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【知って下さい!】「白内障」は高齢者特有の病気ではありません!乳幼児や小児、10代20代の若者でも発症する病気です

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こんにちは。

 

 

皆さんは、白内障と聞くとどのようなイメージをされるでしょうか?

 

「うちのおじいちゃんがなったわ~」とか、「つい先日おばあちゃんが手術したばっかりだよ!」なんてイメージの方が大多数かと思われます。私の父も70代で後半で両眼を手術しました。「いや~シミまで見えるようになって嫌だねえ」なんて言っています。

 

体の老化に伴って発症するものと思われがちですが、実際には先天性遺伝性全身疾患アレルギーによるものだったり、原因不明で突発的に起こることもある病気なのです。赤ちゃんから小児、10代~若者でも発症することがあります。

 

 

私もつい数か月前までその事実を知りませんでした。

 

息子の左目に白内障の症状が発見されたことで、初めて知ることとなったのです。

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白内障が分かったきっかけは

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息子が小学校に入学してすぐの検診時に、左目だけ視力が著しく悪い(D判定で、0.3以下)ことが分かりました。実は就学前検診でも、左目だけ視力が悪かったのですが、うまく計れなかったんだろうとあまり気にかけていなかったのです。

 

さすがに、二度目。とはいえ、まだ6歳だし、出生時に問題もなかったので、近視ってことはないよね。なぜ?と半信半疑のまま近所の眼科にいったところ、近視ではなく、遠視と乱視により目のピント調節が働いていないことが判明しました。

 

遠視って、老眼と勘違いされやすいのですが(私も実際勘違いしていました)、調節障害でピントが合わせられないので、近くのものも遠くのものも見えない状態です。

 

本来は0~6歳くらいまでに視力がぐいぐい発達し、いわゆる正常値まで見える目に成長するのですが、息子の左目は、先天的にピント調節をする機能が著しく低かったために正常に発達せず、ほぼ右目のみで生活して状態でした。

 

左目は弱視判定でした。

 

ここから1日中眼鏡を装着し、更にアイパッチという道具を使い、正常な右目を敢えて隠し、ほぼ機能していない左目だけでものを見ることにより、機能を向上させる「遮蔽訓練」というものが始まりました。

 

ここまで事実を淡々と述べましたが…最初にかかった医師には、

 

なぜ、3歳児検診で見つけられなかった?

3歳の時点で分かっていて、眼鏡をかけ遮蔽訓練をしていれば、左目の機能はもっと著しく回復が見込めたのにね…。

一応、8歳くらいまで訓練で矯正は可能とは言われていますが、実際は早ければ早いほど結果が出やすいようです。

 

言われている意味はもちろん分かりますよ。

ただ、検診で行くたびに同様のことを言われ続け、視力を計る検査技師さんからも、それを補助する看護師さんからも同様のことを言われ続けると、

 

分かっていますよとも。

私は息子の困りごとに気付けなかったダメ母ですよ。(今考えれば、テレビとの距離が異常に近く、更に体を右に傾けて観ていた気がします。)

でもね。3歳当時息子は言葉の発達がかなり遅く、単語が出ている程度で、意思疎通すら難しかったのですよ。そんな状態で視力検査なんてまともにできたと思いますか?

全くできませんでしたよ。

今考えれば後悔ですが、視力などノーマークで、言葉の発達、そして、発達障害の方が心配で心配で仕方なかったのですから。

 

と言えれば楽だったのですが、毎回、「はいっ、すみません。」となぜか医師に謝り続けていました。本当に謝るべきは息子なのですけどね。

 

息子よ、こんな体に産んでしまって、ごめんなさい。

 

当初は、「眼鏡をかけただけで視力が回復した子もいる」と言われたのに、全く視力は回復しない様子を見ると、今度は、「遮蔽訓練の時間が短い」と怒られ、親子でヘトヘトになってしまいました。

 

小学校生活が始まったばかりの息子にとって、家はオアシスです。でも、その家でも見える目を塞がれて生活を強いられるのです。自分のためとはいえ、相当のストレスだったと思います。私も長時間強いることができず、迷いの連続でした。

 

この一連のことから、近所だからという理由だけで、かかりつけ医は決めてはいけない!と教訓になりました。患者に寄りそうことを知っている医師にかかることが大切ですね。

 

そんなときにコロナは発生し、一度検診をキャンセルしてから、足が全く進まなくなり、数か月後に別の病院に転院しました。

 

若く最新医療を知っている医師は、息子のなかなか難しい状況を見抜いて下さいました。遠視だけではなく、乱視もひどいため、年齢がという理由以上に、視力がなかなか上がりにくいということが分かりました。

 

