ママ友ゼロ母日記

ママ友って本当に必要?いなくなったら気持ちが楽に

MENU

8歳男児「白内障」の手術を受けました4・~退院まで

スポンサーリンク

こんにちは。



3回に分けて、息子の白内障手術の術前から1回目の手術、そして、再手術、その直後まで綴ってきました。
mamatomo-zero.com
mamatomo-zero.com
mamatomo-zero.com


今回は退院まで書くことで、この一連の入院・手術についての振りかえりは終了したいと思います。

f:id:elevator-technician:20210829234540j:plain
ブログ内容とは関係ありませんが、昨年の休校中に息子が折り紙で作ったお弁当です。Eテレの「デザインあ」を模してる?

1、再手術の翌々日には

2日連続で術後の翌日に起こしていた貧血はなく、目覚めのときから頭を自力で上げることができたのです!

すごい進歩

朝食時から食欲も戻ってきており、これまた順調な回復を感じることができました。


若く免疫力の強さゆえに、眼中に水晶体の欠片を長く放置できず、翌日の再手術となってしまいましたが…体の回復という点で考えると、この免疫力の強さが最大限に力を発揮してくれた感じですよね。



手に取るように息子の回復が見えてきて、この頃から私自身の心も体も落ちついてきました。前向きに物事を考えられるようになり、尿意を忘れ(年齢、体質的な問題もあります)、ゾウのようにむくんでいた足が、少しずつひいてくる感じがありました。

心と体は連動しているのが分かりますよね。



朝の診察でも、順調に回復していることが分かり、更にこのときに退院日も確定したのです!!!息子は心から喜んでいる様子が伺えました。

家に帰れる~。
嬉しい~。



そうそうこのとき、もうひとつ新たな体験がありました。
それは抜糸です。

簡易の麻酔目薬をさして、テレビ画面のようなもの映し出された息子の左目になんとリボン結び3つもあったのです。小さな眼球にリボン結びが3つです!どれほど極小が分かりますよね。正直肉眼ではよく分からないくらいの大きさです。

なぜ診察のたびに、先生が「目がゴロゴロしていない?」かと聞かれていたのか、ようやく理由が分かった気がしました。これのことを言われてたのだと。


そのリボン結びをものの一瞬で、次々と取っていかれました。神業ですね。



大学病院なので、眼科ひとつとっても複数人の先生が働かれていますが、不思議とどの先生も指が細く長く、美しい手をしてらっしゃいます。体の大きさは大柄でもです。手は驚くほど美しいのです。
昔から男性の手フェチの私としては…たまりません。(笑)節のない、細くて長~い指が大好物。

国立大学の医学部医学科に入る学力(理系科目だけできれば良いのではなく、まんべんなく全ての教科が高得点取れるバランスの良い頭)とタフさ(ほんと頭が下がります。早朝から深夜まで、神経を使う手術をやりつつ、外来のこなし、夜勤もある)、手先の器用さまで持ち合わせているなんて。天はいったい何物与えているのでしょうね。



軽い麻酔は効いてたものの、息子は、その瞬間も全く痛みを訴えることなく、その後も痛がることはありませんでした。


この頃には、ひとつずつ退院に向けて、確実の駒を進めている感覚がありました。


診察のあとは実にのんびりで、体力も回復してきたので、念願の『トイ・ストーリー』シリーズを観まくることができました。常駐の保育士さんに誘われて、他の患者さん(同年代の男の子)とスラム作りを体験させてもらうこともできましたよ。


ただまだ眼圧が下がりきっていないので、寝るときの仰向け禁止は継続で、これだけは少し辛かったようです。



2、暇だ

その次の日(退院を翌日に控えて)の診察でも、順調な回復が確認され、ほっと安心。

眼圧も正常値に戻り、仰向けで寝ることも解禁されました。それだけではなく、遠視と乱視に悩まされ、それに白内障が加わり、ほとんど機能していなかった左目が…

視界クリアーになってきた!!!

と息子が言い始めたのです。


全身麻酔での手術を2回は、息子にとって大変なことだったと思います。が、頑張った分、大きなリターン(ご褒美)があったのかな。良かった、ほんと良かった。


この頃には、驚異的に食欲も回復してきており、顔色もぐっと良くなってきていました。すると意欲も戻ってくるのか、入院前に用意していた大判のノートを広げ、気付いたら、いつもの細かい絵(潜水艦だったり電車だったり建物だったり)を完成させてたのです。あんまり目を使うのはどうかな?と思いましたが…。

本人のやる気が戻ってきたことは良い兆候ですよね。そう思い、そっとしておきました。



そうそう、入院中に診察のため毎日通っていた眼科病棟(息子は小学生なので、基本的には小児病棟にいます)ですが、この頃には大概の看護師さん、そして、同時期に入院されている成人の患者さんたち(高齢者の方が多いです)と顔見知りになっていました。

患者さんの多くは目の見えにくい方たちなので、看護師さんたちが手を引いて病室と診察室を行き来のお手伝いをしています。その間、患者さんが不安を口にされていたり、家族のことをお話しされてるのに、看護師さんは耳を傾け、寄り添う姿に感動する覚えました。いや~改めて大変なお仕事だと。ただでさえ、神経を使い、体力も消耗するお仕事であろうに、いやいやそんなところまで気を使わないといけないなんて…大変だ…。
年代によっては、それ言っちゃう?なんて今の時代NGなセクハラ満載なことも、軽く受け流されてましたよ。



3、いよいよ退院に

無事、午前中には退院が確定!1週間ぶりに外の空気が吸える喜びに満たされながら、荷物をまとめていました。


ただ、この日は日曜日。ナースステイションもいつもよりとても静かで…なんてことはなく(これまたドラマとは違いますよね(笑))さらっと小児病棟を出ました。


結局のところ、この1週間、私たち親子にとっては大変な日々でしたが…世間的には軽症といえるのかな。



コロナが発生して1年半、なぜコロナ専門の病床が増えない、税金を正しく使って、なぜ備えておかなかったのかと疑問に思っていました。今回の息子の件で、少し考えが変わりました。コロナ以外にも待てない病気があります。息子の場合は、死に直結する病気ではありませんが、放置していたらどうなっていたか分かりません。恐ろしいほど早い進行を見るにつけ、あともう少し放置されていたら、失明の可能性もあったのではという思いがよぎりました。大学病院など総合病院は、コロナ患者にできる限り病床を充てるべきという意見もあろうかと思いますが、この時期でも専門の科が機能していてくれたこと、このコロナ禍でも手術がたった2ヶ月で受けられたことに感謝以外の言葉が浮かびません。


これが正解!これこそ正しい!なんて、今の私はは言うことはできません。


ただ、これ以上コロナを蔓延させないように、いち市民として、自覚を持って生活するのみですね。





ここまでで息子の入院・手術に関しての備忘録は終わりです。せっかくのなので次回は、子供が入院しているとき、付添人としての親はどのような状況におかれ、何を考えていたのか少しだけお話しできればと思っています。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



ポチっとしていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!