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こんにちは、竹みかです。
昨年末に父から送られてきた、皮が黄色くなってしまった完熟カボス。
カボスの産地では、【黄カボス】や【完熟カボス】として出回っており、酸味がマイルドで、糖度が高く、果汁もたっぷり取れるといわれてそうですよ。
その特性を活かして、第一弾では、「カボスりんご」やジュースに、第二弾では、「カボス塩麹」と「カボス味噌」に加工した様子をお送りしました。
今回は、
・表皮のすりおろしと果汁を使った「カボスパン」
・定番の「カボスジャム」
をつくった模様をご紹介したいとも思います。
産地以外では、あまりなじみのない【黄カボス】ですが、実際に使ってみると、苦みが少なくフルーティーで魅力満載です。
家庭菜園で食べきれずに、いつの間にか黄色になってしまったカボスの消費でお困りの方の参考にもなれば幸いです。
【カボスパン】の材料とつくり方
皮のすりおろしだけではなく、【黄カボス】だからこそ、糖度が高く豊富な果汁も使い、パンがつくれないかと思い、挑戦してみました。
名づけて?そのままですが……【カボスパン】の材料とつくり方をご紹介したいと思います!
<【カボスパン】の材料>
《生地の材料》
黄カボス 1個
強力粉 200g
砂糖 20g
ドライイースト 5g
塩 3g
サラダ油 13g
水(黄カボスの果汁と合わせて) 130g
※国産小麦の強力粉を使用する場合は、120gで。
《トッピングの材料》
砂糖 10g
(お好みでバター 15g)
(照りたま用の卵の割りほぐしを1個分、または、牛乳を適量)
注:この材料は、電子レンジ発酵をする場合の量なので、砂糖とドライイーストが多めになっています。
<【カボスパン】のつくり方>
①カボスの表皮を使うので、粗塩(分量外)で皮をこすり洗いし、キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取ります。
※無農薬や家庭菜園のものは流水で洗えば十分ですね。
②①のカボスの表皮をすりおろしたら、残った実を横半分に切り、果汁をしぼります。
③②のカボスの表皮のすりおろしとトッピング用の砂糖を混ぜ合わせます。
お好みでバターも適度にちぎっておきます。
④水とカボス果汁を合わせて、耐熱用器に入れ、500wの電子レンジで20秒加熱します。
40℃くらいのぬるま湯になればオッケーです。
⑤サラダ油以外の、生地の材料すべてをボウルに入れ、④の果汁入り仕込み水を回しかけ、ゴムべら(または、木べら)で混ぜます。
更に、サラダ油を投入し、ひとまとまりになるまで混ぜ合わせます。
⑥⑤の生地がある程度、ひとまとまりになってきたら、台に出して手でこねていきます。
生地の表面がツルッとしてきたら丸め直し、お好きな一次発酵にかけます。
※電子レンジ発酵については、まだまだ勉強中で、ブログに書ける状態に至っていないので、今回は割愛させてください。
⑦一次発酵が終わったら、とじ目を上にして、手で生地を軽く押しながら、15×20センチほどの長方形に広げていきます。
⑧⑦の生地の表面に、スプーンて③のトッピングを塗り、バターを散らしたら、手前からクルクル巻いていきます。
とじ目をしっかりつまんで閉じておきますよ。
⑨⑧の生地を包丁で6等分に切り、二次発酵を行います。
同時に、オーブンの予熱、200℃で13分を始めます。
※最近の私は、天板に生地を置いたら、固く絞ったぬれぶきんをかけ、更に、大きめのラップで包み、予熱中のオーブンの上に網を置いて、その上に天板を乗せ、15分ほど放置しています。
これで案外、イケちゃいますね。
季節により膨らみが変わるので、ときどき生地の様子を確認してくださいね。
⑩二次発酵が終わったら、
照りたま(もしくは、牛乳)をハケで薄く塗り、200℃のオーブンで13分焼きます。
出来上がりはこんな感じです。
電子レンジ発酵なので、焼き色が薄めになってしまいましたが……
(ここが問題なので、もう少し研究します。)
小麦の香ばしいかおり、そして、柑橘類特有のとっても爽やかなかおりが漂ってきます。
では、試食してみますね🎵
【カボスパン】の味と保存方法や賞味期限
<【カボスパン】のお味>
膨らみも焼き色も、少し残念感がありますが……中を割ってみると
こんな感じです。
写真には写っていませんが、底はしっかり焼き色がついているので、中もきちんと焼けてはいますね。
肝心の味ですが、柑橘類の皮の威力はすごいですね!
香りも味もしっかりしますし、とっても爽やかでフルーティーです。
しかも、焼き立ては、バターがジュワッとあふれ出し、その塩味はまた、生地やトッピングの甘みを引き立たせてくれます。
たまりません。
表皮に混ぜた砂糖の量は、これでベストでしたね。
これ以上入れると、甘すぎて表皮の爽やかさを消してしまうと思うので。
生地に混ぜた果汁ですが、ものすごくほんのりと酸味と果実感を奥の方に感じます。
酸味が邪魔になるほどではありません。
いいアシスト。
ただ、もう少しトッピング(表皮のすりろろし)が多かった方がよかったかなと反省しています。
生地に入れる果汁は、黄カボス1個分で十分ですが、トッピングは、2個分(その場合は、砂糖も1.5~2倍量くらいで)あってもよかったかもしれませんね。
お好みで増やしてくださいね。
<【カボスパン】の保存方法と賞味期限>
小型パンは、とにかく乾燥が早いです!
