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こんにちは、竹みかです。
日に日に寒くなる今日このごろ。
ほっこり体を温めてくれる栗のお菓子が恋しくなる季節ですよね。
とはいえ…生栗を調理するのはかなりハードルが高いもの。
まして栗餡を手作りするとなると……ものすごく手間がかかりますよね。
そこで今回は、100均でも手に入るむき甘栗と乾燥米麹を使った【栗麹】をご紹介したいと思います。
ヨーグルトメーカーで簡単につくれるのに、まるで(ちょっと甘さを控えた)栗餡のような味わい。
驚きの美味しさです🎵
栗麹を使ったアレンジも合わせてご紹介しますよ!
是非ご一緒、栗麹を手作りし、温かいドリンクやお菓子などにアレンジして冷えた体を芯から温めてみませんか!
【栗麹】の材料とつくり方
まずは、【栗麹】の材料とつくり方をご紹介します!
<【栗麹】の材料>
むき甘栗 200g
乾燥米麹 100g
水 100cc(1/2カップ)
材料はこれだけです。
シンプルですよね!
<【栗麹】のつくり方>
①むき甘栗と水50ccをボウルに入れたら、ハンドブレンダー(または、お手持ちのフードプロセッサーや野菜チョッパー等)でペースト状にします。
②①のボウルにほぐした乾燥米麹と残りの水50ccを投入し、ゴムべら等でよく混ぜ合わせていきます。
※むき甘栗の固さを見て、水の量を加減してくださいね。
③ヨーグルトメーカーの容器に②を入れ、60℃8時間にセットします。
③途中、2時間おきくらいにかき混ぜます。
※他のフルーツや野菜の麹と同様に、麹と栗は合わさりにくいので、必ず時間ごと混ぜるようにしてくださいね。
それによって、どんどんなめらかな栗麹になっていきます。
④8時間経過したら出来上がりです。
⑤最後に清潔な容器に詰めてたら完成です!
※冒頭の写真と同じになります。
ヨーグルトメーカーの蓋を開けた瞬間から、栗のいい香りがフワッとしてきました。
味はいかに?
試食をしたら、どんどんアレンジしていきますよ🎵
【栗麹】の味は?アレンジもご紹介
【栗麹】そのものの味を確認した後、様々なドリンクやお菓子などに使っていきます!
<【栗麹】の味>
栗麹もまた、米麹を使用しているので、特有の香りがしてきますが、同時に栗の香りもムンムンしてきますね。
形状は、まさに餡子です!
さつまいも麹と同じ感じで、もったりしています。
固かったり、パサついたりしていて扱いにくわけでもなく、かといって、サラッとしたジャム状だったり、もちもちしていたりするわけでもないので、アレンジするにはちょうどよい固さですね。
口に入れてみると……栗の香りと味がむわっと広がってきます🎵
麹も感じますが、改めて栗は強いなあと感じますね。
ほのかに渋みもあり、これまたよしです。
砂糖を使った栗餡ほどではありませんが、甘みもちゃんとあります。
そのままでも十分美味しいのですが、せっかくなので、あれこれ使ってみることにしました。
<【栗麹】のアレンジ>
まずは、簡単ドリンクに。
軽く温めた牛乳100ccに、栗麹を大さじ2加えてみました。
ゆっくり混ぜながら飲んでみます。
乳製品と栗の香り、甘み、渋みがよく合い、ほっこりするドリンクになりましたよ。
もちろん、無調整豆乳でも。
豆と麹という……ちょっとくせ者同志が互いの難点を打ち消し合い、とっても飲みやすくなります!
お勧めですよ~。
次もまた、王道の餡トーストならぬ、栗麹トーストで。
シンプルなパンに栗麹をたっぷり塗り、最後に有塩バターを落とせば、最高ですね。
バターの塩気が栗麹の甘みを引き立ててくれます。
これまた王道で。
適量の栗麹とクリームチーズを、冷凍パイシートで包んで、オーブンで焼いてみました。
中を開けてみると、こんな感じですね。
温めると、栗麹がトロッとした食感になり、より美味です。
熱が加わると、一層、栗感が増します!
