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こんにちは、竹みかです。
以前、乾燥米麹を使い、砂糖不使用でりんごと柿それぞれでジャムをつくってみました。
砂糖なしとは思えないほど、甘みもしっかりと感じられ、満足いく美味しさに驚きものでした!
更に、みかんでも麹ジャムをつくったことがあります。
これまた、もちっと食感の、香り豊かなカスタードクリームのような仕上がりでしたよ。
https://mamatomo-zero.com/entry/orange-koli
そこで今回は、8月~10月あたりに旬を迎える梨を使用して、麹ジャムに挑戦してみたいと思います。
出来映えはいかに?
では、麹と果物を合わせた、健康にも美容にも効果ありの麹ジャム【梨麹】づくりをご覧ください!
梨麹を使ったドライカレーもご紹介していますよ。
梨と乾燥米麹を合わせてジャムに【梨麹】
<【梨麹】の材料>
梨 (可食部のみ)1個分(200g程度)
乾燥米麹 100g
りんご麹や柿麹と同じく、分量は非常に簡単です。
果物2に対して麹1で用意すればOKですよ。
<【梨麹】の作り方>
①ボウルに乾燥米麹をほぐしておきます。
*最初からバラバラのものならそのままお入れください。
②梨の皮をむいて芯を取り、可食部だけをすりおろします。
③①のボウルに②のすりおろした梨を入れて、
スプーン等で混ぜますよ。
④ヨーグルトメーカーの容器に③の全量を入れ、60℃8時間でセットします。
④途中、2時間おきくらいにかき混ぜてくださいね。
※この写真は発酵し始めてから2時間経過したものです。
まだまだ麹が固く、梨と混ざり合っていませんね。
⑤8時間経過したら出来上がりです!
完成後は、清潔な容器に詰めて保存してくださいね。
※冒頭の写真と同じになります。
色はいまいちですが、発酵前や2時間経過後とはまったく異なり、形状はトロっとしていて、まさにジャムのような仕上がりになりました。
味はいかに?
【梨麹】の味とアレンジ
<【梨麹】の味>
早速、出来ての【梨麹】を食べてみました!
ふわっと麹の香りがしてくる点は好き嫌いが分かれそうですが、口に入れた瞬間に梨の程よい酸味と濃い甘みが感じられます。
発酵を8時間かけても、梨のフルーツ味はしっかり残っていますね。
何より、りんご麹や柿麹と同様に、砂糖不使用とは思えない、想像を遥かに超えた甘さに驚かされます。
ただ、砂糖を使用したりんごジャムのように、喉にまとわりつくような甘さではないので、そのままで十分美味しくいただる味ですよ。
ただ、梨特有のざらつき感だけは多少残ってしまうのが……残念。
そのまま食べるのではなければ気になりませけどね。
<【梨麹】のアレンジ>
では、【梨麹】をアレンジしてみます!
まずは無糖のヨーグルトにかけて。
ヨーグルトのミルキーさと酸味によって、麹独特の味や香りは打ち消され、本来の奥深い甘さと、梨の持つ甘酸っぱいさが際立ち、たまらなく美味しいですね。
バナナなど甘みの強い生果を添えてもまたよしです。
次に、シンプルなパンの上に、バターを塗って、その上に梨麹を塗れば。
たまらなく美味しいですね🎵
トロッとした形状なので、パンにも塗りやすく、食べやすかったですよ。
バターのミルキーさと塩味で、梨のフルーツ感が際立ち、甘みもより濃く感じられます。
ホットミルクに混ぜても。
ほっこり甘く、奥にほんのり梨のフルーティーさを感じる飲み物になりました。
秋の夜長にぴったりですね。
その他、梨麹にお酢と油と塩コショウを合わせれば、爽やかなフレンチドレッシングにもなります。
りんご麹のときもお話ししましたが、肉類、特に豚肉との相性がとっても良いので、生姜焼きの砂糖の代わりに使ったり、豚肉を梨麹と塩麴半々くらい(豚肉300gに梨麹大さじ1と塩麴大さじ1)で漬け込んで焼いたりしてもいいですね。
梨麹に醤油やみりんを合わせて、チキンソテーやトンステーキのソースにしても美味ですよね。
同じく、梨麹と醤油、みりん、ゴマ油を合わせたものに牛肉や豚肉を漬け込んで、焼き肉にしてもいいですよね。
<【梨麹】とツナ缶を使ってお手軽ドライカレー>
《材料(2人分)》
※写真に醤油と植物油を入れ忘れてしまいました……
ツナ缶 1缶
玉ねぎ 1/4個分
トマト 1/2個分
にんにく 1かけ
生姜 1かけ
カレー粉 大さじ1
梨麹 大さじ2
醤油 小さじ1
植物油 大さじ1
《作り方》
①にんにくと生姜をすりおろします。
②玉ねぎはみじん切り、トマトはザク切りにします。
③小さめのフライパンに油と①を入れます。
弱火にして、にんにくと生姜の香りが立つまで炒め合わせます。
④③に②の玉ねぎを投入し、透き通るまで炒めます。
⑤④にトマトを入れて炒め合わせます。
⑥⑤の火を止め、(油をほどほどに切った)ツナ缶とカレー粉、梨麹、醤油を入れて、中火で炒めます。
※カレー粉はしっかりと火を通さないと粉っぽい仕上がりになってしまうので、最低でも2分は炒めてくださいね。
⑦引き続きトマトを潰しながら、水分を飛ぶまで炒め合わせたら完成です。
ご飯の上に乗せていただきます。
これがこれが、本格的な味わいです!
