こんにちは。
梅雨明けしてから、毎日うだるような暑さが続いていますね…。
この季節、大量に降り注がれるUV(紫外線)は、お肌だけではなく、いやむしろ髪や頭皮にこそ多大な影響を与えていることをご存知ですか?
もしも、最近あなたが抜け毛の増加、そして、分け目や生え際からの薄毛が進行しているかも…と気になり出しているならば、それは加齢のせいばかりではなく、無防備に浴びている紫外線の影響も否定できないのです!
そう、お肌と同じように、髪や頭皮も紫外線に当たると、日焼けをしてボロボロになってしまうのです。それは、抜け毛の増加や薄毛の進行にも関わってきます。にもかかわらず、多くの方は、お肌の紫外線対策には万全でも、髪に対しては何もしていないと方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、なぜ、髪や頭皮の紫外線対策をしないと抜け毛が増加し、薄毛を進行させてしまうのかご説明をし、それに合わせて、具体的なUVカットアイテムもご紹介したいと思います。
是非、参考になさって、未来のご自分の髪のために今から対策を行いましょう!
紫外線が髪に与える影響とは?
<紫外線のピークは?>
更に、顔には日焼け止めや、UVカット効果のあるファンデーションを塗って対策を取っている思いますが、その顔が受ける紫外線の2倍以上の量が、髪や頭皮に降り注がれている現実があります。
それを知ると恐ろしいですよね。
<紫外線に当たると髪はどうなる?>
では、実際に髪が紫外線に当たるとどうなるのでしょう?
髪の表面は、ウロコ状のキューティクル(鎧のような役割があります)で覆われています。直で紫外線が当たると、その主成分であるタンパク質が壊されてしまうのですね。
その結果、
①枝毛や切れ毛が増え、
②潤いやハリ、コシが失われ、
③パサパサな髪になってしまうわけです。
④また、紫外線により髪が酸化してメラニン色素が分解され、
⑤日に焼けて赤色化します。
注1:特にプールや海で髪が濡れていると、キューティクルが開きっぱなしになっているため、内部の栄養成分が漏れやすく、より一層紫外線によるダメージを受けやすくなりますよ。
注2:元々髪色を明るくしている人も要注意です!すでにメラニン色素が少なくなっている状態なので、日焼けをしやすく、より髪がダメージを受けやすくなってしまいます。
<紫外線に当たると頭皮はどうなる?>
また、頭皮も紫外線の影響を受けます。
頭皮は肌の一部であり、顔と一枚皮で繋がっているため、無防備に紫外線を浴びれば、日焼けをしてボロボロになってしまうのです。その結果、頭皮は炎症を起こしやすくなります。すると、髪の土台となる頭皮の環境が悪化するのですから、ダイレクトに髪の成育にも悪影響を及ぼし、当然、薄毛を進行させてしまうわけですね。
いかに紫外線が髪にダメージを与えるかお分かりいただけたところで、次に防御する方法についてご紹介します。
どんな対策をしたら良いの?
何より大切なことは、素髪で紫外線に当たらないようにすることです。具体的には、
①素髪を止める。
素髪とは、スタイリング剤など何も塗っていない状態の髪のことを言います。
当然、外出時には紫外線対策として、肌に日焼け止めやファンデーションを塗りますよね。その日焼け止めやファンデーションの役割がスタイリング剤なのです。ですから、紫外線から髪を守るためには、スタイリング剤を塗ることが大切になります。
②物理的にUVカットをする。
もちろん、物理的に髪から紫外線をブロックする方法もありますよ。
それが帽子や日傘といった類ですね。帽子はただ被れば良いわけではなく、つばのなるべく広いものを選び、髪全体を直射日光から避けるようにします。日傘も然りです。なるべく大きめの傘を選ぶようにしましょう。
また色も、乱反射による日焼けを避けるために、また、夏には避けて通れない熱中症対策も考慮すると、断然「黒」がお勧めです!
*UVカット機能を施されている帽子や日傘もあるので、上手に使いたいところですが、そのような機能は雨に当たったり、年数の経過により劣化していくので、定期的に買い替えるようにして下さいね。2~3年が買い替えの目安ですよ。
③ ヘアスタイルに気をつける。
髪の栄養は、頭皮から毛根を通して送られるため、どうしても毛先が傷みがちです。必然的に、紫外線の影響を受けやすいのも毛先になりますね。
ですから、紫外線が強い季節には、毛先を中に入れ込むヘアスタイル、おだんごなどがお勧めですよ!
では次に、具体的に髪や頭皮をUVカットしてくれるアイテムをご紹介します。
スカルプケアをしながら、お顔のリフトアップも同時もできる優れたアイテムですよ!
