こんにちは。
ちょっとご無沙汰しておりました….…。
春休みは気が休まりませんね。
以前、子供の食べ物好き嫌いについてお話しさせていただきました。
*4月19日に加筆再掲載しています。
そこでご紹介した「ポタージュスープ」!
*本来フランス語では、ポタージュはブイヨンを使ったスープ全般を表すらしく、ポタージュスープだと「スープ・スープ」の意味になってしまうそうですが…、当ブログでは日本で一般的に認識されている、全体的にとろっとしたスープとして使っています。
大っ嫌いな野菜を見ただけで、食べるのを拒否ってしまう子供には、お勧めメニューですよ♪
スープなので漏れなく栄養が摂れ、加熱することで野菜独特の香りや臭みも和らぎ、とっても食べやすくなります。
我が家の舌敏感娘も、この方法でだいぶ食べられる野菜が増えました。
更に圧力鍋を使えば、簡単にできてしまいます。たくさん作ったら、翌日のランチにもアレンジできる優れものですよ~。
今回ご紹介するのは、
「アスパラガスのポタージュスープ」
です。
一般的によく知られている野菜ではありますが、香りや味にくせのある野菜の代表として、アスパラガスを使いました。
所要時間と材料は?
【所要時間】
(圧力鍋使用の場合)20分
(一般的なお鍋を使用した場合)30分
*ルクルーゼのような厚手のホウロウ鍋がお勧めですよ。
【材料(4人分)】
アスパラガス 1束(4~6本)
じゃがいも 1個
玉ねぎ 1/2個
コンソメ 1個(顆粒のものなら、小さじ1で)
バター 10g
水 200ml(一般的なお鍋を使用する場合は、蒸発分を考えて400mlで)
牛乳(または、豆乳(成分無調整のもの)) 200ml
塩 少々
お好みでこしょう、生クリーム、オリーブオイル、クルトン等 適量
作り方は?
では、圧力鍋を用いた作り方をご紹介します!
私が愛用している圧力鍋(ゼロ活力鍋)はこちらです♪
カレー、シチュー、煮物、大根の下茹で等など大活躍してくれています。
【作り方】
①アスパラガスの下処理をして、1センチほどのざく切りにします。
②じゃがいもは、皮をむき、5ミリ幅の輪切りにします。
③玉ねぎを繊維に逆らって、薄切りにします。
④圧力鍋に①、②、③を入れ、コンソメ、水200ml(お使いの圧力鍋に必要な水分量を入れて下さいね。)を加えて、火にかけます。
⑤圧が下がったら、ふたを開け、風味付けのバターを加えます。
⑥粗熱が取れたら、ミキサー(またはフードプロセッサー、ブレンダー等)を用いて、とろっとしたポタージュ状にします。
⑦鍋に戻し、牛乳(または豆乳)を加えて火にかけ、塩で味を調えます。
※豆乳が分離してしまうので、グツグツ沸騰はさせないで下さいね。
⑧器によそって、こしょうや生クリーム、オリーブオイル、クルトン等をお好みで加えたら完成です。
【調理上の注意点】
まずは、アスパラガスの下処理ですが。
穂先ではなく、根元の方をポキッと手で折ります。折れたところは、固くて食べられないので、捨てて下さいね。
更にポキッと折ったところから5センチほどは、まだ皮が固いので、ピーラーでさっと皮をむきます。(旬の新物ならこの作業を省いても大丈夫ですよ。)
次に、はかまを穂先から3~4センチ手前まで(その辺りからはかまの形が変わるので、見て違いが分かると思います。)取ります。これで下処理完了です。
私は、子供たちに豆の栄養素を摂らせたいと思い豆乳を使用しています。
なかなか煮豆はもちろん、その他大豆製品を食べてくれないですからね。子供って…。
ママ世代の女性たちも、積極的に摂りたいと思われる方が多いではないでしょうか。
このスープなら量も取れますし、豆乳独特の匂いや味も全く気にならなくなるので、美味しくいただけますよ。
ただ、やや牛乳よりはさっぱり目かなという感じです。
もちろん牛乳で作れば、よりクリーミーで美味しくいただけます。強烈な野菜嫌いで、かつ乳製品大好きっ子になら、牛乳をお勧めします!
