こんにちは。
離乳食後期(生後9か月あたり~)にもなると、手づかみ食べをさせましょう!とよく言われますよね。
でも、これって案外大変ではないですか?
子供自身が手づかみに興味を持ってくれなかったり、
子供は目の前のものに興味深々なのだけど、ただただぐちゃぐちゃにするだけだったり
(食べないのかい!って突っ込みたくなる)、
親が潔癖症で見るに堪えられなかったり、
後始末を考えると億劫だったり
と、色々進まない理由はありますよね。
実は私自身も、2人のの子供(姉弟)を育てる間、この離乳食期の手づかみ食べに関して、葛藤も格闘もしまくりました。
そして、すったもんだの末に行きついた先は…、
子供がひとりでスプーンやフォークなどを使って食べられるようになるための、前準備のためなのだから、最終的にそれらを使って食べられるようになれば、この作業は吹っ飛ばしてもOKなのでは?という結論でした。
まあ~こんなこと言ったら、専門家の先生たちに怒られちゃいそうですけどね。
でも考えてみて下さい。大人はもちろん、ある一定年齢以上の子が何でも手づかみ食べなんてしませんよね。お行儀が悪いって話になってしまいますからね。いつかは止めるものなのだから、無理にする必要はないのではと思うのです。
そこで、ご紹介する専門家の意見と対比しつつ、我が家の葛藤と格闘の記録をお読みいただき、何かあなたの子育てのヒントにしていただけたら嬉しいです。
前にも離乳食について、書かせていただいています。もし良かったら。
- 第1子の娘は姫気質?
- 娘に手づかみ食べをさせてたくて工夫をしてみたけれど…
- なぜ離乳食の手づかみ食べは必要なの?
- 第2子・息子は口にはしないけど食べ物には興味がある
- 1歳を過ぎ幼児食は食べてくれるようになったけれど…
- 食事はママが口に運んでくれるもの?
- まとめ
第1子の娘は姫気質?
第1子ということもあり、離乳食を始めると前は育児書に育児雑誌を買い、ネット検索でしまくることで、しっかり予習をし、更に月齢ごとの離乳食の料理本まで買いそろえてしまうほど張り切っていました。
これで準備万端と5ヶ月になった瞬間に離乳食始めたのです!
当然、気合満々でした。全然、離乳食を口にすらしてくれない子がいるという話を聞き、心配ばかり増大してたのですが、最初から10倍粥を口にしてくれたのを見て、どんなにホッとしたことか。
それからも、苦手な食材はあれこれおあるものの、少しずつ食材のレパートリーも増えていきました。ただ形状は、ベトベトが大好きな子だったので、なかなか進まなかったものの、量だけはたんまりと増えいき、まあまあプクプクになっていったこと…。その量と食材の豊富さからか、小児科の検診では、順調ですね!と言われていたくらいでした。
ただ、全てにおいて姫気質(基本動かないし、寝返りも8か月まで打たない(笑))なので、
食べさせてちょうだい。
と言わんばかりに、口をあ~ンと開けて待っている感じで、全然手づかみ食べをしない、いや、そもそも手づかみに興味すら示していない様子でした。そんな様子を毎日見るにつけて、
このままずっと私は、娘に食べさせ続けて良いの?
と、疑問が沸いてきたのです。もう1歳も過ぎ、そろそろ離乳食も終わりに近づいてきてるというのに、我が子はおかしいのかもしれないと心配になってきました。
娘に手づかみ食べをさせてたくて工夫をしてみたけれど…
そこで、メニューを手づかみ食べしやすいものにしてみました。
パンやおかずをスティック状に切ってみたり、くるくる巻いてロール状のサンドイッチにしてみたりと。
ところが結果は、全て撃沈…。
食べることには興味はあるけど、わたし自分で持ちたくないのよ~と言わんばかりで。
ここでやけくそになり、興味を示してくれない「手づかみ食べ」を飛ばして、いきなりスプーンを持たせることにしたのです。
これが大正解でした!
スプーンに興味を示し、大好きなうどん(柔らかく茹でて、チョキチョキ切ったものです)をすくっては自分で食べ始めたのです。まあ、たくさんこぼしてくれましたが…、スプーンやフォークといった道具類は、すんなり受け入れてくれました。
外出時に大助かりなアイテムです♪
毎食後、床をはいつくばって掃除は大変でしたけどね。
もちろん、大きめのポケット付きお食事エプロンを着けさせて、床にはレジャーシートをしいてました。(新聞紙でも良いですね。)まあ~それでも結構な重労働です。
ちなみに、幼稚園、小学生、中学校とになった今でも、手づかみで食べるものが大っ嫌いで、パンすら箸で挟んで食べてたりします。かえってお行儀悪い!と思いますが…、本人は、
私、手を汚して食べるの嫌いなの。
だそうで。
結局娘は、姫体質でもあったのですが、潔癖症の気質も小さいころからあったのかもしれませんね。自分の手を汚すなんてまっぴらよって感じですかね。
娘を育てたことで、マニュアルには反してしているかもしれませんが、
手づかみ食べを吹っ飛ばしても、最終的なスプーンやフォークで食べるという段階にはたどりつける
ということだけは分かりました。
なぜ離乳食の手づかみ食べは必要なの?
