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こんにちは。竹みかです。
先日、娘が通っている地方公立中高一貫校にて、卒業生の保護者を招いて受験体験記を伺う機会がありました。
*このご時世なので、消毒、換気、ソーシャルディスタンスなど十分な配慮の上、行われています。
私は、まだ前期課程(中学校)の保護者ではありますが、在校生の親であれば誰でも参加できるので、毎年参加するようにしています。
もちろん毎回、学びがあります!
やはり、生の声は全然違いますね。
今年もまた考えさせられる点がいくつかあったので、4回かに分けて、備忘録兼ねて綴っていきたいと思います。
1回目の今回は、【子の大学受験に親はどこまでかかわるべきか?】について考えてみました。
対照的な親子関係
*この会は、卒業生本人の出席はないですし、在校生も出席していません。
あくまでも、卒業生の親目線で我が子の大学受験を語り、それを在校生の親が聞くという形ととっています。
今回、受験生である我が子と対照的なかかわり方をする保護者2組のお話しを伺う機会があり、思わずう~んと考えさせられてしまいました。
・お一方は、ガッツリ子の受験にかかわった。
・もうお一方は、すべて子の意思に任せ、ほぼ口出しをしなかった。
です。
ガッツリ子の受験にかかわった親御さん
一般的に中学受験(受検)までは、親の全面的なサポートは必須ですが、それ以降の高校受験、大学受験に関しては親のかかわり方具合は、その親御さんによってかなり差がありますよね。
そんな中で、ある保護者の方は、文理選択や将来就きたい職業を見据えての学部選択までは本人の意思に任せたものの、方向性が見えてからは、全面的に生活面、経済面、精神面とできる限りサポートされたそうです。
塾に関しても、本人との相性や学力の伸び具合などを見て3つほど替えたとか。
最終的に大学受験までお世話になった塾には、本人も親も感謝しているし、結果、大満足だったと言われていましたが、費用はかなりかかったようです。
でも、その支払った費用分の効果はあったとおっしゃっていました。
それらの送り迎えも夫婦で手分けして行い、お子さんの愚痴を聞いてあげるなど精神面のサポートもしっかり行っていたようです。
最後まで受験する大学を迷っていたようですが、事前の計画通り、滑り止めが既に取れていたため、思い切って憧れの大学を受験し、合格の切符を手に入れることができたそうです。
(全国的に有名な高偏差値の大学です。)
今、現在オンライン授業が多いながらも、大学生活をとってもエンジョイされているそうですよ♪
このような話を聞くと、やっぱり大学受験だって親の全面サポートは重要だよね!と思ってしまいますが、次に伺った話により、私の中で迷いが出てきました。
子の意思に任せて受験させた親御さん
前章の保護者の方とは対照的な保護者さんでした。
文理選択、将来就きたい職業を見据えての学部学科選択、実際に受験する大学全て本人の意思に任せたそうです。
しかも、入学した1年生~6年生に至るまで全く塾に通わなかったと言われるのです。
もちろん、学校側は進学校として、数々の補講を用意し、面談も頻繁に行い、大学受験に対して全面サポートをしてくれます。が実際は、塾に行っている子が大半です。
前期課程(中学)は、学校の補講プラスアルファ程度の塾に、そして、後期課程(高校)になると大学受験を見据えての予備校に通います。
塾の掛け持ちをしている子もいます。
(集団塾と個別指導のようにね。)
そんな周りの子の流れはまったく気にならなかったそうです。
本人いわく、
部活も大好き(まとめ役をやっていた)、個人的にやっている習い事も大切、その他にも趣味の時間も欲しい(とあるもののオタクだそうです)とやりたいことだらけなので、塾に行く時間などない!
