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物価高の救世主?!【地粉(うどん粉)】と水をこねただけで様々な料理に展開できました

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※本ページには、プロモーションが含まれています。

 

こんにちは、竹みかです。

 

 

今回、ご紹介したいのは、実はものすごく日本人に身近な粉である【地粉】です。

その代表的な用途から、うどん粉とも呼ばれています。

 

今の季節、我が家の近所の畑でも、フサフサと実を付け、風で揺れている姿が見かけられます。

それほど身近な存在なのに……

 

 

やれ、ケーキやクッキーづくりには薄力粉だ、パンには強力粉だと。

地粉の存在にほとんど注目せずにいました。

 

 

とある雑誌の特集を見て、試しに使ってみたところ、想像以上に簡単便利で、使い勝手がよいことがわかったので、

 

・地粉と水をこねただけの、基本の生地のつくり方

・基本の生地のアレンジや保存方法、使用期限

・そもそも地粉って何?

 

等などについて綴っていきたいと思います!

 

 

今後も、地粉でパンやケーキをつくったレポートもお送りする予定です。

 

 

是非、あなたも古くから日本人になじみのある【地粉】を見直し、普段のお料理に採り入れてみませんか。

昨今の物価高対策にも役に立つかもしれませんよ。

 

 

※今回の記事は、この雑誌を参考にさせていただいています。

 

 

 

 

基本の生地【地粉と水をこねただけ】の材料とつくり方

では早速、基本となる生地地粉と水をこねただけ】の材料とつくり方をご紹介したいと思います。

 

 

 

<基本の生地の材料>

 

地粉 100g

 50cc(1/4カップ)

 

 

本当にシンプルに、材料はこれだけです。

塩も入れませんし、水を熱湯やぬるま湯にする必要もありません。

 

また今回は、女性の手で扱いやすいように、地粉100gにしています。

多めにつくられるなら、150gでもいいですし、ちょっとだけつくりたいと思われるなら、50gでも全然オッケーですよ。

その際は、粉の半量の水(粉150gの場合は水75cc、粉50gなら水25cc)で。

 

ちなみに、生地に塩を入れると、生地が固くなってしまうそうです。

生地には塩を加えずに、塩味のある汁に入れたり、塩水でゆでたりがお勧めです。

そうすれば、生地がしまってコシが出るとが。

 

 

 

<基本の生地のつくり方~なんちゃってうどんへ展開>

①地粉をボウルに入れ、水を半量程度注ぎ、さいばしで混ぜ合わせます。

更に、粉っぽいところに残りの水を入れながら、さいばしで混ぜ続けます。

 

②①の粉っぽさがなくなってきたら、手でひとまとめにし、ボウルの中で軽くこねていきます。

※生地を手のひらででグッと押し、面を替え、またグッと押しを1~2分程度続ければオッケーです。

全然神経質にならずに、何となくひとまとまりにさえなってくれれば。

 

③乾燥しないように直にラップをかけ、10分~30分程度常温に置いておきます。

 

④出来上がりは、こんな感じです🎵

超適当なこね方でも、ちょっと寝かしてやれば、表面がつるっとキレイにまとまっているから不思議。

 

 

 

では、引き続き、なんちゃってうどんをつくっていきます。

 

⑤(くっつきやすいので)粉をしいたまな板の上に生地を置き、手で棒状に伸ばしていきます。

 

⑥⑤の棒状にした生地を、包丁で5ミリ程度の輪切りにしていきます。

 

⑦⑥の輪切りにした生地の両端を持ち、びよーんと伸ばします。

生地が切れないギリギリの長さまで引っ張ってくださいね。

 

⑦⑥のなんちゃってうどんを、煮立った汁物の中にどんどん入れていき、

3分ほど煮込んだら出来上がりです。

(写真のは、けんちん汁になります。)

 

ちなみに、3分煮込んだ後のものが、冒頭の写真になりますよ。

けんちんうどんっぽくなっていますよね。

 

 

 

<基本の生地を使ったなんちゃってうどんの味>

味もまた、即席でつくったとは思えないうどん感です。

ツルッとしたのどごしで、かみごたえもあります。

しかも、余計な塩味がないので、粉の味がダイレクトに感じられ、なかなかいけますよ!

