こんにちは、竹みかです。
前回、【砂糖不使用】で麹と果物だけでジャムを作った(麹ジャム)のお話をさせていただきました。
同じ方法で、糖質の高い野菜で作ってみたら美味しいのではと思い、今回は、
・サツマイモと麹を合わせた「サツマイモ麹」
・カボチャと麹を合わせた「カボチャ麹」
と、
・それらを餡にした【米粉豆腐あんぱん】
を作ってみました。
そのレポートです♪
どちらの野菜麹も、ヨーグルトメーカーを使えば簡単にできました。
米粉パンも豆腐を使えば、小麦パンのように10分以上手ごねする必要もなく、サイリウムなしで簡単に成型できることがわかりました。
春休みに親子で!
家族の健康とママの美容のために、手軽で美味しい「サツマイモ麴」と「カボチャ麴」、そして、【米粉豆腐あんぱん】を作ってみませんか。
麹とサツマイモやカボチャを合わせて!
<「サツマイモ麹」の材料>
サツマイモ(皮をむいた状態で) 200g程度
乾燥米麹 100g
水 50㏄
<「サツマイモ麹」の作り方>
①サツマイモを電子レンジでチンしたり、蒸したり、オーブントースターやオーブンで焼いたりして柔らかく加熱しておきます。
粗熱が取れたら、皮をむいて潰しておきます。
②ボウルに乾燥米麹をほぐしておきます。
*最初からバラバラのものならそのまま入れくださいね。
③②のボウルに①のサツマイモと水を入れて、スプーン等でしっかり混ぜ合わせます。
*水分量は50㏄にしていますが、サツマイモ本来の水分(べちゃっとしているのか、もそもそしているのか)を見て、増減してくださいね。
④ヨーグルトメーカーの容器に③の全量を入れ、60℃8時間でセットします。
④途中、2時間おきくらいにかき混ぜます。
⑤8時間経過した出来上がりです。
⑥清潔な容器に詰めて完成です♪
ちょっともっさりとした仕上がりになりました。
お味はいかに?
<「カボチャ麹」の材料と作り方>
カボチャ麹も、サツマイモ麹と材料の配分(野菜2に対して麹1)、作り方ともに一緒です。
60℃で8時間発酵した後の仕上がりはこんな感じです。
サツマイモ麹と違って、かなりしっとり水分多めの仕上がりになりました。
お味はいかに?
「サツマイモ麹」と「カボチャ麹」のお味は?アレンジは?
<「サツマイモ麹」のお味とアレンジ>
早速、できたてを食べてみました。
最初に麹の香りがほんのりしますが、その後はサツマイモ本来の甘みと麹の甘みが相まって、砂糖なしでもしっかりとした甘みを感じられていけます。
砂糖の由来のべっとりした甘さではないので、そのままでも十分美味しくいただるお味ですね。
無糖のヨーグルトに乗せたら、ヨーグルトの酸味とミルキーさによって、より麹とサツマイモ本来の甘みが際立つので、とっても美味しかったです。
シンプルなパンの上に乗せても。
間違いない美味しさです♪
発酵あんこのときと同様に、豆乳で溶いてぜんざいにもしてみました。
素朴な味わいですが、ほっとする美味しさですね。
大好きだ~この味。
ただ、麹と果物を合わせた麹ジャムとは違って、野菜餡という感じなので、料理には応用できませんね。
<「カボチャ麹」のお味とアレンジ>
水分多めのカボチャだったのか、サラサラの仕上がりになりました。
サツマイモ以上に濃厚な甘みに感動しました!!!
砂糖を一切使っていないなんて信じられないくらいですね。
しかも、カボチャ本来の味が濃いので、麹独特の香りはほとんど感じられませんでした。
お決まりの無糖ヨーグルトと合わせたり、シンプルなパンに塗ったり楽しみました。
どちらも濃厚な甘みをたっぷり味わえましたよ。
柿麹のときと同様に、餡トースト風にしてみたのですが、これがまた、バターの塩気と濃厚なカボチャ麹の甘さがマッチして、とっても良い感じでした♪
「サツマイモ麹」と「カボチャ麹」を包んで米粉豆腐アンパンを作ってみました!
サツマイモ麹もカボチャ麹も、作って食べてみると、よくパイなどに包まれている野菜餡(砂糖使用のものよりちょっとだけ甘みを抑えてさっぱりさせたもの)だなと感じました。
あんぱんにしてみれば良いのではと思い、試してみたのです。
これが大正解でした!
