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こんにちは、竹みかです。
梅のシーズンになると新しいものに挑戦したなりますよね。
前回私は、青梅の甘酢漬けをご紹介しましたが、今回は、数種類のスパイスと一緒に青梅を漬けこんだ【スパイス梅シロップ】に挑戦したお話しをしたいと思います。
出来上がりは、クラフトコーラのようなエキゾチックな味わいで。
うだるような蒸し暑さを吹き飛ばしてくれる爽やかさもありました。
そこで、
・スパイス梅シロップの材料とつくり方
・スパイス梅シロップを飲んでみた感想・保存方法と消費期限
・スパイス梅シロップに使用するスパイス
等などについて綴っていきます。
疲れのたまりやすい季節ですが、手作りのスパイス梅シロップを飲んで、健やかさを取り戻してみませんか。

【スパイス梅シロップ】の材料とつくり方
まずは、青梅を使った【スパイス梅シロップ】の材料とつくり方をご紹介します。
<【スパイス梅シロップ】の材料>

青梅 500g
砂糖 500g
スパイス お好みで
(今回私は、シナモンスティック3本とカルダモン1袋(20g入り)、粒状の黒コショウ小さじ1/2を使用しました。)
ちなみに砂糖は、上白砂糖ではなくキビ糖を使用しています。
スパイスは、グローブや生姜、唐辛子なども使ってみても。
お好みのもで数種類かけ合わせてみてくださいね。
<【スパイス梅シロップ】のつくり方>
《下準備》
・青梅を流水でよく洗い、竹串でなり口を取った後、さらしやキッチンペーパー等で、梅の水気をしっかりふき取ります。
※なり口にたまった水もふき取るのをお忘れなく!
・洗って水気をふき取った青梅を保存袋に平らになるように入れ、空気をしっかり抜いてから封をし

冷凍庫へ。
・1晚以上かけて、青梅を凍らせます。

※凍らせることで、梅の実の組織が壊され、エキスが出やすくなりますよ。
①用意したスパイスからエキスが出やすいように軽くくだきます。

②①のスパイスに砂糖1/3量を入れて混ぜ合わせます。

③焼酎でふいた(もしくは、熱湯消毒をした)瓶に、砂糖の1/3量、下準備で凍らせた青梅の1/2量、砂糖の1/3量、青梅の1/2量の順にしき詰めていきます。
④③に②のスパイスと砂糖を合わせたものをしき詰めます。

※青梅の上に蓋をするかのようにしき詰めてくださいね。
⑤瓶の蓋をしっかり閉めたら準備完了です。
常温で1カ月ほど熟成させますよ!
※1日1回、瓶をゆっくり回して全体をかき混ぜるようにしてくださいね。
<【スパイス梅シロップ】の熟成過程と出来上がった後の処理>
ここからは、熟成過程をお送りします。
《当日》

《3日目》

準備した当日から砂糖が溶け出してきて、3日目にはかなり溶けていますね。
※本来は、カビを生やさないためにも、梅が蜜に浸かっているのが理想です。
気になる方は、表面に直ラップをしても。
《1週間》

砂糖がほぼ溶けて液状になってきました。
ただ、瓶の底で砂糖が固まってしまっていたので、熱湯消毒をした大きめのスプーンで底から大きくかき混ぜる作業を、数日おきに3回ほど行いました。
《1カ月(完成)》

※冒頭の写真と同じです。
2週間ほどで完全に砂糖が溶け、その後も、1日1回ほど瓶をゆっくり回してかき混ぜるの作業を繰り返し、1カ月で完成しました。
出来上がったスパイス梅シロップは、二重ストレーナーでこし、液だけを別の瓶に詰めて、冷蔵庫へ。

こんな感じで、濃い飴色になりました。
<【スパイス梅シロップ】で残った梅とスパイス>
先にお話しした通り、液だけを取り出し、冷蔵保存しましたが、残った梅とスパイスの存在が気になりますよね。
取り出した梅は、エキスを出しきってしまったのか?シワが寄って固くなっています。
が、まだ果肉が残っているので、ジャムになら活用できるかなと思いました。
一方スパイスは、多少ふやけていますが、さすがにもう使えないと思い、捨てました。
残った梅の実は、固くなっているだけではなく、細かいスパイスがまとわりついていたので、2回ゆでこぼし、手で触れるほどの温度になったら、実から種を取り出します。
ゆでこぼしをして実が柔らかくなっていたので、簡単に種が取れました。
次に、実だけの重さを量り、その半量の砂糖を用意します。
ほうろう鍋に、梅の実と砂糖、ひたひたの水を加えて10分ほど中火で煮込みます。
途中、梅の実をゴムべらで潰しながら、アクが出てきたら取り(ゆでこぼしを2回したのでほとんど出ませんでしたが)、ジャムの完成です。