クリームチーズのミルキーさとも相まっていい感じ。
甘酒(飲料用に希釈されたもの)と合わせて、おぜんざいにもしてみました。
小鍋に、甘酒150ccと栗麹を大さじ2加えて、軽く温めておきます。
もちろん具材は、焼いた(茹でたり、電子レンジでチンしたりした)餅がベストなのですが……
我が家になかったので、炊いたご飯で代用してみました。
※今回は玄米を使っています。
温かいご飯100gに、片栗粉と水それぞれ小さじ2ずつを混ぜて、麺棒等で潰します。
水で濡らした手で、小さな団子状に丸めていき、熱湯で茹でます。
(最初は鍋底にお団子が沈んでいますが、ゆで上がってくるとぷかっと浮いてきますよ。)
ゆで上がったお団子の上に、甘酒と栗麹を合わせたものをかけたら完成です!
これはたまりませんね🎵
最初に麹の甘さがガツンときて、後から栗の味やら香りやら、ほんのり渋みも追いかけてくる感じで。
即席団子ももっちりで、すべてのバランスがよく、体の芯から温まる、寒い季節にもってこいのほっこりデザートになりました。
<【栗麹】のアレンジ~きんつばをつくってみた>
栗麹を食べときに、味も形状もまさに餡子(栗餡ですね)だなと思ったので、シンプルに味わえる、きんつばにしてみました。
本来は、中の餡は寒天で固めますし、外側は薄力粉を使いますが、今回は即席なので、餡は寒天で固めず、外側も米粉で代用しています。
《【栗麹】でつくるきんつばの材料(2~3個分)》
米粉 大さじ2
水 大さじ2
栗麹 適量
菜種油 適量
※米油やサラダ油といった、なるべくクセのない油で。
《【栗麹】でつくるきんつばの手順》
①ボウルに米粉、水を入れてよく混ぜ合わせておきます。
②ラップの上に栗麹を2等分乗せ、ラップを上からかけて形を整えます。
※今回は、余っていたみかん麹も使用しました。
ラップに包んだまま冷凍庫で10分~ほど入れ、軽く冷やし固めておきます。
(のちのち扱いやすくするためですね。)
③②のあんを冷凍庫から取り出してラップを外します。
④フライパンに油を熱したら、③のあんの一面に①の生地をつけ、焼いていきます。
軽く焼き目がついたら、別の面にも生地をつけ、同じように焼いていきます。
⑤すべての面を焼き終えたら完成です!
お皿に盛ったら、こんな感じになりました。
香ばしいかおりが食欲をそそりますね。
いざ食べてみる……外はカリッともちっとした生地から、温められてトロッとした栗麹が出てきます。
しみじみ美味しいなと思えました。
栗麹は、小麦を使ったパンやパイと合わせてもいいですが、やっぱり米との相性が一番ですね。
麹の優しい甘さを引き立たせてくれます。
以上、あれこれ【栗麹】をアレンジをしてみました。
栗麹は、そのままでも甘すぎることはないので(とはいえ、物足りないわけではなく、十分な甘さを持っています)、美味しくいただけます。
無調整豆乳や牛乳と合わせるだけで、ほっこり体が温まるドリンクに。
甘酒と合わせれば間違いなし!ですね。
それと、米由来の麹を使用しているので、ご飯や米粉との相性は抜群です。
優しい麹の甘さと味わいを引き立ててくれるのは、やっぱりシンプルな味わいの米ですね。
もちろん、生クリームと合わせて洋風のデザートに仕立てても美味しいと思いますけどね。
是非、甘みを抑えた栗餡感覚で、あれこれアレンジをお楽しみください。
【栗麹】の保存方法と消費期限は?
