こんにちは。
今月、娘の学校で合唱発表会がありました。前期課程(中学生)だけの行事なので、今年が娘にとって最後になります。
私が一番好きな学校行事です。
コロナ禍前は、直接会場に足を運んで観ることができたのですが、昨年よりYouTube配信に変更されています。
生で感じる会場の緊張感とか、歌声とか違いますよね。
それが体感できないのが残念ですが、この状況下で昨年も今年も絶やすことなく開催できただけ良かったかなと思っています。
思い出の『地球星歌』
娘が卒業した小学校(今息子が在学中です)でも、1月の末に音楽発表会という行事がありました。
低学年は合唱のみで、中学年、高学年は合唱と合奏の2つになります。
合奏の際は、指揮者、ピアノ伴奏者が各1名ずつ、リコーダーとピアニカがベースになり、その他、オルガンや木琴、鉄琴、アコーディオン、小太鼓、大太鼓、タンバリンといった打楽器などが加わります。
更に楽器の演奏だけではなく、途中、掛け声があったり、踊りがあったりと、かつての学芸会の名残にような雰囲気がある会です。
どんどん学年が上がるにつれて、観て分かるほどレベルが格段に上がっていくので、とても面白く、毎年、全学年通しで観るのを楽しみにしていました。
昨年は中止になりましたが、今年も開催されるようでホッとしています。入場制限が厳しく、我が子の学年しか観れないようで、そこは残念です。
娘たちが小6のときの合唱曲がこの『地球星歌』でした!
私が子どものころに歌った記憶がないので、最近の歌のようですね。メロディーも美しく、特に歌詞がとても素敵なので載せたいのですが、著作権の問題があるようで…。
祈る
この言葉が特徴的に使わています。ポンとこの言葉だけ載せると、宗教色を強く感じられるかもしれませんが、この歌を聞いていると心にジーンと染み入ります。
未来を想像し、その平安のために祈る
素敵ですね。
これを子どもたちの澄み切った声で聞くと、本当に涙が出ます。毎年のように高学年でこの曲が歌われているのですが、何度聞いても感動しますね。
それが、娘の中学校でも聞けたのです。
歌い継がれる
小学校では学年単位で発表が行われましたが、娘の通う中学校ではクラス単位で発表が行われます。
初めての音楽会に出た中1のころ、(娘のクラスではありませんが)他のクラスでこの『地球星歌』が歌われていました。
その翌年もまた今年も、中1は必ずどこのクラスかがこの曲が歌われています。
娘の中学では、学年共通の課題曲と、クラスのみんなの選挙で決める自由曲があります。
今とても支持されている曲なのだなと改めて思いました。親となりこの曲のファンになった私としては、毎年聞けるのが嬉しいですね。
我が子が歌っているかではなく、毎回、泣けます。
この曲でなくても、この子どもたちの濁りない透き通った声ってなぜこんなにも人を感動させるのでしょうね。琴線に触れ、心が震えます。どんなに歌のうまい大人の歌手よりも、心に響く気がするのですが…これって私だけのことなのでしょうか。
皆さん、どう感じられますか?
幼稚園の学芸会から小学校の音楽発表会、中学の合唱発表会に至るまで、毎回、感動し通しで、泣いてしまいます。
全てのお子さんが輝いて見えるのです。神々しいくらいに。
学年が上がるごとにレベルアップする
小学校は成長著しいので、低学年と高学年では全く体格も違いますし、学習能力も違うので、音楽発表会ひとつを切り取っても、学年が上がるごとにレベルアップするのは分かりますよね。
中学も学年が上がるごとにレベルアップするのです!!!
女子は体格もそんなに変わらない子がほとんでしょうし、歌に関しての学習能力はそんなに成長する年頃ではないはずです。
にもかかわらず、大成長していきます。
というのも、伝統的にガチ行事だからです。
コロナ禍前は、各学年ごとに1位2位が決められ、賞が授与されていました。コンクール形式だったので、当然ガチになろうものですが…実際は順位が決まるからだけではなく、先輩たちを見て成長していくのです。
中1は、わけも分からず参加する行事で、全体的にきれいにまとまってはいますが、各クラスであまり特徴がありません。自由曲の選曲も先生から候補を言われて、その中か何となく決める感じですね。どこか様子見で、あんまり真剣さが足りません。
が、中2になると競争心が芽生え、どの曲が過去に勝てているのかの分析から始まるのです。選曲の時点でもうすでにガチになります。
曲が決まると、ピアノの伴奏者2名(課題曲と自由曲)、指揮者の選挙があります。
立候補者が複数にいると、オーディション形式のバトルです。
更にそれらが決まると、指揮者始動のもと休み時間を使って自主練が始まるのです。
毎日毎日集まって練習します。
*ここ2年ほどは、マスクをして、なおかつ、飛沫がなるべく飛ばないように屋外でやっています。
というわけで、当然のごとくレベルがぐんと上がるのです。
中3になると、前期課程の集大成となるので、よりパワーアップしていきます。
各クラスそれぞれソロパートと作ったり、選曲も今どきのものを取り入れて冒険してみたりし始めるのです。
中3の課題曲は毎年、『大地讃頌』です。荘厳なこの曲、もう母を泣かしにかかっているとしか思えません。(笑)
ちなみに私の中学の卒業式(かれこれ30年ほど前)でも、この曲を歌いました。「蛍の光」でも「仰げば尊し」でもありませんでした。
さすが!他の学年を圧倒するうまさがあります。
当然、観てる親も引き込まれ、感動するものとなりますよね。子どもが真剣に努力を重ねて取り組んだものは、観る者の心を打ちます。
もちろん、音楽担当の先生も情熱を持って指導して下さいます。
内申や成績に関係なく、高校にストレートに上がれる学校なので、基本冷めた子が多いですが…。特に副教科はかなり蔑ろされています。
体育の授業など…娘の話を聞いていると、本当にそんな態度取ってるの?ふざけすぎていない?と冷や冷やしてしまうくらいです。
なぜか、この情熱の塊のような音楽の先生には、皆応えようとするのですよね。
この合唱発表会は、必然的にガチのガチ行事になるわけですね。
今年で観れるのが最後になるなんて…寂し過ぎます。しばし購入したDVDを繰り返し観て余韻に浸ることにします。(笑)
年末のお忙しいなか当ブログにご訪問いただき、ありがとうございました。
いつもブックマーク、温かいコメントを下さる皆さまに感謝いたします。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。