こんにちは。
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題名の通り、今日は幼稚園(保育園はどうなのかな?)や小・中学校で提供を求められる雑巾について綴っていきたいと思います。
それがどうした?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが。
たかが雑巾一つとっても、その扱いでいつの時代に子育てをしたか分かるんだ!ということに最近気づき、変化を実感できたので、そのお話しを。
12年前は…
我が家の長女は、現在、中3・15歳です。
彼女の社会生活の始まりは、3歳で幼稚園の年少に入園したときですね。かれこれ12年ほど前になります。
その当時の幼稚園は、圧倒的に専業主婦ママでした。パートも含めて働いているママがレアな存在でしたね。
今ではそんなこと言ったら炎上しちゃいそうですが、当時幼稚園では、
「まだ子どもたちが幼稚園のうちはママは働かないで!たった3年なのだから一緒にいてあげて!」
と普通に言われていたような時代です。
ですから、雑巾もさらりと求められていました。
学期はじめだからなんてことは関係なく、
「枚数が少なくなってきたから提出をして下さい。」
なんて感じで、いきなり求められていました。
しかも、ちいちゃな子どもの手でも使いやすいようにと、タオル材質、裁断の仕方、縫い方まで指定があったのです。
要は、手作り以外で対応不可でした。
縫うのは手縫いでチクチクしても、ミシンでザ~と縫ってもOKでしたが。最低、周りを一周ぐるりと真ん中をバッテンに縫わないといけないので、手縫いはかなりしんどいですよね。
器用な方ですと、真ん中をグルグル円を描くように縫われていましたね。見た目も美しい。
私は、ミシンの腕を劣らせないために定期的にこの雑巾作りはあるのだと思って、ミシンで縫っていました。
でも、最低限しか縫わない。真ん中バッテン派です。
いや~卒園までに何枚雑巾を縫ったか分かりません。
お蔭様で、ミシンの扱いはかなり慣れましたけどね。(笑)
9年前も…
その幼稚園が特殊だったのでは?と思われるかもしれませんが、学区内の小学校に上がってもあまり雑巾の扱いの変化はありませんでした。
幼稚園のように不定期で急な求めではないものの、学期の始まりのたびに、雑巾が2~3枚ほど提出が求められていました。それは小6まで変更なく。
ただ幼稚園のときのようにタオルの材質や大きさ、縫い方の指定はなかったので、そのまま幼稚園と同じようにミシンで縫って、娘に持たせていました。
このお年頃になると、提出する際に可愛い柄の持っていきたい!という女子特有の摩訶不思議なこだわりが出てきて、娘と一緒に雑巾用のタオル(もちろん量販店で、更にセール品の中からです)を買いに行っていた思い出があります。
幼稚園もそうでしたが、一切記名なしなので、誰が使うことになるか分からないのですけどね。
当時娘の小学校では、年1回バザーが行われていたのですが。
各家庭からタオルを提供する場合は、そのまま箱や袋に入れた状態ではなく、雑巾に縫った形で提出して下さいと言われていました。
その時代は、雑巾を手作りする時間のないお忙しいママはバザーで雑巾を買って、子どもたちに持たせていたのですね。
時代を感じますよね。
更にときが経ち6年前は…
6年前といえば、今小3の息子が幼稚園に入園した時期になります。
娘が卒園してたった3年が過ぎただけなのに、幼稚園は激変していました。
出生数が減ったこともありますが、それだけはなく時代が激変し、専業主婦は激減、共働きがスタンダードになったこともあり、幼稚園を希望する人数はぐっと減っていたことも関係していたのでしょうか。
その影響もあってか、先生方の考えも変わり、
「お母さん方、皆さん働いているのが当たり前なので、互いに助け合っていきましょう!」
という雰囲気が漂っていました。
数年前までは働かないで!と言われていたのになんという変化か。預かり保育も始まっていましたしね。
娘の時代は、母が理由があって保育参観に参加できないときは、園児も自動的に欠席なっていました。(自分だけお母さんが来ていないのがかわいそうだからという理由)息子の時代になると、「お母さんがお仕事などで来れないこともあるよね。」と手が空いている先生がフォローするシステムになっていたのです。
