こんにちは。
昨日は、息子を連れて大学病院に行ってきました。先日、白内障と診断され、手術することが決まったので、その術前検査のためです。
息子が白内障と診断された経緯についてはこちらをお読み下さいね。
検査内容は、
・尿検査
・血液検査
・レントゲン検査
・心電図
の4つで、それに加えて、
・麻酔科の先生の問診(全身麻酔の説明)
・入院全般について看護師さんからの説明
がありました。
私的には(大人にとってはどうってことないことですが…)、8歳児の息子が採血に耐えられるか(しないといけないことは分かっていますが、抵抗せずにできるか?)が目下一番の心配の種だったのです。
あともう一つ、40代半ばの私ですら未経験の全身麻酔が心配で心配でたまりませんでした。
この2つの心配を抱えて病院へと向かいました。
術前検査その1・息子の成長が分かりました
息子は白内障で、眼科の手術になりますが、今回、眼科へは必要書類を提出したのみで、主には大学病院のあちこちを巡り、検査を受け、説明を受けてきました。
正直、こんなに術前って、あれこれ検査をしないといけないのね…という感想で。
本当に息子には申し訳ないと思っていますが…私自身、2回のお産で産婦人科に入院したことがあるのみで、その他、外科手術や全身麻酔の経験もないため、息子を通して見知ることとなりました。
<術前検査その1・尿検査>
まあ~言うまでもなく、尿検査は問題ありませんよね。学校で毎年やっていますからね。敢えて言うなら、女の子より、立って用をたす男の方が採尿しやすいんだなあと実感したくらいです。
<術前検査その1・血液検査>
それが終わるとすぐに採血です。息子よりむしろ私の方が緊張して、手が冷たくなっていました…。
別室が2部屋あり(主には小児用と思われる)、その他は、ずらっと採血担当の看護師さんが数人並んでいて、割り振られた番号を呼ばれたら、そこに行くというシステムになっています。
息子は8歳小3だし、別室で採血かな?と思ったのですが、大人と同じところで待機させられました。
うそ???大丈夫なの?と心配で更に手は冷たくなってくるし、息子も状況を把握してか無言になるし、シーンとした待合室に、別室で採血されている子の泣き声がわーわー聞こえてくるというカオスな状況でした…。
数分後、自分の番号が呼ばれると、
息子は泣くことも抵抗することもちゃっちゃと看護師さんの前に行き、左手を差し出してました。この時点ですでに、偉いぞ!息子と感動気味に私でしたが。
担当菅曽越さんの手元を見ると、術前検査ということもあり、検査容器の本数も多く、5本ほどトレイに並んでいました。
さあ~採血の始まりです!
子供ということもあり、採血しやすい血管を探すのに多少時間がかかりましたが、一発で決めて下さり、母は安堵。2度も3度も刺されるなんて、大人でも嫌ですからね。
看護師さん:少しちくっとするとよ。
息子:はい。(ぐっと親指をいれたグーで我慢)
針を刺されても泣かない息子に思わず、
私:偉い偉い!
ただのうるさいおばさん化していました。せっかく息子が我慢しているのだから、黙っとけですよね…。
連呼していました。
検査容器を替えるときや、針を抜くときもそれなりに振動が伝わってきて、多少痛みがあったと思いますが、最後まで泣かずに頑張り切れたのです。
最後に、腕に貼るプラレールの絆創膏を楽しそうに選ぶ余裕までありました。(息子は電車オタクなので、あれこれつぶやきながら夢中で選んでましたよ)
母が拍子抜けするほどあっさりと終了したことで、心底ほっとし、これで今日は終了くらいの気持ちで(実際は、全然序盤でしたが)、偉かったね~をまた連呼していました。ポーカーフェイスの息子にとっては、迷惑な母ですよね。
この瞬間、末っ子はいつまでも幼くて可愛いと思っていましたが、年相応に成長していたんだなとふと感動がこみ上げてきました。
だいぶ経ってから、採血時のことを息子に尋ねたら、
本当は痛かったけど、泣いたら恥ずかしいでしょ!
と大人発言。(いつのまにか男になってた!)しかも、針を刺され、抜かれるまで、ずっと私の手の隙間から(私が見えないよう隠していたつもりでしたが)一部始終を見ていたそうです。
お恥ずかしながら、私はいまだに見れません。
術前検査その2・時代は進化しています
<術前検査その2・レントゲン検査と心電図>
どちらもすんなり終わりました。
息子はパパから、
心電図はくすぐったいよ!
と聞かされていたものの(夫も息子もかなりのくすぐりが苦手です)、
かつて私や夫が見知っていた、足首にがちゃっとはめる大きな洗濯ばさみのようなものもなく、ヌルヌルとした液体を塗ってぺたんと吸盤のようなものを貼りつけることもなく、必要個所に小ぶりのシール状のものペタペタと貼るだけで終了でした。はがすのも簡単で、息子が言うに、全然くすぐったくなかったそうです。
時代は進化してますね!
