こんにちは、竹みかです。
明日、1月11日は【鏡開き】ですね。
我が家は、夫が単身赴任しているので、ひと足先に昨日(1/9)鏡開きを行い、正月飾りも片付けました。
*実際には、鏡餅風のお飾りのパックに入ったお餅を食べただけですけどね。(笑)
いかがお過ごしの予定ですか?
我が家は例年、レトルトパウチか缶詰に入っている粒あんを湯で溶いて、ぜんざいを作っていたのですが、今年はちょっと趣向を変えてみようと思い立ち、砂糖を一切使わず
小豆
麹
だけで作る「発酵あんこ」に挑戦してみました!
・発酵あんこの味はいかに?
・発酵あんこの作り方・食べ方・保存方法は?
・小豆の栄養や効能
についてご紹介します!
正月太りの気になるこの時期、発酵あんこの優しい甘みにでほっとしつつ、健やかさを取り戻してみませんか。
発酵あんこの材料と作り方
通常通りにあんこを作ろうと思うと、小豆と同量のお砂糖が必要になります。
さすがにその砂糖の量は……ぎょっとしますよね。美味しいですけどね。
発酵あんこは、一切お砂糖を加えずに麹が持つ甘さだけで作るので、大幅に糖質をカットできるのです。
しかも、作り方は想像を遥かに超えて簡単でした。
一晩水に豆を漬けておくとか下準備も必要ないので、思い立ったらすぐに作り始められますよ。
材料と作り方をご紹介したいと思います。
<発酵あんこの材料>
小豆(乾燥したもの) 200g
乾燥麹 100g
塩 小さじ1/3
<発酵あんこの作り方>
①小豆の表面を流水でざっと洗います。
*表面の汚れを落とすのに必要な作業です。
②お鍋に小豆と(小豆の4倍量の)お水を入れて、強火にかけます。
沸騰したら、中火にして3分茹でます。
*3分茹でている間は蓋をしません。
③②をざるにあけ、湯を切ります。
*行程②は小豆の渋切り(あく抜き)作業なので、湯は捨ててくださいね。
④③と水600㏄を圧力鍋に入れ、芯まで柔らかくします。
*水の量や圧力をかける時間等は、お持ちの圧力鍋の説明書通りに行ってくださいね。
仕上がりはこんな感じです。
注:圧力鍋がない場合は、渋切りをした鍋に再び(小豆の4倍量の)水を加えて強火にかけ、沸騰したら差し水をし、再沸騰したら弱火に落として蓋をし、小豆の芯が柔らかくなるまで煮ます。
⑤④をざるにあけ、湯を切ります。
*湯切りして残った水分(小豆を茹でた汁)は栄養たっぷりなので、捨てずにそのままか、牛乳や豆乳などで割って飲んでみてくださいね。
⑥⑤のあずきと乾燥麹、塩、水65㏄を混ぜ合わせ、
ヨーグルトメーカーに60℃10時間でセットします。
*今回私は、寝る前にセットしたので、起きる時間を関係上、11時間にセットしています。
本来は10時間で出来ますよ。
⑦出来上がりはこんな感じです!!!
圧力鍋とヨーグルトメーカーさえあれば、面倒な管理もいらずで放置しておけばできていた感じですね。
想像を遥かに超えて簡単!楽々でした。
肝心のお味が気になりますよね。
いかに?
発酵あんこのお味はいかに?
さあ~実食です!
出来立てほやほやを味見してみました。
60℃で発酵しているだけなので、出来立てでもアツアツで食べられないほどではなく、ほんのり温かい程度です。
冒頭の写真と同じです。
出来上がりは、小豆よりもむしろ麹の香りの勝っていましたね。
口に入れた瞬間に、小豆独特のお味と優しい麹の甘みがフワッと広がります。
お砂糖を一切使っていないのに甘みを察知できることに感動!!!
美味しい~。
その後すぐに塩味が追っかけてきて、最後に麹の味と香りが残る感じですね。
*麹の香りは、時間が経ち冷めてくると落ち着きます。
翌日には、塩味も全体に馴染んで悪目立ちしなくなるので、ご安心を。
発酵あんこは、ガツンとくるお砂糖の甘さではなく、麹の優しい甘さなので、そのままでもパクパクいけちゃいますね。
改めて小豆って美味しいなあと感じさせてくれるお味です。
次に、発酵あんこを鏡開きでどのように食べたのかご紹介します。
発酵あんこを鏡開きでどう食べたの?
鏡開きといえばお餅を食べる日なので、
そのままお餅と合わせて
豆乳ぜんざい
で食べてみました!
では、それぞれご紹介します。
<発酵あんことお餅と合わせて>
お正月用に買ったよもぎ餅も余っていたので、鏡開きに合わせて食べきってしまおうと焼きました。
ヨモギの香りと小豆、麹の香りが相まってとっても美味しかったですね。
発酵あんこは、通常のあんこより、かなり甘みが抑えられているので、全体的にさっぱりした感じになりますが、それはそれで胃もたれせず良かったですね。
もちろん、普通のお餅でも十分美味しくいただけると思います。
<発酵あんこで豆乳ぜんざい>
これは絶品でした!!!
