こんにちは。
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励みになります。
*最初に
今日の話題は我が子の体調、延いては健康に関わることなので、賛否両論あるかと思われます。子育て歴15年とはいえ、狭い見地での個人的な意見に過ぎませんので、その点ご理解いただければ幸いです。
子どもが発熱した、咳が出る、鼻水が出る、くしゃみが止まらない、嘔吐した等など風邪を引いてしまったなと思われる症状が出てきた場合、小児科医に連れていくことを考える親御さんが多いかと思われます。
私も、第1子が赤ちゃんのころは必死で小児科に連れていき、先生にお伺いをたて、出された薬と飲ませ、言われた通りに何度も通院していました。
それは、私自身がそうやって母に育てられていたからです。それが当たり前だと思っていました。
段々とそのような状況を繰り返すうちに、ふと疑問を持ち始めたのです。
本当にその通院は必要?
その薬は必要なの?
と。
子育ての先輩として正しいと思っていた母の行動が、もしかしたら間違っていることもあったのではないかと考えるようなったのです。
病院に連れまわされた幼少期
<母は異常なほど心配性>
今でも母との関係は良好です。週1回は長電話をして互いの状況を確認し合ってしますし、ここまで私の話をきちんと聞いて、否定せず、常に味方になってくれる人は世界に母ただ一人だと思っています。
がことに最近、私は敢えて話題にしないことがあります。
それは私や子どもたちの体調のことです。特に症状の手始めには、絶対に話なさいようにしています。症状がある程度治まり、治る見込みが立ってきたら話すこともありますが、それはあくまでも見通しが立ってから。
というのも、異常に尋常じゃないほど心配するからです。
たかが風邪らしき症状でもですよ。そんな状態の孫の話を聞いたときには、心配し過ぎて母が眠れなくなってしまうほど。(実際に「眠れなかった」と後日言われます)それだけではなく、
「(遠方に住んでいるので)手伝いにいけなくて、ごめんね。」
と言われたかと思えば、
「(とにかく心配で心配でたまらないから)早く一刻も早く病院に連れて行きなさい!!!」
と何度も催促されるように言われたりと。
かなり振り回された経験があるので、次第にこの手の話題をなるべく避けるようになりました。
息子の左目遠視の話もしていませんし、白内障の手術もその後の手術2回も、終わってから報告しています。
<自分が母になり気付いた>
自分が妊娠・出産、子育てをすると母への感謝の念が強くなる言われますよね。それは確かに私も強く感じました。
ただ逆に、母の子育てを冷静に見れるようになりませんか?
当然、母だって初めての子育てに試行錯誤だったでしょうし、人間だから間違うこともあります。それは分かるけど、それにしても…
おかしくない?
と思うことが。それがうちの場合、特にこの体調問題だった気がするのです。
<確定診断が出るまで病院を連れまわされ>
幼少期の私は、気管支が弱く、すぐに咳の症状が出てしまう子でした。いわゆる小児喘息ですね。でも今、冷静に考えるとそんなに重症ではなかったのですけどね。
ところが、母はその症状が出るたびに心配で心配でたまらなかったのか、
まずは個人病院に連れいていかれ、納得した答えが出ないと(子育て経験のある方ならよく分かると思います。小児科に連れていっても、確定診断が出ないことも多いですよね。結局、対処療法だけみたいな)、公立の大きな病院に連れていかれるのです。
今も昔も待ち時間が長く…ぐったり母にもたれかかりながら番を待ってきた記憶があります。
更に小学校低学年までに何度血液検査をしたことが。(7歳にして採血されるプロ?(笑))
常に薬を飲んでいたのではと思えるほど。
(まずい水薬も我慢して飲んでしましたし、粉薬はオブラートに包んで飲んでいました。これも気付けばプロ級にうまくなっていた(笑))
でもどれもこれも、当時の私は迷惑だなんて感じることはなく、母が私のこと思ってくれてのことで、これは母の愛であり、母とはこうあるのが普通で、母とは当然こうあるべきだと思っていたのです。
ちなみに私は食物アレルギーは全くないのですが、母はどこかで聞きかじったのか?小児喘息の子は食物アレルギー持ちの子が多いからと、何の検査もせず、母の独断で卵の制限などをされていました。
それと民間療法とかで、梅ハチミツ(梅をハチミツで漬けた液)に生姜やレンコンのすりおろしを混ぜたものを飲まされたりもしていました。
正直まずかった…。まあ~確かに、それぞれの野菜の成分を考えると理に叶っているような気もしなくもないですが、そのままの梅ハチミツの方が100倍美味しいですよね。
そんなすったもんだの幼少期でしたが、小学校中学年以降は元気そのもの。その後もちょっと気管支が弱いくらいで、基本的には健康体です。
母と同じように育児を始めたけど…
母から受けたものが全て正しいと思ってた私は、自分が結婚し、第1子である娘が誕生すると、同じように育児を始めたのです。
