こんにちは。
今年の1月にダイエットを始めて以来、興味が沸いてきた米粉。
いつも参考にさせていただいる本はこちらになります。
正直なところ…
米粉を使用したパンが世の中に出回り始めたときの、何ともいえないおにぎりのような?炊き立てのご飯のような?香りに拒絶反応を起こしてしまった遠い日の記憶が邪魔をして、もう一度口にしてみようという気が起こらなかったのですが、
この本を読んでいたら、自分の手で作って、もう一度味を確かめてみたいという気持ちがむくむくと沸き上がってきたので、挑戦してみることにしました。
その結果、もう小麦で作るパンとは比べ物にならないほど、とっても簡単な工程でした。
それは驚きレベル。
味はいかに?
材料と作り方
今回は、シンプルに米粉パン本来の味を確かめたかったので、余計のものは一切入れていないレシピのものを選びました。
*成型はせず、パウンド型を使った食パンになります。
<材料>
米粉 200g
*パン専用の米粉を使用しています。
砂糖 10g
ドライイースト 4g
*私は個梱包になっているドライイーストを使用しているので、1パック3gを使用しました。
塩 3g
ぬるま湯(37℃くらい) 160~180㏄
植物油 10g
*お好みの油で。私は菜種油を使用しています。
これだけです。
当然、米粉パンを作ろうと思うなら、米粉は買われると思うので、あとはドライイーストさえあれば、その他は普通に家に常備されている材料ですよね。
揃えるのも楽ですね。
注:後程、その詳細を書きますが、米粉は一般的な用途のもの(料理や膨らみを求めないお菓子用)や、お菓子専用のものは使用しない方がいいですよ。
パン作り専用の米粉を使用して下さいね。
また原材料にはよく注意した方がいいですよ。
せっかく米粉でパンを作るなら、アレルゲンであるグルテンを含まないグルテンフリーのものを作りたいですよね。なのに…パンの膨らみを良くするためにと、米粉に小麦グルテンが添加されている商品があります。表示を確認した上で購入することをお勧めします。
<作り方>
①ボウルに米粉と砂糖、ドライイースト、塩をそれぞれ全量入れ、
ホイッパーでよく混ぜ合わせます。
②37℃ほどのぬるま湯を1カップほど用意します。水にちょっとずつ熱湯を注いでいけば、ちょうど良い温度になりますよ。
*正直なところ、面倒な作業はここだけです。
③①の混ぜ合わせた粉類に②のぬるま湯160㏄ほど(1カップ分全量を一気に入れてはいけません!)と植物油全量を入れ、ゴムベラで混ぜ合わせます。
*生地をゴムベラですくってみて、リボン状にたらーと落ちてくるくらいがちょうど良い硬さです。もし、ここで硬めだな(水分が不足しているな)と思われたら、②のぬるま湯を足して下さいね。
④パウンドケーキ型に③の生地を流し入れ、ラップをかけます。
⑤オーブンの発酵機能(35℃)で15~30分程度発酵させます。
*お持ちのオーブンに発酵機能がついていない場合は、常温放置で大丈夫です。が、季節によって時間がかかると思います。
⑥生地が1.5倍ほどに膨らんだら、発酵が終了です。
*発酵しすぎ(過発酵)になると、焼き上がりが膨らみ過ぎて張りのない状態になってしまうので、時間にこだわらず、状態(1.5倍程度)を見て判断して下さいね。常温でも同じですよ。
⑦オーブンを160℃10分に予熱します。
⑧⑥の生地のラップを外し、アルミホイルをかけます。
⑨オーブンの予熱が終わったら、⑧の生地(アルミホイルをかけたまま)160℃で10分焼成し、その後、200℃に温度を上げて15分、アルミホイルを外して更に200℃で10~15分程度(最後の焼成時間は焼き色を見て判断して下さいね)焼成したら完成です。
*いきなりアルミホイルなしで、焼いてしまうと、米粉の特性上、周りがおせんべいのように硬くなってしまうそうです。最初はアルミホイルを被せて蒸し焼きし、その後、焼き色をつけるためにアルミホイルを取って焼いて下さいね。
➉熱いうちに型から外し、
粗熱が取れまで、そのまま置いておきます。
*慌てて熱いうちに切ると、生地がもちもち過ぎて、パン切り包丁にべっとり付いてしまうので、ある程度冷めてから切って下さい。
実は…2回目の焼成をした後、アルミホイルを取ったら、米粉パンの生地の一部がついてしまっていたという失態がありまして…。慌てて剥がして元に戻して続きの焼成を行ったのですが、上部が変な感じの焼き目になってしまいました。
発酵時間を15分ちょうどにしたのですが、ちょっと過発酵気味だったのかもしれませんね。または、もっとゆとりをもってアルミホイルで覆った方が良かったのかも。
ここは反省点です。
切った様子はこんな感じです。
ちょっと切るのが早かったかな?
