こんにちは。
いきなりですが、尿漏れ……ってなかなか周りの人に相談できませんよね。気心の知れた学生時代からの友人や、長く職場をともにしている同僚、仲良くしているママ友だったとしても尿漏れの悩みとなると誰にも言えないものです。
40代50代なんて若い年齢で尿漏れしているのって私だけ?
なんて不安に思ったりしますよね。実を隠そう、現在47歳の私もここ数年ずっと尿漏れに悩んでいました。
くしゃみをしてもチョロッと、咳をすればドッと、よいしょと立ち上がっただけでも、トイレに行った後でさえも出る。くしゃみや咳の前にグッと穴を締めれば漏れないかもと、立ち止まって力んでみても漏れる。
もう、これは一生付き合わなければならないの?
ずっと、パットが外せないの?
下着の匂いも気になる……かゆみを感じるときもあるし……
これからどんどんひどくなるの?
臓器脱とかなったらどうしよう?
不安が止まりませんでした。
ある体操のお蔭で、尿漏れは2カ月ほどで止まったのです!
それが今回ご紹介する
看護師であり、パーソナルトレーナーでもあるMIKKO先生考案の
「もれ止めエクサ」
(発行:株式会社KADOKAWA、2022年10月27日初版発行)
です。
このブログでは、
・ごく簡単に尿漏れの原因のご紹介
・書籍「もれ止めエクサ」の紹介とMIKKO先生がなぜこの本を作ったのか理由
・実際に私が体験した「もれ止めエクサ」の内容とその効果、そして書籍の感想
について綴っていきます。
是非あなたも、誰にも言えない尿漏れの悩みをMIKKO先生考案の「もれ止めエクサ」で解消し、パットなしで街を闊歩してみませんか。
40代50代は、まだまだ人生折り返し地点に過ぎません。今が始めどきかもしれませんよ。
公式ホームページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322202000251/
誰にも言えない尿漏れ!なぜ起こるの?原因は?
何より気になるのは、なぜ尿漏れが起こるか?ですよね。
「もれ止めエクサ」の書籍中に、看護師でもあるMIKKO先生が体の仕組みから尿漏れの原因まで詳しくご紹介しているので、私からは素人目線でざっくり簡単にお話しします。
<骨盤底筋の衰えにより尿漏れする>
体の中心部分にある骨盤。体を支えるためにとっても大切な骨で、腰回りをぐるっと覆っています。イラストをご覧の通り、形はバケツ状になっており、なんと底には骨がないのです!
骨盤底筋という筋肉があるだけ。しかも、女性は3つの穴が開いています。
にもかかわらず骨盤底筋という筋肉が、膀胱、子宮、直腸といった臓器を支えているのです。当然、3つの穴を締める役割も担っています。
そこが緩んでしまったら……。
尿漏れしてしまいますよね。更に放置すれば、便失禁や臓器脱の恐れもあるのです。
だからこそ、尿漏れを改善させるためには、この骨盤底筋を鍛えるしか方法がありません。幸い筋肉なので、正しく鍛えれば強くしなやかな状態に戻り、穴をしっかり締める役割も取り戻せるのです。もちろん、尿漏れも治まります。
<ずばり!尿漏れの原因とは>
お伝えした通り、骨盤の底をハンモックのように覆っているだけの骨盤底筋は、骨に沿ってついている腕や足の筋肉と異なって、不安定でゆるみやすい性質を持っています。
特に骨盤底筋にダメージを与えてしまうのが、
妊娠・出産
です。
当然ですよね。子宮の中でどんどん大きく育つ赤ちゃんを10カ月近く支え続けた上に、分娩時は強い力をかけられて引き伸ばされるのですからね。
ただし、妊娠・出産の経験がなければ骨盤底筋が弱らないかといったそうでもありません。
・運動不足
・便秘
・姿勢の悪さ
・いきみ(重労働による)
・加齢に伴う筋肉量の減少
等なども影響しているのです。恐らく40代50代になって、これらの原因に一つも当てはまらない人を探す方が難しいのでは思うほどです。
尿漏れはあなただけではありません。
誰にでも起こりうることなのです。
正直、私もこの話を聞いたときホッとしました。40代という年齢で尿漏れを発生させたのは、私だけじゃないと知って。
書籍「もれ止めエクサ」の内容紹介とMIKKO先生が書籍化した理由
<書籍「もれ止めエクサ」の内容紹介>
あなたが悩みごとや困りごとに直面したときに、いきなり「こうしたらいいよ!」、「ああしなよ!」とアドバイスだけされても、躊躇してしまったり、ときに反発してしまったりすることってありませんか?
