こんにちは。
最近、レモンを使ったお菓子が流行っていますよね。あれこれポチったりお店で買うのも楽しい♪ですが(私も買ってます!)、自宅で美味しいレモンのお菓子が作れたらいいなあと思いませんか?
そこで、簡単なのに見た目が美しく、老若男女に愛される味わいの焼き菓子「ウィークエンド」のご紹介です!
ウィークエンドという名前の由来は、
週末を過ごす大切な人と食べるお菓子
だそうですよ。素敵ですよね。
是非、この週末に作って、大切な人と楽しく美味しい時間を過ごしてみませんか。
材料と作り方+ちょっとしたコツ
<材料>
近所のスーパーで普通に購入できる材料ばかりです。
無塩バター 100g
粉糖 50g
卵黄 2個分
ラム酒 大さじ1
レモンの皮のすりおろし 1/2個分
レモン汁 大さじ1
《メレンゲ用》
卵白 2個分
粉糖 50g
薄力粉 100g
《クラスアロー(アイシング)用》
粉糖 30~50g
ラム酒 小さじ3~5
飾り用のレモンの皮のすりおろし 適量
・無塩バター
材料がシンプルなので、バター選びも重要になります。もしも入手できるなら、発酵バターがお勧めですよ。コクが違います。お好みのメーカーのものでどうぞ。
・粉糖
粉糖を使うことで、軽やかな口当たりになります。もちろん、上白糖などでも作ることもできますが、甘さが強くなります。その場合は少し量を減らした方が良いですね。
・ラム酒
生地に混ぜ込み高温で焼成するので、アルコール分は飛んでしまうので、子供でも大丈夫ですよ。コクや香りが加わるので、できれば省かず入れてみて下さいね。香りが良いので、できればダークラムがお勧めです。もちろん、ホワイトでも代用できますよ。
<作り方>
まずは、下準備から。
①使用する型に溶かしバターをまんべんなく塗り、その上から茶こし等で薄力粉(分量外)をはたき、余計な粉を落とし、冷蔵庫で冷やしておきます。
②レモンの表皮の農薬が気になる場合は、粗塩でこすり洗いをします。その後、黄色い皮の分だけすりおろしていきますよ。
*白い分も一緒にすりおろしてしまうと、苦みが出てしまうのでご注意を!
合わせて、果汁も絞って、大さじ1分計っておいて下さいね。
③バターは室温に戻しておきます。
では、生地を作り始めます!
④③で室温の戻したバターをホイッパーで混ぜていきます。マヨネーズのような状態になったら、
粉糖(50g)を2回に分け入れ、その都度よく混ぜ合わせます。
⑤④に卵黄を1個ずつ入れ、その都度よく混ぜ合わせ、更にレモンの皮のすりおろし、レモン汁、ラム酒も加えてよく混ぜ合わせます。
*水分を加えると最初はつるつるして混ぜにくいですよね。そこで最初は、軽くホイッパーでバターを叩くような感じにします。ある程度馴染んできたら、普通に混ぜて下さいね。クリーム状になったらOKです。
次に、メレンゲを作りに移りますよ。
⑥まずは、卵白のみをハンドミキサー(または、生地作りで使っているホイッパーとは別のきれいなホイッパーで)で立てます。
*角が立つほどなんて表現をされたりしますね。分かりにくい写真ですみません…。
⑦角が立つような状態になったら、粉糖(メレンゲ用50g)を3回くらいに分けて入れつつ、その都度よく混ぜ合わせ、しっかりとしたメレンゲを作ります。
*ツヤが出てきたらOKです。
このあたりの段階で、オーブンの予熱を始めておきますよ。170℃で40分で。
*ガスオーブンは予熱時間が短いのでそんなに慌てなくて良いですが、電気オーブンをお使いの方は、必ずこの段階で。
再び、生地作りに戻ります。
⑧⑦のメレンゲの1/3量を⑤の生地に入れ、ホイッパーでしっかり混ぜ合わせます。
*ここは泡がつぶれてしまことは気にせず、がっつり混ぜてしまって下さい。これにより、あとの作業がしやすくなります。
⑨ゴムベラに持ち替え、⑧に振るった薄力粉の半量を入れ、切るように混ぜ、粉っけがなくなったら、残ったメレンゲの半量を入れ、再び切り混ぜ、メレンゲが見えなくなったら、残りの薄力粉を入れて同様に混ぜ、最後に残ったメレンゲ全てを入れて同様に混ぜます。