生地が少しもちっと固まってしまっている部分がありますが…焼き色はとってもいい感じですよね♪
もう少し時間をおくと、
こんな感じです。
ちゃんとパンの切り口になりましたね。
さあ食べてみます!
改めて香りを確認してみると、パンですね!
おにぎりでも炊き立てご飯でもありませんでした。
ずっと記憶に残っていた香りは何だったのでしょうねえ?
香ばしいかおりがします。
口に入れてみると、周りはカリッと、中はもっちもちです。これは、小麦のパンとは全然違いますね。もっちもちです。
馴染み深い米の甘みがしっかり感じられます。
これはこれで美味しい!!!
ちょっとアレンジして、バターとはちみとを塗ってみました。
ご飯にバターとハチミツをかけて食べるのは…想像するだけで無理ですが、米粉パンなら全然OKです!いけてます♪
チーズを乗せても美味しそう~。
一度、プレーンで食べてみると、想像が広がりますね。
原料が米なので、和惣菜と合わせても美味しそうですよね。きんぴらとかひじきの煮物とか。もちろん、あんことの相性も抜群に良さそう。
味噌だれが残っていたので、それを米粉パンに塗って、オーブントースターで焼いて、焼きおにぎり風にしてみました。
向かって左上がそれです。右下は普通にジャム(金柑ジャム)を乗せてみました。
焼きおにぎり風は最高ですね!やっぱり原料が米なので、味噌のしょっぱさと米の甘みとの相性は抜群です。
美味しい~。
ジャムもまあいいかな。
これは普通だったけど。
美味しいアレンジがあったら、教えていただけると嬉しいです。
保存は?
米粉の特性上、常温で放置をしておくと硬くなってしまうので、すぐにラップでくるんだり、ビニール袋に入れたりして乾燥を防いで下さいね。
翌日まで食べきれない分は、早めにスライスして、1枚ずつラップでくるみ、保存袋に入れて、冷凍庫へ。
乾燥させずに、もちもち感が楽しめますよ♪
冷凍したものは、常温で解凍するか、10秒~ほど電子レンジでチンすれば、すぐに食べられます。もちもち復活です!
お菓子用の米粉でパンを作ってみたら…
カップケーキのときも同じ過ちをしたよね…と思われた方、おっしゃる通りです。
懲りない女ですね。
はいっ失敗しました。
お菓子用の米粉が余っていたので、それでパンも作れるだろうと思ったのが間違いだったのです。
同じ作り方をしたのですが、全然膨らみませんでした。
発酵の時点から全く膨らまず、仕方なく時間延長を何度も続け、オーブンの温度を上げたりしてみましたが、とうとう膨らんでくれず、諦めて焼いてみたところ…
なんじゃこりゃって代物に。(笑)
ぺっちゃんこで、焼き色もついてくれませんでした。
スライスした中身はこんな感じです。
全く膨らんでいないことが分かりますね。生地がぎゅうぎゅうに詰まっています。
でもチャレンジャー、食べてみました!(笑)
これは…餅です。もちもちモチモチです。まあ~食べられなくはありませんでしたが…。もったいないので、冷凍し、数日に分けて、私が全部いただきました。
トマトシチューやカレーに添えて食べれば問題なし!でしたけどね。
やはり、パン用の米粉で作ったパンとは大違いなので、皆さまは専用のものをお使い下さいね。
無謀なチャレンジはお勧めしません。
最後に
かつて小麦粉でパンを何度も作ってきた私からすると、米粉パンの工程の簡単さには本当に驚きました。まずは、
こねる
という作業が全くいらないわけですからね。
最近は、ほとんどこねずに常温で長時間放置して発酵させたり、冷蔵庫で一晩発酵させたりすり方法もありますが、ゴムベラで1分ほど混ぜればOKということはありません。
更に
ベンチタイムも二次発酵もいりません。
その分、かなりの時短になりますよね。
米粉パンの簡単さは驚異です!
ただ成型するパンを作ろうと思うと、これはまた別問題。まとめるための食材を加え、こねる作業も増えます。その分、工程も複雑になりますよね。
今回ご紹介した型を使っての米粉パンなら実に簡単です。良かったお試し下さいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。