第1子で、0歳児から保育園に通わせていたわけでもなかった娘は、1歳半ほどまでは元気そのものでした。全く発熱もしない、鼻水も咳などの症状も出ることがありませんでしたね。
ただその後、乳児性湿疹で高熱を出したのを皮切りに、たびたび発熱や嘔吐、咳、鼻水、くしゃみ等の症状を発症する機会が増えてきました。今考えれば、ごくごく当たり前のことです。母体からの免疫が切れて風邪の洗礼を受けたに過ぎなかったのですけどね。免疫をつけるためにはある程度仕方のないことです。
そのたび我が家は大騒ぎで、車を運転できない私は、夫に半休を取ってもらい、小児科医に連れていき、先生の言われるままに連日ように通院を繰り返していました。
更に大変なのが服薬です。
後々分かるのですが、舌が鋭敏過ぎる娘は水薬が全拒否でした。あの人工的なイチゴやブドウ、バナナ、チョコレート等の味が全く受け付けられないのです。口に入れた瞬間に嘔吐してしまいます。
仕方なく、粉薬をしてもらうのですが、これも一苦労。
ジュースに混ぜたり、加糖ヨーグルトに混ぜたり、アイスクリームに混ぜたりと、必死で飲ませていました。それでも苦みを感じては、よく嘔吐されていましたね。
それでもなお先生を信じて、診断に従っていたのです。これで症状が軽くなり、早くよくなる(元気になる)はずだと。
ふと我に返った
ときに夫に嫌みを言われながら、車を運転してもらい小児科に行き、ぐったりする娘をなだめながら長時間待たされた挙句、3分診療で
ででででで…結局、何が原因なの?
ってことが多かったのです。要は確定診断が出ないですよね。ただの風邪でしょうみたいな。
そりゃそうですよね。確定診断を出すためには、様々な検査をしないといけません。そんなことしてたら日が暮れちゃうし、一人にどれだけ時間がかかってしまうか。よほどの緊急性を感じない限りは、先生もそんなことしませんよね。
ただ親としては当然、モヤモヤが残ります。
ここでようやく母の気持ちが分かりました。
そっかだから、私の母は公立の大きい病院に私を連れていき、検査を受けさせ、確定診断が欲しいと思ったのかと。
でも私は、さすがに公立の大きな病院まで連れて行きませんでした。
だって、そのうち回復しますからね。
どのウイルスが悪さをしたのか分かりませんが、時間が経てば子の体調が回復します。もちろんその間、心配心配でたまりませんよ。
熱が下がったと思えば、またぶり返したり、咳がなかなか止まらなかったり、鼻水の症状がしばらく残ったりしますからね。
でも、そのような経験を積み重ねていくと、親も学習しますよね。時間が経てば回復していくということを。
要は、子の免疫力が悪さをしたウイルスに打ち勝つときがくれば、症状は治るのです!!!
当たり前だけど、それが真実。
小児科に真面目に通院したからでも、薬を言われた通り飲ませたからもでない。子の免疫力が回復したから、子の体も元気になるのだと。
次第に悟っていった
<症状一つひとつに意味がある>
もちろん、ケガや目の病気、耳鼻科関係の疾患、肌、アレルギーのこと等は専門医を訪ねるべきだと考えています。放置しておいて、自然治癒しないことの方が多いと思うので。
ただ風邪のような症状のときは、一呼吸することにしています。
高熱はウイルスをやっつけるために出しています。(見ていてかわいそうだけど、菌と戦っているのだから、解熱剤で落としては長引くだけ)
咳もくしゃみも下痢も鼻水も嘔吐も、体が必要としない悪いウイルスを出すためにしています。
むやみやたらに止めていけないのです。
小児科医に行くと、それらの症状の対処療法として解熱剤をはじめ、様々な薬がどばっと出されますが、これって本当に必要と考える必要がありますよね。
<抗生物質が飲ませられない?!>
特に抗生物質の場合は、症状が治まったからといって途中で止めることができません!
まずは自分に、本当に1週間なり10日なり決められた期間飲ませ続けることができるの?と問いかけるようにしています。抗生物質は非常に苦い薬なので、つるんと飲めるゼリーを使用したり、その他かなり飲ませるには工夫が必要なりますが、それを長期間続けられるのか大問題ですよね。
症状が治まったから止めちゃえ!ができない薬ですから。
これからの季節流行すると思われるインフルエンザも、風邪の一種ですから、絶対にタミフルなどを抗生物質を飲まないと完治しないわけではないのですから。
娘も私も夫も体験済みです。
ただでさえ体調の悪いときに、食べたくもないタイミングで、薬を飲ませるためだけにゼリーやらジュースやらアイスクリームを食べさせられるなんて拷問ですよね。嘔吐されても仕方ありません。
しかも、子によっては副作用で腹痛や下痢を起こすこともあります。
娘は必ず起こしてしまいます。その様子を見て、これ以上体に負担かけてどうするんだよ!何してるの私…と葛藤してしまうのです。
<悟った>
ふと悟ったのです。
子が高熱やら嘔吐で辛いときに、わざわざ待ち時間の長い小児科に行き、親子でぐったり疲れて、更に何のウイルスが悪さしているのかよく分からなく、大量にもらってきた薬を必死で飲ませ、嘔吐されてイライラする。
何なんだこれは???
