ママ友ゼロ母日記

ママ友って本当に必要?いなくなったら気持ちが楽に

MENU

中高一貫校を退学するということ~息子の中学受験前に考えさせられました

スポンサーリンク

こんにちは。竹みかです。

 

 

小5になった息子、高2になった娘、ともに4/7から新学期でした。

春休みは毎回、短い期間にも関わらず、新学期の準備などで慌ただしく過ぎ去っていきますよね。

ようやく、一息ついた感じです。

 

地方公立中高一貫校に通う娘は、5年目を迎えようとしています。

息子は、姉と同じ学校に進学することを目標に、先日、初めて通塾し、3時間に及ぶ春期講習を受けてきました。

 

 

実はこの春休み前に、親子でかなり心をざわつかされる出来事がありました。

この年度末でもって、娘と同じ学年から数人退学する生徒が出てしまったのです。

 

・なぜ彼らが中途退学してしまった理由

・息子が中学受験をすると決意した理由

 

について少しお話しできればと思っています。

 

 

 

 

中高一貫校を中途退学してしまった理由

もちろん、世間を騒がすような事件があったわけではありません。

ただただ学校に通う意欲がなくなり、勉強を頑張る意欲がなくなり……去る(自主退学)という決断に至ってしまったようなのです。

 

前にも、中高一貫校の中だるみについて触れたことがあります。

mamatomo-zero.com

 

中高一貫校生は皆、受験(受検)を経て入学してきます。

娘の学校の例外ではありません。

確かに、都内近郊などの私立や国立の超難関中とは違い、極めて難しい試験を突破してきたわけではありませんけどね。

 

公立中高一貫校の入試はそれほど難易度が高くないので、多少学力のばらつきはあり、まぐれ受かりもあるでしょう。

皆一様に、小学校時代は成績の良いと思われていた子たちだったはずです。

 

 

入学当初は、希望に満ちやる気にあふれ意欲満々だったに違いありません。

 

 

中途退学してしまった数人は、中学時代から不登校傾向のあった子ばかりではなく、明るい性格で友人に囲まれ、部活動に行事にと積極的だった子も含まれています。

 

大きな病気で継続的に通うのが難しくなったとか、学校の雰囲気や方針、周りの友人と合わなかった等の理由ならばまだ分かります。

そうではなく、

 

学業不振

 

これが理由なのは悲し過ぎるなと、娘から話を聞いていて思いました。

中学時代に勉強を疎かにしすぎて、もう、どこから手をつければ良いのかすら分からなくなってしまったようなのです。

 

 

学校から呼びかけは何度もあったはずです。

補習もありましたし、面談もありました。

一番成績分布の激しい数学は、早くから能力別クラス編成にもなっています。

 

ただ、公立の学校なので、出席日数や成績に関係なく高校に上がれるのです。

一部の私立中で行われているらしい(あくまで噂レベル)肩たたきがないので、危機感もないのですよね。

 

そんなぼんやりした状態で高校に上がると、より一層勉強が難しくなり、更に、学校全体が大学受験に向けて動き出し、毎日、小テストの山になります。

合格点が出なければ、どの教科も永遠に追試追試の連続です。

 

追い打ちをかけるように、文理選択をする前の高1は、副教科も含めて一番科目数が多いので、中間も期末も定期テストも、まるで鬼のようです。

期末にわたって、朝一から午後まで4日間みっちり試験が続きます。

またどの教科も、同時に課題や提出物がこれでもかというくらい出されるのです。

 

これらの積み重ねで、もう限界……と勉強する意欲がなくなり、次第に学校に行く気力すらなくなってしまったのかもしれないなと私は予想しています。

 

ただ単位制とはいえ、高校は大学ではないので、先生方による手厚いフォローがありますし、お情けもあります。

どんなに小テストの追試の山でも、定期テストの点数が悪くても(例え一桁でも)、毎日学校に来て、授業を受け、課題や提出物を出していれば、めったに単位を落とされることはないし、留年にもなりません。

 

 

実際にギリギリのところで踏ん張っている子も複数人いたようです。

 

 

 

ただ正直、私も夫もその話に驚きが隠せませんでした。

珍しく超現実主義の夫が怒りをあらわにしていました。

互いに、高校の中途退学なんて、勉強が嫌いな生徒が集まる高校でしかありえないことという認識だったので。

 

何が起こったぞ?