思ったより、鮮やかなグリーン色になりましたね。
適宜、水を加えていたので、ほどほどの固さで煮上がっています。
試食してみると……甘酸っぱさの奥にしっかりスパイスを感じます。
驚きですよね。
梅もスパイスも強い!
シロップにエキスを出しきったはずなのに、しかも熱湯でゆでられているのに、どちらもしっかり存在感を示してくれています。
ほどほどの甘さなので、無糖ヨーグルトやアイスクリームにかけても、紅茶に溶かしても、パンに塗ってもよさそうですね。
【スパイス梅シロップ】の味・保存方法と消費期限
では早速、出来たての【スパイス梅シロップ】を飲んでみます🎵
<【スパイス梅シロップ】を飲んだ感想>
1カ月の熟成期間を経た【スパイス梅シロップ】は、甘酸っぱ梅のいい香りがしました。
見た目から濃厚なのがわかりますよね。
基本は、水(か、炭酸水)で3~4倍程度に薄めるそうなのですが、とりあえず、原液をちょっとだけ飲んで(なめる程度)みることに。

濃く甘いシロップに、梅の強い風味が溶け込んでおり、最後に、スパイス特有のエキゾチックな甘く芳醇な香りが鼻を突き抜けていきます。
これはイケてる!!!
クラフトコーラと梅を掛けあわせたような感じでしょうか。
合わないわけがない🎵ですよね。
ちなみに、黒コショウはどのような効果があるんだろう?と気になっていました。
使用量が少なかったのか、ほんの少し、本当に軽く爽やかさが残る程度で、ピリピリした辛みはまったくありませんでした。
原液を飲んでみて期待がふくらんだところで。
まずは王道、炭酸水割りにしてみました。
(原液1:炭酸水3で希釈)