学校の課題をこなすだけで精一杯。
との主張で、それに親御さんも異を唱えることなく、納得して、本人の好きなようにさせたそうです。
その後、あれこれお話を伺っていると、潜在能力はあり、勉強にだけ集中すればもっと成績は伸びたのでは?と他人の私でも感じられました。
結局、無理せず手の届く範囲の大学に進学し、中高時代から大好きで入れ込んでいた部活を大学でも継続し、習い事も継続、趣味も楽しみ、生活全般をエンジョイしているそうです。
お話しされている親御さんからは、微塵も後悔している様子はありませんでした。
しかも、親御さん伝いですが、本人もとっても大学生活に満足し、楽しんでいる様子が伺えます。
きっと、自己肯定感が高く、これからの人生もこのように自分軸をしっかり持ち、楽しんで送っていくのだろうと感じられました。
はてはて、高偏差値だったり世間的に有名な大学に行くことだけが、大学受験として成功なのか?私の中で分からなくなってきた瞬間でした。
娘の同級生の親御さんたち
ちょっと本題とはズレますが、娘の友達を見ていると、圧倒的に過保護な親が多いなと思います。
世間一般から見れば、我が家もその部類に入るかもしれませんが……
きっと、進学校あるあるですよね。
余計な口出しをしてしまう親も多いですし、心配だからこそ、よかれと思ってアドバイスしたり、塾にいくつも通わせたり、部活を制限させたり、習い事を辞めさせたり、勉強に集中できるようにとあれこれ施策します。
進路すら、親の息がかかっている子もいますしね。
家業の関係で、入学当初から進路が決まっていて、やらないという選択肢はないみたいな。
端から見ていても、親も子も大変だろうなあと感じてしまう子もいます。
まあ~親は好きでやっているのだからいいのですが、子のプレッシャーたるや気の毒なほどですね。
そんな中で、かなり特殊な家庭のお友達がいます。
とってもとっても優秀なお子さんです!
なのに親は全く無関心です。
驚くほど無関心。
難易度の高い数学のテストで100点を取っても(平均点が70点に届くか届かないか程度です)、定期テストで総合順位が10番以内でも、英検でかなり上の級に合格しても、模試の成績がよくても、結果を見てもくれないし、まして褒められことなどまったくないそうです。
でも、その子はずっと頑張り続けています。
大人ですら褒めて欲しいって思ってしまうのにね。
それなのに、中学生のまだまだ子どもである年齢の子が、一番褒めてもらいたいはずの親に関心を持ってもらえないのです。
にもかかわらず、頑張り続けている!
もう、仏か仙人か。
そのモチベーションの高さに驚きしかありません。
誰かに褒めてもらいたいから勉強を頑張るのではなく、本人が自分のためと理解して頑張るのですから本物ですよね。
きっと、こんな子が最後は勝つ!のでしょうね。
(何をもって受験の勝ちなのか分かりませんけどね。)
この地を出て、東大に絶対行く!と決めているそうです。
よそ様のお子さんながら、ぜひぜひ頑張って欲しいと心から思います。
聞いていた保護者の反応は
希望者制の会ということもあり、当然、子の受験のために少しでも役に立ち情報が欲しいと思って来ている保護者ばかりです。
前者の積極的に子とかかわり、できる限りのサポートをされていた保護者への質問が相継ぎました。
塾の情報だったり(塾の選び方や活用の仕方など)、学校の進路指導の方法だったり(この会PTA主催なので先生方は出席されていません)、補講の話だったり、自習室の使い方だったり、部活との両立、子の精神的サポートの仕方だったりと、会は盛り上がりました。
それぞれが有益と思われる情報を得て、家路に着いたと思われます。
早速、塾に問い合わせをした親御さんもいるでしょうね。
私自身もやはり、子に完全に任せっきりにはできないので(私たち夫婦の考えであり、娘の性格もあり)、娘の大学受験にはそれなりにかかわっていくと思います。
ただ、どこまでかかわっていくべきかを考えるにあたって、後者の保護者の方の接し方もまた、非常に勉強になりました。
本来は子自身が進路を考え、必要に応じて親に金銭的な援助を申し出るというのが形が正しいのかもしれません。
昔はそうでしたよね。
私も予備校に行く行かないも、どこの予備校に行くのかも、どの教科を取るのか含めて自分で決めましたし、受験する大学の数、学部学科も自分で決めました。
してもらってのは、金銭的援助だけです。
勉強しなさい!とは言われましたが、勉強の仕方にまで注意されることはありませんでした。
結果として大学受験は失敗だらけでしたが、自分で選んだことなので、自分の責任と思っています。
誰のせいでもなく己の力不足です。
最後に
会を聞いていて思ったのは。
大学受験に関して、変に親が導いたり、余計な口出しをすれば、うまくいったときは感謝されるかもしれませんが、万が一失敗した場合には……
一生親のせいにされ、愚痴られる可能性がありますよね。
中高年になっても、そんなこじれた親子の話は山ほど聞きますからね。
ネット上にもあふれていますよね。
だからこそ、(まったく口出ししないことは無理だと思いますが)なるべく本人に選択させ、後悔のない受験をしてくれたらと思います。
実際は、難しいのかもしれませんね。
来年には文理選択、再来年とその翌年は受験勉強まっしぐらになり、まだ先の話なんていえない学年になってきました。
うわ~大変だ!
親が介入すべきことと、子に任せることとの線引きは本当に難しいですよね。
次の2回目は、【大学受験に塾や予備校は必要か?】について考えたいと思います。
本日は最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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