常に上から目線の説教調でもなく、淡々と事実を詳しく述べて下さるので、こちらも聞き入れやすく、ここでまた一から頑張ろうと思っていた矢先。

 

水晶体に濁りがありますね。

 

という衝撃に事実を突きつけられたのです。これが小児白内障の発見でした。

 

 

 

先天性白内障と小児白内障

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ただでさえ、弱視ということだけで、息子に対して申し訳ないという気持ちがあったのに、ようやく眼鏡生活にも慣れ、病院にも嫌がらずに通えていたところに、白内障宣告…ショックが隠せませんでした。

 

何度か検査をしたのですが、やはり、間違いないということで、大学病院を紹介されました。

 

個人病院で手術の行える老人性の白内障とは違い、小児白内障は、設備に整っと総合病院でないと手術が受けられないのです。なかなか予約が取れず、ようやく明日診ていただける段取りが整った段階です。

 

 

今日は、明日の初診の前に、私自身で「小児の白内障」について下調べたことをここで綴らせていただきますね。自分の備忘録も兼ねていますので、ご了承下さい。

 

リンクさせていただきました「日本小児眼科学会」のものを参考にしています。

www.japo-web.jp

 

<白内障とは?>

眼の中のレンズが透明性を失い、白く濁ってしまった状態を言います。肉眼で見て、白く濁っていると分かるような場合もありますが、息子の場合は、検査をして判明しました。

 

<先天白内障>

生まれながらに白内障であること。原因としては、遺伝または、染色体異常や、子宮内感染症(風疹やトキソプラズマ、サイトメガロウイルス等)その他、全身疾患・症候群によるものがあります。生後4週目から遅くとも3か月以内に手術をすること(両眼か片眼かでまた違いがあるようですが)と、その後の視力矯正の訓練により、視力の正常な機能向上(成長)が見込める可能性が高いようですね。

 

<小児白内障>

遺伝性

身内に小児白内障の人がいる場合は、遺伝する可能性があります。両眼で発症する場合が多い。

 

全身疾患によるもの

ダウン症や代謝疾患の影響により発症することがあります。こちらも両眼で発症する場合が多い。

 

突発性

原因が分からず、いきなり発症するものです。この中には、先天性白内障でありながら、赤ちゃんのときには発見されず、成長していく過程で白内障症状が出てくる(進行する)こともあるようです。片眼の場合が多い。

 

息子は、③かと思われます。

 

<10代以降の若者の白内障>

アトピー性によるものが多いようです。

 

息子のかかりつけ医のお話しだと、アレルギー性の目のかゆみで、頻繁に目を擦ったり掻き続け、水晶体を傷つけしまうと、若年層でも白内障を発症しやすいとのことでした。

 

 

 

手術しか治療法がないけど…

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残念ながら現在の医療では、点眼や内服、注射での治療はできません。

手術の一択です。

*軽度の白内障だと、経過観察という場合もあります。

 

また、息子の場合は既に遠視と乱視による弱視状態で、眼鏡を装着し、遮蔽訓練をしているので、恐らく今までと生活にあまり変化はないと思われます。(まだ予想段階です。)かかりつけ医の先生によると、むしろ水晶体の濁りが取れることで、遮蔽訓練の効果が上がるのではと言われています。(現段階では。)

 

ただ白内障だけ発症させたお子さんの場合には、手術により調節障害(老眼)が出るので、術後も視力を戻すために眼鏡やコンタクトの装着や、遮蔽訓練の必要が出てくるようですね。

 

 

ちなみに、今の段階で遠視・乱視と小児白内障との関連性は分からないので、その点は明日診ていただく先生に質問してこようと思っています。

 

今後について

高齢者の加齢による白内障の症例とは数の比になりませんが、小児でも白内障は発症します。そんな子もいるのだなと知っていただけたら幸いです。

 

息子の今後としては、 

明日の診察と検査次第で、手術をするかどうか決めることになります。また手術を受けるにしても、その後、どのように視力回復の訓練を続けていくのか、眼鏡の調整し直しも含めて、まだまだこれからです。

 

子供なので、手術の場合は部分麻酔ではなく全身麻酔になり、心配は尽きませんが、もしも、視力回復に役立つなら手術も致し方ないかなと思っています。息子自身は、不安で不安で仕方がないようですが…。当たり前ですよね。かなり、当たられました…。

 

でも、私は何を言われても、パンチされても(息子も本気ではやってきませんよ)我慢です。この世に生み出したのは私ですからね。責任があります。

 

このようなとき、母親はどう対処すべきなのですかね。

迷いだらけです。

 

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

とにかく明日は、息子とともに大学病院に行っています。 

 

 

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