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高校の【0時限(朝課外)】って何?

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こんにちは。

 

 

今年3月に、娘の義務教育9年間が終了し、

mamatomo-zero.com

 

4月から高校生としての生活が始まっています。中高一貫校なので、顔ぶれも校舎も制服も変化がありませんが…。

 

 

勉強はかなりハードになりました!

娘弱音を吐いております…。

 

 

毎日ように、英単語や漢字慣用句、古典(古文・漢文)の小テストがある上に、主要教科には期限付きの課題がたんまりと出されており、月1回~の土曜補修に、その他の土曜日も模試がちょいちょい入っています。英検も受けないといけない。

 

それだけで…

元々体力がなく、継続努力が大っ嫌いで、暗記物が苦手な娘は…(笑)爆発寸前です。

再試とかになって、友だちの前で恥をかきたくないという思いだけで頑張っているようです。

 

 

更に周りのお友だちも、中学まではのんびりペースの子が多かったのですが、高校生になった途端、ガンガン進み出す子が出てきて戸惑いがあるようです。

 

 

そこにきて、この早朝補講の案内(俗にいう0時限0時限目朝課外などいわれているものですね)。

 

 

希望制なので、親子で話し合いを重ね、今年は受けないという選択を取りましたが、果たしてこれが正解だったのか。

 

 

 

私たち夫婦は0時限を知らない

*色々呼び名があるみたいですが、0時限で統一させていただきますね。

 

私たち夫婦は、それぞれ都内の私立高校に通っていました。どちらも全員大学進学を希望する学校です。

*私の通っていた高校は、当時は短大進学者も1/4程度いましたけどね。

 

どちらの高校にも、0時限は存在しませんでした。部活も活発ではなかったので、朝練をしている部活すらなかった感じですね。

 

 

娘が案内をもらってきて、初めてその存在を知ることとなりました。

 

 

今住んでいる県は、夫の仕事の都合で定住しているだけで、どちらも縁もゆかりもない地なので、知らないことはまず調べてみることにしています。

 

 

というわけで、早速検索してみました。

 

 

どうやら、1970年代に福岡県で始まったもののようですね。正規の授業が始まる前に、早朝7時30分くらいから40~50分程度の授業を行うもののようです。

 

当時はまだ、地方に大学受験のための予備校がほとんどなく、大学進学を考えるなら高校を頼るしかなった時代で、先生方も頑張られていた様子。

 

 

が、実際にそれを受けた方の話だと、もちろん役に立ったという人もいるでしょうけど、

 

朝が早くて辛過ぎた

とにかく1日中眠くて仕方なかった

正規の授業に集中できなくなってしまった

 

など、否定的意見も多く見られました。

 

 

その0時限に加えて、放課後も7時限、8時限があったり、部活動も普通に行われていたり、課題も山ほど出され、睡眠時間が3~4時間なんて人もいたようです。更に驚きは、0時限の前に部活の朝練があった人もいたようで…。

もうこれは倒れるレベルですよね。

 

 

それが延々と伝統として行われ続け、他県にも広がったようです。

 

 

近年さすがにこれは問題だ(高校生という成長期に影響がある)ということで、あくまでも希望制に変更されたようですけどね。

今は、福岡ならいうまでもなく予備校がたくさんあるでしょうし、どんな辺鄙な地だとしてもオンラインで授業は受けられる時代ですので、選択の自由があっていいはずです。

 

 

実態が分かったところで、親子で話し合いとなりました。

 

 

 

親子で話し合いの結果

夫は、

 

「せっかく学校が授業をやってくれるなら受ければいい。」

 

という考えでした。

 

昭和の根性論が色濃く残っているタイプなので(実際には全く体育会系ではありませんが(笑))、

 

「受けた奴と受けなかった奴で差がでるぞ!」

 

と大好きなお決まりのセリフを言っていました。

 

この手の言葉が好きらしく、ことあるごとに言っています。

努力した奴と努力しなかった奴とか、頑張った奴と頑張らなかった奴、やった奴とやらなかった奴とか、要は行動に移した奴と何もしなかった奴では差が出ると。

 

確かにそうですが…。

 

 

体力の問題がありますよね。

 

 

娘は、残念ながら体力がありません。

 

たくさん受けれるだけ授業を受けても、途中でばててしまった意味がありませんよね。授業を受けただけはものになりませんからね。眠ってしまったら意味ないし、意識が飛び飛びでも意味ないし、朝に集中し過ぎて、肝心の正規の授業時に寝てしまったら意味ないし。

 

更に、受けた授業を確実なものにするために、予習をして臨んで、復習をしっかりし、繰り返し演習も必要です。

 

それらができなければ、いくら授業を受けても意味がありません。

 

 

結論として、

 

体力的に無理だろう

 

と私も娘も考えるに至りました。やってみなければ分からないという考えもあるでしょうけど、中学からの様子を見るに、これ以上はキャパオーバーだなと。

 

 

再度、夫と私と娘の3人で話し合いをし、高1の間は、

 

0時限は全て受けない

 

ということにしました。

*一度申し込んで、途中で止める(出席しなくなる)のは禁止だと学校側から言われています。慎重に考えて申し込むように最初に念押しされていました。

 

 

 

お友達たちはどう選択した?