娘を信頼して通わせていたはずの学校側にまで不信感を抱いてしまいそうでした。

 

娘も、自分自身には関係ないし、仲の良い友人の中にも学業不振の子はいなかったにも関わらず、かなりショックだったようです。

 

 

冷静に考えれば、仕方のないことなのかもしれません。

でも、その生徒たちに、もう少し踏ん張る気持ちがあれば、一緒に卒業でしたのにと残念でなりません。

 

学校側ももう少し何かできることはなかったのかという思いも消えません。

高みを目指させるのも良いが、底もしっかりフォローできなかったのだろうかと。

何も娘の学年が特別だったわけではなく、毎年起こっている現象ですからね。

 

 

一般的に、多くの進学校と呼ばれる高校は、成績上位1/3に見合うカリキュラムで勉強を進め、進路指導を行うそうです。

必然的に、底の子たちは放置されることになってしまいます

 

今、全国の高校の中途退学者数自体は増加しているわけではなくないようですが、意外にもいわゆる進学校では一定数いるようなのです。

私が4年以上愛読させていただいているアメブロの『二浪日記』さんでも何度も話題に上がっていますし、中だるみ中高一貫校生だけを対象にした塾があるくらいですからね。

 

上には普通の人間には想像もつかないようなギフテッド張りの超天才がいて、努力を迷いなく継続できる秀才がいて……そんな現実を目の当たりにすると、どうしようもなく体も心も疲れ切って、全部にストップがかかってしまう子が出ても仕方ないのかもしれませんね。

 

でもやっぱり、全員そろって卒業できるのが理想だなとは思います。

 

 

もちろん、中途退学をしたら人生終わり(若者の言葉だとつんだ)わけでは全くなく、転学したり、高卒認定試験を受けたりしたことで、心が前向きになり、もう一度頑張る力が沸き起こってくれるなら全然OKですけどね。

1、2年の誤差も大したことがない!

大学にいけば、社会人になれば、その程度の差、全く気にならないですからね。

 

むしろ、俺、私落ちこぼれなんかじゃない、狭い世界から開放されて外に出てみたら、結構イケてる方じゃん!と思えたら儲けもの。

 

自己肯定感が地の底についたまま卒業するより、むしろ良いのかもしれません。

息子が中学受験をすると決断した理由

先にお話しした通り、中高一貫校生を4年も見続けていると思います。

中学や高校は、背伸びした第一志望校に受かることが必ずしも正解ではないということ。

 

 

最近目にしたのですが、

都内中学受験専門塾S(スパルタ系でバリバリ幅を利かせている)の卒塾生がどのような大学に進学したか(どうやって調査したのか?正しい数字なのか?不明ですが……)調べたら、中央値がMarchぐらいだったと。

この結果に世間は、ザワザワしていたようです。

 

30年前に都内で大学受験をした身からすると、一般受験でMarchは十分難しいですよ。

早慶なんて夢のまた夢でしたからね。

早慶受かるレベルまでくらいまで成績を上げられた子がMarchに受かります。

 

その一方で、敢えて高校レベルとちょっと落として、偏差値50前後くらいの都立高校に行き、指定校推薦で楽々Marchに受かっちゃった子もそれなりにいました。

楽々は語弊があるかと思いますが、当時の私にはそう見えていました。結局、うらやまして仕方なかったのです。自分は高校の選択ミスをした……と何度も後悔しました。

 

今私は地方住まいですが、その傾向はこの地でも当たり前のようにあります。

更に30年前よりも、推薦入学の割合が増えているので、より一層、一般受験が狭き門になっていますよね。

 

あまり大学受験に詳しくなく、特に都内私立大学の一般受験に詳しくない層の方からすると、小4から毎日のように通塾してガンガン勉強させられても、結果、大したことないじゃんって言われてしまうのかもしれません。

十分すごいよ!って私は思いますけどね。

 

 

翻って、これから中学を迎えようとしている小5の息子の進路を考えてると、姉と同じ公立中高一貫校に行かせることだけが正解とは思えないのも事実です。

 

 

もっと道はあるはず。

 

大学付属の私立中学を目指す。(指定校推薦も多く持っている)

