こんにちは。竹みかです。
2年前から果実酢(フルーツビネガー)づくりにはまっています。
今までに、
あんず
すもも
レモン
シャインマスカット
金柑
梅
の6種類のフルーツを使って、つくってきました。
正直な感想として、シャインマスカット以外の5種類は美味しくいただけたのですが、その中でもNo.1は梅ビネガーでした!
そこで今回は、
- 梅ビネガーの材料とつくり方、保存方法
- 梅ビネガーの飲み方
- 6種類の果実酢を飲んだ感想
- 梅の栄養と効能
をご紹介したいと思います。
今まさに青梅の旬です!
是非、あなたも一緒に梅ビネガーをつくり、梅雨のうっとうしさを吹き飛ばしてみませんか。
*今年の梅ビネガーは、まだ熟成中なので、今回使用の写真はすべて昨年のものです。
【梅ビネガー】の材料とつくり方・保存方法
早速、梅ビネガーの材料とつくり方、保存方法をご紹介します。
<【梅ビネガー】の材料>
青梅 500g
氷砂糖 500g
お酢 500ml
複数回、果実酢をつくっていますが、3つの材料が1:1:1になるバランスがベストですね!
注1:氷砂糖の部分は、お好みの砂糖(上白糖やてんさい糖、三温糖など)やハチミツに代替え可能です。
注2:お酢は、比較的まろやかな米酢を選んでいます。
酸っぱいのが苦手な方は、リンゴ酢などお使いくださいね。
<【梅ビネガー】のつくり方>
①青梅のなり口を竹串等を使って取ります。
その後、流水で洗い(もしも農薬等が気になる方は、流水で30秒以上を目安に)、水気を布巾やキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
*水気はカビや腐敗の原因になるので、なり口の部分までしっかり水気をふき取って下さいね。
②洗浄して消毒し(私はホワイトリカーで拭いていますが、熱湯消毒でもよいと思います)、乾かした瓶に氷砂糖、青梅の順で層になるように入れていきます。
*氷砂糖と青梅が2~3層程度になるのが目安です。
③②にゆっくり酢を全量注ぎ、蓋をします。
④冷暗所に2週間おいたら完成です。
*氷砂糖が完全に溶けるまでは、1日1回、瓶をゆっくり揺すって、全体を混ぜるようにしてくださいね。
冷暗所で2週間おくとご紹介しましたが、これは最短期間です。
2週間ほどおけば、飲めるようにはなりますよ!という程度ですね。
個人的には、1カ月程度おいた方が、より果実からエキスが出てきて美味しいと思っています。
*過去2カ月置いたこともありましたが、腐敗することなく、より熟成した色合いになりましたよ。
ただ、置いておいた場所(高温多湿や、風通しが悪いなど)によって、また、スカスカの果実(例えば、リンゴを切ったものとか)を使用し、酢の上でずっと浮いたままだったなどの理由により、カビが生えてしまうことがあるそうです。
その点は、ご注意くださいね!
<【梅ビネガー】の保存方法>
1カ月経って、出来上がりはこんな感じです。
*冒頭の写真と同じになります。
青梅がしわしわでも小さくなり、たっぷりエキス出してくれたのがわかりますよね。
これで終わりではなく、最後の処理をしていきます。
*ここから使用する道具は、全て事前に熱湯消毒済みです。
①まずは、菜箸で梅の実を取り出します。
(②次に、あんずやスモモ、レモンなどの場合は、実(果肉)のかけらがちらほら浮いていることがあるので、2重ストレーナでこす作業が入ります。
梅の場合は、実がしっかりしており崩れないので、この作業はとばします。)
③小ぶりな瓶に入れ替えます。
これで、本当に梅ビネガーの完成となります。
黄金色で美しい仕上がりですね♪
熟成期間を経て出来上がったら、常温ではなく冷蔵保存をする必要が出てくるので、なるべく小さな瓶が理想的ですね。
季節によっては、2瓶並んでいるときもある我が家なので、小ぶりなものが理想です。
*実を入れたまま常温保存していると腐敗したり、カビが発生する恐れがあるので、冷蔵で保存してくださいね。
*必ず丁寧に洗浄し、しっかり水気を拭いてから、焼酎など度数の高いお酒で拭くか、熱湯消毒しておくことをお勧めします。
<【梅ビネガー】の賞味期限>
手作りの果実酢の賞味期限は、実を取り出し冷蔵庫で保存した場合、1年ほどになります。
*必ずお使いになる際は、清潔、かつ乾いたスプーンやお玉ですくって下さいね。
ただし長く保存していると、せっかくの果実の香りが日に日に抜けてしまいます。
これ実体験済みです。
果実酢特有のフルーティーさを楽しみたいなら、1か月ほどで飲み切る(使い切る)ことをお勧めします。
