こんにちは。
今年もすももが最盛期を迎えていますね♪
品種によって時期に多少のずれはありますが、6月から8月中旬くらいまで旬といわれています。
今がまさに旬!ですね。
近所の八百屋さんやスーパーでもよく見かけます。赤く丸みはとっても可愛いですよね。
昨年の同時期は、そんな旬のすももをジャムとコンポートにしました。
ジャムもまたとっても美しい色に仕上がりますよ。
こちらは濃い赤色になります。
というわけで、今年は旬のすももの色味を活かして、念願の果実酢つくりに挑戦してみました。
色は?香りは?味は?いかに。
最初にちょっとだけ…仕上がりはこんな感じです。
とっても美しいルビー色に仕上がりましたよ。
作り方もとっても簡単でした。出来立ての味は格別!!!
では、リポートに参りましょう!
材料と作り方
<材料>
とってもシンプルです。
すもも 500g
*旬の品種で。できれば皮が赤いもものがお勧めです。
氷砂糖 500g
酢 500ml
*米酢やリンゴ酢などお好みで。
全ての材料を1:1:1で揃えればいいだけなので、覚えやすいですよね。手に入ったすももの重量に合わせて、氷砂糖と酢の量を調整して下さいね。
<作り方>
下準備:手に入ったすももがまだ黄色やオレンジ色の場合は、追熟をして皮が真っ赤になってからお使い下さいね。(品種によっては熟しても赤色にならないものもあります。)
*追熟は、ざるの上にすももを広げて、風通しの良いところに置いておけばOKですよ。
では、作っていきます!
①すもものなり口を竹串等を使って取ります。その後、流水で洗い(もしも農薬が気になる方は、流水で30秒以上を目安に)、水気を布巾やキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
*水気はカビや腐敗の原因になるので、なり口の部分までしっかり水気をふき取って下さいね。
②洗って水気をよく拭き取ったすももを包丁で半割りにします。種が取れる場合は取って下さいね。
*丸い実のまま浸けることもできますが、半割りにした方がすももからエキスがぐっと出やすくなりますよ。
③洗浄して消毒し(私はホワイトリカーで拭いていますが、熱湯消毒でもいいと思います)、乾かした瓶に氷砂糖、すももの順で層になるように入れていきます。
*氷砂糖とすももの層が2層くらいになるように。
④最後にゆっくり酢を全量注ぎ、蓋をします。
⑤冷暗所に2週間置いたら完成です。その間、1日1回程度、瓶をゆっくり揺すって、全体を混ぜるようにして下さいね。
*今回はすももの実を半割りにしているので、ゆっくり優しく瓶を揺するようにしました。強い力で揺すると実がぐちゃぐちゃに崩れてしまう恐れがあるので…。
2週間経つと、
こんな感じで、とってもきれいなルビー色になります。エキスがたっぷり出ているのが分かりますね。
その後、実と液体を分け、洗浄して消毒した小さめの瓶に入れ替えると、冒頭の写真のようになります。
ではでは、味見をしてみます♪
味はどう?飲み方は?
<味は>
原液をグラスに注ぐとこんな感じになります。
本当に色がきれいですね♪
最後の章で詳しくお話ししますが、原液のままグビグビ飲んでしまうと胃を荒らしてしまうので、あくまでも試飲は舐める程度の量にしておきます。
まずは香りをかいでみますよ。
酢独特のツンとしたものが最初にガツンとくるのかと思いきや、すももの甘酸っぱくてフルーティーな香りが漂います。
フルーツの香り強しですね!
幸せな香りです。
味もまた、凝縮されたすももの甘酸っぱさが最初にきます。もちろん、そのあとすぐに酢の酸っぱさが追いかけてきますけどね。
仕上がり最高!
原液の飲み過ぎは注意ですね。(笑)
<飲み方は>
まずは、水割りです。
胃を荒らさないためには10倍に薄めていわれていますが、それだとほぼほぼすもも酢の味が分からなくなってしまうので…。
5倍程度が標準かなと思います。
でも私は、3倍で飲んじゃうこともあります。
胃のためにはお勧めできませんが…。
かなり酸っぱめですが、その分、すももの香りや味もしっかり感じられます。
同じ割合で、水を無糖の炭酸水に替えても、より爽やかに飲むことができますよ。
シュワシュワっと乾杯!
次は、大好きな豆乳割り。
無調整豆乳を使用しています。
豆乳とすもも酢が合わさると、豆乳独特のくせか打ち消され、すもも酢の酸味もマイルドになるので、抜群に美味しいです。
すもも酢の酸と豆乳が反応して、トロッとした状態になるので、まるでデザートのよう(ヨーグルトドリンクみたい)な感じになります。これがまたたまらなく美味しいのですよ。
もちろん、牛乳割りも美味しいですが、豆乳よりさらっとした味わいになります。
保存方法は?残った実はどうした?
