こんにちは、竹みかです。
一般的にジャムというと、果物と同量から少なくとも半量程度の砂糖(グラニュー糖や白砂糖等など)は使用します。
かなりの糖質過多な食品です。
新鮮な旬の果物で作ると美味しいですけどね。
個人的には大好きです。
それがそれが、乾燥米麹を使用すれば、砂糖不使用でジャムと作れる!と聞きつけ、これは作ってみるしかないでしょと思い立ち、挑戦してみました。
最初は、季節関係なくいつでも手に入りやすいりんごで作ってみて、第二弾は、(試したのが晩秋だったので)柿で作ってみました。
今は旬ではなく、まず手に入らない柿を使用した麹ジャムをご紹介するのはどうかと迷ったのですが、驚くほど美味しかったので、とりあえずご紹介だけさせていただきます。
秋が待ち遠しくなる美味しいさでした♪
麹と果物を合わせた、健康に美容に効果ありの麹ジャムを是非どうぞ!
この写真は、「りんご麹」です。
麹と果物を合わせてジャムに!
<麹と果物を合わせたジャムの材料(りんご麹編)>
りんご (可食部のみ)1個分(200g程度)
乾燥米麹 100g
分量は非常に簡単です!
果物2に対して麹1で用意すればOKです。
<麹と果物を合わせたジャムの作り方(りんご麹編)>
①ボウルに乾燥米麹をほぐしておきます。
*最初からバラバラのものならそのまま入れください。
②りんごを皮をむき、芯を取って、可食部だけすりおろします。
③①のボウルに②のすりおろしりんごを入れて、スプーン等で混ぜます。
④ヨーグルトメーカーの容器に③の全量を入れ、60℃8時間でセットします。
④途中、2時間おきくらいにかき混ぜます。
⑤8時間経過した出来上がりです。
⑥清潔な容器に詰めて完成です♪
色味はいまいちですが、見た目はトロっとしてジャムのような仕上がりにはなりました。
お味はいかに?
<麹と果物を合わせたジャム(柿麹編)>
柿麹も、りんご麹と材料の配分(果物2に対して麹1)、作り方ともに一緒です。
ヨーグルトメーカーにセットする前は、こんな状態でした。
60℃で8時間発酵した後の仕上がりはこんな感じです。
色味がかなり悪い……ですが、お味は驚きの美味しさでした♪
麹と果物を合わせたジャムのお味は?アレンジは?
<麹と果物を合わせたジャム「りんご麹」のお味とアレンジ>
早速出来てを食べてみました!
ふわっと麹の香りがしてくる点は好き嫌いが分かれそうですが、お味はというと、口に入れた瞬間にりんごの甘酸っぱさを感じ、すぐに麹の甘さが追いかけてくる感じですね。
想像を遥かに超えた甘さに驚きました。
正直、全然甘くないのではと思っていましたが、良い方向に期待を裏切ってくれましたね。
砂糖を使用したりんごジャムのように、喉にまとわりつくような甘さではありませんが、麹の濃厚な甘さとりんごの爽やかな甘酸っぱさが最高です。
そのままで十分美味しくいただるお味ですね。
ジャムなので、乳製品との相性もとっても良いです!
無糖のヨーグルトにかけてたら、
ヨーグルトの酸味によって、より麹の甘さとりんご本来の甘み酸味が際立ち、美味しいです。
これだけで、デザートですね♪
シンプルなパンの上に、クリームチーズを塗って、その上にりんご麹を乗っければ、
これまた抜群に美味しいですね。
文句なしの、クリームチーズとの相性です。
今度は料理にアレンジと思って、ミネストローネにコンソメ代わりにりんご麹を投入したのですが……これは失敗でした。
変にりんごのフルーツ感が悪目立ちし、トマトベースのスープとの相性が悪かったですね。
まあ~でも、りんごジャムと考えれば、カレーライスやドライカレーの隠し味や、焼肉の漬けダレに使用するのは良いと思います。
何より、肉類、特に豚肉との相性がとっても良いので、生姜焼きの砂糖の代わりに使ったり、豚肉をりんご麹と塩麴半々くらい(豚肉300gにりんご麹大さじ1と塩麴大さじ1)で漬け込んで、焼いたりしても。
りんごの甘酸っぱさと麹の甘さが、これらの料理の旨味をアップしてくれます!
<麹と果物を合わせたジャム「柿麹」のお味とアレンジ>
想像以上にりんご麹が美味しくて気を良くした私は、どうしても柿と麹を合わせてみたくなりました。
味がどう変化するのか気になって仕方がなかったのです。
これが大正解でした!