とはいえ、以前のブログでも触れましたが、適量を超えて摂りすぎると体に害を及ぼしてしまうことがあります。
その点はご注意くださいね。
お酢の効能と注意点(や飲み方の工夫)について詳しく書いています。
【梅ビネガー】の味の感想と美味しい飲み方
<【梅ビネガー】の正しい飲み方と個人的に楽しむための飲み方>
この写真は、1カ月熟成させた梅ビネガーを炭酸割りにしたものです。
希釈具合は、
梅ビネガー 大さじ3
に対して
炭酸水 150ml
ですね。
先に添付させていただいた、あんず酢をつくった際のブログにも記載していますが。
お酢は、適量かつ適正な希釈度で、定期的に摂取すれば、健康効果が期待できるそうです。
量を飲みすぎたり、原液に近い濃度で摂取したりすると、胃腸を荒らしたり、歯のエナメル質を溶かしたりしてしまうことがあります。
体のことを考えると、
- 1日あたり大さじ1程度のお酢を摂る。
- 大さじ1に対して10倍の水(150ml)で割る。
となっています。
正直なところ、この希釈度だと全然美味しくありません!
ただのうす~い酸味のある水になってしまいます。
フルーツが持つ甘みも香りもまったく感じられなくなるのです。
個人的には、健康効果を期待して手作りの果実酢を飲むではなく、嗜好品として楽しみながら飲むものと割りきり、上記の希釈度で摂っています。
ご了承くださいね。
というわけで、連日飲むことはしていません。
<【梅ビネガー】の味の感想と美味しい飲み方>
前置きが長くなってしまいましたが……梅ビネガーの原液は、実からたっぷりのエキスが出ているので、ものすごい梅の香しいかおりが立っています。
お酢の香りが負けるほど。
原液なのでほんのちょっとですが、なめてみると、これまたフルーティーな梅の味と香りが最初にガツンときて、それからお酢の酸味が追っかけてくる感じですね。
胃に悪いけど……原液でも美味しいくらいです。
*でも、グビグビ飲んじゃダメ!(笑)
あんずやスモモのお酢もとっても美味しいのですが、無糖の炭酸水で割ると、炭酸の強さに負けてしまいがちです。
梅は、炭酸割りが抜群に美味しいです!
梅の味と香りが強いので、炭酸に負けません。
もちろん、冷水で割ってもいいですし、豆乳や牛乳で割れば、とろ~んとしたヨーグルトドリンクのようになります。
デザート感覚で飲めますね♪
ただ、お湯で割ると、酸味が強烈になるので、あまりお勧めしませんけどね。
酸味に強い私でもむせました。(笑)
これだけ果実のエキスが出て、原液でも美味しい梅ビネガーの場合は、個人的にはですが……炭酸割りが一番お勧めですね。
果実酢を6種類つくってみた感想
今までに、
あんず(過去1回つくった)
すもも(昨年つくり、今年もただいま熟成中)
レモン(過去2回つくった)
シャインマスカット(過去1回つくり、失敗)
金柑(過去1回、金柑を冷凍してからつくった)
梅(昨年つくり、今年もただいま熟成中)
の6種類の果実を使って、果実酢をつくってきました。
なぜ昔から、果実酒といえば梅なのか、理解できた気がします。
エキスの出方が違いますね。
<果実酢には向き不向きのフルーツがある>
酒や酢につける場合は、必ずしも生食して美味しい果実である必要はないのかなと思いっています。
向き不向きがあるようですね。
今流行りのシャインマスカットは、生食すると非常に美味しいですよね。
手が止まらないほどです。
この優しく甘い果実は、酢につけるには向いていないのかなと。
全然エキスが出てくれず、ただただ米酢に氷砂糖を加えたものになってしまいました。
期待外れでしたね。悲しい……
恐らく、これから旬がくる(生食で美味しい)白桃もあまり向いていないのかと。
同じバラ科でも酸味が強い梅やあんず、スモモの方が酢につけるには断然向いている気がしています。
<果実酢と柑橘類の相性はいい>
柑橘類は、どれも酸味があるので、全般的に酢につけるのに向いていると思います。
ただ以前、医師がお酢の効果を最大限に摂るためにと書かれた本に基づいて、レモン酢をつくったことがありました。
レモン酢と一緒に、シャインマスカット酢の失敗談も書いています。
正直なところ……私の望む味ではありませんでした。
酸っぱくてね。
今年、またまた実家で採れたレモンを使ってリベンジしました。
先にご紹介した1:1:1の黄金比で。
これは、美味しかった♪
健康増進より、美味しさを取ります。(笑)
レモンの香りと、皮のほんのりとした苦味と、果実の酸味が存分に味わえ、特に豆乳との相性が最高でした!