具体的にUVカットアイテムをご紹介!使い方も合わせてご紹介します
夏の強烈な紫外線対策には、外にお出かけする前のケアと、帰ってきてからのアフターケアの2つが必要になります。
<お出かけ前のケア>
まずは、前者をご紹介しますね。
先にお話しした通り、肌でいうファンデーションの役割であるスタイリング剤を使うのが一番ですね。その種類は多彩です。
①ヘアワックス
流行りの後れ毛を出したり、ラフな感じの一つ結びをするときのスタイルキープにも使えますね。髪のファンデーション代わりですから、髪に良い天然成分のもの選ぶようにしたいですね。
②ヘアスプレー
髪全体を覆うファンデーションの役割を果たしてくれるのに一番適しているタイプのものです。
・ノンシリコンのものや、
・テクスチャーにこだわり、夏でもさらっとした使い心地のもの、
・トリートメト効果のあるもの
など様々な特徴を持った製品があります。ご自分の希望に合うものを選択して下さいね。
また、使い方も簡単ですよ!髪から10~15センチほど離して、まんべんなくスプレーするだけです。
③ヘアオイル
ドライヤー等でスタイリングする前に塗るタイプと、スタイリング後にキープするために使用するものとあります。
前者は、ドライヤーの熱により髪への浸透を高める働きがあるなど工夫がなされています。後者は、夏にパサつきがちな毛先を潤わせたり、汗をかく季節でも、お好みの香りをまとわせて快適に過ごすことができますね。
④ヘアミスト
こちらも、ヘアスプレーと同様に髪全体にまんべんなくつけるのに適しています。初心者の方でも使い方は簡単です。更に、嫌な花粉やホコリの付着を防ぐアンチポリテーション効果が入っているものもありますよ。
また、髪だけではなく、顔や手足などに噴射できるものもあり、これ一本で全身の紫外線対策ができて便利です。
どのタイプの製品をお使いになるにしても、
・汗をかいたり、
・雨に濡れたり、
・湿気の多い場所にいると
落ちやすいので、2~3時間おきにつけ直すがベストです。肌に塗る日焼け止めと同じですね。
また、少しでも効果を長持ちさせたいなら、タオル等でこまめに髪の水分を吸い取るようにします。ここでも擦るのは厳禁ですよ!せっかくの効果を擦り取ってしまうだけではなく、濡れた髪を摩擦することで、より深いダメージを与えてしまいます。ご注意下を。
<帰宅後のアフターケア>
では続けて、後者のご紹介します。
どんなに外出前にスタイリング剤で保護してきても、やはりダメージから完全に防御することはできません。以下のようなアフターケアをお勧めします。
①帰ってきたら、冷やしタオルでクールダウンを。
紫外線を浴びて火照った髪と頭皮を、まずはクールダウンさせてやります。
②低刺激シャンプーを使う。
紫外線でダメージを受けた髪と頭皮は、ちょっとした刺激にも敏感にもなっています。一方で、大量に汗をかいているので、毎日シャンプーは欠かせませんよね。刺激の弱いシャンプーが最適ですね。
③髪も頭皮も擦らない。
先に少しお話ししましたが、濡れた髪はキューティクルが開き、傷みやすい状態にあります。
・汗で濡れた髪は擦るように拭かない!
・シャンプーの際も、頭皮や髪を擦り洗いしない!(頭皮をマッサージするように洗うだけで充分ですよ。)
・洗髪後のタオルドライも、髪を擦らない!(タオルで包み、水分を吸い取るだけでにします。)
以上のように、他の季節よりも注意が必要ですね。
④頭皮にも美容液を。
髪と同じく、頭皮も紫外線によるダメージを受けています。
洗髪し、タオルドライをした後に、頭皮に美容液(や育毛剤など)を塗ってやります。その後、ドライヤーで乾かすようにして下さいね。
⑤定期的に分け目を変える。
どうしても、頭頂部に位置する分け目は、紫外線が最も当たりやすく、ダメージを受けやすい場所です。
定期的に分け目を変えて、リスクを分散するようにしましょう。これは、薄毛を改善させる効果もありますよ。
テレビCMでおなじみの絡まりがスルリと解ける「魔法のブラシ」です! ブラッシングによる髪のダメージを抑えることができます。
まとめ
髪のUVカットをすることが、いかに抜け毛の増加を抑え、薄毛の改善を見込む上で重要かお分かりいただけたかと思います。
肌は紫外線対策をしているのに、それより紫外線にさらされているはずの髪や頭皮を無視するわけにはいきませんよね。
是非お出かけ前には、ご紹介したスタイリング剤で髪にファンデーションを塗ったり、
①ヘアワックス
②ヘアスプレー
③ヘアオイル
④ヘアミスト
つばの広い帽子や日傘を上手に使ったり、おだんごヘアにしたりして紫外線を極力避け、
そして帰宅後は、必ずアフターケアをするようにして下さいね。
①帰ってきたら、冷やしタオルでクールダウンを。
②低刺激シャンプーを使う。
③髪も頭皮も擦らない。
④頭皮にも美容液を。
⑤定期的に分け目を変える。
次第に、気になる抜け毛や薄毛にも改善が見られるはずです。未来の健やかな髪と頭皮のために、あなたも今日からUVカットを試みませんか。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。