 

子どもたちにも大好評で、まさに奪い合いでした。(笑)

何度もつくっています。

 

 

基本の生地【地粉と水をこねただけ】のアレンジ

【地粉と水をこねただけ】の基本の生地を使ったアレンジを4つご紹介します!

 

 

 

<アレンジ①:ひっつみ汁>

 

岩手県(紫波郡紫波町)の郷土料理ですね。

結構、全国区で知られていますよね。

 

基本の生地を、引っ張りながら薄く伸ばし、ちぎって汁物に入れます。

ただ、慣れが必要なのか?私がやると、薄く伸びる前に、生地がぶちっとちぎれてしまうのですよね。

 

すると、固くて美味しくない……と家族から不評で、前章のなんちゃってうどんに発展しました。

洗い物が増えてしまいますが、失敗なくできて、美味しいですよ。

 

きっと、ひっつみも上手な方がつくられると、薄くつるっとのど越しのよいものになるのでしょうけどね。

 

 

 

<アレンジ②:焼き餃子>

この日は、途中で市販の餃子の皮がなくなってしまうというアクシデントがあり、急きょ、50gの地粉で基本の生地つくりました。

こねて寝かせた後、棒状にし、8等分に切って、それぞれを丸く伸ばしました。

 

市販の皮より、柔らかく、ものすごく伸びがいいので、どんなにいびつな形の皮でも、まったく問題ありません。

タネをたっぷり包め、とじ目に水を塗らなくても、皮同士が勝手にくっついてくれるので、成型も簡単です。

ただし、その皮の特性上、出来上がった餃子同士や、入れている容器にもくっついてしまうので、粉をまぶしておくことをお忘れなく!

 

焼き上がりは、こんな感じです。

普通の焼き餃子と見た目変わりませんね。

 

食べると全然違いますよ!

皮の存在感が強く、粉の香り・味を存分に楽しめますよ🎵

もちっと食感です。

 

このもちっと食感をより楽しむなら、水餃子もいいですよね。

家族にも好評でしたよ。

 

しかも、市販の皮よりめっちゃ安くできる。

 

 

 

<アレンジ③:シュウマイ>

餃子で気をよくした私は、シュウマイにも挑戦してみました。

が……これは、皮の存在感が強すぎで、正直、あんまり美味しくありませんでしたね。

 

家族も、何も言わずに黙々と食べている感じで……

餃子とは違い、シュウマイは皮が薄い方が断然美味しいので、素直に市販の皮を買うに限りますね。

失敗してわかることですものね。(笑)

 

一応、蒸し上がりはこんな感じです。

見ただけで、皮が厚いのでわかりますよね。

 

餃子と同じく、皮の伸びがいいので、包むのはとても簡単ですよ。

これまた、皮同士がくっつきやすいので、粉をまぶすことをお忘れなく!

 

 

 

<アレンジ④:無発酵の薄焼きパン>

中東で食べられている無発酵の薄焼きパンで、ラワッシュというのがあるそうです。

そのラワッシュを、基本の生地でつくってみました。

 

粉100gの生地をこねて寝かした後、4等分にし、手に油をつけて薄く薄く伸ばしていきます。

小ぶりなフライパン(直径20センチくらいの)に油を熱し、中火で、表面がパチパチして、ところどころ膨らみ、軽く焦げ目がつくまで、両面焼いただけです。

 

超お手軽、簡単ですよ!

 

これだけで食べると、シンプルに粉の旨みが感じられます。

そのシンプルさゆえに、どんなカレーとも相性がいいです。

チーズやバターといった乳製品かあまり得意ではない夫には大好評でした!

 

乳製品好きな方なら、油ではなく、バターをしいたフライパンで焼いてもいいかもしれませんね。

ナンとは違って、無発酵パンなので、思い立ったらすぐにつくますよ。

白飯だけては物足りないと思われるとき、ささっとつくれるのでお勧めです!