冷凍金柑でつくった果実酢のお話はこちらへ。
<果実酢を6種類つくってみての感想>
まだまだつくってみたい果実酢はありますが、6種類を複数回つくってみて思ったことは、今どきの甘みの強いフルーツは果実酢に不向きな気がします。
むしろ、アクが強かったり、酸味の強かったりして生食に向かないフルーツの方が、果実酢としては美味しく仕上がるようですね。
更に、梅のようにそのままでも十分エキスの出てくれるフルーツ以外を使う場合は、
- 包丁で半割りにする。
- 輪切りや半月切り、いちょう切りといった感じで薄切りにする。
- 一旦、冷凍してから使用する。
などエキスをより出す工夫をした方が美味しいですね。
是非、お試しくださいね!
梅の栄養と効能
梅ビネガーのつくり方や飲み方のご紹介をしてきましたが、梅の実の栄養と効能についてもお話ししたいと思います。
梅には、クエン酸をはじめ、さまざまな有機酸(リンゴ酸やコハク酸、酒石酸など)が含まれています。
クエン酸の主な効能
- 糖質の代謝を促す。
- 体内を活性化してくれる。
- 疲れにくい体にしてくれる。
- 疲労回復にも役立つ。
- カルシウムや鉄の吸収を助けてくれる。
- 新陳代謝を促して老廃物を排出してくれる。
- むくみ解消や美肌効果がある。
こんなにもたくさんあります。
どれも、私たちが必要としている効能ばかりですね。
昔から梅干しなどに加工して食べられてきた理由がわかりますよね。
ちなみに、梅ビネガーや梅酒などに加工してしまうとどうなの?と思われるかもしれませんが、加工後のエキスには、青梅の糖とクエン酸が結合してメフラールという成分が生成され、
- 血流を改善させる。
- 動脈硬化など生活習慣病予防にも役立つ。
そうです。
更に最近は、外食や出来合いのお惣菜やお弁当を召し上がる方も多いかと思います。
そのため、食事全般が酸性に偏っているそうです。
*特に肉類の多い食事やジャンクフードなど要注意ですね!
それら酸性の食事とアルカリ性の青梅を一緒に摂ることで、体内を中和し、調子を整えてくれる効果もあるとか。
上手に梅を普段の食生活に取り入れて、健康増進に役立ててみてくださいね。
最後に
梅ビネガーのつくり方や飲み方をご紹介してきました。
いかがでしたか。
併せて、6種類のフルーツを使用してつくった果実酢の飲み比べについてお話ししてきました。
少ないサンプル数ではありますが、結果として、
アクが強かったり、酸味の強かったりして生食に向かないフルーツの方が、どうやら果実酢には向くようですね。
そして、
- 包丁で半割りにする。
- 輪切りや半月切り、いちょう切りといった感じで薄切りにする。
- 一旦、冷凍してから使用する。
など工夫をすることで、エキスの出方も違ってきます。
これから梅雨でうっとうしかったり、夏の暑さだったりと疲れやすく、体調を崩しやすい季節が続きます。
是非、今回ご紹介した梅ビネガーをはじめ、旬のあんずやスモモ等を使って果実酢をつくり、美味しくいただきながら、これからの季節を健やかに乗り切りましょう!
炭酸割り、豆乳割りお勧めですよ♪
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
「竹みか」サブブログ『健美髪日記』のご紹介
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