学区内の公立中学に進み、自分で行きたい高校を決めて、それに向けて勉強をして進学する。

自分の意思で公立トップ高校を目指すも良しだし、ちょっと高校レベルを落として、推薦を有利に進めるのもありだし、高専という道もある。

今の時代、通信制高校だって充実しているし。

オンラインで必要な学びはいくらでもできる。

 

 

希望を持って、中学受験に向けて2年間勉強しても、当然、不合格の場合だってあります。

そのときにモチベーションが維持できるのかも心配です。

仮に合格したとしても、

 

・学校の勉強進度についていけるのかどうかわからない

・6年間ずっとモチベーションを維持できるかどうかわからない

・成績が悪くても、学校が楽しいなら良いけど、自己肯定感がダダ落ちしてしまう可能性だってある

・大学受験も、基本的に一般受験(しかも、徹底した国立第一主義)なので、かなりの覚悟と忍耐と努力が必要

*私大の指定校推薦を使う生徒はほぼおらず、国立の推薦(落ちる可能性も高い)を受ける生徒がちょっといる程度です。

 

なのです。

 

 

娘のときは、ここまで考えずに受検させてしまいましたが、息子の場合は情報が十分にあるので、各方面から考えて、息子にとってより良い選択をさせることができるはずです。

 

 

春期講習を前に、息子と話し合いを持ちました

 

実は……夫は、息子の性格を見て(能力が凸凹なこと、息子のまだ幼い性格、かなりこだわりが強く頑固なところ等など)、中学受験には前向きではありません。

中学受験はおろか、高校受験も本人がやる気にならないなら、中卒で働けばいいというような言われ方をして、かなりムカつきましたが。

自分とは全く違う性格・思考の息子を理解できないようです。

ちなみに娘は夫と似た性格・思考なので、とっても相性が良く仲良しです。

 

 

息子はただ一つ。

 

どうしても、今の小学校から抜け出したいそうです。

 

小学校のメンバーと合わない。

小1のときにいじめにあったこともありますが、繊細な彼にとっては許せない言動をされて心が傷ついたり、逆にイライラしたりすることが多いそうなのです。

男女関係なく、合わないようで。

 

早くこの環境から抜け出したいというのが本音。

 

なら、私立中も視野に入れたいところなのですが、夫が絶対反対です。

*夫は昔から推薦入試に断固反対派ということ、そして、厳しい環境で子どもたちを育てたいという考えの持ち主なので、内部進学や推薦で大学進学するのが主な、地元の私立中に入れさせたくないらしいのです。

大きなお金が動くことなので、私の一存では決められないのが現実です。

 

というわけで、息子が中学受験をするにしても、姉が行っている

 

公立中高一貫校の1校のみの受検

 

となりそうです。

それは、息子も了解しています。

姉と同じ学校を受検して、落ちれば、学区内の公立中学に進学です。

 

 

このような経緯で、中学受検をするという決断に至りました。

 

 

 

最後に

何で、男親って子どもに(特に息子)に厳しいのでしょうね。

 

「社会は厳しいんだ!」とかいう男性って苦手です。

「俺が社会の厳しさを教えてやるんだ!」という上から目線にも虫唾が走ります。

 

そんな昭和的考えが、男女関係なくどれだけの人を追い込み、病ませたのかと思ってなりません。

もっと優しく、寛容になろうよと思います。

互いに認め合おうよって。

 

 

そう考えると、辛いなら、高校を中途退学するのもありかもしれませんね。

自分をすり減らしてまで、我慢を積み重ねる必要もないのかも。

 

道はいくらでもあります。

 

 

結局、息子の受験は、私が全面的に見ることになりそうです。

塾の送り迎えも私です。

授業の復習や、宿題、スケジュール管理も私になります。

 

息子にとっては、気の合わない夫にあれこれ言われるより良いのかもしれません。

 

 

春期講習を受けた限りは、全くついていけないというわけではなさそうなので、とりあえず、息子と一緒に走り出します

 

2年後の春に向けて!

 

 

娘も同時に大学受験なので、きっと来年は、2人の子どもの受験サポートにのみ全力を尽くすことになりそうですね。

ライター業も休止、ブログも気休め程度の更新なりそうです。

私も、子育ての終盤に向かって、頑張りどきなのかもしれません。

 

 

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

ポチっとしていただけたら嬉しいです。

 

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログ 小学校高学年の子(4、5、6年生)へ

にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ
にほんブログ村

 

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!