こんにちは。
ブログタイトル通り、私はコミ障、ママ友ゼロなのですが……。
幸いにも娘は私の性格を受け継がず、比較的社交的で友達もそれなりにおり、家でも1日学校であった出来事を逐一報告してくれるので、友達宅の様子は結構筒抜けです。
思い返してみれば、色々な親御さんがいらっしゃるなあと思い、ここでちょっとだけ軽くご紹介できればと思っています。
幼稚園、小学校、中高一貫校で全然親の色合いが違いました。
幼稚園、小学校のときの親たちは
<過保護だらけの幼稚園の親たち>
娘が幼稚園に入園したころですから、かれこれ12,3年ほど前です。今とは情勢が異なり、考え方も違っており(かなり昭和寄り)、幼稚園は大盛況で、みな専業主婦のママだらけでした。下の乳幼児がいるとかいないとか関係なく、専業主婦だらけ。
暇を持て余しているママも多かったので、集まりも多かったな。
そのときは私も頑張ってましたよ。
ただでさえ行事の多い幼稚園(月1回は当たり前、半分くらい幼稚園に親も行ってたんじゃない?ってくらいの月もありました)、更に毎日お弁当という園だったので、過保護ママだらけだった気がします。
園長先生が、
「どうか子どもの育ちを見守り、あまり手を出しすぎない。」
「乳児ではないので、過保護はそろそろ卒業して下さいね。」
とお達しが何度も出てしまうような園でした。(笑)
でもこの園、私と同じような他県からきた転勤族のママもいたし、同年代の30代前半から半ばあたりのママも多くいましたが、案外、ヤンママといわれる20代前半のママたちもちらほらいました。
私的には意外でしたね。保育園ではなく、幼稚園にいれるのねと。
かつてはちょっとヤンチャしていただろうな…と思われる風貌のママたちばかり(ご主人も大概そう)でしたが、まあ~過保護過保護。言葉遣いはう~んって感じでしたが、我が子が大好きでたまらない様子が伝わってきて、とっても一生懸命なママばかりで。
最初の偏見をお許し下さいと思ったほど。
ママの年代関係なく、母とはこういうものだよねと思っていた私にとって、小学校はちょっとしたカルチャーショックでした。
<驚くほど放任の親もいた!>
私が住んでいるところは地方都市で、地元の小学校も特別荒れていることはなく、比較的穏やかな雰囲気を醸し出していました。
ところが、中に入ってみると驚きもありました。
まずは働いてママの率が一気に高くなります。そりゃそうですね。近隣の公立や私立保育園から上がってくる子が半分ほどいるのですからね。
それは全然良いのですが。当時は学童にゆとりもあったので、誰でも学年関係なく希望すれば入れる状態でした。
にもかかわらず学童には行かせず、放課後は小学生の兄弟だけで過ごさせているお宅もあったようで。夕飯作りから、お風呂、就寝まで全部兄弟だけでやっているらしいよ(兄弟が寝静まった夜中にお母さまは帰ってこられるそうです)とまだ低学年だった娘から聞き、驚愕したのを覚えています。
これは家庭のご事情があるので、仕方がなかったのでしょうけど。事故、事件が起こらず本当に良かったと思っています。
その他には、
「うちは子ども自主性を育てるために、学校の用意、宿題には一切口を挟まないの!」
と堂々と保護者会でおっしゃってたお母さまがいらっしゃいましたが、そのお子さんは毎日忘れ物だらけだったそうで。それは教育ではなく、ただの放置だよと思った記憶があります。
この地では珍しくバリキャリのお母さまもいらして、年度末2月の保護者会で
「今年度初めて小学校に足を踏み入れました。」
「皆さん、お子さんとよく関わっていらっしゃるのですね。私は早朝に出勤し、夜遅くに帰宅するので、平日は子どもと一切顔を合わせる時間がありません。夫も同じく忙しいので、全部母任せなんですよ。」
と驚愕の話をさらっとされていました。お子さんは、全然お母さまとキャラが違って、電車好きののび太君だったそうです。性格は穏やかでとってもいい子だったそうだけどね。
もちろん、幼稚園同様ヤンママもたくさんいました。
印象は幼稚園とときと一緒で、結構皆さんお子さんを愛してらして、一生懸命で。
偏見はダメですね。
でも私には、あのがっちり組まれた集団(きっとものすごく古い縁で繋がっていると思われる)には絶対に入れませんでしたけどね。
幼稚園と違って、だいぶ親と子の距離が離れていく小学校、この調子で中学になると…のはずですが、中高一貫校はまたちょっと過保護で過干渉の世界が繰り広げられていました。
中高一貫校の恐ろしい親たち
恐ろしいなんて表現をしてはいけないのですが…私も小学校だと比較的過保護な親の方だったかなと思っていたのですが、上には上がたくさんいることを知りましたね。
ちなみに幼稚園ほどではありませんが、中高一貫校はまた専業主婦の割合が増えます。
一人っ子率も異常に上がります。
小学校は2人兄弟が一番多く、その次が3人兄弟で、4人以上の兄弟と一人っ子が同じくらい少数派だった感じかな。
