こんにちは。
先日、野菜嫌いな子のためのお勧めメニューとして、ポタージュスープを紹介させていただきました。
今回は、子供が嫌いな野菜の常に上位にランクインする「トマト」をメインしたポタージュスープをご紹介したいと思います。
生トマト特有の青臭さが苦手な子でも、スイスイ食べられちゃいますよ!
このメニューを考えたきっかけは?
何を隠そう、私自身が生のトマトを大人になるまで食べられませんでした。あの種周辺のドロッとした青臭いところが特に苦手で…敬遠してたのです。
でも、最近はスッキリした味わいの物や、果物のように甘い品種まであることを知り、難なく生で食べられるようになりましたけどね。
ただ、そんな私のせいか?子供たちもち生のトマトが大の苦手なので…そこで、開発したメニューです!
『トマトのポタージュスープ』
になります。
所要時間と材料は?
<所要時間>
圧力鍋を使えばものの20分!
普通のお鍋を使っても30分あれば簡単にできますよ。
<材料(4人分)>
トマト(中くらいのサイズ)2個
玉ねぎ 1/2個
コンソメ 1個(顆粒のものなら、小さじ1)
バター 10g
水 400ml(普通のお鍋を使用する場合は、蒸発分を考えて600ml)
塩 少々
ピザ用チーズ お好みで(粉チーズでも)
作り方と注意点は?
<作り方>
①トマトの皮を湯むきします。
②①のトマトをくし切りにして、種を取り除きます。
③玉ねぎを繊維に逆らって、薄切りにします。(繊維に逆らった方が、崩れやすくなるので、最終的に粉砕するのも楽になりますよ。)
④圧力鍋に②と③を入れ、コンソメ、水200ml(お使いの圧力鍋に必要な水分量を入れて下さいね。)を加えて、火にかけます。
⑤圧が下がったら、ふたを開け、バターを加えます。(野菜を炒めない代わりにバターで風味付けをします。)
⑥粗熱が取れたら、ミキサー、またはフードプロセッサー、ブレンダー等を用いて、とろっとしたポタージュ状にします。
⑦鍋に戻し、残りの水(先に200ml使っていれば、残り200ml)を加えて火にかけ、塩で味を調えます。
⑧器によそって、チーズをお好みで加えたら完成ですよ。
フードプロセッサーもミキサーも使っていますが、何と言ってもハンドミキサーが一番お手軽に使えるので、お勧めですよ。
ちょっと使うにも便利、洗うのも簡単です!離乳食作りにも役立ちますね。
<注意点>
トマトの湯むきですが、少し面倒ですけど、この作業を省くと出来上がりがよくありません…。圧力をかけても、ミキサー等にかけても、どうしても皮が残ってしまうのです。
でも、湯を沸かすのって面倒だなあと思ったら、少し危ないですが、包丁でヘタをくり抜いたトマトをフォークで刺し、コンロの直火であぶります。表皮にまんべんなく火を当ててから冷水に取れば、つるっととむけますよ!
ただし、このトマト大きいなあと思ったら、この方法はやらないで下さいね。火のついたコンロにトマトをぼとっと落としてしまい、危険です。
更に、圧力鍋ないよ!という方は、厚手の鍋に分量のバターを溶かし、まずは玉ねぎを軽く炒めます。その後に水200mlを入れて沸騰したら、コンソメとトマトを入れて、弱火で10分ほど煮ます。
その際、蓋はしっかり閉めるのではなく、少しずらした方がふきこぼれなくて良いですよ。この調理法だとかなり水分がとんでしまうで、ミキサーをかけた後は200mlではなく、400ml程度の水を加えるようにして下さいね。
またミキサーもフードプロセッサーもブレンダーもない!という方は、網で裏ごしするか、木べらやフォーク、すりこ木、麺棒等でざっくりつぶしても。
アレンジは?
我が家の子供たちは、このスープが本当に大好きです❤
トマト特有の青臭さがなくなり、旨味だけ味わえるからだとか。見た目も野菜食べさせられてる感がないですからね。
アレンジとしては、
ゆでたマカロニを加えとボリュームがでますし、
食事の終わりにご飯が残っちゃったなあ~というときも、このスープに入れれば、ささっと食べられちゃいます。
洋風お茶漬けの感覚ですね。息子は、これが食べたくてご飯を残しているくらいです。〆の1品といった感じです。
私的には、チーズ多めがお勧めです!まさにイタリアンですよ。
その他に、更にトマトの風味を和らげたいなと思われる方は、
上記の材料にジャガイモ(皮をむき、適度な薄切りにして)を加え、最後に水の替わりに牛乳や無調整豆乳で伸ばせば、かなり雰囲気が変わりますよ。
ジャガイモが良いつなぎになり、牛乳等を入れても分離しませんし、より一層とろっとして優しい味わいのスープになります。より子供向けの味になりますね。
まとめ(トマトの栄養成分と調理法について)
トマトのポタージュスープをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
トマトの栄養分といえば、リコピンが代表的ですよね。
カロチンの一種で、あの赤い色素のもとです。効能は、老化の原因となる活性酸素を減らし、抗酸化作用もありますよ。ガン・動脈硬化の予防、美肌効果まであります!
その他にも、血圧を下げる効果のあるカリウムやルチン、脂肪の代謝を助けるビタミンB6、胃液の分泌を促し、疲労回復に役立つクエン酸も含まれており、栄養満点ですね。
ただ、加熱するとそんな優れた栄養素も失われてしまうんじゃない?
と思われるかもしれませんが…。
このリコピンの優れた点は、その栄養価の高さだけではなく、加熱に強いということなのです!
むしろ、加熱にすることにより栄養価が3倍になるとも言われているくらいです。加熱調理ができれば、料理の幅も広がりますよね。
今回ご紹介したポタージュスープだけでなく、卵と中華風の炒め物にしたり、煮込んでパスタのソースにしたり、ミネステローネ等のスープの具材にしたり、お鍋にしたり(すき焼きでも)とアレンジが楽しめますね。
また、より栄養価を高めるためには、タンパク質である肉と一緒に調理すると良いとも言われていますよ。
単純に、生で食べるのが苦手な我が子のために、トマトのポタージュを作り始めてみましたが、トマトって本当に栄養の塊なのですよね!
かつて苦手だった私が言うのも何ですが…食べられないなんてもったいないです。
是非、このトマトのポタージュスープをお試になって、お子さんのトマト嫌いを克服し、更に豊富な栄養成分も摂らせてあげましょう!