こんにちは。
新学年も始まって1か月半ほど経ちましたね。
我が家は小3と中3で、ただ1学年進級しただけで生活ペースに変化はありませんが、新たに保育園、幼稚園、小学校にと進学したご家庭では、まだ新しい生活に慣れずに親子で大変な時期かもしれません。
更に、それにお弁当が加わるとなると…。
毎朝早朝からお弁当を作るママ(今はパパの場合もあるかな)は、慣れない作業で大変だし、一方で、初めてママ(やパパ)と離れて食事をする子供は、ただそれだけもストレスですよね。
それに加えて、どんどん華美になり、競い合うようなキャラ弁。
もう勘弁して~という声が聞こえてきそうです。
確かにSNSで見かける一般ママのキャラ弁、芸能人がこぞってテレビ等の媒体に載せてくるキャラ弁ってとてもきれいです。でもでもですよ!時代に逆らうの覚悟で言います。
本当に必要ですか?
娘と息子に6年間幼児向けのお弁当を作り続けたからこと、必要ないと考えます!
そう考えるに至った理由を体験を交えてお話しさせていただければと思います。
今悩んでいるママ(パパ)の少しでもお役に立てたら嬉しいです。
娘の初めてのお弁当はりんごのうさぎちゃん
もう卒園して7年経ちますが、娘の初めてのお弁当を作ったときの話です。
その日の夕方、担任の先生からお電話があり、
○○ちゃん、リンゴのうさぎちゃんが食べられないって泣いてました…。
って言われたのです。
私の頭の中は、???だらけで、たかがそんなことでなぜ泣くの?意味が分からないと。
ちなみに、娘が通ってた幼稚園は、入園説明会のとき必ず言われることがあります。
それは、日々ママたちの競争をあおることになってしまうので、
基本的にキャラ弁はやめて下さい!
ということでした。
でも、女の子のお弁当だし…少しでもかわいくしてやりたいよね!と思った私は、デザートとして入れたリンゴの皮を、うさぎの耳に見立てて、切り込みを入れたのです。昔からよく見かける古典的なあれです。これくらいなら良いよねと。
先生とお電話しながら、そのお約束を破ったのがいけなかったのかなと、一瞬頭に過ぎったのですが、実際には全然違うところに、彼女が泣く理由が隠されていました。
そう、ただの逆効果だったのです。
普段、皮をつけたままりんごを食べたことのなかった娘は、大好きなリンゴに皮が付いてる???とパニックを起こしてしまったのです。
それを聞いて初めて、冷静に娘の気持ちになって考えることができました。
このお弁当は、初めてママである私と離れて食べる食事です。
先生やお友達が一緒にいるとはいえ、不安で押しつぶされそうになっていたはず。そこに、食べ慣れてないりんごの皮が登場したのですから、かわいいとかかわいくないとか思えるほど心の余裕はありませんよね。
これが3歳児の現実です。
それ以降、娘はお弁当がほとんど食べらなくなってしまいました。
毎日おかずが残ったまま戻されるお弁当を見て、私も悲しくなり、今日こそはと頑張っておかずを整えて入れ、また撃沈の繰り返しでした。
楽しみにしていたはずのお弁当が、いつの間にか親子で辛いものになってしまっていたのです…。
幼稚園・保育園のお弁当の意味って?
そんな日々に中で、入園説明会で園長先生が強調されていた言葉がよみがえってきました。
お弁当はママの象徴(家庭の象徴)!
ママを感じて、子供がほっとできる存在なのです。
と。
ああ~そうだよね。
私が向かっている方向が違っていたんだ!と気付いた瞬間でした。
それまでの私は、お弁当にはこれとこれを入れるべき、このくらい品数があるべき、色味のきれいさや、見た目の美しさにこだわってばかりだったのです。
今までの常識や先入観、思い込みが邪魔をし、どんどん肝心の娘が求めているものとはかけはなれいっていました。娘の求めているものは、そんなお弁当ではなかったのです。
それ以降、娘のお弁当を作るときには、2点を心掛けるようになりました。
①娘の食べ慣れているもの、食べやすいものを!
②食べきれる量だけ入れる!
たとえ見た目の美しくさはなくても、常識的に考えると少ない思われる量でも、目の前にいる娘のとっては最良のお弁当です。
すると、次第に完食できるようになったのです!!!
改めてキャラ弁って本当に必要?
もう一度、何の媒体でも良いので、よ~くキャラ弁見てみて下さい!
キャラ弁って作るためには、平面で細かい作業をする必要がありますよね。だから、平べったくて、切ったり、張ったりしやすい材料が必要なのです!
