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中高一貫校に通う中3生が【文理選択】について考える!親世代の選択とはだいぶ違う?

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こんにちは。

 

 

大概の中3生は今もうすでに部活も引退し、高校受験に向けて勉強に励んでいる時期だと思います。ただ中高一貫校に通う中3生は、高校受験がないため中だるみしやすい時期でもありますよね。

 

とはいえ勉強は、高校分野に入りどんどん難しくなってきています。先生たちもそんな生徒たちの状態を見越して、大学受験に気持ちを向かわせようと発破をかけて始めているようです。

 

その一つが文理選択だと思います。

 

実際に大学受験に向けて、文理選択を確定させるのは高1の秋以降で、実際にクラス分けされるのは高2の4月からになります。が、今から他人事ではなく自分の問題としてしっかり考えるように促されています。

 

そこで今回は、中高一貫校の中3生がどのように文理選択を考えているのか、先輩ママから聞いた学校の意向(どう生徒たちを仕向けていきたいのか)のかも交えて綴ってみたいと思っています。

ちょっとだけ親世代の文理選択の話も加えています。

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共学でも理系選択者が多い?

<学校側の意向は?>

先日、PTA役員の集まりで、後期課程(高校生)のお子さんを持つママたちとお話しする機会がありました。

 

今は共学でも、先生があまり介入せず生徒たちに自由に文理選択をさせると、理系が圧倒的に多くなってしまうそうですね。

確かに女子は医療系、男子は情報系ともに理系に分類される学部が人気ですし、それらの学部は就職にも困りませんからね。

 

恐らく、それを良しとする学校もあるとは思います(本来そうあるべきだと思います)が、実際には教員の確保、クラス編成などの関係上、なるべくなら半分半分に分かれてくれることを学校側は望んでいるようなのです。

 

 

<そのために先生たちはどう導く?>

理系といっても、数Ⅱまでで受けられる大学(大学のレベルや学部学科により違いあり)と数Ⅲまで必要な大学とあると思いますが、数学がキーになることには変わりませんよね。

 

いくら生徒が理系を望んでいても、数学のセンスが全くなかったり、かなり苦手意識があり成績が全然振るわなければ、話になりません。

 

まあ~女子の志望が多い、農学部や医療系は、大学に入ってからほとんど数学を必要されことがないのでは?と思いますが、数学を使って入試を突破しないといけませんからね。苦手で済ますことはできませんよね。

 

 

すると、ぼんやりとした理系志望の子たちの心を折ってしまう第一関門は、数学のクラス分けになるようなのです。

 

娘の学校は中2からクラス分けが始まりますが、まだ最初は緩やかで、本格的には高校分野の学習が始まる中3の2学期からになりますすが…ここで一番下のクラスになろうものなら、

 

「私(俺)数学のセンスないわ~。」

「理系諦めよう。」

 

となってしまいます。実際、そのような発言をちらほら聞くようになったと娘も言っていますね。

 

更にこの時期に合わせるように、来年の今頃は文理選択を確定させる時期になるから、しっかり自分の進路を考えるようにと先生に促されます。

 

専門の先生(塾や予備校)や教育出版系の方から進路の決め方のお話などを何度か聞かされ、意識を高めるように仕向けられます。

 

否応にも考えざるおえない状況の向かうのです。

 

ちなみに親に対するガイダンスも数回ありましたよ。資料も何冊も配られました。

 

 

<その結果>

中学入学当初に抱いていたぼんやりとして憧れは、段々と学年が上がるについて現実的な自分事となっていき、目の前の成績と照らし合わせて、文理選択へとつながっていくのです。

 

(先輩ママの話いわく)実際に蓋を開けると、どの年も文系、理系、半々くらいになるそうです。若干、理系の多いくらいかな。

 

娘の学年は、来年今頃どうなっているのでしょう?

 

 

 

親の世代の文理選択は

(何度かお話ししていますが)夫は、都内の中高一貫校出身です。

 

男子校なので、さぞかし理系だらけかと思いきや。この発想は現代なのですね。

 

文系6:理系4(もしくは7:3)くらいだったそうです。理系選択者の方が変わり者扱いだったとか。会社で出世したいなら迷わず文系だろう!という時代です。東大法学部が頂点!

