こんにちは。
ようやく秋らしい気温の日も増え、過ごしやすくなってきましたね。
でも、こんなときこそ要注意!
どっと夏の疲れが出てしまいがちですからね。
私のわけもなく座り込んでしまうときがあります…。
そんなときは、昔から飲む点滴といわれていた甘酒が恋しくなりませんか?
以前、ヨーグルトメーカーを使って塩麴を家で手作りしたり、料理に使用してみたりしたことをブログでお話しさせていただいたかと思います。mamatomo-zero.com
同じ手順で甘酒の原料になる【甘麹】も作れることが分かったので、2週類作ってみました!
甘麹とは
市販品でいう濃縮甘酒のことで、そのままでは甘みが濃すぎるため、水などで同量かお好みで倍量に薄めて飲みます。逆にその甘みを活かして、砂糖の代わりに料理やお菓子作りに用いることができますよ。
今回は、それらレポートとお味についてのご紹介です。最後に甘酒の栄養についてもちょっとだけお話しします。
手作り甘麹で、たまった夏の疲れを吹き飛ばしましょう♪
パターン1の材料と作り方
一つ目は、超シンプルな材料で作った甘麹です。比較的さっぱりめの味になります。
<材料>
乾燥米麹 100g
水 300㏄(カップ1杯半)
<作り方>
①ヨーグルトメーカー付属の容器に、乾燥米麹を全量ほぐしながら入れます。(既にほぐされてパラパラのものでしたら、そのまま入れて下さいね)次に水を全量注ぎ、スプーン等で混ぜ合わせます。
②①をヨーグルトメーカーにセットし、60℃で6時間に設定します。
*最低6時間なので、より濃い甘さを求める方は、10時間を上限に時間を伸ばして下さいね。私は8時間に設定しました。
これで作業は終了です。
仕上がりはこんな感じです。水分量が減って、ぐっと濃縮された感じですね。
清潔な容器に詰めたら出来上がりです。
保存は必ず冷蔵庫で!!!
扉の近くなど温度変化の激しいところは避けて下さいね。
冷蔵保存の目安は、2週間です。
使用の際も、毎回清潔なスプーンですくって下さいね。
パターン2の材料と作り方
より甘みを求めたい方へ。
<材料>
乾燥米麹 100g
炊いたお米 200g
*炊き立てアツアツではなく、常温に戻したご飯をお使い下さいね。
水 160㏄
<作り方>
パターン①と同じです。
行程①の際に、ほぐした米麹と常温の冷ましたご飯、水を加えて、清潔なスプーンでよく混ぜ合わせておきます。
ヨーグルトメーカーに60℃で最低6時間かけますよ。
出来上がりは、こんな感じです。
容器に詰めたら、冷蔵庫で保存します。
*冒頭の写真と同じです。
炊いたお米を入れた分、より濃縮されてとろっとしているのが分かりますね。美味しそう♪
日持ちは、冷蔵で2週間程度です。パターン1と同じですね。
ちなみにもっともっと甘さを求められるなら、炊いたお米の代わりに、これまた炊いたもち米にするとぐっと甘みが増すそうですよ。
ただしコスト的には、
パターン2が一番お安く。(米麹より普通のお米の方が安いので)
次にパターン1で、最後がもち米入りになります。
甘みの強さ、コスト、手間を天秤にかけて、お好みの甘麹を作ってみてはいかがでしょうか。
それぞれのお味は?
