こんにちは。
だいぶときが経ってしまいましたが、先々月末に私は誕生日を迎えまして(全然嬉しくないけど…)、娘が学校の帰りがけに成城石井でこのお菓子を
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買ってきてくれました。!あと近くの書店で料理本も一緒に。
ありがとう~、娘よ。普段の超絶ワガママが許しましょう。(笑)
オーツ麦フレークが入っているタイプのクッキーは、コロナ禍前はIKEAでも何度か買ったことがあったのですが、このギレのは初めて。
IKEAのももちろん美味しいのですが、このギレのザクザク感は最高ですね。
美味しい過ぎるぞ!
今、在宅時間が増え、健康食としてオートミールが流行っているようですが、そんなのお構いなしのヨーロッパ菓子特有のべったりとした甘さもまた良しです。にもかかわらず、食感は軽くザクザクなので、もう手が止まらない~。ついつい食べ過ぎてしまいました…。そうこうしているうちに、もうこれは
自分で作ってみるしかない!作りたい、自分でも作りたい~。
と気持ちが高ぶってしまい、すぐにメイン材料であるオーツフレークを買い(カルディで)、
あとは作り方を検索・検証して実行に移すのみだ!!!と考えていたところに…。
そう、息子の緊急入院が決まり、いつのまにか材料は置き去りにされ、作りたい欲求も影を潜めていたのですが。
それから1か月ちょっと経ち、私の気持ちも落ちつき、意欲も戻ってきました。
さあ~作ってみます!
今回は、砂糖多めでザクザク感重視のタイプと、砂糖を抑えた健康志向のタイプと2種類作っています。
ザクザク感を求めて
1種類目は、とにかく私目指すところの『ギレ・オートクリスプ』に近づけたくて、あれこれレシピを検索していたところ、これにたどりつきました。
やはりヨーロッパ風のザクザク感を追求するには、たっぷり砂糖を使うことがカギのようですね。ここはとりあえず、健康食としてのオート麦は置いておいて…。
ばっちり甘く、バターも強く、ザクザクを目指します!
<材料>
無塩バター 100g
砂糖 80g
*きび砂糖を使っているので、茶色です。
卵 1個
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
*今回はクッキーなので、これは抜かしてもらっても大丈夫ですよ。膨らみが抑えられるので、少し堅めの食感になります。
オート麦フレーク 80g
砂糖多め、粉少なめ、バターたっぷりです♪
<作り方と、ちょっとしたコツは>
普通のクッキーと作り方は同じほとんど同じです。
下準備:バターと卵は室温に戻しておきます。
*卵は、割ってしまうと腐敗しやすくなるので、割らずに殻ごと室温に戻して下さいね。
①室温に戻し柔らかくなったバターをボウルに入れ、ポマード状(マヨネーズ状)になるまで、ホイッパーで混ぜます。
②①に砂糖を3回ほどに分けて入れます。その都度、砂糖が見えなくなるまですり混ぜに下さいね。
*白っぽくなるまで混ぜると書いてあるレシピが多いですが、あまり混ぜすぎると焼いたときに膨らみ過ぎてしまい、クッキーらしいザクっとした感じがなくなってしまうので、ほどほどに。(昔習っていたお菓子の先生がおっしゃっていました。)
③②に殻を割ってよくかき混ぜた卵を少しずつ入れていきます。これまたその都度、よく混ぜますよ。
見る方が見ればバレちゃいますが、バターと卵が分離しちゃってますね…。でも、クッキーなので大丈夫です!分離しても全然OK。美味しくできます。
*ただしパウンドケーキの場合は、慎重に分離しないようにすこ~しずつ卵を入れ、気長に頑張って下さいね。まあ~分離してしまったら、焼く前に生地を冷蔵庫で寝かせば大丈夫よ!と先ほどのお菓子の先生から教わりましたけどね。
④薄力粉とベーキングパウダーを軽く混ぜ合わせから、2重ストレーナーでふるいます。
⑤ホイッパーからゴムベラに持ち替え、③に④の粉を入れます。粉っぽさがなくなるまで、切り混ぜます。
