こんにちは。
かれこれ35年ほど前、実家でこの【ヨーグルトババロア】が大ブームになりました!
母がどなたか(恐らく近所のママ友?)から教えていただき、作ってくれたのが始まりだったようです。その後も母にせがんで、毎週のように作ってもらい、兄と争うように食べていた思い出があります。
ふいに懐かしくなり、無性に食べてみたくなったので、母に電話してだいたいの作り方を教わり、試してみたところ、
・作り方はとっても簡単だし、
・材料もシンプルなのに、
・思った以上に食感が繊細で、味もなかなか美味しかった
ので、ご紹介です!
昭和懐かしのババロアをどうぞ。
型から外す際にお湯をかけすぎて、ちょっと周りが溶けて流れてしまっています。お見苦してすみません。その後、冷蔵庫に入れた全て固まっていました。
材料と作り方は
<材料>
至ってシンプルで、写真にある5つのみです。
*それに加えて、ゼラチンを溶かすための水も必要になりますよ。
ヨーグルト 200㏄(1カップ)
生クリーム 100㏄(1/2カップ)
牛乳 100㏄(1/2カップ)
砂糖 50g
クイックゼラチン 5g(1袋)
*ゼラチンを溶かすための水・大さじ2
<作り方>
①ヨーグルトに牛乳と砂糖を入れて、ホイッパーでよく混ぜ合わせます。
②クイックゼラチンに水を加えて軽く混ぜ合わせふやかしたら、電子レンジで600w20秒(500wなら30秒)程度かけ、完全にゼラチンを溶かします。または、湯煎でも。
注1:ここで溶け残りがあると、のちのちババロアが固まらなくなってしまうので、必ず完全に溶けたことを確認して下さいね。
注2:お使いのゼラチンによって溶かし方が違うと思いますので、必ずパッケージの注意事項をお読みの上、正しい使い方をして下さいね。
③②のゼラチンを①に入れ、混ぜ合わせます。
*ゼラチンが冷めないうちに手早く入れて下さいね。
④(ボウルの底を冷やしながら)生クリームを7分立てにします。
*ケーキをデコレーションするような硬さでなく、もったりとする程度です。
⑤④の泡立てたクリームの一部(1/3量程度)を③に入れ、ホイッパーで混ぜ合わせます。
*ここは遠慮なく、普通に混ぜちゃって下さいね。
⑥ゴムベラに持ち替えたら、⑤に残りの④のクリーム全量を入れ、ざっくり泡を消さないようなように切るように混ぜます。
*そっと優しくね。
⑦⑥を型に流し込みます。
*型をぐるぐる回し、そして表面の泡はつまようじなどで潰して置いて下さいね。
⑧⑦を冷蔵庫で2~3時間冷やしたら完成です。
<作り方は様々!注意点についても>
これはあくまでも母の作り方です。至って簡単ですし、味的にも美味しかったので、今回ご紹介させていただきました。
ただ検索してみたところ、この作り方以外にも様々な方法もあることを知ったので、ご案内します。
・最初にヨーグルトと牛乳を合わせ、
・更に溶かしたゼラチンを加え、
・別に生クリームに砂糖を加えて泡立ててから
・全てを混ぜ合わせる方法
・溶かしたゼラチンを一番最後に加える方法
・生クリームも泡立てずにそのまま入れる方法もあれば、逆にしっかり10分立てにしてから入れる方法も
・ヨーグルトと牛乳を沸騰しない程度に小鍋で温めてから、粉ゼラチンを振り入れ溶かす方法
等など、様々ありました。どれも理にかなっていると思いますので、お好きな方法や普段から手慣れている方法で作ってみて下さいね。
もしかしたら味わいや食感にも違いがあるのかもしれません。
別の方法でお作りになった方がいらしたら、感想を教えていただけたら嬉しいです♪
最後に、
私は失敗してしまったのですが…型から外す際は、容器の外に水をかけるか、熱湯ならさっとで大丈夫ですよ。ぼちゃっと浸けてしまうと、せっかくの形が私のように崩れてしまう可能性があるのでご注意を!
味は
冷やして2~3時間程度の出来立ては、食感が最高です!
