こんにちは。
ママ友ゼロ母です。
週末から本格的に気温が上昇してくるようですね。
子供たちにとっては解放的になる楽しい季節の到来かもしれませんが、私たち更年期の女性にとっては何かとやっかいな季節でもありますよね。
高温多湿の日本ですから、ちょっとしたことで頭皮が蒸れ、汗をかいてしまうのは仕方がないにしても、額を伝って流れ落ちてくるほどの汗は本当に困りものです。
早く止まってと思えば思うほど止まらなくなり、焦り、悪循環ですよね。
息子が幼稚園児だったころ、保育参観に自転車で向かい、一人汗がしばらく止まらず、涼しい顔の若いママたちの間でただただ恥ずかしかった記憶があります…。
そこで、不快で仕方がない頭皮からの汗を止める方法をご紹介したいと思います。合わせて、頭皮から汗が出る理由や、それを放置したままだとどうなるのか?最後に多汗症についてもちょっと触れます。
是非、参考になさって、頭皮からの汗でお困りの際は、実践してみて下さいね。
頭皮から汗が出てくる理由って何?
頭皮から汗が出てくる根本的な理由は、ずばり「頭を冷やすため」です。
そりゃそうですよね…。
人の体は、汗をかくことで体温の調節をしています。特に頭は、脳を包み込んでいる体の中でも一番大切な部分です。カアッと頭が熱くなるのを感じたら、汗を出して冷やし、脳を守っているのです。
本来、汗をかくことは大切な体の機能なのですね。
ですから、
どんなに暑くても、汗をかかないの!
なんて聞くと、汗っかきの人からしたら、羨ましく感じるかもしれませんが、それはそれで大問題なわけですね。
また体温調節の他にも、極度の不安や緊張感から汗をかくこともあります。それは、かなりひどいストレス状態にあるとも言えますね。
また、辛いものを食べて、その刺激で汗をかくことももちろんあります。
何れにせよ、
では、なぜ臭ったり、かゆみが出てくることがあるのでしょうか?
頭皮から出る汗を放置していたらどうなる?
前章で、頭皮から出る汗はエクリン腺なので、においがないとお話ししました。にも関わらず、放置していると不快症状が発生させてしまうことがありますよね。
その理由として考えられるのは、
頭皮に雑菌が沸くと、時間の経過とともに酸化し、嫌な臭いを発生させたり、かゆみや湿疹などの原因となります。更にその状態で放置していると、頭皮環境は益々悪化し、髪の成育にも影響を及ぼし始めます。
要は、髪を痩せ細らせたり、抜け毛を増加させ、薄毛を促進しかねないのです。
ですから、頭皮にかく汗は、脳を冷やすためには必要ですが、
・長く放置しない!
・そして、汗がなかなか止まらないようなら、放置せずに止めるよう対処する。
ことが重要なわけですね。
そこで次に、それらの方法をご紹介したいと思います。
不快な頭皮の汗を止める方法とは?
<基本的な対処法>
まずは、頭皮から汗が出てきた際の基本的な対処法をご紹介しますね。
①乾いたハンカチやタオルでぬぐう。
ごく当たり前のことですが、汗が出始めたら、ぬぐうことが基本です。頭皮を湿ったままにしないことで、臭いやかゆみをかなり抑えることできるのです。
特に夏場は、自覚しなくても汗をじんわりかいていることが多いのでは、少なくとも1時間に1回は汗をぬぐうようにしましょう!そして、その際は乾いたハンカチやタオルを使って下さいね。
②シャワーを浴びる。
言うまでとなく、この方法が取れるなら、これが一番です。
汗をかきやすい時期であったり、また、ご自分が汗をかきやすい体質だなと思われる方は、シャンプーにも気を使うべきです。例えば、頭皮ケアを主としたシャンプーや、メントール配合のもの(女性用もあります。)等がお勧めですよ。
ただし、汗をしっかり落としたいからといって、下記のような行為は止めて下さいね。
・シャンプーの回数を増やす。
*1日1回で充分です。必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮の乾燥の原因になります。
・シャンプーの使用量を増やす。
*頭皮への刺激が強くなったり、洗い残しが増えます。
・洗浄力の強いものに替える。
*頭皮への刺激が強すぎて、傷めてしまいます。
また、洗髪の際にも注意が必要ですよ。
・まずは、シャワーの湯だけで予洗いをする。
・シャンプーをきちんと泡立ててから使用する。
・洗う際は爪を立てず、指の腹を使ってマッサージするように行う。
・すすぎは、時間をかけて丁寧に行う。
・一貫して使用するシャワーの湯温は、38℃にする。
そして、洗髪後はタオルドライをして、すぐにドライヤーで頭皮と髪を完全に乾かすようにしましょう。
