こんにちは。
昨日、白髪染めを使用することで益々白髪が増えてしまうという…悪循環についてお話しさせていただきました。
しかも、どのタイプの白髪染めを使ったとしても(どれを選択するかで多少持ちが違うものの)染めても染めてもエンドレスで白髪は出てきますよね。
本当に嫌になります。
何より面倒だし、髪は傷むし、益々白髪は増えるし、頭皮にもかゆみが出てくるし、とストレスがためている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。私も元々皮膚が弱いため、カラーは続かず、ヘアマニキュア、マスカラタイプ(ファンデーションタイプ)など放浪の果て、迷い人になってしまいました…。
いよいよ、白髪染めを一切止めて、今噂のグレイヘアにしてみようか?と本気で考え始めたところです。
でもまだ、白髪の割合が微妙なので、理想の状態にはまだならなそうなのが問題ですが。
恐らく、同じような考えの女性もいらっしゃるのではないかと思い、今回はグレイヘアについて調べまとめてみました!
今現在は様々なご事情により、グレイヘアに踏み切れなくても、いつかのための知識として持っておくに損はないと思いますので、是非、一緒にグレイヘアに世界をのぞいてみませんか。
カラーの罪悪
*昨日の内容と一部ダブル部分がある思います。ご了承下さいね。
カラーとひとことでいっても、若い子がオシャレや気分転換で髪色を変えるのとは違って、年を重ねていくと白髪染めの要素が強くなりますよね。
考えてみると、半ば義務のようにやっている白髪染めですが、その構造ってご存知ですか?
実は、
アルカリ性の強い薬剤を使って、髪を膨張させることで、キューティクルを開かせ、髪のタンパク質を溶かして、色素を入れ込んでいくのです。
白髪を周りの黒髪と同じ色に染めることが目的なため、濃い色素を必要とします。また、本来染める必要のない黒髪も同じように、強い薬剤にさらされてしまうのです。
ただ、専門家のいる美容室では、強めの薬剤を使うことを想定して、前後のケアをしてくれ、髪や頭皮を守り、色ムラがないように染め上げ、長持ちするようにケアしてくれます。
また、髪や頭皮の状態を相談の上、薬剤を替えることや、白髪染めの方法を変えることもできますよね。
一方で、家で市販品を使ってセルフで白髪染めを行うと、より強い薬剤にさらされることになるので、注意が必要です。
市販品は、専門家ではない素人でも使いやすいように、より濃い色素を使用しているからです。また前後のケアもなく、色ムラも出やすくて落ちやすいため、結果、頻繁に白髪染めを行うことになってしまうのです。
すると、髪と頭皮へのダメージは、一層酷いものになります。また、アレルギーも誘発しやすく、一度なってしまうと、二度と白髪染めが使えなくなる可能性もありますよ。
*残念ながらジアミンによるアレルギーは、美容院で施術してもらっても起こることがあります。パッチテストで大丈夫だったとしても、長年の薬剤の蓄積により、ある日突然アレルギーを発症することがあるので、過信せず、染めるたびに注意が必要ですね。
男性に聞けば、時間もお金もうかけて、匂いも臭く、頭皮がヒリヒリするのを我慢してまで、白髪染めを行う理由が分からない…という人も多いですよね。
ただ女性は、そうも言ってられないのが現実で、やはり女性に産まれてきたなら、いつまでもきれいで若く見られたいという気持ちもあるでしょうし、周りの女性との調和を考えて仕方なくしているという側面もあるかと思います。
では、思い切って白髪染めを止めてみたら、どうなるのでしょうか?
多くの方が想像するように、老いへまっしぐらなのでしょうか?