 

 

基本の生地【地粉と水をこねただけ】の保存方法や使用期限

<基本の生地の保存方法>

すぐに生地を使う場合は、常温に置いておきます。

しばらく、使わないな(朝こねておいて、夕方使うとか、翌日使うとか)という場合は、ラップにくるむか、袋に入れて、冷蔵庫で保管しておきます。

 

私も、1日冷蔵庫に置いておいた生地を使ったことがありますが、よりなめらかになり、扱いやすかったですね。

 

長期保存したい場合は、ラップで包んで、保存袋に入れ、空気を抜いて封を閉めてから、冷凍庫へ。

 

 

 

<基本の生地の使用期限>

冷蔵庫で保管した生地は、遅くとも3日以内に使用してくださいね。

 

冷凍保存した生地は、1カ月を目安に!

 

 

そもそも【地粉】って何?

<【地粉】は昔からその土地に根づいている>

先にお話しした通り、我が家の近所でも小麦が栽培されています。

ここ最近の話ではなく昔からで、各地で同様に、その土地の気候や風土に適した小麦が栽培されてきたそうです。

 

その小麦こそが、【地粉】といわれているもので。

別名うどん粉と呼ばれている通り、その土地で製粉され、うどんやすいとん、そばのつなぎ、まんじゅう、蒸しパンなどに加工されてきたとか。

家庭では、今の薄力粉のように、天ぷらや揚げ物衣にも使われていたそうですよ。

 

グルテンを含んでいるので、まったくアレルギーを起こさないわけではありません。

が、古くから日本で食べられてき、この地粉は、日本人の体質にも合いやすいのかもしれませんね。

 

当然のことながら、地粉は、すべて国産で、更に、お住まいの土地に近いところで栽培された小麦をひいたものです。

比較的価格もリーズナブルで安定しており、大手製粉メーカーの小麦粉(特に外国産小麦使用)の価格が軒並み上がっているのとは対照的なのも魅力かも。

 

そんな地粉をどんどん家庭の食卓にと思いたいところですが、調理に向き不向きもあるようですね。

 

 

 

<【地粉】には向き不向きがある>

日本各地で昔から栽培されている地粉は、中力粉に分類されます。

 

それぞれのたんぱく質量の違いで、

 

多いもの(11.5-13.5%)を強力粉

中くらい(8.5-10.5%)を中力粉

少ないもの(7-8.5%)を薄力粉

 

となるそうです。

 

たんぱく質の量が多ければ多いほど、こねると粘りと弾力が出ます。

強力粉は、まさにパン向きですよね。

 

逆に、たんぱく質が少ないと、粘りも少なくなり、フワッと柔らかくなります。

薄力粉は、ケーキをはじめお菓子向きなのですね。

その他にも、天ぷらの衣に使えば、サクッと仕上がります。

 

中力粉は、その中間点にいるわけですが、どちらかというともちっと食感になります。

まさに、うどん向き!ですね。

パンでも、フランスパンやフォカッチャなどは中力粉が向いていますよ。

 

かつての日本は、中力粉である地粉で何でもまかなっていたのですが。

世の中が便利になり、気軽に輸入ができるようになったため、より本気的にパンやらケーキやらをつくりたいと思うと、粉を使い分けるようになったのですね。

 

それにより、遺伝的に消化しにくい外国産の小麦が、日本人の体に大量に入ってくるようになったため、アレルギーも増えたのかもしれませんね。

 

 

最後に

実際に使ってみて、こんなに身近に便利な粉があることを知りませんでした。

住んでいる気候風土に合った【地粉】。

先祖から食べ慣れてきた小麦です。

 

 

使い方も簡単で、地粉に水を合わせて、軽くこねるだけで、生地がつくれてしまいます。

普段の食事で、ちょっと足りないなあと思ったら、手軽にこの基本の生地で補えます。

うどんって、子どもから大人まで嫌いな人ってあまりいないですよね。

(いらしたら、ごめんなさい。)

 

なら、こんな便利な地粉を使わない手はありませんよね。

価格も比較的リーズナブルですしね。

 

近所のスーパーでは、地粉1.2キロが300円ちょっとで売られていました。

市販のうどんや餃子の皮、ナンミックスなどを買うより、ずっと安く仕上がります。

 

 

是非ぜひ、まだ地粉を使ったことがない方は、お近くのスーパーなどをのぞかれてみてはいかがでしょうか。

 

 

次は第二弾として、地粉を使ったパンとケーキに挑戦した模様をお送りする予定です。

本当に不向きなのか?

よかったら、またお立ち寄りくださいね!

 

 

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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