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こんにちは。竹みかです。
私は結婚するまで、30年近く東京に住んでいました。
何につけても、東京の常識が私の常識であり、それが当たり前と思って生きてきたので(全国どこにお住まに方も、一か所に定住しているとそうなりがちですよね)、結婚後にとある県に越してきて、子育てを通して、この地で生まれ育った方たちの考え方に触れるにつけて???が出ることがあったのです。
※もちろん、どちらが正しくて、どちらかが間違っているとかいう話ではありませんよ。
やはり、大学受験において、受験校選びからしてまったく違っていました。
娘の通っている公立中高一貫校は、圧倒的な国公立重視ですし、共通テストへの力の入れようは驚きレベルです。
私立大学に対して、偏見のようなもなくもないですしね。
そもそも、県内には大学が非常に少ないので、自宅からと考えると選択肢が異常に狭まってしまいます。
正直なところ(すみません……個人ブログなので率直な気持ちを吐きます)、最初はそんな考えに反発を感じたものの、段々とそのような価値観や、地元国公立大のことを知るにつけて、考え方が変わってきたのです。
子供たちの大学受験の際には、東京の価値観だけを押しつけるのではなく、地方の考えともまた上手に融合させて、ベストを考えるべきではと思うに至りました。
東京在住の子たちの大学選び
東京には、総数を把握しきれないほどの大学があります。
大概の高校生が想像する学部学科は、ほぼ全部あるといっても過言ではないでしょう。
選択肢は無限大ですし、交通網も発達しているので、自宅から通えるという制限をつけたとしても、偏差値を落とした大学に進学する必要(自分の学力に見合っていない大学に進学せざるおえない)もありません。
その分、受験する大学の数も膨大になりがちです。
私が大学受験をしたころ(すでにバブルははじけていました)でも、一般受験なら10校前後受けるのが普通でした。
私も(勝率が悪すぎでしたが……)7校受けています。
娘の中学受検が終わったころから、ずっと愛読させていただいている、アメブロの『二浪日記』さんでも、今もってやはり東京の子たちはそのくらい受けている印象がありますね。
私のように私大しか受けなかったり、ほぼ私大メインだったりする子も多くいます。
そもそも、大学=国公立という概念がないですからね。
東京にある国公立大は、異常に偏差値が高いところが多いので、本当にトップ層のごくわずかの高校生しか受けられないところというイメージがあり、国公立大に別段こだわらず、私大だけの受験になってしまうというのも自然な流れです。
受験科目もぐっと絞れますしね。
わざわざ国公立にこだわり、見知らぬ土地に行こうなんて概念すらないのです。
もちろん、医学部医学科を目指す人は別の話ですけどね。
娘の通っている地方公立での大学選び
<県外にある大学を受けるのは大変!>
今回で参加が3回目になりますが、毎回、この卒業生の保護者から受験体験談を聞く会では、県外の大学を受験する際の心得のような質問が集中します。
例えば、
・ホテルはいつ予約しましたか?
・親は県外受験の際に同伴しますか?
・私立大学は何校受けましたか?
・下宿先を見学しましたか?
(結果を待たずに住まいを仮予約してしまうこともあるそうですよ。)
・受験に総額いくらかかりましたか?
等などです。
それほど、自宅から通えない県外の大学を受けに行くというのは大層なことなのですよね。
大学受験は数年先なのに、まだ、どこの大学を受けるかどころか、文理選択するしていないのに、親にとっては心配でならないことなのです。
どの経路で行こう?
何時に出た方がいいかな?
お母さん、お弁当よろしくね!
なんて程度で、国公立私立関係なく、何校も(人によりに何十校も)受けに行ける首都圏の子たちとは準備も、かかるお金も全然違うのだと改めて思い知らせれました。
地方の男子にあるあるの国立一本!!!も、最初に聞いたときはクレイジーだと思っていましたが、金銭的なことを考えれば、現実的なことなのですよね。
無駄なお金を親に使わせ、自分の時間をも無駄にする(往復の時間と宿泊も含めて、1校受けるだけで相当時間が取られる)くらいなら、受けないという選択肢もありなのかもと考えるようになりました。
その優しさ、そして、心の強さを知ると、クレイジーなんて思った自分が申し訳なく思えてきます。
その心意気で、見事に第一志望大学を勝ち取ったなら、本当に本当に偉い!という称賛の言葉以外ありませんよね。
私の大学受験に対する考えは、つくづく甘かったのだと思い知らされました。
とはいえ、卒業生の保護者のお話しだと、先生たちは、生徒にそんな危ない橋を渡らさせたくないと考えるのか、もっと安全志向だそうです。
場慣らしの受験や、滑り止めの受験を勧めたり、共通テストの結果次第では、志望校を変えることも提案したりしてくるそうです。
<地方の国公立志向はすさまじい!>
娘の学校は、いや、この地域全体(公立トップ校、2番手、3番手あたりまではみな)完全な国公立志向です。
それは驚くほど。
もちろん、学費が安いということがあります。
ただ、理系ならともかく、文系ならさほど大きくは変わりませんよね。
結局は、価値観の違いかなと思うのです。
高校受験と同じく、私立大学より国公立大学の方が上であるという認識が、まだまだ残っているようですね。
(若い年代はさすがにそうは思わないと考えますが)年配層の方の中には、全国区の私立大学は、スポーツが強い・スポーツ推薦でいくところというイメージあったり、学校推薦で行くイメージだったりあるようです。
実際は、マーチ以上を一般入試で行くならは、相当勉強しないと無理なくらい(大学ごとに試験のクセも違うので相性も加味しないといけませんしね)、レベルが高いのですけどね。
