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こんにちは、竹みかです。
今年も梅のシーズンがやってきましたね。
といっても、かなり不作なようで……値段も高く、希少品になっているようです。
私は、パルシステムで早くに予約をしていたので、何とか青梅1キロ分を手に入れることができました。
例年より、キロあたり数百円ほど高くなっているようですね。
近所のスーパーでも、ほとんど見かけることができませんでした。(悲)
せっかく入手できた青梅ですので、500gは、大好きな梅ビネガーに加工し(ただ今、熟成中です)、残りは、【梅麹シロップ】に加工してみました!
そこで今回は、
・梅麹シロップの材料とつくり方
・梅麹シロップを飲んでみた感想・保存方法と消費期限
・砂糖だけではなく米麹を使う理由や効果
等などについて綴っていきたいと思います。
初挑戦はいかに?
【梅麹シロップ】の材料とつくり方
まずは、旬の青梅を使った【梅麹シロップ】の材料とつくり方をご紹介します。
<【梅麹シロップ】の材料>
青梅 500g
砂糖 500g
米麹 100g
シンプルな材料ですよね。
ちなみに私は、砂糖は、上白砂糖ではなくキビ糖を、米麹は乾燥のものを使用しています。
どちらも、お好みのものでどうぞ!
<【梅麹シロップ】のつくり方>
《下準備》
・青梅を流水でよく洗い、竹串でなり口を取った後、さらしやキッチンペーパー等で、梅の水気をしっかりふき取ります。
※なり口にたまった水もふき取るのをお忘れなく!
・洗って水気をふき取った青梅を保存袋に平らになるように入れ、空気をしっかり抜いてから封をしてから冷凍庫へ。
・1晚以上かけて、青梅を凍らせます。
※凍らせることで、梅の実の組織が壊され、エキスが出やすくなりますよ。
①砂糖の1/3量だけ取り出し、米麹(板状のものは手でほぐして)と混ぜ合わせます。
②焼酎でふいた(もしくは、熱湯消毒をした)瓶に、砂糖1/3量、下準備で凍らせた青梅の1/2量、砂糖1/3量、青梅の1/2量の順にしき詰めていきます。
③②に①の砂糖と米麹を合わせたものをしき詰めます。
※最後に、青梅の上に蓋をするかのようにしき詰めてくださいね。
④瓶の蓋をしっかり閉めてしまうと、米麹による発酵で破裂してしまう恐れがあるので、二重にしたキッチンペーパーを被せ、ひもで縛るか、大きめの輪ゴムで留めます。
蓋を軽く乗せたら、準備完了です。
常温で1週間ほど置いたら完成ですよ!
※1日1回、大きめのスプーンやゴムべらなどで底からかき混ぜてくださいね。
<【梅麹シロップ】の熟成過程と出来上がった後の処理>
ここからは、熟成過程をお送りします。
《1日目(準備をした日ですね)》
《3日目》
ほんの少しだけ、砂糖が溶けてきました。
まだまだ、砂糖と米麹か合わさった固形分が重いため、混ぜにくく、梅が顔を出してしまっています。
※本来は、カビを生やさないためにも、梅が砂糖に埋まっているのが理想です。
梅の実は、だいぶ柔らかくなってきています。
《5日目》
砂糖がほぼ溶けて液状になってきた分、混ぜやすくなってきました。
梅の実もかなり柔らかくなって、浮いてきましたよ。
※梅の実が浮き出ているところからカビてしまうこともあるそうです。
気になる方は、液の表面に直ラップをしくださいね。
《7日目》
完全に砂糖が溶け、梅の実がすべて浮かび上がり、米麹は下に沈みました。
この状態で完成です!