作り方は簡単です。
発酵あんこ 100g
豆乳 100㏄
ラカント 大さじ1
*ラカントやハチミツといった甘みを少し加えた方がお餅と合わせたときにちょうど良い加減になると思います。(恐らく、甘みを足さないと味がぼやける)
もちろん、なくてもOKです。
を鍋で合わせて、沸騰させるだけです。
焼いたお餅にとろっとかけました。
豆乳は豆臭いなんていわれることがありますが、その独特のクセと、小豆の渋切りをしているとはいえ、わずかに残る渋みが互いに打ち消しあって、とてもまろやかな優しい味わいになっていました。
最後に麹の香りが残る感じですね。
ほんのりとした甘さとまろやかさとで体の芯から温まり最高でした。
お餅との相性も抜群です!
リピートしたい美味しさ!
かなりお勧めです♪
発酵あんこの保存方法は?
市販品のあんことは違って、自宅で手作りした発酵あんこは保存料等が含まれていないので、
①清潔な容器に詰める。
②すくうときも清潔なスプーン等を使用する。
③常温で放置せず、必ず冷蔵保存する。
*チルド室や冷蔵庫の奥など、ドアの開閉の影響を受けにくいところでの保存を!
を守り、1週間以内に食べきってくださいね。
ただ、ご紹介した分量だと、思ったより大量にできます。
最初から1週間では食べきれないなと思われたら、冷凍保存をお勧めします。
冷凍保存方法
発酵あんこを食べきれる分ずつ、ラップにピッチリくるんで、なるべく平らにし、保存袋に入れ、空気を抜いて封をしてから、冷凍庫へ。
*急冷室がある場合は、そちらへ。
冷凍保存の場合も、1カ月以内には食べてくださいね。
せっかく手作りしたものですから、新鮮で美味しいうちに食べきりたいものですね。
小豆の栄養と効能
今、健康志向で小豆が見直されているといわれています。
そこで、小豆の栄養と効能についてちょっとだけお話ししたいと思います。
小豆には>食物繊維やタンパク質、ビタミンB群、鉄やカリウム、サポニン、ポリフェノールといったミネラル類といったさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
だから、注目されているのですね。
特に注目すべき6つの栄養についてご紹介したいと思います。
①食物繊維
小豆には、不溶性食物繊維が特に多く含まれているため、小腸で分解されずに大腸まで届くため、便をカサ増しし、ぜんどう運動を促進してくれるので、便秘解消に役立ちます。
更に、小豆には、オリゴ糖も多く含まれているので、善玉菌を増やし、腸内環境を良くしてくれるのです。
②ポリフェノール
抗酸化作用があり、体の細胞や組織を破壊してしまう活性酵素を除去する力があるので、老化を防いでくれますよ。
③鉄分
赤血球中のヘモグロビンの主成分である鉄分を補給してくれます。
血液を造る上で必要不可欠な成分であり、貧血予防にもなるのです。
④サポニン
小豆の外皮に含まれているサポニンは、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑制する効果があります。
生活習慣病予防に役立ちます。
また、利尿作用もあるので、むくみ防止にも一役買ってくれるのです。
⑤ビタミンB群
非常に大切な栄養素です。
糖質、脂質、たんぱく質といったエネルギー源となり、体の構成成分となる栄養素をいくら摂っても、ビタミンB群を一緒に摂取しないと体内で代謝が促進されません。
また、ビタミンB群が不足すると、疲れやすくなり、冷え性の原因にもなるのです。
⑥カリウム
摂り過ぎたナトリウム(塩分)を排出する役割があります。
これまたむくみ防止になり、高血圧予防にもなるのです。
主なる栄養素を見ただけでも、小豆が体に有益なものだと分かりますよね。
代謝をアップさせ、便秘を解消し、腸内環境を整え、むくみを防止し、生活習慣病の予防にも役立ちます。
もちろん、これらはダイエットに直結するものばかりですね。
小豆だけ摂れば全て解決というわけではありませんが、定期的に摂りたい食品になります。
最後に我が家の鏡開き
結局……発酵あんこを美味しく食べられたのは私と夫だけでした。(笑)
なので、子どもたちには、普通のぜんざいとけんちん汁を用意。
家族4人でお餅を食べきりました!
正月太りから体重が戻ったところだったのに、再びお餅の食べ過ぎで増加したかも……。(涙)
発酵あんこは、先にご紹介した通り、小豆の栄養素と、以前、甘麹の記事でご紹介した米麹の栄養素が合わさり、体に有益な栄養素がたっぷり摂れます。
食物繊維・ポリフェノール・鉄分・サポニン・ビタミンB群・カリウムなど
アミノ酸・ビタミンB群・ブドウ糖など
詳しくはこちらへ。
是非、正月太りの解消のために、風邪を引きやすいこの季節を健康に乗り切るために「発酵あんこ」を摂り入れてみてはいかがでしょうか。
楽しい鏡開きをお過ごしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。