ここに分かりやすく書かれていました。抜粋すると、
「手づかみ食べ」とひとことでいってしまいますが、
食べ物を目で見て→つかみとる→口に運ぶ→味わう
といった一連の動きは、その流れにとても大きな意味があります。
- 目で見る ・・・ 食べ物だと認識する
- つかみとる・・・ 食べ物の固さを実感する
- 口に運ぶ ・・・ 食べるための適量や、運ぶ場所などを知る
これらを十分に行うことで、
- 自分の口にはどのくらいが入るのか、
- モノには柔らかい、固いなどがあり、それに対して柔らかく持つのかしっかり持つのかの手加減
などを学んでいくのです。
赤ちゃんは、こうした行動をしていくことで、自分で食べることが上手になり、スプーンやフォーク食べが上手になっていきます。
今更ながらなるほどねと思います。
あくまでも模範的な進み方ですよね。子により個性がありますし、離乳食に限らず、子育てなんてマニュアル通りに進まないことの方がむしろ多い気がしますが…。
それでも、子は育つ!
第2子・息子は口にはしないけど食べ物には興味がある
次は、第2子である息子の話です。
真夏は避けたかったので、生後半年近くなってから離乳食を始めました。まあ~見事なほど離乳食大っ嫌いな子で、食べなかったこと。お粥は断固拒否で、苦肉の策で出した野菜のペーストをひとなめしたくらいでした。豆腐も魚も肉も進まず。なぜか白パンだけ興味を持ち、その他はイチゴとみかんだけという惨状でした。
でももう、娘のころほどパワーがなかったので、捨てる覚悟でレトルトをあげていましたね。それでも、たま~に気が向くと食べてくれてた程度ですけどね。
でもでも、食べないのに、手づかみはしたがるのですよ!
う~ん厄介なものです。本能的に、目の前のものに触ってみたいという衝動からだったのでしょうね。
手でぐちゃぐちゃにして、ポイ!
っと。
なら食べてよ~と思いつつ、じゃあスティック状なら良い?と考え、
握らしてみるけど、やっぱり、ポイ!
スプーンを持たせてもポイ!
フォークを持たせてもポイ!
1歳までこんな日々が続いていました。
1歳を過ぎ幼児食は食べてくれるようになったけれど…
その後1歳になり、いきなり幼児食に切り替えるとという暴挙(案外、全然離乳食を食べなかった子には効果のある方法ですよね)に出たところ、モリモリ食べ始めてくれたのです。
喜びも束の間、息子自身で食べさせるとすさまじいことになり、掃除が半端ないことになってしまいました。
食事はママが口に運んでくれるもの?
本当は、私が我慢すべきことは分かってました。
私自身、あまり掃除が好きではないくせに、潔癖症というややこしい人間で…。未だに、CMで子供が口の周りを汚して食べていたり、机やその周辺を盛大に汚している風景を見るとぞっと鳥肌が立ってしまいます。無性にテレビに映るお子ちゃまの口を拭きたくなる衝動にかられます。2人育てても癖は変わりませんね。
そんな息子はお食事エプロンが嫌いで、すぐに取ってしまう癖がありました。更にじっとしてられず、すぐに立ち上がってしまい、歩き食べになってしまうのです。私が追いかけるように口に運び食べさせていたところ、次第に、
食事はママが口に運んでくれるもの
と誤認識されてしまったようで。
全く食べ物を触れることもなくなった代わりに、
手づかみた食べもしなければ、
スプーンにもフォークにも興味を持たない
そんな子になってしまったのです。
そんな状態が2歳過ぎまで続き、これはまずいと慌てて、スプーンやフォークを使うよう促していきましたが、これがなかなか浸透しませんでした。幼稚園入園前に焦って使わせようと握らしてみても、ポイポイされるばかりで、結局、上手に使えないまま入園の日を迎えてしまったのです。
母親である私が楽しようとした結果ですね…反省です。
*私と同じようなタイプの方に無理してでも頑張った方が良いよと言うつもりはありません。母が疲れ果て、精神的に病むのが一番ダメですからね。そんな状態になるくらいなら、マニュアルなんて捨ててしまって良いし、標準通りに子が育ってなくて、責める人がいたとしても、気にしなく良いです。どんどん周りに助けを求めて下さいね。
結局のところ、幼稚園の周りお友達を真似て上手に使えるようになっていった感じです。人任せ感がありますが、結果オーライですかね。
まとめ
離乳食の手づかみ食べが進まないと心配されているなら、
①まずは、形状を手づかみ食べしやすいものにしてみる。
②それでも興味を示さないなら、無理強いしない。
子が手づかみ食べに興味を持つまで待ってみたり、または、待たずに手づかみ食べを吹っ飛ばして、次の段階(スプーンやフォークを与えてみる)にいってみる。
で良いのではと考えます。
仮に娘のように離乳食期に手づかみ食べをしなくても、
・食に興味の持てない子に育つわけでもないし、
・最終的に道具を使って食べることにたどり着かない訳でもありません。
専門家が心配しているような、
・思わず硬いものを口に入れてしまい焦ったり、
・口に食べ物を入れすぎて嗚咽する
ようなこともほぼほぼありませんでしたよ。
結局のところ何も問題はありませんでした。
だから、その子の個性により(潔癖症だったり)、子供自身が手づかみ食べをしたがらないなら、無理にさせる必要はないと考えています。
ただ、息子の例のように遊んでいるようにしか見えなくても、手づかみ食べ、そこまでいってなくても、手づかみ自体に興味を示したら、大いにさせるべきだと、今は思っています。私のようにせっかくのタイミングを逃してしまうと、あとが大変ですからね。
もちろん掃除は重労働で負担になりますので、ママの耐えられる範囲内でね。肉体的に疲れ果ててしまったり、ママの精神が参ってまでやることではないです!
そう、多少遅くなっても、必ずできるときがきますからね。小学生になっても、手づかみ食べしかしない子なんていませんものね。
ちなみにそんな息子も、幼稚園に入園してからは、座って食べられるようになり、小学生の今は、スプーンやフォークはもちろん、箸も普通に使っています。
時期の差こそあれ、必ず成長はします!
何でも、標準的な成長を気にして、マニュアル通りに進むことを目指す必要などありませんよね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。