パターン1は、材料からしてさっぱりしているのが想像つくかと思います。
鼻に近づけた途端、麹の良い香りがしっかりします。
そして口に含んでみると、麹の味が広がり、爽やかな甘みが残りました。市販品の甘酒よりむしろさっぱりしているくらいです。甘酒独特の喉くクーとくる甘みもないですね。
濃縮甘酒というよりこのままいただける濃さです。
料理では、大活躍してくれましたよ。
この話はまた今度。
パターン2は、しっかり甘みを感じることができました!やっぱり、炊いたお米のパワーはすごいですね。しかもコスパも良い。
麹独特のとっても良い香りもします。そのまま食べてみると、甘みもしっかり感じられますが、喉にクーとくるような嫌な甘さではありません。
これもそのままいけちゃいます。疲れたとき、甘いものが欲しく口寂しいときなどに、大さじ1杯程度を小皿に入れて、ゆっくりいただくと心落ち着きますよ。
麹の香りと、優しい甘さ、そして、ところどころ粒々が残っているので、ゆっくり飲むというより食べて味わうことができます。(お粥のような形状です)
お勧めですよ!
こちらも料理に大活躍してくれました♪
市販品の濃縮甘酒だと、そのままいただくのは厳しいかと思います。喉が痛くなるほど甘い…ですからね。
だから、そのまま飲む用に薄められた甘酒がある。
手作りの甘麹は、そのままでいただけるくらいの甘さだと分かりました。もちろん、砂糖代わりに料理やお菓子作りには使えますけどね。
もし、食べるというよりお飲みになりたい場合には、水で薄めるよりも豆乳や牛乳などに混ぜて飲んだ方が良いのではと思います。その方が絶対美味しい!
水で薄めると味がぼやけてしまう。
特に豆乳とのブレンドは、大豆のくせを米麹が消し去ってくれ、まろやかさを引き出してくれるので、抜群の相性ですよ。
甘麹の栄養は?体のどんな作用がある?
それではん、甘麹の栄養についてですが。
原料である米麹には、
アミノ酸(必須アミノ酸9種類すべてが含まれているという優れもの)
ビタミンB群(糖質をエネルギーに変える手助けをしてくれます)
ブドウ糖(脳が唯一エネルギー源にできるもの)
といった体にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。だから、飲む点滴というのですね。
更に先にご紹介した、甘麹に含まれている9種類の必須アミノ酸の中には、
トリプトファン
もあります。いわゆる「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンを作り出してくれるので、心が安定するのですね。
だから、甘麹を食べるとほっとするんだ。
ただし、皆さまご存知の通り、米は糖質です。もちろん、糖質は体を動かし、脳を働かせるエネルギーになるため、全て排除していいものではありませんが…。量を摂り過ぎると肥満の原因になります。甘麹も摂り過ぎれば太ります。ご注意を!
ただ上手に普段の食生活に摂り入れれば、美容や健康に良い作用がありますよ。
①消化吸収をサポート
米麹の中の酵素が消化吸収を助けてくれます。
②腸内環境を整える
米麹にはオリゴ糖が含まれているため、善玉菌のエサになり、腸内を酸性にして環境を整えてくれます。
③美肌効果
先にお話しした通り、米麹にはビタミンB群が含まれているため、肌の代謝をアップさせ、健康に保ってくれます。
改め調べてみると、発酵食品の一つである麹が注目されている理由が分かりますね。腸活、美肌、健康、ダイエット全てに繋がります。摂って損はない食材です。
最後に
実際に甘麹を手作りをしてみると、乾燥米麹以外は普通に家にある材料でできますし、作り方も簡単だということが分かりました。待つだけでいい。時間さえあればできますからね。
乾燥米麹も普通に近所のスーパーで手に入るようになりましたね。
水の量を加減したり、加えるご飯の量を変えたり、もち米に代えてみたり、発酵時間を長くしたりすることでお好みの甘さにすることもできます。カスタマイズは自在です。
栄養も豊富で健康増進に役立ち、美容効果も期待でき、心の安定をはかることもできます。
*糖質なので、摂り過ぎには注意ですけどね。
今回は、ヨーグルトメーカーでの作り方をご紹介しましたが、炊飯器でも作ることができますよ。
よかったらお試し下さいね!
手作りした甘麹を料理やお菓子にも使ってみたので、またそのお話は別の機会に。
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