夫と同じ考えの親御さんが多いのか(もしかしたら、ご自分たちのも0時限を当たり前のように受けていたのか)、申込者はどの主要教科も殺到したようでした。

*高1は、国語と数学と英語(2種類)の3教科だけです。マックスで受けると、週4日早朝登校となります。

 

 

あまりにも申込者が殺到したからなのか、ある先生から助言がありました。

 

本当に最後まで(1年間)受け続けられますか?

途中でリタイヤはできませんよ。

正規の授業に影響がありそうなら考えなおして下さい。

授業はただ受ければいいのではありませんよ。

予復習してこそものになる。

自分の中で再考してみて本当に必要な教科だけ受けて下さい

 

と。

 

 

恐らく先生にとっても、あらゆる成績の子が殺到してしまうと、どの成績の子に焦点を当てて授業を行っていいのか分からず、どの子にとってもあまり意味のないものになってしまう可能性があると考えられたのでしょうね。

 

 

その結果、娘の周りの判断は様々でした。

 

娘のように全て受けない子は少数派なようでしたが、科目数を1教科だけとかに絞った子もいます。やっぱり全て受けると、初志貫徹の子もいましたけどね。

 

中学時代に運動部で、バリバリ朝練を頑張っていたような子は、その時間が0時限に取って替わっただけなので、楽勝だと言っている子もいたようです。

*高校生になって帰宅部に変更したり、運動部から文化系部活に変更した子も多く、中学時代に比べて朝練をこなす子が激減しています。

 

 

あるお友達は、0時限を全て受け、部活も連日頑張り、塾も2つ掛け持ちする生活にしたところ、ものの2週間ほどで完全にへばってしまいました。娘いわく、顔が変わってしまったと。

可哀そうだけど、完全にキャパオーバーですね。

 

また別の友達は、うちと同じ結論に達し、0時限は全く受けないことにしました。が、その子は帰宅部でコツコツ家で勉強ができるタイプの子なので、ノー塾で成績優秀をずっと保っています。

すごく冷静な子です。

 

結果が出るのは、まだまだこれからですが、1カ月も経つとだいぶ様子が見えてきますね。

 

 

実はこの0時限、受けていない子は自然と2パターンに分かれていました。

 

①残念ながら中学3年間で成績が低迷してしまい、勉強にやる気を失ってしまった子

②逆に成績優秀者(学年トップ20までに入るような子たち)

*既に自分で勉強法を確立している子ですね。

 

娘のような、どちらにも当てはまらない子は稀です。1カ月が経ち、その現状が見えてくると正直自分たちの判断が正しかったのか、間違っていたのか焦りが出てきてしまいました。

 

娘も1教科くらいは受けておくべきだったかなと言っています…。

 

この1年間はもう変更できないし、今年の成績を見て、来年から0時限に(一部もしくは全部)参加するかしないか判断しようと思います。

 

 

 

最後に

私たちの時代、正直なところ…学校の先生ってあまり教えるのがうまいと思われる方って稀だった気がします。

 

ダラダラつまらない授業だったり、流しの授業だったりしていました。

 

高校側も、

 

「うちは進学校です!」

「うちの授業で大学受験できます!」

 

なんて言っていましたがねえ。全然ダメレベルでした…。

 

夫も学校の先生なんて当てにならないと言っていましたしね。

 

圧倒的に塾や予備校の講師の方が優れていた気がします。上手にテクニックを教えてくれるので、私の場合、高3で塾に通ったことで、現国も英語の長文読解も日本史も成績が上がった気がします。

 

やはり塾(予備校)なしでは、大学受験は厳しかったと思われます。

 

受験指導も、学校は結果だけ聞くだけで。親と話し合って決めておいて下さいって感じでしたしね。

 

でも、これは30年前の都内の話。

 

 

娘の学校を見ているとそんなことはない!と断言できます。

 

教えるのがうまいと生徒に信頼されている先生もいるし、色々と授業を工夫をしたり、生徒の反応を見て臨機応変に教え方を調整している先生もいる。進路指導もかなり親身になって下さいます。

 

公立だから先生の質が悪いなんてことはありません。

 

ですから、必ずしも塾や予備校に行かないと大学受験対策はできないというわけではないなと考えています。

 

学校を全面的に信頼して、ノー塾で、0時限、正規の授業、放課後の補講、土曜補講、長期休暇中の補講などフル活用するもありですよね。

 

ただ思うに、その場合は共通テストを受け、国公立大を第一希望にし、それに準じて対策しやすい併願の私立大を受けることになりそうです。

 

それもそれでありです。都内の考え方が全てではありませんからね。

 

 

忘れてはならないのは、絶対に周りには流されてはいけないなと。

 

その子その子で体力も精神力も違うし、キャパも違います。周りがこれだけやってるから、私も僕も同じようにやらないとではなく、自分がこなせる中で、それを漏らさず確実に力にしていくにはどう選択すべきか考えないといけませんね。

 

 

 

とはいえ…学校の補講に塾選びに(行くか行かないかも含めて)と、我が家はまだまだ迷走しそうな予感です。

 

 

 

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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