 

当時、理系は寡黙な研究者なるのが一般的で、結局、会社という組織に入ってしまえば、口がうまく頭の回る文系経営者の支配下になるって感じの認識だったのでしょうねえ。

 

ただ今は時代が変わり、理系でも経営者もいるし、活躍されている方もガンガンいますよね。

 

かつて数学科なんて、「学校の先生しかなれない」なんて言われていたそうですが、今は企業から引く手あまたですものね。「今この時代に産まれてきたかった~」と理系夫も言っています。

 

更に、今ほど理系トップの子たちがこぞって、医学部へ医師になんて風潮はなかったそうで、国立医学部医学科の推薦が余っていたそうですよ。なんてもったいない。

 

 

そうそう同じ中高一貫校でも、兄の学校(男女別学)は、理数科というのが今でいう特進科のような扱いだったそうです。

 

理数科といっても、東大をはじめ国立トップを目指すスパルタ学校だったので、理系も文系も混じっていた様子。兄の友人たちの進路も、文系理系混ざっていましたね。

 

マンモス校なので、トータルで文理選択がどうなっていたかは不明ですが、恐らく女子も含めると文系が多かったのではと思います。

 

 

最後に私、(高校入学組ですが)一応、中高一貫校といわれるところです。女子高。

 

私が高校に入学したときに、同時に中学に入学した子たちあたりから、高校からの外部募集が停止されたと記憶しています。今は完全に中高一貫校ですね。

 

当時は、まさに文系一色でした。4クラス私大文系で、1クラス理系で、もう1クラス文理融合(国立目指す)って感じでしたね。いうまでもなく、私は私大文系クラスだったのですが、そのうちわけは、

 

3クラス分くらい、文学部か教育学部を目指す(国文、英文、その他言語、史学、心理学、社会学、哲学、宗教学、児童教育等など)で、

 

1クラス分くらい、社会科学系学部を目指す(法、経、商など)

 

って感じで、志望もまたものすごく偏っていた気がしますね。狭い世界だったな。

 

理系も、農学部や獣医、家政(栄養)なんかがメインだったみたい。理工系を目指す子はごくごく少数派だった様子。ちなみに医療系はほぼ皆無でした。250人中、1人しか聞かなかったので、それも時代だったのでしょうね。

この感覚でいくと、時代に合わなくなってしまいますね。意識改革が大切!ですね。

 

今は、毎年コンスタントに東大に送り出しているし、ななんと東工大もいるし、その他旧帝、医学部医学科もいるし、薬学部や看護専門大学もいるしで、全然、レベルも進路も違っていて驚きでしかないですね。あんなに文系だらけだったのに、今や理科教育に力を入れているとか。いや~変われば変わるものですね。

 

 

 

我が娘は

だいぶ本筋から離れてしまいました。すみません。

 

娘の周りに、志望がはっきりして良いなと思う子たちもいたのですが、例の数学で心折れて、進路を変えようかと本気で考え始めた子もいるとか。

親としては、あんなに熱意があったのにもったいないと残念に思います。

 

女の子に限らず男の子でも、「俺マジ数学やべ~から文系いくわ」って子も出てきたようです。

そんな消去法のような感じで文理選択しないでおくれと思いますが。

 

もうはっきり、英語が大得意で、語学か国際系と決まっている子など、志望と得意科目がばっちり重なっている子は迷いなくていいですけどね。数学、物理など赤点取らなきゃOK程度ですからね。

英検準1級、高得点合格を目指して頑張って~!って感じですね。気持ちよく応援できますよね。

 

 

翻って、我が娘は全然志望が見えていません。数学まあまあ、物理好き、絵を描くのが得意で好きなので、建築は?という話もあったのですが、図面描けそうにない、というか興味ないかもと言われ、白紙状態に戻ってしまいました。

 

ただ、英語も国語も嫌い、特に社会が大っ嫌い(歴史が)なので、文系はないだろうなあと思っています。数学を使う、経済、経営、商という選択肢もありますが、それには興味ないと。

 

じゃあ~何やりたいんだよう!!!

 

と、親としては叫んでしまいそうですが…ここはぐっと我慢しております。

 

親が勝手に進路を決めてはならないし、誘導してもいけないですからね。そんなことしたら、大学受験だけではなく、ずっと後々まで失敗したり、つまづくたびに親のせいにされます。

 

本人に決めさせるべし!

 

分かっているけど、イライラする…。

 

まだまだ中3生だと、娘のようにどっちつかずの子も多いようですね。(いや、はっきり決まっている子の方が少数派か)

私も結局自分で決められず、周りに流されしまったので、偉そうなこと言えませんね。

 

世間の波に乗るのか、周りに影響されるのか、それとも自分を貫くのか、あと1年見守りたいと思います。

ぐっと我慢。親も大変だ。

 

 

 

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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