【栗麹】を最後まで美味しくいただけるように、保存方法と消費期限についてもご紹介します。
<【栗麹】の保存方法>
保存方法は、出来上がって粗熱が取れたら、清潔な保存容器に入れて蓋をし、冷蔵保存します。
できれば、温度変化の少ないチルド室や、冷蔵庫の奥で保存するのがお勧めですよ。
食べるときもまた、乾いた清潔なスプーンですくってくださいね。
<【栗麹】の消費期限>
消費期限は、冷蔵保存で1カ月ほどになります。
ちなみに、麹を使った発酵調味料は、出来てすぐよりも、1週間~置いた方が味がなじんで、より美味しくなりますよ。
冷蔵庫の中とはいえ、少しずつ発酵が進んでいるのですね。
最後に(栗麹の効能についても)
手に入りやすく、扱いも簡単なむき甘栗を使った【栗麹】をつくり、アレンジレシピと合わせてご紹介してきました。
いかがでしたか。
ちなみに、過去の甘麹の記事でもお話ししています。
米麹には、
アミノ酸(必須アミノ酸9種類すべてが含まれているという優れもの)
*いわゆる「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンを作り出してくれるトリプトファンも含まれています。
ビタミンB群(糖質をエネルギーに変える手助けをしてくれます)
ブドウ糖(脳が唯一エネルギー源にできるもの)
などが含まれています。
米麹の効能としては、
①消化吸収をサポート
米麹の中の酵素が消化吸収を助けてくれます。
②腸内環境を整える
米麹にはオリゴ糖が含まれているため、善玉菌のエサになり、腸内を酸性にして環境を整えてくれます。
③美肌効果
先にお話しした通り、米麹にはビタミンB群が含まれているため、肌の代謝をアップさせ、健康に保ってくれます。
健康に美容にと役立ちます。
もちろん、米麹は糖質なので、食べ過ぎはNGですけどね。
また、栗自体にも効能がありますよ。
意外にも?栗はナッツ類の一種だそうで。
他のナッツ類に比べて、脂質が少なく、デンプン質が多めなので、実はダイエット向きだとか。
もちろん、食べ過ぎは禁物ですけどね。
※1日あたり200g程度まで(12粒ほど)とされています。
ちなみに栗には、
ビタミンB1(疲労回復)
ビタミンB2(老化防止)
ビタミンC(抗酸化作用やコラーゲン生成、美容に効果あり)
カリウム(高血圧や動脈硬化予防)
葉酸(貧血予防)
食物繊維(便通や腸内環境の改善)
亜鉛(免疫力アップ)
銅(ヘモグロビンの合成を助け貧血予防)
等など、豊富な栄養素が含まれています。
ちょっと驚きですよね。
栗の効能としては、
①腸内環境
栗に含まれる食物繊維量は、さつまいもを超えるとか。
腸内環境を整えて、便の固さを調整し、便秘を軽減したり、正常な排便をサポートしたりしてくれますね。
②免疫効果(肌や骨の健康維持)
栗には、ビタミンCをはじめ、亜鉛や銅といったミネラルが含まれているので、白血球の働きをサポートし、免疫効果が期待できます。
また、抗酸化作用もあり、細胞の老化を遅らせたり、健やかな肌や骨を保つためのコラーゲン生成を助けてくれたりします。
③疲労軽減
栗に含まれるビタミンB1には、疲労回復効果があり、ビタミンCにもまた、抗酸化作用や、エネルギー供給を改善して疲労を軽減させる役割があります。
また、カリウムなどのミネラル分が含まれているため、筋肉を正常に機能させるのにも役立ちますよ。
④成人病予防
栗に豊富に含まれるカリウムは、体内の塩分を排出させる役割があり、高血圧や動脈硬化といった成人病予防に役立ちます。
⑤貧血予防
栗に含まれる葉酸や銅は、鉄がヘモグロビンを合成するのを助け、貧血予防に一役買ってくれます。
以上のように、栗麹は、米麹と栗の栄養分と効能を存分に享受できる、想像以上に優れた食べ物なのです!
適量を守って、上手に美味しく採り入れたいですね。
ご紹介してきた通り、栗麹は、ヨーグルトメーカーを使えば簡単にできます。
お味も、甘さを控えた栗餡のようなので、色々なドリンクやお菓子などに展開できますよ。
アレンジ自在です!
是非あなたも、【栗麹】で、寒い季節に芯から体をほっこりと温めてみてくださいね。
過去に、塩麹や麹ジャム(フルーツ麹)、発酵あんこについても綴っています。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
「竹みか」サブブログ『健美髪日記』のご紹介
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