まずは、その原因を知りたいよ!なぜ?どうして?と。
原因を突き止め、それを解決するための道筋が見えてきてこそ、素直の行動に移せるものですよね。
書籍「もれ止めエクサ」は、
第1章で、
尿漏れ一つとってもタイプがあるというお話から始まり、尿漏れの原因について、骨盤底筋を鍛える大切さや、骨盤底筋を囲む筋肉も合わせて鍛えるべき理由など、理論的に解説されています。
*重要なポイントは、大きな文字になっていたり、ラインが引いてあったりして分かりやすくなっていますよ。
納得し、進べき道(鍛えるべき体の場所)が分かった上で体操を始めることができるようになっています。
第2章は、
「もれ止めエクサ」の準備体操のような感じで、主に正しい姿勢のつくり方と呼吸の方法を練習します。
*写真つきで、正しいやり方とMIKKO先生からのアドバイスがあり、間違った(間違いやすい)NG例も載っているので家で一人でも安心してできますよ。
第3章は、
本格的に「もれ止めエクサ」に入り、尿漏れと、その他、中高年女性が気になる症状に効果的な体操が紹介されています。
*気になる症状とは、ぽっこりお腹や、軽度の臓器脱、猫背、呼吸の浅さによる疲労やイライラ感、腰痛、肩こり、垂れ尻、下半身のたるみ、冷え、O脚・X脚など。
*この章でも、写真つきで正しいやり方とMIKKO先生からのアドバイスがあり、間違った(間違いやすい)NG例も載っているので家で一人でも安心してできます。
第4章では、
もれ止めエクサ(その他、何の体操でも同じですが)は、継続してこそ効果を実感できるものです。生活に根付かせ習慣化させるためのアドバイスなどを紹介しています。
*記録のつけ方や、日常生活で気をつけるべきことなどのアドバイスが載っています。
「もれ止めエクサ」の体験談も一緒に盛り込まれおり、身近な実践者の声を聞くこともできます。年齢も環境もスタート地点も近い人の話を聞くとより実感が湧きますよね。
<MIKKO先生が「もれ止めエクサ」を書籍化した理由>
自身の病気をきっかけに、命には限りがあると改めて感じたそうです。同時に、病院にかかる前の方々に、平凡な日々の尊さ、健康な体は永遠ではなく、動けることはかけがえにないことであると伝えたく、フィットネスインストラクターになったそうなのです。
その後、第2子を出産後2カ月でフィットネスインストラクターに復帰したところ、無理なトレーニングが災いしてか、尿漏れを経験してしまったそうで。すぐさま骨盤底筋体操を実践し、尿漏れは止まったそうですが、その経験から尿漏れ予防改善のエクササイズに着目するようになったそうなのです。
長年の対面指導と、オンライン指導で尿漏れが解消改善していく受講者を見て、もっとたくさんの方に知ってもらい、尿漏れ解消改善のお手伝いができればという思いが強くなり、書籍化に至ったそうです。
先生自身が尿漏れを経験し、乗り越えたからこそ考案された「もれ止めエクサ」なのですね。
リンク
実際に「もれ止めエクサ」を経験して!その効果と書籍の感想
<「もれ止めエクサ」を経験して効果は>
MIKKO先生との出会いは昨年の今頃。ピラティスではなくヨガ講座でした。
コロナ禍でガチガチだった体が徐々にほぐされていき、最後は血が全身を駆け巡るような感覚になったのを覚えています。その気持ちよさが忘れられず2度受講し、今度はピラティスなるものも受けてみようかなと思ったのが「もれ止めエクサ」との出会いでした。
というわけで、「もれ止めエクサ」との出会いは偶然で、何が何でも尿漏れを治したいという強い気持ちから受講したわけではなかったのです……。
それまでヨガの腹式呼吸しか知らなかった私にとって、胸式呼吸は何とも難しく感じたことを覚えています。
姿勢を正し、お腹を薄く平らにしたまま、息を吸って肺(肋骨部分)に送り、お腹を薄くしたまま息を吐き切る。このように正しく腹式呼吸が行えれば、骨盤底筋が引き上がり、自然と3つの穴が締まるのです。
この胸式呼吸の習得が「もれ止めエクサ」の始まりであり、尿漏れ改善への第一歩になります。
最初はほとんどの人が、骨盤底筋を意識できないそうです。
でも、それで良いのではと私は思います。分からないからこそ、自分の体と向き合えるようになりますからね。
今、どこ動かそうとしているのだろう?
自分のどの部分が動いているのだろう?
どこに効いているのだろう?
自分の体に問いかけ自問自答しながら、胸式呼吸を行い、先生の動きを真似る。先生のアドバイスを聞き、改善してまた繰り返す。この連続でした。
すると2カ月ほどで、胸式呼吸をしながら、自然と骨盤底筋を引き上がり、3つの穴がパタンと締まる感覚が持てるようになったのです。この感覚を持てたと同時に、
尿漏れも嘘のようにピタッと止まっていました!!!