就職に関しても、東京本社の大手企業を狙うなら、旧帝を除く地方の国公立よりも、一定レベル以上の私大の方が実績は上だと思われますしね。
とはいえ、私もまた地方の国公立大学について知ならなさ過ぎだよねと思い直し、調べてみることにしました。
旧帝はいうまでもありませんよね。
東大は全国区なので、私にとって旧帝という言葉があまりしっくりこなかったのですが、各地方の公立トップ校の子たちは、ここを目指して頑張ってるんだ!と思うほど、名誉なことであり、信頼と実績を誇っているようですね。
その他、各都道府県の国立大学も、その地域では絶大な信頼があります。
これは本当に感じますね。
地元有力企業や塾や家庭教師のアルバイトなど、ああ~あそこの大学の子なら大丈夫って感じの信頼感。
また、日本が科学立国を目指していた時代に、各都道府県に技術者を増やそうと、国立大学に理工系の学部が置かれたなんて話を聞いて、へえ~そうなんだ!と感心した記憶があります。
だから一般的に、東京の私大の理工系学部より施設が整っていて、教員の数も多いのとか。
そして、文系もまた、東京の大手企業を目指しているのではなく(それがすべてではないのに、私が決めつけていただけですね)、公務員志望が多いのだと知りました。
大学で講座が用意されているところもあるようですね。
そうか、各地方の公務員さんたちは、このような手堅い大学を出てるのねと。
だから敢えて、頭の良い女の子たちが親元を離れてまで、縁もゆかりもないような地方の国立大学(特に公務員に強い総合大学)に行くのねと納得しました。
東京の私大なんて興味ないわ~ってね。
自ら動いて、情報を調べてみなければわからないことってありますよね。
勝手な思い込みはいけませんね。
理系の勢いのすごさ
娘の学校は、共学で男女同数ですが、文理選択すると理系の方が少し多くなるそうです。
その割合は、学年により多少違いがありますが、例年同様だそう。
本当に驚くほど理系志望の子たちが増えましたね。
夫は、中高男子校で理系なので、さぞかし人数が多かっただろうと思ったら、当時(30年以上前)は文系クラスの方が圧倒的に多く、自分は変わった人扱いだったとか。
私は、高校だけ女子高だったのですが、いうまでもなく、理系1クラス、国公立を目指す文理融合クラス1クラス、私大文系クラス4クラスという偏った編成でした。
どちらの学校も、今は圧倒的に理系優位のクラス編成になっているようです。
たた、この猛烈な理系推しを見ていると、これだけは忘れてはいけない!と思うことがあります。
選択は、子の心のままに。親は口出しするべからず。
と。
男子の場合は、就職に有利だからと理系の中でも特に情報系が伸びているみたいですし。
女子の場合は、医療系が圧倒的に伸びているみたいですね。
これって誰の志望???っていつも思ってしまいまふ。
本当に子本人の希望なのでしょうか?
親が直接口出したり、言ったりしなくても、仕向けているのではと勘ぐってしまうこともあります。
子が本気でやりたいなら応援するべきですが、もし、親である自分が安心しただけなら……どうなのでしょうね。
大学は、職業訓練所でもなく、資格取得のための学校でもなく、研究、学びの場です。
これはいつの時代の揺るぎのない事実だと思っています。
仮に需要の高い職業に直結しない学問でも、本人がやりたいなら、やらせてやるべきですよね。
親が口出しすることではない。
親が大学に行って学ぶのではなく、子が学ぶのですから。
「あなたの将来を心配してるのよ!?」という親の言葉こそ、子にとって大きなお世話ですよね。
結局のところ、心から学びたいと思ったことをやってきた人の方が、就活で強みになると思うのですが。
私の考えが甘いのでしょうか?
例えば、数学が大っ嫌いなのに就職に有利だからと、嫌々経済を学んだ子より、大好きな歴史を心行くままに学んだ子の方が、面接で話を聞いていて、魅力的な気がします。
本人も幸せですよね。
*ちなみに、経済学部は理系扱いになるという考えもあるくらいだそうで、それほど数学の概念が必要で、実際に今の入試では数字必須の大学も出てきていますよね。
数学が苦手な子は、男女問わず、安易に進学してはならないそうですよ。
時代もどんどん変化していますね。
そうそう、娘の学校の、国語の先生が嘆いていらしたそうです。
国文科に進みたいという子が激減していると。
文学の研究って、職に直結はしないし、すぐには役に立たないかもしれないけれど、ときが経ち、人生に迷ったときに道しるべになってくれる
とか。
何だか深いですよね。
我が家の方針
娘はまだまだ将来の夢がかたまっておらず、文理選択すら迷っている段階です。
かつて、私たち夫婦は、文理どちらを選んでもいいけど、東京の大学に行って、全国から集まってくる学生たちの中でもまれ、価値観の多様性を学んで欲しいと思い、本人にもそう伝えてきました。
住んでいる土地の常識が日本の常識ではないし、もっと多様な考え方あると。
ただ、本人が考えに考えて、縁もゆかりもない地方の大学に行きたいというならそれもよいですし、自宅から通いたいというならそれもまたよしです。
仮に大学に入って、違うなと感じたら、受験し直してもいいし、転部、転科、他大学に編入してもいいし、コロナが落ち着けば留学もいいですよね。
とどのつまり、彼女の思うように生きてくれればよいと思っています。
その上で、私たち親ができることは、お金を用意することこれに尽きますね。
卒業生保護者も、参加した在校生の親たちもみんな、口を揃えて言っていました。
お金の工面こそ、子育て最後のお役目だと。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
「竹みか」サブブログ『健美髪日記』のご紹介
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