より爽やかさが増し、蒸し暑い夏でもゴクゴクいけそうです。
甘酸っぱさとほのかに残るスパイシーがたまりません。
次に、豆乳割りで。

梅シロップだと、豆乳割りにすると大豆特有の味と香りに負けてしまう感じですが。
スパイスと梅の掛け合わせだと、豆乳に負けませんね。
これはこれでイケてますね。
炭酸割りとは違って、濃厚なミルキーさが加わりまた美味しいです!
恐らく、牛乳だとスパイス梅シロップに負けてしまうので、できればクセが強い豆乳をお勧めします。
お酒が飲める方なら、焼酎や白ワインなどで割ってもいいですね。
濃厚なシロップなので、かき氷のシロップやパンケーキのメープルシロップ代わりに、ヨーグルトやアイスにかけたりにと使えそうです。
<【スパイス梅シロップ】の保存方法や注意点>
先にお話しした通り、出来上がった【スパイス梅シロップ】は、消毒した清潔な瓶に詰めて冷蔵保存になります。
※飲む際は、清潔で乾いたスプーンやレードルですくうようにしてくださいね。
今回私は、カビが生えたり、表面が白い膜でおおわれたりすることはありませんでした。
もしも、黒や青いカビが発生してしまった場合は、梅の実とスパイスを取り出した原液を鍋に移し、煮立つ直前まで加熱して5~10分程度煮詰めるといいそうですよ。
また、熟成途中で白い膜でおおわれてしまった場合は、清潔なスプーン等ですくい取ればオッケーだそうです。
<【スパイス梅シロップ】の消費期限>
【スパイス梅シロップ】の消費期限は、冷蔵保存の上、2カ月ほどになります。
ただし、冷蔵庫内の保管場所によって(温度変化の激しい扉部分や、前方に置いている場合など)、もっと早め早めに飲みきった方がよいかもしれませんね。
【スパイス梅シロップ】に使用するスパイスの種類
【スパイス梅シロップ】に使用するスパイスについて調べてみると、
シナモン(スティック状)
カルダモン
グローブ
黒胡椒(粒状)
生姜(薄切り)
唐辛子
などが出てきました。
今回私は、家にあるスバイスだけでつくりました。
袋開封済みで残っていたシナモンスティックと黒コショウ、未開封だったカルダモンみたいな。
これでも十分でしたよ。
もう少し、ピリッと感や清涼感が欲しいなら、黒コショウを小さじ1に増量するなり、唐辛子を入れてみたりしてもよかったかなと思います。
挑戦してみて、シナモンの甘くエキゾチックな香りはマストだなと感じました。
その他にも、清涼感と加えると味に奥行きが出ると思われるので、カルダモンやグローブがあるといいですね。
スパイシーだけれども甘みも加わりますしね。
ここでご参考までに、先にご案内したスパイスの特徴と効能について簡単にお話しします。
【シナモン】
クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたスパイスで、甘くエキゾチックな香りが特徴です。
体を温め、血行促進、抗酸化作用、血糖値の安定化、胃腸の働きを助けてくれます。
その他、美肌効果や抜け毛の改善も期待できますよ。
【カルダモン】
ショウガ科の植物の果実を乾燥させたスパイスで、「香りの王様」や「スパイスの女王」ともいわれています。
甘くエキゾチック、かつ、スパイシーで爽やかな香りが特徴で、更に、柑橘系の香りも感じられます。
胃腸の働きを助け消化を促進してくれ、抗炎症作用、ストレスの緩和を助けリラックス効果があり、口臭予防や血行促進、体を温めてくれる効果もあります。
【グローブ】
フトモモ科の常緑樹のつぼみを乾燥させたスパイスで、甘く濃厚でスパイシーな香りと、舌が少ししびれるような刺激的な風味を持ち合わせています。
抗菌・抗ウイルス作用があり口臭や風邪を予防してくれ、鎮痛効果、消化促進、リラックス効果、体を温めてくれる作用もあります。
その他おなじみの黒コショウには、抗菌・抗炎症、抗酸化作用があり、消化や血行の促進、ストレス緩和、栄養素の吸収を高め、高血圧予防効果もあります。
唐辛子にも、血行促進、冷え性改善、食欲増進、脂肪燃焼、疲労回復、抗酸化作用、生活習慣病予防や美肌効果もありますよ。
生姜にもまた、体を温めたり、消化を助けたり、吐き気を抑制してくれたりする効果や、食欲増進、免疫力向上、血行促進、抗酸化作用に加えて、殺菌効果やむくみの軽減、便秘改善にも役立ちます。
以上のように、それぞれのスパイスの香りや味、効能を考えながら、組み合せを決めてみてもいいですね。
梅の栄養と効能
過去のブログにも載せた内容ですが、梅の実の栄養と効能についてもご紹介したいと思います。
梅には、クエン酸をはじめ、さまざまな有機酸(リンゴ酸やコハク酸、酒石酸など)が含まれています。
クエン酸の主な効能
- 糖質の代謝を促す。
- 体内を活性化してくれる。
- 疲れにくい体にしてくれる。
- 疲労回復にも役立つ。
- カルシウムや鉄の吸収を助けてくれる。
- 新陳代謝を促して老廃物を排出してくれる。
- むくみ解消や美肌効果がある。
こんなにもたくさんあります。
どれも、私たちが必要としている効能ばかりですね。
昔から梅干しなどに加工して食べられてきた理由がわかりますよね。
ちなみに、梅シロップ(梅麹シロップ)や梅ビネガー、梅酒などに加工してしまうとどうなの?と思われるかもしれませんが、加工後のエキスには、青梅の糖とクエン酸が結合してメフラールという成分が生成され、
- 血流を改善させる。
- 動脈硬化など生活習慣病予防にも役立つ。
そうです。
更に最近は、外食や出来合いのお惣菜やお弁当を召し上がる方も多いかと思います。
そのため、食事全般が酸性に偏っているそうです。
*特に肉類の多い食事やジャンクフードなど要注意です!
それら酸性の食事とアルカリ性の青梅を一緒に摂ることで、体内を中和し、調子を整えてくれる効果もあるとか。
上手に梅を普段の食生活に採り入れて、健康増進に役立てたいですね。
最後に
青梅とスパイス、砂糖でつくる【スパイス梅シロップ】をご紹介してきました。
いかがでしたか?
下準備で一手間かけ、梅の実を凍らせたことと、梅の実のエキスを余すことなく抽出することができました!
熟成期間を1カ月で取ることで、スパイスの風味も存分にシロップに溶け込んでくれたようです。
最近は、1日や半日、中には数時間といった速成できるレシピも見かけますが、時間をかけて熟成過程を見ていくのもまた楽しいですよね🎵
まさに育てている感覚です。
日々変化していく姿を見るワクワクさよ。
出来上がったシロップは、まさにうっとりするような味わいです。
甘酸っぱい梅と、エキゾチックなスパイスの味と香りが楽しめる飲み物に変身してくれました。
お好きな炭酸水、ミネラルウォーター、お酒、豆乳(牛乳)などで割ってお楽しみくださいね。
今年はほとんど梅雨もなく、6月からいきなり猛暑……で嫌になりますよね。
梅を使ったシロップは、疲れた体をいやし、夏バテ防止にも一役買ってくれそうです。
掛けあわせるスパイスによって、風味や効能もプラスすることもできます!
是非、スパイス梅シロップをお試しくださいね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
過去に梅について書いたブログはこちらへ。
健やかで美しい髪を目指す貴女へ
「竹みか」サブブログ『健美髪日記』のご紹介
https://sub.mamatomo-zero.com/
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