くしゃみも咳も息を吐くことですからね。もれ止めエクサによって、弱っていた骨盤底筋が正しく鍛えられ、息を吐くときに骨盤底筋が引き上がり、穴が締まるようになったので、尿が漏れしなくなったわけですね。
動きの基本はピラティスですが、MIKKO先生の長年の指導歴により、中高年層にも取り入れやすいように簡略化されものや、強度の弱めのもの変えたりしているそうです。
私は本格的なピラティスをやったことがないので、正直比べようがありませんが、かなりの肥満体で、完全なる運動不足の40代半ばの女性がやっても、これは無理だ……というような動きはありませんでした。
もちろん、楽々というものでもありませんでしたけどね。
<「もれ止めエクサ」は尿漏れ以外にも効果あり>
「もれ止めエクサ」の基本は、呼吸と姿勢を正すことです。
私自身、MIKKO先生に出会う前から、自分の姿勢が悪いとは思っていませんでした。猫背ではないから大丈夫だと考えていたのです。
実際は、完全なる反り腰でした。腹筋が弱っていたため、そっくり返って背中に体重をかけることで立っていたのですね。当然のように腰痛持ちでした。
もれ止めエクサで正しい姿勢を教わったことで、骨盤をまっすぐ立て、お腹を薄く平らにし、背中も猫背でも反り腰もなくニュートラルな感じにして立てるようになったのです。
すると、反り腰による骨盤のゆがみで、前に突き出ていた臓器が骨盤内にしっかり収まる(本来の正しい位置に戻る)ようになり、ぽっこりお腹が凹んだのです。腰にも無理な負担がかからなくなったため、腰痛もかなり治まりました。
横に広がり垂れていたお尻も、少しずつ上向いて、幅もギュッと引き締まりました。外に外に張っていた太もも(極太の)も、前ももと内ももの筋力が戻ってきたので、すっと細くなりました。
更に、姿勢がよくなったことで、下半身だけではなく、首や肩回りもすっきりして肩こりも改善しました。
鏡を見るのが本当に嫌で嫌で仕方なかった自分の体形が、日に日に引き締まり変わっていったのです。いつのまにかその過程を見るのが楽しみになっていました。
ちなみに、体重も3か月で10キロちょっと、半年で13キロ、10カ月経った今は16キロ減っています。これは、「もれ止めエクサ」と筋トレを併用して行い、食事を整えた(量ではなく質を変えた)結果です。そのダイエット経過についてはこちらへ。
<書籍「もれ止めエクサ」を見ての感想>
私がこの10カ月間、オンラインで受けてきた「もれ止めエクサ」の要素がギュッと詰まった1冊だなと率直に思っています。
MIKKO先生が普段からレッスンの際に言われている尿漏れのこと、骨盤底筋のこと等、理論的なことが最初にまとめて書かれているので、とても分かりやすいです。
運動前に自分の体の仕組みを知っておくことで、より効果的に動くことができますからね。
書籍で扱われているエクサもまた、ピラティスが初めての方でも、家で本を見ながら実行できる簡単な動きのものばかりが厳選されています。どれもこれも効果は折り紙つきのものです。
まとめ
40代50代女性の誰にも言えない尿漏れの悩みも、MIKKO先生の書籍「もれ止めエクサ」を実践すれば、自宅で解消改善できるかも!という明るい兆しが見えてきたのではないでしょうか。
看護師であるMIKKO先生が解剖学の観点から、尿漏れの仕組みや原因、解決法などを理論的に説明し、納得したあとで、尿漏れ解消改善のために考案された「もれ止めエクサ」を行うことができます。
どれも家で一人本を見ながらできるように、簡単で取り入れやすいエクサばかりを載せています。併せて注意点やアドバイスも書かれているので、正しくエクサを行うことができ、それは尿漏れの解消改善へとつながります。
もれ止めエクサの基本である、呼吸をしっかり深く行い、正しい姿勢を習得できれば、次々とエクサを進めていくことができますよ。
その先には、尿漏れの解消改善だけではなく、40代50代女性が気になるポッコリお腹が凹み、垂れ尻が上向いてキュッと引き締まり、長年悩んできたO脚やX脚の改善にも役立ちます。便秘や腰痛、肩こりにも効果を発揮してくれるはずです。呼吸を深くできるようになるので、疲れにくい体を手に入れることもできますよ。
是非、あなたの誰にも言えない悩み尿漏れ解消改善のためにMIKKO先生の「もれ止めエクサ」を取り入れてみませんか。美しく整った体形で、邪魔なパットともおさらばして街を堂々と歩きましょう!
まだまだ人生これからです。
ちなみに、「もれ止めエクサ」は60代以降の方でも手軽に取り入れることができます。周りの年上のお知り合いの方、お母さま、ご親族の方にも。尿漏れに悩む男性にも効果が期待できます。(ただし、切迫性尿失禁と前立腺全摘除の手術後の尿失禁に限る。)
私の70代の母も本を見ながら実践を始めています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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