のりとかハムとかチーズとか。
本当にそれらの食材、お子さんが大好きですか?
更に、実際に数時間経って、冷めたご飯と食べてみて美味しいか?想像してみて下さい!
う~んどうだろう?と首をかしげたママ(パパ)。
そうなんですよ!
どんなに見た目がかわいくても、子供にとっておいしくなければ仕方がないですよね。
幼稚園・保育園のお弁当で大切なことは?
初めての親子遠足のときのお弁当です。
私は、娘と息子のそれぞれ幼稚園3年間、お弁当を作りました。試行錯誤した上で、最終的にたどりついたのは、この3つです!
①好きな物だけを入れる!
②その時の体調を考えて、食べきれる量や形状にする!
③衛生面に気を付ける!(特に夏は)
一つ目に違和感を感じたママ(パパ)もいるかもしれません。
先程お話しした通り、お弁当はママ(家庭)の象徴です。ふいにママ(家庭)を感じられる大切な存在であるべきなのです。
だから、ここで好き嫌いをなくそう!なんて考えないで下さい。
台無しです。
大好きなお友達と先生に囲まれて、ランチタイムを楽しんで欲しいですよね。
人参嫌い子が、キャラ弁のように飾り切りや型抜きして、見た目をかわいくしたら、食べるようなる?
実際のところ、なかなか難しいです。
二つ目ですが、意外に重要です!
子供の体調どうかな?
ちょっと食欲がない?ちょっと風邪気味?または、病み上がり?
なら、食べやすいものをいれてやろう。
最近は、行事の練習が立て込んでるから、お弁当の時間が少し短いみたい。
なら、量を少な目にして、食べやすいものをした方が良いよね。
今日は遠足、園外保育だからお外でお弁当ね!
手で食べやすいものにしないと。おにぎりか、サンドイッチってとこかな。
って感じです。
最後は言うまでもなく、でも忘れがちですよね。
実は、幼稚園関係者が一番キャラ弁で気がかりなことだそうで…。どんなに気を付けても、あんなに細かい作業をしてたら、衛生面が心配ですよね。
チーズに、ハム、かまぼこ、ちくわ、お魚ソーセージ、野菜のキュウリやミニトマト、レタス。
どれも生で心配…。火を通してないので、夏場は特に心配です。
もちろん、幼稚園でも対策は取ってくれるはずです。
我が家の子供たちがお世話になった園では、暑くなり始める時期から、おかずとご飯のお弁当箱を分けるよう指示がありました。おかずのみ冷蔵庫で保管をしてくれていたのです。
それでもやっぱり、危険は極力避けたいですよね。
その点でも、キャラ弁は幼稚園、保育園児のお弁当に不向きです。
もちろん、年長にくらいになると女の子は、
かわいいお弁当が良い!
なんて言い始めますよね。我が家の娘もそうでした。
もちろん、説明すれば分かる年齢なので、きちんと話はします。でも、不満顔…なので、とどめは、
ほんと食べられる?
と言って、キャラ弁によく使われる食材について説明したら、すんなりと諦めてくれました。なんせ好き嫌いの多い子ですからね。
まとめ
キャラ弁を作らなきゃ!と焦っているママ、パパ。
もう、大丈夫ですよね。見た目よりも、幼稚園のお弁当には大切なことがあると分かっていただけたはずです。そう、お弁当はママの象徴(家庭の象徴)です!だから、キャラ弁で無理して着飾る必要なんてないのです。
まずは、
①子供の食べ慣れているもの、食べやすいものを!
②食べきれる量だけ入れる!
そして、園生活に慣れてきて、お弁当に慣れてきたら、
①好き嫌いの解消のためにお弁当を利用しない!
それは家の食事で頑張りましょう。
②子供が気持ちよく食べ切れるように、量や形状に気を付ける!
体調を考慮したり、行事予定などを考えて。もし、少なめだったなあと感じた場合は、家のおやつを補給しましょう。
③何より衛生面に気を付ける!
手で極力触らない、汁気は切ってから、熱いものは冷めてからお弁当に詰める、なま物はなるべく避ける等などです。
よそ行きのキャラ弁ではなく、誰よりもお子さんの分かっているママ、パパが、お子さんのことだけを考えて(周りのお友達や世間、常識なんて関係ない)作ったお弁当にこそ、大好きなあなたの存在をしっかり感じてくれるはずです。
大好きなものを詰めて、毎日お弁当を持たせてやりましょう♪
最後の運動会弁当です。息子の好みに合わせたらめっちゃ地味だった…。(笑)ちなみに、キュウリはぬか漬け処理しています。
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