*クッキーなので、切り混ぜるって難しい…と思わずに普通に混ぜちゃって大丈夫です。生地を膨らまさないので。
⑥⑤にオート麦フレークを投入し、更に混ぜます。
混ぜすぎても問題ないので、ガンガンいきましょう。
⑦天板にクッキングシートを敷き、そこにゴムベラとスプーンを使って、生地をボテッと落としていきます。(今回は18個ほどできました。)
⑧オーブンの予熱を170℃15分で始めます。
⑨スプーンの背に水を浸け、⑦で落としていった生地一つひとつの表面を平らにしていいき、ここで適度に形も整えて下さいね。7ミリほどの厚さになればOKですよ。
⑩予熱ができたオーブンに天板ごと入れ、焼いていきます。
*裏にきちんと焼き色がついてたら、できあがりです。平らにしたときの厚さやお使いのオーブンにより焼き時間は変動します。15分から20分を目安にしてみて下さいね。今回私は、17分焼きました。
できあがりはこんな感じです♪
結構大きくなりますので、天板に生地を並べる際は、1枚1枚の間隔を空けて下さいね。そうしないとクッキー同士がくっついてしまいます。ご注意を!
では、お楽しみの実食です。
<食べてみたら>
オーブンで焼いているときから、香ばしくでも甘い香りがしてきます。最高~。気分が上がりますね。
焼き立ては少し柔らかいので、それはそれで美味しいですが(手作りならではの楽しみですよね)、ちょっと冷ましてからいただきます。
食感はザクっ。良い感じです。理想的。
噛んだ瞬間に口いっぱいに甘みが広がります。その後、バターの濃厚さが重なり、余韻として残ります。THE・クッキーって感じで、美味しい~!!!
ザクっとした食感も、最後にバターのミルキーさが残るのも、私の理想とするクッキーです。美味しかった。ごちそうさま~。
始めて作ってみましたが、おおよそ見立ては当たっていたかな?ギレ・オートクリスプほどザクザク感がありませんが、だいぶ近いものが出来上がった気がします。
子供たちにも大好評で、バクバク食べてくれましたよ。
オート麦の良さを活かして健康的に
オート麦のフレークやオートミールを使用したクッキーのレシピをあれこれ調べていたら、ヨーロッパ風の甘いザクザクのものもありましたが、一方でかなり健康を気にしていたり、アレルギー対策をしていたりしているものも多く見かけました。
例えば、バターではなく米油や菜種油を使用していたり、卵ではなく豆乳で代用していたり、砂糖ではなくハチミツやメープルシロップに替えたり、薄力粉だけではなく、大豆粉や米粉を混ぜていたりと工夫されていました。
残念ながら…我が家の子供たちはこのようなクッキーを全然食べてくれません。一度豆乳と菜種油で作ったことがあるのですが、それぞれ1枚食べたきり、あとは完全拒否でした。私的には滋味深く美味しかったのですけどね。夫も見向きもしてくれず、結局ひとりで全部処分しました。
というわけで、今回も坂田阿希子さんのお力をお借りして。
*こちらの本の『オートミールとほうじ茶のざくざくカントリークッキー』を参考にさせいただきました。
<材料>
無塩バター 120g
砂糖 40g
卵 1個
薄力粉 200g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩 1つまみ
オート麦フレーク 60g
レーズン、チョコチップ 合わせて100g程度
本当のレシピには、ほうじ茶が入っていますが、これを入れると息子が食べてくれなってしまう予感があったので、今回は割愛しています。苦手でなければ、ぜひ入れて下さいね。本来はこれがあってこそのレシピだと思います。
また、チョコもチョコチップではなく、元のレシピではビターチョコを割って使われています。その方が断然風味が出て、大人向けの美味しい仕上がりになると思います。
坂田さんのレシピは、どれを作ってみても、砂糖の使用量は少ないけれど、他の食材の旨味を上手に足して、ああ~美味しいと満足できるレシピになっているので、本来はこの本通りに作った方が絶対いいです!
