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8歳男児「白内障」の手術を受けました3・再手術、そして術後の経過

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こんにちは。


息子は退院してから2週間が経ち、抗生剤の必要もなくなりました。感染症等のリスクがなくなった証拠です。ひと山越えた感じで、私もほっとしています。


前々回は術前の葛藤、
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前回は手術と再手術について、
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綴ってきました。


息子が入院していた大学病院では、小児(乳児~高校生まで)はどの疾患でも小児病棟にまとめられるようで、様々な疾患の子が入院していました。

手術が必要な子は、疾患の重軽関係なく、みな全身麻酔を受けていたようです。安全に行うために当然必要ですが、どの子も術後は疲労し、患部の痛みや気道確保のために入れられた管によりのどに不快を感じ、更に体が思うように動かないためにイライラしているのが分かりました。

その姿を見せられると親としては辛いですね…。

ある子は、1時間半近く泣きわめいていました。またある子は、「喉が痛い」、「喉が乾いた」、「何か食べたい」とずっと何時間も言い続けていました。(疾患により違いがありますが、術後数時間は絶飲、絶食です。)

息子は何も言わず、何も飲まず・食べず、ずっとずっとひたすら寝続けており、それはそれで心配でした…。

これが小児の手術、全身麻酔の現実なのですよね。思い知らされました。


では、再手術になってからの話です。

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誕生日が近い私のために、息子が折り紙で作ってくれました。

1、再手術となって

急遽、再手術となり、再び絶食となりました。

それまで2日半以上、ほとんど食べ物を口にしていない息子は、体力がなく、手術の番が呼ばれるまでほぼ寝て過ごすこととなってしまいました。

遠くからは、本来参加予定だったはずの病棟内の夏祭りに、はしゃぐ子供たちの声が聞こえてきます。


予定より1時間ほど遅く、夕方近くに看護師さんから呼ばれたのですが…体力がなくなってしまった息子は、自力で歩く元気もなく、車椅子で手術室まで運ばれました。


もう先生にお任せするしかないのですが、今回は目の表面ではなく、奥の手術になるため、感染症や合併症などの心配事も前回より増します。

私ひとり病室に戻っても、気がきではなく、何も手につかない状態でした。昨日の手術と同じくらい時間がかかるだろうと、看護師さんからは聞いていたので、ただただじっと座って、そのときを待っていました。


ところが、想像以上に早く呼ばれたのです!

もしかして、何かあった?

と心配で、慌てて手術室に向かいました。


2、安堵

執刀して下さった先生の表情は、昨日よりぐっと晴れやかで、声のトーンも高く、

「取り残された水晶体の欠片は全て取りきれました。手術による網膜剥離や出血も今のところ起こっていません。」

と言われました。


それを聞いて、どんなに心底ほっとしたことか。これで長かった連日の手術も本当にほんとうに終わったんだと。



当の息子は、昨日同様に目をしばしばさせながらも、今回もまた、

「早く病室に戻りたい。」

を繰り返していました。

「頑張ったね。頑張った!よく頑張った!早く病室に帰ろうね。」

と、手をなでながら私は話をしていました。



安堵した瞬間でした。



3、手術は無事終わったけど何もしてやれてない…

手術自体は30分という短時間で終わったものの、やはり、

連日の手術と
全身麻酔と
3日間に及ぶ絶食

により体力の消耗は激しく、少しお茶を飲んだだけで、息子はまた眠ってしまったのです。


ちなみに1回目の手術後、病室に戻ってきたときは、ストレッチャーから自分でベットに移る元気があったのですが、再手術のときは看護師さんに身を任せ、ベットに移してもらっていました。


何も食べさせてやれてないし、歯も全然磨いてやれてないし、パジャマも下着も着替えさせてやれてないことに申し訳なく思いつつも、その日は、私も泥のように眠りについていました。


再手術では、眼球にガスを注入しているので、仰向けになって寝ることは禁止されており、定期的に確認してやらないといけなかったのですが…

実際は、夜勤の看護師さんが数時間はおきに確認して下さったようで。点滴の管の確認も。お仕事とはいえ、感謝でした。


4、再手術の翌日も

1回目の手術と同様に、息子は貧血のような症状があり、翌朝も頭を持ち上げることができません。

オレンジジュースを飲ませたり、のどごしの良いものを少しずつ食べさせてたりして、のんびりと回復を待とうと思っていた矢先。

はいっ、診察に呼ばれました。しかも、この日に限ってめちゃ早い時間に。


なんで???


という思いもありましたが、まあ~息子も頭を上げずにはいられない状況になり、えいっと気合いで持ち上げてくれたので、結果的には良かったのかな。



その日の診察により、改めて水晶体の欠片が全て除去されていることが確認され、ここで本当の意味で安堵の瞬間になったのかもしれませんね。


診察後には、ずっと邪魔だった点滴も外され、それからすぐに管も手の平から抜いてもらうことができました。

入れるときがあまりにも痛かったので、抜くときもドキドキだったようですが、看護師さんと雑談しながらの一瞬で。これは全然痛くなかったようです。母としてもひと安心。

息子も解放感に浸っていました。


そのお陰か?いや、怖く緊張した手術からの解放からか、入院の初日から悩まされてきた微熱も下がり、食欲も少しずつ戻ってきたのです。


そしてそして、保育士が、昨日参加できなかったからと、夏祭りの催し物をワゴンで持って下さりました。

息子の喜び具合といったら。

一気に元気を取り戻し、嬉々として、ヨウヨウ釣りや金魚すくい(もちろんゴムのおもちゃです)、くじをしていました。手にはジュースと景品でいっぱいに。


この配慮には母も感動。


更に、念願の3日ぶりのシャワーにもありつけました。(私も同じです。)新しいパジャマに着替えさせ、じっくりと時間をかけて歯も磨いてやることもできました。



また長くなり過ぎてしまったので、また後日、退院までのお話を。



当たり前は当たり前ではない。毎日食事が美味しく食べられることも、毎晩入浴をしたり、清潔な衣服に着替えられることも当たり前ではない。心も体も元気であってこそですね。



本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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