詳しくはこちらへ。
このような基本が実は一番大切なのですね。
<一時的な対処法>
それでは次に、ここぞ!というときに、一時的に頭皮の汗を止める方法をご紹介します。
①腹式呼吸をする。
先に頭皮から汗が出る理由をお話ししましたが、不安や緊張といったストレスが元になる場合も多々あります。そんな場合は、まず自律神経を整え、ストレスを緩和させる必要があるのです。
そこでお勧めするのが、腹式呼吸ですね。
お腹を膨らませながら、鼻から充分に息を吸い、お腹から息を吐き出すように、口から静かにフーと吐きます。人は無意識でも息は吸っているので、この場合は、特に口から息を吐くことに、時間をかけてゆっくり行いますよ。
すると、緊張感から高ぶっていた交感神経が抑えられ、副交感神経が優位になるので、体がリラックスし、頭皮の汗もおさまってくるのです。
②首筋やワキを冷やす。
これらの部分には太い動脈が通っているため、冷やすことで一気に体温が下がり、汗もひいてくれます。
やり方としては、濡れタオルや保冷剤、冷たいペットボトルの飲み物などを首筋に当てたり、ワキに挟んだりします。
この方法は、高熱が出たときにも効果がありますね。
③ワキの下あたりの胴回りを圧迫する。
舞妓さんなどお着物を着ていて、汗をかきたくない場合に昔から行われていた方法です。ワキの下あたりの胴回りを、ぎゅっと帯締めで縛ります。それにより汗をかきにくくなるのです。「半側発汗」とと言いますよ。
それ専用のタオルやサポーター、指圧ベルト等が販売されているので、活用してみても良いですね。
ただし、縛るのは辛いなとお思いの方にも方法があります。汗が出てきたら、胸の上あたりをぎゅっとつねります。それにより、同じような効果が得られるのです。
お試しあれ!
④ツボを押す。
汗を止めるには、「合谷(ごうこく)」というツボを押すのもお勧めですよ。
*合谷とは、手の甲で人さし指と親指の骨が繋がっているところになります。
ここをぎゅっと押すだけです。お手軽ですよね。
⑤ミョウバン水を噴射する。
ミョウバンには制汗作用があり、同時に汗による臭いを抑えてくれる効果もありますよ。
作り方は簡単で、用意する材料は、
空のペットボトル 1つ
ミョウバン 15g
水道水 500ml
作り方としては、
①空のペットボトルに、ミョウバン15gと水道水500mlを入れます。
②冷暗所で1日置いておきます。
③ミョウバンが溶けたら、霧吹きに入れ替えます。
100円均一で売られているような小ぶりなボトルに詰めて携帯すれば、汗が気になるときに、しゅっと吹き掛けられますね。
⑥その他
外で辛いものを食べるのは控えた方が良さそうですね。
多汗症について
前章でご紹介した方法でもっても、汗が止まりそうにないと感じる方がいるかもしれません。そのような方は「多汗症」を疑う必要があります。
多汗症には2種類あり、
①局地性多汗症
不安や興奮した時などに、手足、ワキ、おでこといった局地的に多量の汗をかくことです。
②びまん性多汗症
更年期などホルモンバランスの乱れからくるもので、全身から多量の汗が吹き出てきます。
半年以上、このような状態が気になるなら、やはり、放置せずに専門医に診てもらうことをお勧めします。
言うまでもなく医師の診断に従うのが一番ですが、参考までに治療法の数例をご紹介します。
・汗腺の働きを抑える飲み薬を服用する。
・外用薬を塗って汗腺の働きを抑え、汗の吹き出し口を塞ぐ。
・交感神経節をブロックする注射をする。
・胸部の交感神経節を焼灼する。
等があります。
まとめ
頭皮から出る不快な汗を止める方法をについてお話ししてきました。
いかがでしたか?
体温調整を行うという意味では、頭皮を含めて、全身に汗をかくことは重要です。ただ、それが不快なほどの量になってしまったり、場にそぐわないと焦ってしまいますよね。
更に、頭皮にかいた汗を放置しておくことは、頭皮環境を悪化させ、髪の成育にも影響を与えてしまいかねません。
そんなときは是非、ご紹介した方法を実践してみて下さいね。
①乾いたハンカチやタオルで頭皮の汗をこまめにぬぐう。
②シャワーを浴びる。(洗髪方法や乾かし方も見直す。)
①腹式呼吸をする。
②首筋やワキを冷やす。
③ワキの下あたりの胴回りを圧迫する。
④ツボを押す。
⑤ミョウバン水を噴射する。
頭皮からの不快な汗の解消に役立ててみて下さいね。
それでも治まらないと思われたら、迷わず専門医に相談されることをお勧めします。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。