本当にこれって必要?って。
もちろん、目を離してはいけませんことは理解しています。管理は絶対必要です。
高熱が数日も続いていたり、
けいれんを起こしたり、
唇が紫色で呼吸が浅かったり、
(喉がキューと引っ込むほど)呼吸を苦しそうにゼーゼーしていたり、
嘔吐のし過ぎで脱水症状になりかけていたり、
耳が強烈に痛いと訴えてきたり(中耳炎ですね)、
特徴的な湿疹が出ていたり(乳児性湿疹、手足口病、リンゴ病、水疱瘡等など)、
これらの症状があるなら、即病院行きです。
大概の場合は、ここまでいくことはありません。
<自宅静養が一番>
何か風邪の症状があるなら、とにかく自宅静養が基本だなと思うに至ったのです。
・とにかく寝る。寝て寝て寝まくる。
無理して起こしてまで、病院に連れていかない。弱っているときに病院になど行ったら、返って別の菌をもらってくる可能性だってありますからね。
・飲み物は慎重なほどゆっくりと飲ませる。スプーンで少しずつとか。
急に飲ませると嘔吐してしまうことがあるので。
*でも、脱水症状を起こさせないためにまめに水分を与えることを忘れない!
・食べ物は、食べたいと意欲が出てきたときに、食べたいものを食べたい量だけ。
どんなに少なくてもOK。無理させない。薬を飲ませるために、無理に食べさせるなんて本末転倒。
これでほぼほぼ治ります。
あと看護者である母(父)も、しっかり食べて、寝れるときに寝るに限りますね。
体力勝負ですからね。特に夜中は症状が重くなりやすく、寝れない確率が高いのでね。家事などいつでもできるものは放置です。(笑)
幼稚園や小学校の先生からの電話
これが私の理想です。
もちろんこの方法は、私が専業主婦であり、職場等に迷惑をかける心配がないということもあります。子の学校の遅れはいくらでも取り戻せますからね。
ただここだけの話、早く小児科に連れて行ったからといって、風邪が早く治るわけでもないですよね。結局何をしようと、子の免疫力がウイルスに勝ってくれなければ意味がないのですから。子にゆっくり静養させることが一番です!
ただし、未就園児の場合はこれでOKなのですが、幼稚園、小学校に行き始めるとこれがそうもいかなくなるのですよね。
必ず電話がかかってきます。
「○○ちゃん大丈夫ですか?」
(心配の電話かと思いきや)
「病院行きました?何でした?」
(病名教えろ!と)
当然、集団生活を送る上で、菌の蔓延は極力避けたいので、個々の病名を確定させてもらい、きちんと規則にそって出席停止すべきものはさせたいというお気持ちは分かります。
もちろん、我が家も無理させるつもりは毛頭ないので、症状が落ちつくまで休ませるつもりなのですけどね。
どうも病院に連れていかないことは、悪のような圧力を感じるようなときがありますね。
詳しく経過と現病状を説明し、いついつくらいまでに治る見込みだとお伝えしても、納得する先生と、それでも病院へ行かせてと言って、理解を示してもらえない場合とがありますね。
難しいですね。
特に今は落ち着いているとはいえ、コロナの心配、そしてこれからインフルエンザの心配がありますから、確定診断のために病院に連れ行くことが致し方ないことも多いのでしょう。
やはり本音では、自宅静養が一番だと考えています。
*まだ発見されて日が浅く、変異種も見られる新型コロナは、病院で治療を受けるのがベストかと思われますが…。
最後に
恐らく、今日の話に反対意見も当然あると思っています。
子が辛そうにしているのに、病院に連れて行かないなんて…ひどい母親だと。もし自己判断が間違っていて、肺炎など重症化したどうすのか。そうでなくても、風邪ではない他の疾患が隠れている可能性だって捨てきれない。
確かにそうです。
だからこそ、自宅静養をしているときも、看護者である親がしっかり管理し、常に観察する責任があると思っています。
そのことで、我が子の風邪パターンを知ることもできますしね。それにより、ベストなタイミングで無駄なく専門医に連れ行くこともできるようになるとも考えています。
コンビニ診療なんていわれて久しいですが、お金がかからないからといって、どんどん病院に連れて行かれては、体調が悪く辛い状態なのに振り回される子にとってはたまったものではありませんよね。
とやはり、子育てを始めた今思うのは。
母には申し訳ないですが…私が病院巡りをさせられ、毎回検査させられていたのは、建前上私のためであったのでしょうけど、結局は超超超~心配性の母自身が安心したいためだけだったのはと考えてしまうのです。
本来は、母自身の安心のためでも、(学校などに報告するための)世間体のためでもなく、子どもにとってベストな環境を与えてやることだけを考えるべきではないでしょうか。
通院も薬も一呼吸して、本当に必要か考えるべきだと、私は思っています。
*もちろん私の個人的な経験に基づく意見に過ぎませんので、ご理解いただけたら幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。