まさに干し柿です。
正直、あんまりそのまま生で食べても美味しくない柿(甘みが足りない)だったのですが、すりおろして麹と混ぜて発酵させたら。
濃厚な濃厚な甘い干し柿の味になりました。
食感もとろっとろです。
そのまま食べると、喉がくうっーとなるくらいの甘さです。
砂糖を一切使っていないなんて信じられないくらい。
お決まりの無糖ヨーグルトと合わせたり、シンプルなパンに塗ったり楽しみました。
どちらも濃厚な甘みをたっぷり味わえます♪
りんご麹より甘みが格段に強いので、そのまま食べるよりも、何かと合わせて食べることをお勧めします。
りんご麹と同じく、乳製品との相性が抜群です。
餡トーストならぬ、柿麹トーストにしたのですが、これが激うまでした。
バターの塩気と濃厚な柿麹の甘さがマッチして最高でした!!!
*すみません、写真を撮り忘れました……
料理にも活用しています。
なますですね。
生の柿を入れて、なますを作ることってありますよね。
柿麹に同量のお酢を混ぜたものに、塩もみした大根と人参の千切りを混ぜ合わせただけです。
砂糖不使用でも、甘酢を使ったような味わいに。
柿のフルーツ感がプラスされ、箸が止まらない美味しさでした。
これもかなりお勧めです!
麹と果物を合わせたジャムの保存方法と?消費期限は?
<麹と果物を合わせたジャムの保存方法>
保存方法は、りんご麹も柿麹も、出来上がって粗熱が取れたら、清潔な保存容器に入れて蓋をし、冷蔵保存です。
できれば、温度変化の少ないチルド室や、冷蔵庫の奥で保存するのがお勧めですよ。
食べるときもまた、乾いた清潔なスプーンですくってくださいね。
<麹と果物を合わせたジャムの消費期限>
どちらも、消費期限は冷蔵保存で1カ月ほどですが、長く冷蔵庫に入れていると果物の風味が落ちていってしまう(酸味が強くなったりする)ので、1~2週間ほどで食べきった方が美味しくいただけると思います。
ちなみに冷凍保存もできます。
大量にできてしまったら、新鮮なうちにピッチリとラップで包み、更に保存袋に入れて空気を抜きながら封をし、冷凍庫へ。
冷凍保存の場合も、1~2カ月を目安に早めに食べてくださいね。
最後に(麹と果物を合わせたジャムの効能について)
ジャムといえば、砂糖と果物を合わせたものと、47年間思い込んできましたが、麹と合わせるという方法もあったのですね。
今回、ご紹介した「りんご麹」や「柿麹」のような麹と果物を合わせたものを麹ジャムといわれることもあるそうです。
甘さが足りずに物足りなく思うのかなと思いきや、想像以上の甘さに驚きました!
無糖ヨーグルトと合わせただけで、十分満足できるデザートになります。
合わせる果物次第で、料理へのアレンジも自在です。
どんな果物と合わせようか、どんな料理と合わせようかと考える時間もまた楽しいですよね♪
ちなみに、過去の甘麹の記事でもご紹介しましたが。
米麹には、
アミノ酸(必須アミノ酸9種類すべてが含まれているという優れもの)
*いわゆる「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンを作り出してくれるトリプトファンも含まれています。
ビタミンB群(糖質をエネルギーに変える手助けをしてくれます)
ブドウ糖(脳が唯一エネルギー源にできるもの)
などが含まれています。
米麹の効能としては、
①消化吸収をサポート
米麹の中の酵素が消化吸収を助けてくれます。
②腸内環境を整える
米麹にはオリゴ糖が含まれているため、善玉菌のエサになり、腸内を酸性にして環境を整えてくれます。
③美肌効果
先にお話しした通り、米麹にはビタミンB群が含まれているため、肌の代謝をアップさせ、健康に保ってくれます。
健康に美容にと役立ちます。
もちろん、米麹は糖質なので、食べ過ぎはNGですけどね。
そして、この米麹に、(合わせる果物によりますが)フルーツに含まれるビタミン類や食物繊維が、消化吸収しやすいすりおろした状態でプラスされるたのが、麹ジャムです。
なかなか優れものですよね。
是非あなたも、お好みの果物と麹を合わせてジャムを作ってみませんか?
砂糖不使用で美味しくいただいて、健康に美容に!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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