崩れていき、水分がたっぷり出てきたので。
過去にも冷凍金柑を使って、果実酢やジャムをつくっています。
結論として、完熟梅を冷凍することは、アク抜きという点ではあまり意味がないと思われるが、時短という点では意味があると考えました。
まとめ
冷凍した完熟梅でジャムをつくってみたお話をしてまいりました。
いかがでしたか?
実際に、完熟梅を冷凍してからジャムづくりをしてみて、水に数時間つけ、ゆでこぼしを何度も繰り返してアク抜きを行い、煮込む際も長時間、鍋の前に立って煮続けるという面倒な作業なしで大丈夫なことがわかりました。
味見をしたてみても、渋みや苦味になく美味しくいただけたので、成功だったと思います。
ただ、よくよく調べてみると、どうやら、冷凍せずとも、完熟梅を使用したなら、アク抜き作業は必要なかったことがわかりました。
*梅を砂糖と一緒に煮ているときに出てきた泡のようなアクは、必ずすくい取ってくださいね。
完熟梅でも、完全にアクが出ないわけではありませんよ。
ただ、完熟梅を冷凍することで、煮る時間の短縮にはなったようです。
短時間で、たっぷりエキスも出ていたので、冷凍することには意味があると思います。
今が旬の梅は、糖質の代謝を促したり、体内を活性化したり、疲れにくい体にしたり、疲労回復に役立ったりします。
また、カルシウムや鉄の吸収や、新陳代謝を促して老廃物の排出を手助けをし、女性にとって悩みの種である、むくみ解消や美肌効果まであります。
是非、旬だからこそ、安価で手に入りやすい完熟梅(青梅を家で追熟させても)を使ってジャムをつくり、美味しく食卓を彩ってみませんか。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
過去に梅について書いたブログはこちらへ。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
「竹みか」サブブログ『健美髪日記』のご紹介
https://sub.mamatomo-zero.com/
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