逆に乳製品を全て排除したいなら、豆乳を使用し、コク出しのためのバターも止めて、出来上がりにオリーブ油を回しかけるのもありですよね。
圧力鍋がない場合は、アスパラガス、じゃがいも、玉ねぎをバターかオリーブ油でじっくり炒めてから、水を加えてコトコト煮て下さいね。あとの作り方は一緒です。
メインの野菜を替えたら
今回は、アスパラガスでご紹介しましたが、その他様々な野菜をメインのして、このポタージュスープは作ることができますよ。
基本は、ビシソワーズです。ジャガイモと西洋ネギ(ポロネギ)の冷製スープですね。
万人受けする、子供にもとっても飲みやすいスープです。ジャガイモに合わせるネギは、西洋ネギ(下仁田ネギとかは味も形も近いのかな?)でも長ネギでも、もちろん玉ねぎでもOKです。
だから、メインの野菜+ビシソワーズと考えれば、ポタージュスープは自由自在です!
私は挑戦して美味しかったのは、
まず、人参、カボチャ、サツマイモ、里芋、カブ
これらは万人受けして外れなしです。
サツマイモと里芋は、これだけでとろみが出るので、ジャガイモを外して、メイン野菜と玉ねぎだけでOKです。
カボチャは、ジャガイモなしでも良いですし、ジャガイモを入れても優しい味わいになって良いです。また、ジャガイモを外して、カボチャ+人参+玉ねぎにしても美味しいですよ。まさに栄養満点スープになりますね。
想像以上の美味しかったのは、ホウレンソウ、キノコ類(マッシュルームはお勧め!)、ゴボウ、パブリカ、ナス
ですね。
でも、ちょっと大人向けかもしれません。特にホウレンソウとマッシュルームは、コクがあってとっても美味しいので、是非お試しいただきたいけど、子供はどうかな?好き嫌いが分かれてしまいそうです…。
ちなみに、小松菜と白菜は、味は悪くありませんが、何を使ってもとろっとしたポタージュ状にならず、いつまで粒々が残ってしまい、食感の良いスープのなりませんでした。
上記以外でお試しいただいて、これぞ!というのがありましたら、教えて下さい!!!
保存とアレンジは?
【保存は?】
普通にスープとしていただいた残りは、翌日までなら冷蔵保存でOKです。
もっと持たせたいとお考えなら、最初に取り分けて、タッパーに入れるか(より保存性を高めたいとお思いなら、保存袋に入れ、空気を抜くように封をして)冷凍庫で保存して下さいね。2週間ほどは保存可能ですよ!
解凍は、電子レンジでチンすればOKです。量により違いありますが、600Wで1分半~3分ほど様子をみてかけてみて下さいね。
【アレンジ】
このスープを作った楽しみは、ここにありと言っても過言ではありません!
①パスタ
残ったスープを温めて、油を切ったツナ缶と合わせます。あとは、少し固めにゆでたパスタと絡めるだけです。お好みで、粉チーズやこしょうを振って。
ツナ缶を使用しない場合は、塩・こしょうをちょっと加えて(パスタを入れると味が薄まるので)、茹でたパスタを絡めて下さいね。これもシンプルで美味しいですよ♪
②リゾット
スープを温め、とろけるチーズ(ピザ用チーズやすりおろしたチーズをお好みで)を入れて混ぜ合わせます。炊いたご飯を入れて合わせだけです。更に器に盛りつけたら、お好みで粉チーズやこしょうを振ったり、オリーブ油をたらしも良いですね。
このリゾットは、冷して丸めて衣を付けて揚げれば、ライスコロッケにも展開できますよ。
このアレンジ、不思議とアスパラガスやホウレンソウといったくせ強めのスープの方が美味しいです!
良かったら、お試し下さいね~。
最後に
野菜克服メニューとして、ポタージュスープをご紹介しました。
いかがでしたか?
私は、あれこれ試行錯誤の末、これにたどり着きましたが、お子さんの舌の敏感度や元々の好みで合う合わないがあると思います。
とどのつまり、野菜が食べられなくても、果物もあるし、今は多彩な飲みやすい野菜ジュースもあります。年齢が経てば、外食や給食の影響だったり、味覚が変わって、自然と食べられるようになることもあります。
周囲の圧など気にせず、頑張り過ぎないで、ママ、そしてパパが楽しめ程度に克服メニューに挑戦してみて下さいね。
最後に、娘がかなり頑固な野菜嫌いで、悩んでいたときに参考のさせていただいた本がこちらです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また今度は、牛乳や豆乳を使用しなしシンプルなトマトポタージュもご紹介する予定です。