*いずれの段階でも、メレンゲの泡を潰さないように切り混ぜをすることが基本ですが、その都度、粉を入れ時は粉っけがなくなるまで、メレンゲを入れたときはメレンゲが見えなくなるまで混ぜて下さいね。
⑩⑨が滑らかな生地なったら、
下準備で用意した型に流し込み、真ん中を少しだけくぼませるようにします。(真ん中は火の通りが良くないので)もしも、型の縁に生地ついていたら、拭き取っておきます。(焦げやすくなりますし、また、型から外す時に邪魔になるので)
⑪予熱しておいたオーブンに⑩を入れ、170℃で40分以上焼成します。
*お使いの型によって焼成時間の目安が違いますよ。
私が使っているマルグリット型やクグロフ型の場合は40分~、パウンド型(17㎝)の場合は45分~と考えて下さいね。
さあ~仕上げです。
⑫焼成している間にグラスアローの準備をしておきます。粉糖をラム酒(または、水)を合わせるだけです。
*焼き上がった生地にグラスアローをかけて、再び焼成するので、ラム酒でもそんなにアルコール分は気になりませんよ。
⑬⑪の生地が焼き上がったら、
型から出し、粗熱が取れるまで置いておきます。
⑭⑬に⑫で用意したグラスアローを真ん中からかけ、その上から飾り用のレモンの皮のすりおろしを散らし、160℃に予熱したオーブンで30秒ほど乾燥させます。グラスアローが手に付かない程度になったら出来上がりです!
別立てと共立ての違いは?
今回ご紹介した生地の作り方は、別立てになります。
バター生地とメレンゲを合わせるタイプですね。これは、水分を多めに加える場合にこの方法を用います。ショートケーキの生地が代表的ですね。どちらかというとふわっとした口当たりの生地になります。
それに対して、メレンゲを立てずに、バターに全卵を少しずつ混ぜていく方法を共立てと言います。これは、加える水分が少ない場合に用い、目の詰まったような生地になりますね。パウンドケーキが代表的です。どっしりとした生地もまた美味しいですよね。
どちらもそれぞれの良さがあり、私は好きです。
ただ別立て向きのレシピのものを、無理に共立てで作ってしまうと、粗い感じのパサパサ生地になってしまいます。少し面倒でも、加える水分が多いときは別立てで作って下さいね。私のようなザツな人間でもそれなりに作れるので、気楽にトライしてみて下さいね。(笑)
型について
今回私が使用したマルグリット型、可愛いですよね♪
大昔に通っていたお菓子教室で、ご紹介いただき、ひとめぼれして即買いしてしまいました。下準備が必要ですが、出来上がりがお花のようにきれいなので、飽きずにずっと使っています。
本来なら、ウィークエンドはグラスアローをたっぷりかけるのですが、この型の美しさを際立てたいと思い、少なめにしています。お好みでどうぞ!
その他には、クグロフ型、パウンド型(17㎝)でもできますので、お手持ちの型で作ってみて下さいね。
また、今回はスチール製なので溶かしバターと粉を振る下準備が必要ですが、フッ素加工のものなら下準備なしでできちゃいます。よりお手軽ですね。
最後に味わいは?
焼成時からレモンの良い香りがしてきます♪
焼き菓子は、出来上がった直後より、1日経ったくらい方が味が馴染んで美味しいといわれていますが、これは是非、出来上がってすぐに試食してみて下さい!
とてもキメの細かい滑らかな生地がたまらなく良いです。これもまた美味しいですよ。手作りならではの味わいですよね。
そして時間が経つと、生地に練り込まれたレモンの爽やかさとバターのコク、最後にグラスアローの甘さがしっかり感じらるようになり、とても美味しいです。生地はいくぶんかしっかりしてきますが、しっとりさは健在で、それもまた良しです。
常温で保存していた状態でも、冷蔵庫で冷やしても美味しくいただけます。私は、冷蔵庫でしっかり冷やした状態でいただくのが好みです♪
作り方も、段階をきちんと踏めば失敗もありません!手の込んだ華やかなケーキではありませんが、家族みんなで楽しめる焼き菓子です。
この週末、あなたのお家でも「ウィークエンド」作ってみませんか。暑い夏にぴったりですよ。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。