すぐに食べない分は、お皿に乗せて、ラップをしっかりかけるか、お皿ごとビニール袋に入れて、口をしっかり縛っておくかして、常温保存にしてくださいね。
※冷蔵庫にパンを入れると、より乾燥を早めてパサパサになってしまうので、お勧めしません。
翌日以降に食べる場合は、オーブントースターの弱で温めてどうぞ!
ただし、翌朝が美味しくいただける限界です。
まあ~翌々日でも、カビが生えてしまうことはないので、食べるられるには食べられますが……
やはり、翌々日以降は、オーブントースターで温めて直しても、パサつきが気になります。
食べきれないなと思われる分は、焼成後に粗熱が取れたら、ラップでくるみ、保存袋に入れて、冷凍保存した方が賢明ですね。
その方が、最後まで美味しくいただけますよ。
定番の【カボスジャム】も!
柑橘類の使い道としてど定番だと思いますが、子どもでも食べやすい、ほどほどの苦みの【カボスジャム】に出来上がりました。
つくり方をご紹介したいと思います。
<【カボスジャム】の材料とつくり方>
《【黄カボス】でつくるジャムの材料》
黄カボス 3個
砂糖 黄カボスの重量の50%~
《【黄カボス】でつくるジャムの手順》
①カボスの表皮を使うので、粗塩(分量外)で皮をこすり洗いし、キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取ります。
※無農薬や家庭菜園のものは流水で洗えば十分ですね。
②①のカボスに包丁で十字に切り込みを入れ、皮をむきます。
白い部分をスプーンで軽くこそげ取り、2~3ミリのせん切りにしていきます。
※ここで、白い部分を取れば取るほど苦味は抑えられますよ。
更に、中身の内袋から種を取り出しておきます。
③②の種だけを取り出した内袋をハンドブレンダーかジューサーにかけ、ジュース状にします。
④②の内袋から取り出した種は、お茶パックに入れておきます。
⑤小鍋に湯をわかし、②の表皮を入れて1分ぼと煮たら、湯を捨てる作業を3回ほど繰り返します。
10分ほど水にさらし、その後はしっかり水気を切っておきます。
⑥酸に強いホウロウ鍋に、③のジュース、④の種、⑤の表皮、砂糖を入れ、木べらで軽く混ぜ合わせます。
⑦⑥を一度沸騰させてアクを取り、中火に落として10分ほど煮ます。
清潔な容器な詰めたら完成です!
<【カボスジャム】のお味>
内袋と種からペクチンが出てくるので、しっかりとろみがついていますね。
煮上がりは、爽やかな香りがただよっています。
食べてみると……これまた爽やかな酸味と新鮮なフルーツ感がたまりません。
甘さもほどほどで、苦みもちょっぴり利いており、これぞマーマレード。
パンに塗っては食べるもよしですが、ヨーグルトとの相性は抜群です。
刻んで、カレー(ドライカレーでも)の隠し味にしてもいいですね。
また、手作りパンやお菓子のトッピングにしてり、混ぜ込んでみたりしても。
<【カボスジャム】の保存方法と賞味期限>
どの手作りジャムでも同じく、つくったらすぐに冷蔵保存にします。
※使うときは、必ず清潔なスプーン等ですくってくださいね。
もちろん、保存びんを熱湯消毒して、ジャムを詰めた後も煮沸処理を行えば、常温保存も可能でしょうし、保存期間も長くなります。
今回は量も少ないので、冷蔵保存をして、新鮮なうちに食べきってしまうのがベストだと思いますよ。
賞味期限としては、1週間~10日ほどですね。
最後に(カボスの栄養や効能についても)
一般的に、全国で流通している未成熟な緑カボスではなく、産地や家庭菜園だからこそ見られる【完熟カボス(黄カボス)】。
その黄カボスを使っての「カボスパン」や「カボスジャム」をご紹介してきました。
いかがでしたか。
前回、前々回の内容とダブりますが、ここでカボスの栄養と効能についてご紹介したいと思います。
カボスの栄養と効能としては、
①ビタミンC
レモンの半分ほどの量が含まれています。
美白・美肌効果や風邪予防、老化防止の効能があり、また、特に女性には欠かせない鉄の吸収を高める作用もあります。
②表皮に含まれているフラボノイド
ポリフェノールの一種です。
コレステロール値を下げたり、高血圧予防をしてくれたりする作用があります。
③同じく表皮に含まれているナリンジン
強い抗酸化作用があり、花粉症など抗アレルギー作用があります。
また、食欲を抑制してくれる効果ありますよ。
ダイエットがあるということですね。
④クエン酸
疲労回復効果があります。
⑤カリウム
ナトリウム(摂り過ぎた塩分)の排出を促し、高血圧やむくみ防止の効果があります。
⑥香りの成分であるピネンやリモネン・テルペン
消化を促進させたり、血行をよくしたり、心身をリラックスさせたりする効果あります。
等などの栄養が含まれています。
カボスの旬は、8月~12月といわれており、比較的長期間見かけられますが、完熟して表皮が黄色くなったカボスが出回るのは、 11月~12月とほんのわずかです。
もしも、店頭で見かけたり、家庭菜園をされていたりするなら、緑カボスとはまた違った、酸味が抑えられ、糖度が高く、果汁がたっぷりな【黄カボス】を味わってみてくださいね。
今回、ご紹介した「カボスパン」や「カボスジャム」もお勧めですよ。
3回にわたって、魅力たっぷりな【黄カボス(完熟カボス)】についてお送りしてきました。
是非、ジュースにしたり、加工したりして、料理・お菓子・パンづくりに役立ててみてはいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
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