まあ~子供向けは仕方ないですけどね~。
<作り方と、ちょっとしたコツは>
作り方は、先にご紹介したものとほぼ一緒です。工程⑥の際にオート麦フレークだけではなく、レーズンとチョコチップを投入して混ぜ合わせます。
同様に天板に落として、背を水でぬらしたスプーンで表面を平らにします。
*今回は20個ほどできました。
同様に170℃に予熱したオーブンで、23分焼きました。
坂田さんのレシピだと20分になっていましたが、焼き色がいまいちだったので、3分追加しました。20~25分の間で、裏の焼き色を確認しつつ、設定してみて下さいね。
<食べてみたら>
ザクザクというよりは、サクッと軽やかな食感です。サクサクと口の中でほどけていくような感じがします。
口に入れると、最初にがつんと粉の香りと味がします。その後、バターの濃厚さが追いかけてきて、チョコやらレーズンの滋味深い味わいや、オート麦に香ばしさが混じり合い、最後の最後に砂糖の甘さをほのかに感じることができます。
噛みしめるほど美味しいクッキーです。
一口、二口とどんどんはまっていき、やめられなくなりますよ~。
このクッキーは、最初に強い甘みがきて、即お菓子を食べている!という満足感はありませんが、食べ進めていくうちに徐々に心が満たされていく感じがします。最初に強烈な甘さがくるお菓子は、得てしてすぐに飽きてしまうものです。
こういう滋味深いお菓子こそ、ゆっくり味わって美味しいなあ~としみじみ感じられのかもしれませんね。胃もたれもしません。
残念ながら…子供たちには不評でした。悲しい~。
最後に
ちょっとだけ、オーツ麦のお話しを。
日本では燕麦(えんばく)といわれている麦の一種です。食べやすいように脱穀された後、潰し乾燥されます。発芽玄米と同様に全粒穀物なので、糠・種皮・胚芽などが含まれており、非常に栄養が豊富なのが特徴です。
ですから今の時代、注目されているのかもしれませんね。よくスーパーでも見かけますよね。オーツ麦フレークやらオートミールのようなかたちで。
気になる栄養素ですが、主なるものは、
①食物繊維
玄米の3倍、白米の20倍も含まれています。
腸内改善に役立ち、便秘解消にも大いに役立ってくれます!その理由は、便を柔らかくする水溶性食物繊維と、便をかさ増しし、腸のぜん動運動を促してくれる不溶性食物繊維がバランスよく含まれているからです。
②鉄
玄米の2倍、白米に5倍も含まれています。
貧血予防に役立ちます。
③カルシウム
玄米の5倍、白米の10倍も含まれています。
骨の健康維持に役立ち、抗ストレス効果もあります!現代人に必須の栄養素ですね。
④ビタミンB1
押麦や白米の2~3倍程度含まれています。
疲労回復にもってこいです。
⑤低GI
ダイエットに効果的で、特に肥満やメタボリックシンドロームにも効果を発するといわれています。というのも、食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれるからです。更に腹持ちがよく、満腹感を得られることができるので、食べ過ぎを防いでくれます。
⑥その他
ビタミンB2やマグネシウムも含まれており、前者は美肌効果、後者は代謝を助ける効果がありますよ。
実際に私が、2種類のオートクリスプを試作し食べてみて感じたことですが、
・食べてしばらくすると1枚2枚程度なのに、ものすごく満腹感がありました。それは驚きです。
・そして翌日になると、腸のぜん動運動がスムーズになったのが分かります。もともとひどい便秘体質というわけではありませんでしたが、効果てきめんでした。これまた驚きレベル。だから、今流行ってるんだ!と実感しましたね。
興味本位で2週類作ってみましたが、がつんと甘くザクザク食感の美味しさと、噛みしめるほどにしみじみと感じる美味しさ、それぞれのよさを楽しむことができました。しかも、お菓子なのに体にもよい効果が!
作り方は、ご紹介した通りとっても簡単です。
是非、あなたのこれと思われるレシピでオートクリスプ作ってみてはいかがでしょうか。お勧めですよ!
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