軽く泡立てた生クリームがいい仕事をしてくれていますので、ふわっふわの食感です。こんな食感のデザートが35年前からあったのか~と何だか感慨深い気持ちになってしまいました。
口に入れた瞬間、思った以上にしっかりとヨーグルトの酸味がやってきて、その後に乳製品のミルキーさ、そして、最後にほのかに甘みがやってきます。絶妙なバランスですね。
そうそうこの味だったよ~と懐かしい~という思いに駆られつつも、そんなに古臭い味でもなく、現代でも全然ありですね。
35年前のデザートなのにベタベタに甘すぎず、今っぽい。
子どもたちも気に入って、食べてくれました!特に乳製品好きの娘には大好評でした。
ただ甘すぎないので、止まらなくなってしまいます。食べすぎ危険…。軽い食感だからいいか?いや、どうなのでしょう?(笑)
今回はシンプルにそのものの味を楽しみましたが、生のフルーツを添えたり、ジャムを付けたり、ヨーグルト用のソースをかけても、これはこれで味変して美味しいと思いますよ。
お好みでどうぞ。
ムースとババロアの違いって
35年前には、このデザートのことをババロアと呼んでしましたが、今は同じようなものがムースを呼ばれることの方が多い気がしますよね。
そこで、ちょっとだけ調べてみました。
*どちらもWikipediaより引用させていただいています。
【ババロア】
「バヴァロワ」はフランス語で「バイエルンの」を意味する言葉で、バイエルン王国(バヴァリア)の貴族のためにシェフが考案した物[1]とも、1815年にアントナン・カレームが[2]バヴァリア地方にあった温かい飲み物を元に考案したとも言われる。チーズは入っていないが、当時はフロマージュ・ババロアと呼ばれた。また、作るにあたってカスタードクリーム(クレーム・アングレーズ)を用いるのも特徴である。
類似したものにムースがあるが、これは泡立てた卵白や果汁を自然に固めたものであり、ゼラチンを用いるババロアとは異なる。概してムースの方がふんわりと軽い食感があり、これに対しババロアは、使用される卵黄や乳製品の風味が直接に伝わる食感をもつ。また別の素材との組み合わせ例が多いムースとは別に、ババロアは概ね単独で味わうものである[3]。
日本でも普及し、苺やバナナなどの果物、抹茶、紅茶などを混ぜて調理されることがある。家庭用には「ババロアの素」などと称する、ある程度の材料を混ぜて粉末状に加工しておき、簡単な手順でババロアを作れる商品も広く販売されている。
【ムース】
ムース(フランス語: mousse)は、鶏卵とクリーム(古典的製法ではクリームを使用せず、卵黄、卵白、砂糖、およびチョコレートまたは他の香料のみ)で作られるクリーミーなデザートであり、主にチョコレートやフルーツピュレなどと組み合わされる。卵白は他の材料と混ぜる前に泡立てられ、軽くふんわりした食感と芳醇な風味を作りあげる。
1960年代にフランス料理店で出されると、すぐにチョコレートムースは米国と英国の家庭料理となった。米国中部にもムースに似たデザートがあり、通称「ホイップ」と呼ばれている。
準備にかける時間により、軽くふんわりとした食感からクリーミーで濃い食感まで変化する。
ババロアはムースに似ているが、材料や調理法などが異なるまったく別の食品である。ムースは素材を滑らかなペーストになるまで泡立てて自然に固めたものであるが、ババロアは固めるにあたってゼラチンを多用するところに違いがある。
私は区別がつかず混同していましたが、調べてみると別ものであることが分かりますね。
決定的な違いとしては、ババロアはゼラチンを用いて固めているのに対して、ムースは鶏卵や果汁の力で固めているところのようですね。その製法の違いにより、ムースの方がよりふんわり食感が楽しめることでしょう。
まあ~ゼラチンを用いたババロアでも、乳製品の力を借りれば、ふわっと食感を楽しめましたけどね。素人が作るにはやはり、ゼラチンの力を借りて固める方が失敗なくできると思われます。
ムースにも挑戦してみようかな。
最後に
昔懐かしの味を求めて、今回は再現してみました。いかがでしたか?
母が元気なうちに思い立つことができて良かった。
作っているときも、食べているときも、子供時代にタイムスリップしたような気持になり、なんだか心躍りました♪
母が作っていた後ろ姿を思い出したり、兄と争うように食べたりと、懐かしいキラキラした思い出です。
味も食感も、思ったより現代的で美味しかったのは意外でした!
私もそんな思い出を子供たちに残すことができるのかな。
そう考えると、色々とまた料理やお菓子に挑戦してみたくなってきました。
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