カラーで白髪を隠すのを止めたら…
実際に白髪染めを止めてみると、様々な感想があるようです。
<肯定的な意見>
・薬剤で傷んでパサついていた髪も、乾燥してフケが出たり痒みを感じていた頭皮も調子が良くなってきた。
・常に、白髪を染めなけねば!という半ば強迫観念のような思いが消えて、自由になった。
・年齢を素直に受け入れられるようになった。
こんな良い意見の一方で、
<否定的な意見>
・白、黒、金髪(白髪染めの強い薬剤が完全に落ちるには時間がかかるので、退色しつつある状態)が入り交じっていて、きれいではない。
・今までの服が合わなくなってきた。
・職場や家族に良く思われていないことに気付いた。
・やはり、老けた気がする。
やはり、否定的な意見の方が多数見受けられます。ただこれらの意見には、対処法があるのです!
グレイヘアに対する否定的意見を払拭するには
髪に白、黒、金髪が入り交じるのは、
時間が経てば落ち着きます。
ただそれでも気になる!という方は、グレイヘアまでの過ごし方を美容師さんに相談するのも手ですね。あなたの納得できる方法を提案してくれますよ。
次に、服装についてですが、
白髪と黒髪の混じり具合にもよりますが、白髪が増えたなら、頭は明るい印象になっているはずです。ですから、服も明るめを着るようにするとしっくりきますね。
そんな明るい色なんて…と気負わないで下さい。まずは、白で良いのです。白のシャツやニットは持っていないという方はごく少数ですよね。
他にも、パール系のアクセサリーを着けるだけでも印象ががらりと変わります。華やかなスカーフを首元に持ってくるだけでも良いのです。
意外と簡単ですよね。
周りの目が気になるですが、
家族には事前に話しておく方が良さそうですね。
特にお子さんからのクレームが多いようですが、場合によっては、彼らの気持ちをくんでやって、白髪染めを止める時期を少し延期しても良いかもしれませんね。子の高校卒業までは待つとか。
職場も同じです。居にくくなってしまうのは問題ですからね。退職まで待つのが賢明な場合もありますよね。それもで還暦過ぎですから、むしろグレイヘアにはもってこいの年齢になります。
第2の人生をイメチェンして楽しみましょう♪
ただ、家族や職場の制約以外の第三者の否定的意見は、軽く受け流しても良いかもしれませんね。当然人それぞれ価値観は違います。絶対的に白髪は染めるべきという人も一定数いますからね。
義父母はそれぞれ70代後半ですが、いつも真っ黒に染めています。正直、顔や身体の動きを見ると違和感でしかありませんが、それも価値観でしょうし私は何も言いません。
そうそう、最後の意見と重なりますが、白髪混じりになると、一概に老けるとは言い切れないそうですよ!
顔の筋肉は、20代をピークに減少していきます。当然、頬は削げ、骨格が目立つようになり、眉や目尻も下がります。それが年相応です。それに反するように、髪を20代の時と同じように黒々と染め上げれば違和感が出てきます。
では、年相応に老け込んで良いのかというと、そうではありません。
目指すは、年齢に合った自然な「美しさ」です。具体的にお話しするなら、
・背筋を伸ばしておくべきです。
(健康のために軽い有酸素運動の習慣は欠かせませんね。)
・服装も手を抜きません。
(若い子の真似をする必要はありませんが、情報には敏感になっていたいですね。)
・見合ったメイクもすべきです。
(これまた流行を追いかける必要はありませんが、服装と同じで、チークやリップで一段明るめを心掛けたいですね。年を重ねたからこそノーメイクはNGです!)
では次に、美しいグレイヘアの育て方をご紹介します。
美しいグレイヘアの育て方は?