母の年齢層もぐっと上がる感じですね。さすがにヤンママさんはお見掛けしなくなりましたけど。
<ケース1・超過保護ママ>
私よりかなり年上の一人っ子ママです。
とにかくお子さんが可愛くて可愛くて仕方ないのが分かります。本人もまっすぐで純粋にお子さんです。端から見ても可愛らしいなと思えるほど。
中学生になっても一人で家に残すこと(お留守番)をさせられないその心配性のお母さまは、夜行われる塾の保護者会にもお子さんを一緒に連れてこられていました。うちは全然平気で留守番させていたので、ちょっと衝撃。
その他には、娘たちと遊びに行った際は、どこに行った、何を買った、いくら使った等など全て報告することになっているのだそう。レシートも必ずもらいお母さまに提出することになっています。
スマホは危険だからと、小学生レベルの制限がかけられいます。インスタが見れない…と本人がなげいているとか。
お子さんの全てを知っておきたいというお気持ちがひしひしと伝わります。
<ケース2・とにかく強烈すぎるママ>
娘の学校には、父親もしくは両親ともに医師のお子さんが毎年数名在籍しています。
当然、昔からこのような医師家系のお子さんはおり、かつては何が何でも県立トップ校にねじ込んでいたようですが、今は中高一貫校も選択肢に入れるご家庭が増えてきているようですね。
ただそのプレッシャーたるや気の毒なほどです。
どのご家庭も母の必死さが伺えます。集団塾に個別塾に家庭教師にと、もうゴリゴリの勉強漬けにしているご家庭ばかりですね。不思議とそれは子どもたちの間で公然のことで、
「あの子は医者の息子(娘)だから大変だよね。」
と。
その中でも強烈だったのが、ご両親ともに開業医のおうちのお母さま。ある行事でご一緒させていただいた際、
「うちは子の意思を尊重していますの。」
と声高らかにおっしゃっていましたが、お子さんいわく、もうそれしか選択肢が与えられていないそうで、ご兄弟ともども医学部医学科志望だそうです。 この地域で一番厳しいといわれている塾に通わされています。 (超スパルタ塾で有名です)
その方のお話しを伺っていると(聞いてもないけどペラペラ自ら話されていました)、どの教科でどの教科書、問題集を使い、どこまで進んでいるのか詳しくて驚きました。 うちの夫も同じ人種か…。
忙しいお仕事の間によくそこまでと思います。 早口で、自分の意見をはっきり言われ、パンパンその場を仕切られていたので、相当頭がよいのが分かりますね。
きっと私じゃ会話が成立しないだろうなあ。
ちなみに、お子さんも会話のテンポが速いそうで、娘もろともなかなかそれについていける子がいないらしいです。
<ケース3・過干渉の男の子のママ>
これまた一人っ子のママです。
息子が可愛くて可愛くて仕方がないようなのですが… なんせ相手はお年頃。 息子君は全然話しすらしてくれません。 学校と部活(かなりハードなのに入っています)と塾で、ほとんど家を空けているそう。
何か息子の状態を知りたいと思ったのか、お母さま暴挙に出たそうです。
息子君がいない間に、部屋中を捜索されていたり、お財布を勝手に開けられレシートをチェックされていたり、気付かぬうちにGPSをつけられていたり(きっとスマホの勝手に見られているかも)、帰り時間が分からないと
「今どこいる?どこいる?」
とLINE&電話攻撃をしてきたりと。恐ろしい執念で追ってくるそう。 本人いわく、その執念たるやホラー級だとか。
数々の娘から聞かされる親子のエピソードに驚愕の連続でした。 いや、現在進行形で驚かされています。
定期テスト中は、学校周辺に行きも帰りも送り迎えの車で大渋滞を起こしてしまうような過保護な学校です。
ああ~なんてこと。そりゃあ近隣の住民さんにたちに嫌われてしまいますよね。
最後に
世の中には、ほんと様々な親がいますね。価値観も子どもの関係性、距離の取り方も様々です。きっと、その親(子からすると祖父母)との関係性も影響しているのでしょうね。ただ一般的に、
過保護も過干渉もダメ、放任も放置もダメ。
と言われてしまうと、
では、何が正しいの?
と思ってしまいませんか。
適度な親子の距離感を保ち、子の自立を促す。 でも、人に迷惑をかけず、きちんとした子に育てなければならない。
これって、実はとっても難しいですよね。 それをするには、こうすればよいですよ! というパターンでもあれば、実践するだけですから簡単ですが…。そんなもの存在するわけありませんよね。
同じ親が育てた兄弟ですら成長が全然違うのですから。
正解なんて誰にも分からない。
気付いたら、毒親になっていたなんてこともあるかしれない。 子に、うちは親ガチャ失敗だったよと言われてしまうかもしれない。
子育ては難しすぎます。
きっと子育ては、一生終わらず、一生悩みは尽きず、一生悩み続けるのかもしれませんね。
それが親になった人間の宿命なのか。
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