本当に、ぴったり7日間で出来上がりました。(驚)
出来上がった梅麹シロップは、二重ストレーナーでこし、液だけ別の瓶に詰めて、冷蔵庫へ。
こんな感じで、少しにごった色になっています。
※完成後も、米麹の影響で発酵を続けているそうです。
蓋は閉めずに、キッチンペーパー等でおおって、ひもで縛るか、大きめの輪ゴムで留めるようにしてくださいね。
<【梅麹シロップ】の残った梅と麹>
先にお話しした通り、液だけを取り出し、冷蔵保存しましたが、残った梅と麹の存在が気になりますよね。
実は、麹はそのまま食べられるそうです。
取り出した梅はこんな感じで、エキスを出しきってしまったので、軽くシワが寄り、柔らかくなっています。
麹もまた、エキスを出してしまったのか?固く小さな粒状になっていますね。
私の予想としては、水分に浸かっていたので、ふやけているのかなと考えていたのですが意外でした。
食べてみると、生米のように固いわけではないけど……ガリガリ食感で。
味としては、梅の香りと味が移り、まずくはないのですが、何せ食感が悪すぎるので、そのまま食べるには気が引けました。
というわけで、70℃以上の温度で加熱すると、麹菌は死んでしまうということは知っていたのですが、残骸もまた、腸内の善玉菌の餌になると聞いたので。
梅の実も麹もすべて軽く熱湯でゆで、梅の実は種を取り、残りの果肉とゆでた麹と砂糖少々を加え、練ってみました。
ジャム???ただのボテッとした不思議な物体になりました。(笑)
麹はすっかり柔らかくなり、もちもちに。
梅の実もまだまだ存在感があります。
見た目はかなり悪いですが、優しい味のジャムっぽくなりました。
そのままでもいけますし、無糖ヨーグルトに添えても美味しかったですよ。
【梅麹シロップ】の味・保存方法と消費期限
では早速、出来たての【梅麹シロップ】を飲んでみます🎵
<【梅麹シロップ】を飲んだ感想>
1週間の熟成期間を経て出来上がった【梅麹シロップ】は、とってもいい香りです。
甘酸っぱい梅の香りがムンムンします。
見たからにトロッと濃厚なのがわかりますよね。
基本は、水(か、炭酸水)で3~4倍程度に薄めるそうなのですが、とりあえず、原液をちょっとだけ飲んで(なめる程度)みました。
1週間だけ梅を漬け込んだとは思えないほど、口いっぱいに甘酸っぱい梅の香りと味が広がります。
もちろん、砂糖と麹の掛け合わせなので、甘みも強いですが、それ以上に梅が勝っている!
それは、うっとりするほど。
麹は、ほんの少し後味に感じるかどうか?という程度ですね。
麹独特の味や香りが苦手な方(特にお子ちゃま)もほぼ気にならないと思われる程度です。
原液を飲んでみて期待がグッとふくらんだところで。
まずは、水で3倍に薄めてみました。
何だか、リンゴジュースみたい?
うん爽やか~。
薄めるとことで、梅の酸味が感じられるようになる(イヤな酸味ではない)ので、さっぱりになります。
暑い夏でも、ゴクゴクいけそうですね🎵
もちろん、炭酸水割りでも。
より爽やかさが増しますね。
次に、豆乳割りで。
これは……豆乳のクセが強いので、せっかくの梅の香りと味がかすんでしまいました。
決してまずくはないけれど、むしろ、豆乳単体が苦手な方なら美味しいくらいだろうけれど。
梅麹シロップのよさが消えてしまうのがもったいないかなと思われます。
続いて、白ワイン割りにもしてみました!
これは、抜群に美味しかったですね。
爽やかな白ワインに、ほんのり梅の甘酸っぱさがプラスされ、グビグビいけちゃいます。
飲み過ぎには注意!レベルです。(笑)
せっかくなので、原液を無糖ヨーグルトにもかけてみました。
これは、合います!!!