辛みが強めなので、苦手な方はカレー粉の量を減らしてみた方がいいかもしれませんね。
中辛オッケーな私は、段々はまっていく辛さでしたよ。
一方で、梨麹を入れているので、甘みもしっかり濃いです。
更に、食べ進めると不思議なほど梨を感じられられるようになります!
後味に梨の酸味やフルーティーな香りが残るのです。
カレー粉なんて強い香辛料と合わせているので、打ち消されてしまいそうですが、果実の力は偉大ですね。
余った、【梨麹】とツナ缶を使ったドライカレーで焼きカレーパンもつくってみました。
スッキリ辛めのカレーがパン生地とマッチしていいですね。
生地の甘さがより引き出され、後味に梨のフルーティーな味と香りが残り、何とも爽やかです🎵
ちなみに、ツナ缶の代わりに鯖の水煮缶でも作れますよ。
(ツナ缶よりクセが強めになるかも。)
その場合は、塩分が少し足りない可能性があるので、醤油の量で塩味を加減してみてくださいね。
【梨麹】の保存方法と消費期限
<【梨麹】の保存方法>
保存方法は、出来上がった【梨麹】を清潔な保存容器に入れて蓋をし、冷蔵保存です。
できれば、温度変化の少ないチルド室や、冷蔵庫の奥で保存するのがお勧めですよ。
食べるときもまた、乾いた清潔なスプーンですくってくださいね。
<【梨麹】の消費期限>
消費期限は冷蔵保存で1カ月ほどですが、長く冷蔵庫に入れていると、果物の風味が落ちていってしまう(酸味が強くなったりする)ので、できれば1~2週間ほどで食べきりたいですね。
ちなみに、冷凍保存もできますよ。
大量にできてしまったら、新鮮なうちにピッチリとラップで包んで保存袋に入れ、空気を抜きながら封をして冷凍庫へ。
冷凍保存の場合も、1~2カ月を目安に早めに食べてくださいね。
米麹と梨の栄養と効能
<米麹の栄養と効能>
過去の甘麹の記事でもご紹介しましたが。
米麹には、
アミノ酸(必須アミノ酸9種類すべてが含まれているという優れもの)
*いわゆる「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンを作り出してくれるトリプトファンも含まれています。
ビタミンB群(糖質をエネルギーに変える手助けをしてくれます)
ブドウ糖(脳が唯一エネルギー源にできるもの)
などが含まれています。
米麹の効能としては、
①消化吸収をサポート
米麹の中の酵素が消化吸収を助けてくれます。
②腸内環境を整える
米麹にはオリゴ糖が含まれているため、善玉菌のエサになり、腸内を酸性にして環境を整えてくれます。
③美肌効果
先にお話しした通り、米麹にはビタミンB群が含まれているため、肌の代謝をアップさせ、健康に保ってくれます。
健康に美容にと役立ちます。
もちろん、米麹は糖質なので、食べ過ぎはNGですけどね。
<梨の栄養と効能>
次に、 梨の栄養や効能についてもご紹介していきます。
①便秘解消
不溶性食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整え、便秘解消にも役立ちますよ。
② むくみ予防
カリウムが比較的多く含まれているため、利尿作用があり、体内の塩分を排出してくれる効果があります。
③ 疲労回復
アスパラギン酸というアミノ酸の一種が含まれているため、体内の毒素を排出したり疲れを取ってくれたりする働きがあります。
④ 老化防止
ビタミンCやポリフェノールといったミネラル分が含まれているため、老化防止にも役立ちますね。
⑤ 糖尿病の管理
梨は、糖分が他の果物と比較して少なく、食物繊維が豊富に含まれているため、食後の血糖値上昇を緩やかにする働きがありますよ。
⑥ 美肌効果
ホウ素が他のフルーツや野菜に比べて多く含まれているため、女性ホルモンの生成を高める働きがあります。
なお、その他にも美容に効果的な成分が、梨の皮部分に豊富に含まれているため、可能なら皮ごと食べるのが理想ですが……なかなか厳しいですよね。
なるべくなら、皮を薄くむいて食べたいですね。
ただし、食べ過ぎると体を冷やしてしまう可能性があるため注意が必要です!
アレルギー体質の方も要注意ですね。
最後に
すっかりおなじみになってきた、旬の果物と乾燥米麹を合わせた麹ジャム。
今回は、旬の 梨でつくってみました!
いかがでしたか?
食感のザラッとした感じが少し残念でしたが、味はとってもよかったですよ。
梨が改めて甘いのだなと実感できました。
とはいえ、フルーツとしては、味が優しい(薄い)ので、仕上がりはどうかな?と思っていたのですが、何を何を。
麹と合わせて発酵させたことで、程よい酸味と濃い甘みが際立ち、美味しい麹ジャムに変身してくれました。
料理に入れてもよいアクセントなってくれますね。
そして、麹ジャムなら、麹とフルーツの栄養を同時に摂ることができます。
更に、フルーツに含まれているビタミン類や食物繊維が、消化吸収しやすいすりおろした状態でプラスされていますからね。
なかなか優れものです!
今度は何のフルーツで作ろうかな?と楽しみになってきました。
是非あなたも、今が旬の【梨麹】に挑戦してみませんか?
砂糖不使用で美味しくいただけて、健康にも美容にも役立つはずですよ。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。