大きな変化。
というわけなのか?どうかは定かではありませんが、雑巾を各家庭で手作りして持たせるシステムもすっかりなくなっていました。
あるとき、雑巾求められないなあと不思議に思って、娘のときからの知り合いにママに聞いてみたところ、
「今は幼稚園が業者さんから一括購入しているらしいよ。」
と。(驚)
あんなに親子参加の行事だらけだった幼稚園が…息子が在園中に1つ減り、2つ減りとなっていっていましたしね。
幼稚園も時代とともに変化しないと生き残れない時代なのかもしれませんね。
3年前~今現在は…
結局、息子が幼稚園に在園中は一度も雑巾の提出を求められることないまま、娘と同じ小学校に入学となりました。
小学校は相変わらず、学期の始まりごとに雑巾が求められていました。枚数も変化なしです。
というわけで、ミシンでの雑巾作りが復活しました。
実際は娘の中学でも求められているので、枚数が2枚程度から5~6枚ほどに増えたということだけですけどね。
そんなふうに時代が経ていたことも考えず、ずっと手縫い雑巾を子どもたちに持たせていた私ですが。
ふと、近所の量販店や100均をのぞいてみて気づいたのです。
春休み、夏休み、冬休みが明ける直前の時期になると(新学期前ですね)、驚くほど山積みの雑巾がワゴンで売られていることに。
ああ~そうか、雑巾は作る時代から、買う時代になったのね。
と。
子どもたちに現状を聞いてみると…。
「今頃知ったの?今はほとんど手作りの雑巾なんて持ってくる子いないよ!みんな買ってきたものを出してるよ。」
と。
そうだったのか~。早く言ってよ。
すっかり時代に取り残されていました。
娘の中学校で
雑巾にまつわるちょっとびっくり話を最後に。
娘の中学でも相変わらず、学期のはじめに雑巾が2~3枚ほど求められます。前出の通り、大概は既成品を提出するそうなのですが、珍しくある男子生徒が手作りと思われる雑巾を持ってきていたそうなのです。
それは実は、その子の母親が作ったものではなく、本人作だとか。
かなりしつけの厳しいおうちで有名な子で、
「自分が使うものだから、自分で作りなさい。」
と材料のタオルだけ渡されるそうなのです。既製品を買うこともしないし、母が作ることもないし、手助けすることもしない。
彼は自分でミシンを出してきて、毎回カタカタと縫うそう。
いや~素晴らしすぎる。
それを中3にもなって素直に従う彼も偉いな。
最後に
「時代に合わず手作りの雑巾で恥ずかしいなら、既製品にする?」
と子どもたちに聞いたところ、子どもたちいわく、
「母の手作り雑巾のままでいい。」
という答えが返ってきました。
というのも、二人とも潔癖症なところがあるので、
「手作りなんて珍しいから、記名していなくてもママが作ったのって分かるから、その雑巾を1学期間独占できるんだよ!」
と。
他の誰が使ったか分からないような雑巾を使わなくて済むと。
というわけで、今も学期ごとに5~6枚ほどの雑巾をミシンで作り続けています。恐らく、娘はあと3年、息子はあと9年ほど作り続けることになるのかな。
ミシンの腕が落ちなく済みますね。(笑)
あっでも、私としては効率化万歳ですよ!
雑巾なんて買おうが、ミシンの腕を保つために手作りにこだわろうがどちらでも良しです。
教育目的もあり?
更にいえば、共働き(正社員もパートも)も専業主婦(主夫)も各家庭の話し合いのもとで同意しているなら良しではないですか。外野があれこれいう問題ではありません。
どの形態も間違いでも正解でもない。時代の流れなんて関係ない。
どの家族形態を取ろうが、家事もどんどん効率化すればいいと思っています。時間をかければ良しというわけでもないですしね。
便利なものどんどん導入しちゃえ。
だから誰かを批判したかったわけでも、時代の変化を嘆いているわけでもありませんよ。
たかが雑巾でこんなふうに時代の移り変わりを見返すことができ面白なと思ったので、記事してみました。
つぶやきに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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