梅麹シロップの味もしっかり感じつつも、ヨーグルトのミルキーさをより引き立ててくれるので、たまりません。
ちょっとたデザートですね。
この感じでいくと、かき氷のシロップやパンケーキのメープルシロップ代わりに、アイスにかけたりにと使えそうですね。
<【梅麹シロップ】の保存方法や注意点>
先にお話しした通り、出来上がった【梅麹シロップ】は、消毒した清潔な瓶に詰め、ふたは閉めずに、キッチンペーパー等でおおい、冷蔵保存になります。
※飲む際は、清潔で乾いたスプーンやレードルですくうようにしてくださいね。
今回私は、カビが生えたり、表面が白い膜でおおわれたりすることはありませんでした。
もしも、黒や青いカビが発生してしまった場合は、梅の実と麹を取り出した原液を鍋に移し、煮立つ直前まで加熱して5~10分程度煮詰めるといいそうですよ。
また、熟成途中で白い膜でおおわれてしまった場合は、清潔なスプーン等ですくい取ればオッケーだそうです。
<【梅麹シロップ】の消費期限>
【梅麹シロップ】の消費期限は、冷蔵保存の上、2カ月ほどになります。
ただし、冷蔵庫内の保管場所によって(温度変化の激しい扉部分や前の方に置いている場合など)、もっと早め早めに飲みきった方がよいかもしれませんね。
【梅麹シロップ】は砂糖だけじゃダメなの?麹を入れる理由と効果
一般的によくつくられる【梅シロップ(梅ジュース)】は、梅と砂糖(もしくは、氷砂糖)だけかと思います。
これでも十分に美味しいのですが。
それでは、なぜ、米麹を加えるのか気になりますよね。
実際につくってみた限り、麹の香りや味がほぼつくこともないことがわかりました。
ではなぜ?
というわけで、調べてみました!
麹を加えることで、麹菌がつくり出す酵素が働いてくれます。
すると、梅の実が柔らかくなり、更に、繊維質を壊してくれるそうです。
梅の実は、美味しい養分を中に残したまま固くシワシワになってしまうことを防げます。
(確かに、先の写真の通り、梅の実は、シワシワにはなっていませんでしたよね。)
余すことなく、梅の実のうまみ成分が液中に流れ出てくれ、美味しいシロップになるのです!
また、麹菌がつくり出すビタミンも併せて摂れるため、夏バテ防止にもなるとか。
通りで、絶品の梅のシロップになるわけですね。
梅の栄養と効能
過去のブログにも載せた内容ですが、梅の実の栄養と効能についてもご紹介したいと思います。
梅には、クエン酸をはじめ、さまざまな有機酸(リンゴ酸やコハク酸、酒石酸など)が含まれています。
クエン酸の主な効能
- 糖質の代謝を促す。
- 体内を活性化してくれる。
- 疲れにくい体にしてくれる。
- 疲労回復にも役立つ。
- カルシウムや鉄の吸収を助けてくれる。
- 新陳代謝を促して老廃物を排出してくれる。
- むくみ解消や美肌効果がある。
こんなにもたくさんあります。
どれも、私たちが必要としている効能ばかりですね。
昔から梅干しなどに加工して食べられてきた理由がわかりますよね。
ちなみに、梅シロップ(梅麹シロップ)や梅ビネガー、梅酒などに加工してしまうとどうなの?と思われるかもしれませんが、加工後のエキスには、青梅の糖とクエン酸が結合してメフラールという成分が生成され、
- 血流を改善させる。
- 動脈硬化など生活習慣病予防にも役立つ。
そうです。
更に最近は、外食や出来合いのお惣菜やお弁当を召し上がる方も多いかと思います。
そのため、食事全般が酸性に偏っているそうです。
*特に肉類の多い食事やジャンクフードなど要注意です!
それら酸性の食事とアルカリ性の青梅を一緒に摂ることで、体内を中和し、調子を整えてくれる効果もあるとか。
上手に梅を普段の食生活に採り入れて、健康増進に役立てたいですね。
最後に
青梅と砂糖、米麹でつくる【梅麹シロップ】をご紹介してきました。
いかがでしたか?
下準備で一手間かけ、梅の実を凍らせたことと、麹がつくり出した酵素の働きで、梅の実のエキスを余すことなく抽出することができました!
このうっとりするような、甘酸っぱい梅の香りと味が楽しめる飲み物に変身してくれたのかなと思います。
今年も猛暑が予想されています。
夏バテ防止にも一役買ってくれそうです。
是非、青梅が手に入りましたら、【梅麹シロップ】をお試しくださいね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
「竹みか」サブブログ『健美髪日記』のご紹介
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