<保存方法は>
最初の熟成期間は、冷暗所に2週間置きますが、出来上がったあとは、必ず冷蔵庫に入れて保存して下さいね。
冷蔵庫で保存すれば(スプーン等ですくうときは清潔なものを必ず使用)、1年ほどは日持ちしますが、味や香りはどんどん劣化していきます。
できれば、1カ月以内に飲み切ることをお勧めします。
<残った実は>
酢に浸かっていたすももですが、そのまま食べてみたらとっても美味しかったので、すぐに食べきれる量だけタッパーに入れて冷蔵庫で保管しました。
もう~甘酸っぱさがたまりません。
氷砂糖と一緒に漬け込んでいるので、食べ過ぎは厳禁ですけどね。
残りは、保存袋に入れて冷凍庫に入れました。2週間以内にジャムに加工する予定です。
すももの栄養とお酢のダイエット効果について
<すももの栄養>
何といってもすももの皮には、栄養がたっぷり含まれています。いくつか主要な栄養素を挙げてみますね。
・ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富です。
眼精疲労の予防や改善、また、血糖値の急激な上昇を抑えたり、抗酸化作用があるため動脈硬化といった生活習慣病の予防にも優れた効果があります。
・食物繊維も豊富です。
不溶性の食物繊維ですので、腸まで届き、整腸作用に優れた効果を発揮してくれますよ。便秘解消やダイエット効果も期待できそうですね。
・その他にも、塩分の排出を助けてくれるカリウムや、血液を構成するヘモグロビンの素となる鉄分、これまた抗酸化作用のあるビタミンE、妊婦さんには是非とってもらいたい葉酸などが含まれています。
このように栄養が豊富なので、できれば皮は剥いてしまわずに一緒に漬け込んだり、調理してみて下さいね。
色味も美しくなりますよ♪
農薬の心配をされる方もいらっしゃるかもしれませんが、流水で30秒流せば洗い落とせる程度のものです。
ご安心を!
<お酢のダイエット効果について>
お酢にダイエット効果があるとお聞きになったことがある方もいらっしゃるかと思います。確かにその通りで、お酢の主なる効能としては、
①ダイエット効果
お酢には、酢酸、クエン酸、アミノ酸などの成分が含まれているため、ダイエットにはもってこいなのです。
例えば、酢酸は脂肪の蓄積を抑えてくれますし、クエン酸は脂肪をエネルギーに転換してくれます。更にアミノ酸は脂肪燃焼効果があるのです。言うことなしですね。
より効果を得たいなら、運動を行う30分~1時間前にお酢を摂るといいですよ!
②疲労回復
体が疲労すると、体内に乳酸が蓄積されてしまいます。前出のクエン酸とアミノ酸が、その蓄積された乳酸を分解してくれるため、疲労回復効果が得られるのです。
③血糖値の上昇を抑える
人は食事をとると血糖値が急激に上昇します。お酢をとることで、その上昇を緩やかにすることができるのです。
④腸内環境を整える
前出の酢酸が腸内の悪玉菌の増殖を抑え、腸の働きを良くしてくれます。それにより、気になる便秘の解消が見込めたり、美肌効果も期待できるのです。
主に上記の4つになります。
果実酢でもって、上手にフルーツとお酢の栄養分を摂り入れたいですね。ただし、先にお話しさせていただいた通り、摂り過ぎは返って体に良くない場合があります。
次でご紹介します。
最後に(果実酢の飲み方について注意を!)
果実酢は、当然、お酢が原料ですので、摂り過ぎれば胃を荒らし、歯の健康を害します。エナメル質を溶かしてしまいますよ。
ですから、摂取する際の注意点としては、
・原液で飲まない。
水や炭酸、ジュース、牛乳(豆乳)などの水分で10倍に薄めてから飲むようにして下さいね。
また、1日に大さじ1~2程度が目安です。果実酢の栄養を確実に得られるよう、毎日少量ずつ長期間に渡ってとる習慣をつけたいものですね。
・空腹時や朝起きがけに飲むことは避ける。
・飲んだ後は、水やお茶を飲んで薄める。
胃への負担を減らすためです。
・歯磨きは30分以上時間をおいてから。
すぐに磨くと、酢酸により歯のエナメル質を削り取ってしまいます。
・またお酢単体なら問題ありませんが、果実酢は味をまろやかにするために、糖質を加えています。今回の場合は、氷砂糖ですね。
糖質のことも考えて、摂り過ぎにはご注意下さいね!
以上になります。
これら注意点は、あくまでも限度を超えて摂り過ぎた場合の話です。
適量を守れば、良い効果が期待できます!
ただ個人的には、栄養効果を期待して果実酢を摂るというよりは、嗜好品の感覚で楽しんでいますけどね。
疲れたときグビグビと飲んで、リラックスタイムという感じです。
単純に美味しいですからね♪
これまで、あんずやシャインマスカット、レモン、梅などで果実酢を作ってきましたが、出来上がりの色の美しさ、香り、味といったトータルバランスを考えると、すももが一番かなと思っています。
是非ぜひ皆さまも旬のすももで果実酢を作ってみて下さいね!
お勧めです。
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