そんな感じで術前検査は短時間でサクサク終わりました。
大学病院と言うと、検査も長時間待たされるのかなと思っていたので、想像以上にスムーズでしたね。
医療機器の進化ももちろん、尿検査も職員の方からコップを渡されるのではなく、診察券を機械に通すと、自動で紙コップが出てきたりと、省力、時短がどんどん進められているのですね。時代は進化している~。
電車と同じくらい、機械、メカ好き(ものの仕組みに興味あり)な息子はテンションがマックスに上がっていました。
麻酔科の先生から全身麻酔の説明がありました
<全身麻酔の説明>
やはり、人力に頼っているところは時間がかかりますね。
麻酔科の先生から全身麻酔の説明がありましたが、それまでかなり待たされました。
でも、ただ資料を配られて読むだけで終了かと思っていたので、丁寧に専門の先生から説明を受け、質問にも答えていただき、時間を取っていただけたので、かなり心配が和らいだ気がします。
大切な時間でしたね。
私自身が全身麻酔未経験者で、何も息子に語ってやれず、申し訳なく思っていたところで。
手術が決まってから、とある日に息子が娘に、
僕、麻酔かけて一度死んじゃうんだよ。
もし、戻ってこれなかったらどうしよう…。
なんて話しているのを聞いて、びっくりしたことがありました。
死ぬわけないじゃん。
大丈夫だよ!
と慌てて、娘と私で否定したのですが、じゃ具体的にどうなるの?と聞かれても、即答できずに困っていたのです。
いただいた資料と先生の補足説明では、全身麻酔をかけると、
意識がなくなり、深く眠っている状態になる
と教えていただきました。一緒に聞いていた息子もほっとした様子で、自分は一度死ぬわけでないのだと分ったようです。
*私は医療従事者ではないので、専門的に話だとその表現ともまた違うんだよと言われるかもしれませんが。きっと素人も分かりやすいように、身近な言葉で説明されているのだと解釈しています。
そして、手術によりメスを入れると、普通に起きている状態なら、強烈な痛みと多大なストレスを与えてしまいます。それにより、呼吸や体温、血圧が大きく乱れ、心臓に影響を与え、術後の回復にも大きな影響を与えてしまうそうです。想像するだけでぞっとしますよね。
それを麻酔により、眠っている間にできるので、痛みやストレスを上手にコントロールでき、術後の回復も早くなるというのです。確かに納得ですよね。
<痛みは我慢する必要ない?>
ちょっと話が逸れますが、お産も麻酔を上手に使い、痛みをコントロールした方が産後の回復が早いというのもうなづけますね。様々な病気に伴う痛みも我慢するのでははく、極力取り除く方向に医療は進んでいるようです。
日本人は何でも我慢が美徳のように思っているけど、
今はそんな時代ではない!
痛いものは痛いし、取り除ける方法があるなら積極的に取り入れた方が生活の質も上がるし、ストレスも軽減されるし、回復も早くなるのですよね。
我慢は必要なしですね。
<白内障の麻酔は>
きっと皆さんも周りにも白内障の手術をされたご家族(両親、義両親、祖父母、おじおば)がいらっしゃると思います。
小児以外であれば、局部麻酔でよく、片眼15分程度で終了します。そのまま帰される場合もありますし、念のため1泊程度入院するくらいですよね。
ただ、小児も場合は、なんせ眼にメスを入れるので、局部麻酔だとふいに動いてしまったり、まばたきしてしまったりすると危険が伴う(失明の恐れがある)ので、全身麻酔になるそうです。とはいえ、全身麻酔だと回復も遅くなり、入院が絶対必要で、最低でも2泊3日、予定では3泊4日になっています。
今回説明を受けたことで、安全な手術が一番ためには、全身麻酔とセットなるのは仕方がないことなのだなと理解できました。
全身麻酔に関連する合併症の話も一通りされています。極々稀ですが、命に関わる症状を起こす場合もあるようです。が、その確率と手術の安全性を天秤にかけて、全身麻酔での手術を選ぶことにしました。
かなり待たされましたが、専門の先生にお話を伺い、全身麻酔について不安をかなり解消することができて良かったですね。
この後は、手術の事務手続きを行い、看護師さんから術前の準備するもの、心得などを説明いただき、全て終了しました。
最後に
息子の白内障は左眼だけなので、手術時間が15分程度ですが、小児なので、全身麻酔で2泊以上の入院が伴う大掛かりなものになります。
このご時世だし、8歳という年齢もあり、一人で入院させることになるのかと心配でしたが、私が泊りがけで付き添いできることも分かりホッとしました。
*未就学児は必ず保護者の付き添いが必要ですが、それ以降は希望制です。
日々生活をしているときに、息子から手術や白内障という病気に対して、不安を感じさせる言動もあり、母として心配していました。が一方で、病院の建物構造や初めてお目にかかる機械に興奮したりと前向きな一面もあります。泣いて拒否されるかもと思っていた採血も頑張って耐えてくれるという成長も見られました。
ここで私がくよくよしてられないので、来月、息子と一緒に乗りきり、病気を克服したいと思っています。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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