ご紹介します。
<「米粉豆腐あんぱん」の材料(4個分)>
米粉 100g
*パン用の米粉を使用することをお勧めします。
ドライイースト 小さじ1(3g程度)
砂糖 小さじ1
ぬるま湯(37℃程度) 小さじ2
絹ごし豆腐 1/4丁
*木綿豆腐を使用する場合は、生地を混ぜるときに小さじ2ほどの水を加えてくださいね。
植物油 小さじ1
塩 2つまみ
その他、サツマイモ麹やカボチャ麹を適量
*4つ分に丸めて用意しておきます。
<「米粉豆腐あんぱん」の作り方>
①小さめの器にぬるま湯を入れ、ドライイーストと砂糖を振り入れ、溶かすように混ぜ合わせます。
②ボウルに豆腐、植物油、塩を入れ、ホイッパーでよく混ぜます。
③②に①と米粉を加えて、手でこねます。
耳たぶくらいの固さになったらOKです。
*ボロボロして固いようでしたら、水を小さじ1ずつ加えてみてくださいね。
④オーブンの発酵機能(35℃)15分で予熱します。
⑤③の生地を4等分にし、それぞれ手のひらを使って、円盤型(真ん中は膨らみを残したまま端だけ薄く平らに伸ばす)にします。
この生地を裏返し、真ん中に丸めたサツマイモ麹(または、カボチャ麹)を軽く埋め込み、周りから包み込むようにして閉じます。
*この包み方をすることで、全体の生地量が均等になります。
上の生地が薄すぎたり、底が厚過ぎたりしなくなるのです。
⑥天板にクッキングシートを敷き、⑤を閉じ目を下にして置いていきます。
*今回、私が使用したカボチャが水っぽかったので、カボチャ麹にした段階で水分が多すぎて、丸めることができませんでした。
写真の通り、生地にカボチャ麹を乗せて軽く包み込んだだけで、閉じていません。
⑦④で予熱したオーブンに入れ、発酵させます。
1.5倍ほどに膨らんだら、天板ごとオーブンから取り出し、生地の乾燥を防ぐために濡らしたキッチンペーパーを生地の上にかけておきます。
⑧オーブンを220℃12分で予熱します。
⑨オーブンの予熱が終わったら、⑦の天板ごとオーブンに入れ、220℃12分で焼成します。
出来上がりはこんな感じです。
*米粉豆腐パンなので、小麦パンのようにきれいな焼き色はつきません。
底を見て、しっかり焼き色がついていれば、焼き上がりです。
中身を割ってみると、こんな感じです。
*左がサツマイモ麹、右がカボチャ麹です。
焼き色はいまいちですが、断面はしっかりパンになっていますね。
食べてみると……
外は、サクッと中はもっちもちでした♪
気になる豆腐の香りや味はなく、しっかり小麦パンのような香りがします。
小麦パンより味はさっぱりめで、お米の持つ優しい甘みがありますけどね。
老若男女に好かれる味ですね。
サツマイモ麹やカボチャ麹との相性も抜群です!!!
色々と応用が効きそうで、可能性を感じられました。
餡子とはもちろんのこと、クリームでもジャムでも、きんぴら等のお惣菜とでも合いそうですね。
もちろん、シンプルに具なしで作って、コロッケとかハンバーグとかはさんでも美味しそう。
何より、豆腐なら普通に家に常備されているので、張り切って材料を買ってくる必要もありません。
米粉とドライイーストさえあれば、いつでも作れるの良いですね。
生地のまとまりもよく、べとつかず扱いやすいので、パン作り初心者の方でも子どもでも成型が簡単にできます。
味的にも、作りやすさ的にも、お勧めです!
「サツマイモ麴」と「カボチャ麹」の保存方法と?消費期限は?
<「サツマイモ麴」と「カボチャ麹」の保存方法>
保存方法は、どちらも出来上がって粗熱が取れたら、清潔な保存容器に入れて蓋をし、冷蔵保存です。
できれば、温度変化の少ないチルド室や、冷蔵庫の奥で保存するのがお勧めですよ。
食べるときもまた、乾いた清潔なスプーンですくってくださいね。
<「サツマイモ麴」と「カボチャ麴」の消費期限>
どちらも、消費期限は冷蔵保存で1カ月ほどです。
ちなみに冷凍保存もできます。
大量にできてしまったら、新鮮なうちにピッチリとラップで包み、更に保存袋に入れて空気を抜きながら封をし、冷凍庫へ。
冷凍保存の場合も、1~2カ月を目安に早めに食べてくださいね。
最後に
今は、製法やサツマイモの種類により、焼き芋でも十分過ぎるほど甘いので、そのままつぶしてパン生地で包み、あんぱんが作れちゃいそうですが。
麹と合わせることで、アミノ酸や、ビタミンB群、ブドウ糖などが摂取でき、腸内環境を整えて消化吸収をサポートしてくれたり、美肌効果をアップさせたりしてくれます。
砂糖を加えることなく、甘みもグッとプラスされますしね。
サツマイモやカボチャに含まれる食物繊維やビタミン類なども、より消化しやすい状態で摂れます。
良かったら、健康と美容のために「サツマイモ麹」や「カボチャ麹」をヨーグルトメーカーで作ってみてくださいね。
【米粉豆腐パン】もお勧めです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。