今からお話しすることは、そんなに特別なことではありません。
自分のことだけ考えれば良かった若かりし頃とは違って、40代以上の女性は非常に忙しいとは思います。家族のことを考え、家事に仕事にと、ついつい自分のことは後回しになりがちですが、ちょっとだけあなた自身に目を向ける時間を作ってみてはいかがでしょうか。
では、具体的な方法は、
①今の髪質に合ったシャンプーに替える。
安価のシャンプーであればあるほど、質の悪い界面活性剤(人工的な洗浄成分)が多く含まれています。当然、年齢を重ねてデリケートになった髪や頭皮にとって良くありません。植物由来成分でつくられているものに替えたり、ご自分で判断しかねるなら、信頼している美容室で勧められたシャンプーが一番ですね。
ただし、価格は高めになります。
②トリートメントを使う。
白髪は、黒髪に比べて髪質が硬く、パサつきやすい傾向があります。今まで面倒でトリートメントを使っていなかったのなら、これを機に使い始めてはどうでしょうか。
できれば、シャンプーとセットになっているものが良いですが、お手軽で時間を取られない洗い流さないタイプのもの(アウトバストリートメント)もあります!
是非お試し下さい。
③紫外線を浴びないようにする。
肌には、日焼け止めを塗ったり、化粧下地を日焼け止め効果のあるものにしたり、長袖を着たりして予防しますよね。
髪も同じです。
紫外線によるダメージをなくすためにも、帽子を被ったり、日傘をさして防いで下さいね。
④洗髪後の乾かし方を見直す。
まずは、自然乾燥はNGです。頭皮の乾きが悪くなり、生乾きの状態が続くため、雑菌の温床になります。
逆に髪は必要以上に水分が抜けてしまい、より一層の乾燥を招きます。
正しい乾かし方は、
・タオルである程度水分を取ってから、
・ドライヤーの熱から髪を守るオイルを塗り、
・ドライヤーの熱が1ヶ所に熱が当たりすぎないように場所を替えつつ、まずは頭皮を完全に乾かし、
・次に髪の根元から毛先へと、場所を変えながら風を当てて乾かしていきます。
最後は、ブラッシングをして髪を整えたらおしまいです。
詳しくはこちらへ。
⑤規則正しい生活を送るようにする。
<食生活改善>
まずは、食生活を見直します。バランスの良い食事を心掛けますよ。
また、更年期で不足しがちな女性ホルモン(髪の成長を促す「エストロゲン」は重要です。)を補うための大豆製品や、カルシウムを補給するための乳製品、体を温める食品をなるべく選ぶようにすることも大切ですね。
<適度な運動>
前章でもお話しさせていただきましたが、適度な運動も必要です。
体を動かさなければ、顔だけではなく、全身の筋肉も衰えていきます。ただでさえ、更年期により骨が弱くなっていきます。鍛えておくことは重要ですね。
<睡眠の確保>
何より、髪の健やかな成長のためには睡眠の質と量が必要です。それらをきちんと確保できるように生活全般を見直したいですね。
<その他>
その他、
・ストレスをなるべくためないようにする。
・体を冷やさないように工夫する。
・カフェインを摂り過ぎない。
・禁煙をし、お酒はたしなみ程度にする
等など。
髪だけではなく、肌にとっても、あなたの体、心のためにも大切なことばかりですね。
まとめ
まだまだ日本では、女性の美しさの基準は、若さによるものが多いのも事実です。
年を重ねたからこその美しがあるはずなのに…ですよね。
そのため、年を重ねても若く見えるようにと努力を続ける方が多いのが現状ですし、その一例がカラーによる白髪染めなのかもしれません。
ただ今は、価値観が変化しつつあります。女性の美しさを決めるのは、男性からの視線ではなく、女性自身であるべきです!
グレイヘアは、そんな古い価値観を打ち破るきっかけになるのではと私は思っています。調べていくうちに、どんどんグレイヘアへの憧れが強くなってきました!
もっと白髪量が増えたら、思い切ってグレイヘアに挑戦したいと考えています。
それと同時に、
軽い運動の習慣をつけ、
明るい服装やメイクを心掛け、
髪の質を向上させる努力を怠らず、
バランスの良い食生活や規則正しい生活を送り、
周囲に老け込んだ!なんだなんて言わせない、グレイヘアの似合う素敵な女性を目指したいものですね。
ご興味のある方は、ぜひ一緒に素敵なグレイヘアを育ててみませんか?
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。