こんにちは。
昨日、この地域では小中学校が一斉に入学式でした。まさに桜が満開(少しピーク越えですが)の晴天で、祝福ムードでしたね。
娘が通っている公立中高一貫校も前期課程1年生(中1)の入学式が行われましたが、娘たち後期課程1年生(高1)には、入学式はなく静かに高校生活が始まりました。
もちろん、クラス替えがあるので一喜一憂あったようですが…。
仲が良いと評判の学年だったことあってか?全員持ち上がりとなりました!
私立のように成績で肩たたきは一切ありませんが、例年は自ら別の高校に移っていく子が数名いるようです。成績より人間関係が理由の場合が多いようですけどね。
そこで、ちょっと時期が外れてしまいましたが、3月下旬に行われた娘の前期課程修了式(中学卒業式)のこと、そして、コロナ禍での中学生活3年間を振り返ってみたいと思います。
春休み中に満開になった近所の桜です。
コロナ禍での卒業式
娘の学校の例外なく、とても静かな卒業式だったように思えます。
どの親御さんのブログを読ませていただいても、テレビでの映像を観ても、どこの学校もコロナの蔓延防止に最大限配慮して、声を極力出さない卒業式が行われていたようですね。
親の出席が許されただけ、ありがたいと思わなければなりませんね。
<卒業式が始まり>
娘の学校は、時間になると担任の先生を先頭に一人ひとり会場に入ってきます。
マスクをつけているし、親同士のソーシャルディスタンスで席と席の間が空けられているため、入ってくる子どもたちが遠~くになってしまうので、誰が誰だか全然分かりませんでした。
我が娘が辛うじて分かったくらいですね。
一人ひとりの卒業証書授与もなく、名前を呼ばれたら起立して、「はいっ」と返事をし、静かに着席するのみです。
マスク越しの娘の声が小さ過ぎて聞こえなかった…。
全体的に背が大きくなったなあ(特に男子くんたちが)と成長は実感できました。
もちろん、合唱もありません。
ただただ流れてくる校歌を静かに聞くのみです。心の中で唱和。
校長先生の式辞と、それに対する生徒代表(恐らく成績優秀者)の誓いの言葉があり、式が終了となりました。
<まだサプライズがあった!>
これで終わりか…残念。まだこの学校でも生活が続くとはいえ、こんなさらっとした感じなら、来てもあまり意味がなかったかもと思っていたところ、
サプライズが!!!
先生方が行事ごとに撮り貯められていた写真でのスライドショーが催されたのです。
コロナ禍で何もできなかったわけではない!
<1年生>
スライドショーは、まさに3年前の入学式から始まりました。
まだあどけない子どもたちの緊張した面持ちです。
このころは、コロナなんて病により、その数か月後に世の中を恐怖に陥れ、生活を一変させてしまうなんて想像すらしていなかったときです。マスクもなく、顔がしっかり見て取れました。
その後も、合宿だったり、体育祭だったり、弁論大会だったり、遠足だったり、合唱コンだったり、かるた大会だったりと弾けるような子どもたちの笑顔の写真が何枚も何枚も映し出されます。
そう、1年生の2月までは普通に中学校生活が送れていたのですよね。
何だかすっかりコロナのせいで、忘れてしまっていましたが、改め思い出すことができました。
良かった。
彼らにも制約なしの伸び伸びとした中学校生活が、たった11カ月だけでしたがあったのだと。そう思うと、安堵なのか何なのか分かりませんが、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。
<2年生>
その後、2年生の写真は全てマスク姿になってしまいました…。最初の2カ月は休校、その後も行事は軒並み潰れまくり、写真はものすごく少なかったですね。
時代が反映されています。
でも、マスク越しの目は笑っており、制約の中で精いっぱい彼らは楽しもうとしてたいのだと分かります。
<3年生>
そして、3年生。何もかも奪われた中学校生活から、少しずつですがwithコロナになりつつあり、行事も制約の中ですが、復活しました。
親が観に行ける行事はありませんでしたが…写真にはマスク越しの笑顔がたくさんありました。写真も少しだけ増えていました!
体育祭と文化祭のミックスなんて不思議な行事もありましたしね。一部オンラインで観た行事もありましたが、間近で撮られた写真はまた違った顔がありました。
同じ空間にいらっしゃる先生方の特権ですね。
<一親としての思い>
直で観ることができなかった分、このように写真で子どもたちの3年間の様子を伺うことができ、撮りためて下さっていた先生方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
このコロナに関しては、様々な立場の方がいらして、お考えも様々でしょう。統一するなんて無理ですよね。どこかで必ず不満が出ます。
ただ一親の立場で言うならば、切ないです。
大人2~3年など大した変化もなく、我慢の年があってもいいと思います。ただ子どもたちの1年はとても貴重です。
正論で攻めてこられる大人の方々も、ご自分の昔を思い出していただけたら少しはお分かりなると思います。
子どもたちにこれ以上我慢を強いらないで欲しいというのが本音です。
たくさんの行事がなくなり、触れ合う機会が奪われ、マスクで顔が半分以上覆われた生活を強いられてしまった子どもたちのことを考えると切なく、胸が苦しいです。
誰が悪いわけでもありませんが、いつになったら解除となるでしょうかね。
やっぱり中学受検をさせて良かった!
制約の多い中学生活でしたが、娘の様子を3年間見てきた結果、心の底から中学受検をさせて良かったとは感じています。
<小学校時代は…>
小学校時代は、お友達が少なく、学校では静かな子で通っていました。
実際、家では意見をはっきり言う(ときに超がつくほどワガママ)子なのですけどね。毒舌ですし(笑)、素直な良い子ちゃんではありません。素を隠して猫をかぶっていました。
かなりストレスが溜まっていたと思われます。
要は本当の自分を出せるようなお友達に恵まれず、環境もあまり良くなかった。いじめもありましたしね。目立たないように黙っているしかなかったのです。別の中学に行くと決まってからは、嫌なことを言ってくる子には言い返していたようですけどね。
<中学に入ってからは>
中学受検をして、学区から離れて新しい環境に入ってみたら、お友達がたくさんできました。育った環境や、親から受けた教育や価値観が似ているので、話が合う子がたくさんいたのでしょう。
毒舌言いまくり、突っ込み満載です。(笑)
笑顔も増え、友達と心からの交流ができ、学校でも積極的で明るい子になりました。男女の垣根も越えて、友人がいます。
確かに勉強面では、進みも早く、より高度なこと先取りするので、大変だったかと思います。現在進行形。何とか3年間食らいついていくことができました。
次は大学受験に向けてGO!
部活も強制ではないので、緩く両立ができましたしね。高校受験がないので、内申も関係ないため、やりたいからやるというスタンスです。やりたくなければ、退部も別の部に移るのも自由ですしね。
部活によりクラス外のお友達も増えたので、入ったことには意味があったようです。
先生は、公立学校につきものの転勤があるので、意欲のある先生もいらっしゃいますし、淡々と任務をこなされているだけも先生もいらっしゃいますが。それはどの公立学校も同じですよね。
英語と数学は意欲のある先生が多い印象です。
最後に
夫は学校の勉強面で不満があるようですが(もっと厳しくやって欲しいと)、私的には彼女の生活面を見ている限り、心底良かったと思っています。
これからは、更に勉強時間の増え、科目数も増え、高度な内容に入っていきます。そして常に、大学受験を頭に置いておかなければなりません。
きっとこの学校で得た親友とともに乗り越えていってくれるだろうと信じています。
そして、学校行事が少しでも復活し、充実した高校生活を送れることを親として願ってやみません。
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