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こんにちは、竹みかです。
またまたお久しぶりになります。
この4月から、長女の大学生活、そして、息子の中学校生活が始まりましたが、慣れない日々に親子でてんてこ舞いです。(辛)
二人の受験期間は、とにかくお腹を満たす食事の支度だけで精一杯でした。
ようやく、気持ちにゆとりと生まれてきたので、前々からやってみたいと思っていた【小豆をお鍋で煮る】ことに挑戦してみました🎵
乾燥小豆と水さえあれば、思い立ったらすぐに取り組めます。
小豆の場合、他の豆とは違って水に浸して半日置くなんて下準備もいらないのです。
更に、小豆を柔らかく煮られれば、お好みの砂糖(量もお好みで)と合わせて自分好みのあんこがすぐにできちゃいます。
もちろん、以前ご紹介した発酵あんこにも仕立てられますよ。
そこで今回は、どのように小豆を煮たのか、煮上がりはどうなったのかをレポートしていきたいと思います。
・乾燥小豆を煮てみた
・煮た小豆を発酵あんこに仕立ててみた
・発酵あんこを使って素朴なおやつにしてみた
・小豆を水に浸さない理由を調べてみた
等などについて詳しくご紹介します!
市販品のあんこでは満足できないあなたへ。
乾燥小豆から煮て、自分好みのあんこづくりに挑戦してみませんか。
乾燥小豆をお鍋に煮てみた
近所のスーパーでも、安価で手に入る乾燥小豆ですが、豆から煮て、あんこを手作りしてみようと思われる方って……もしかした少数派なのかもしれません。
実を隠そう、私も長年実行できずにいました。
2年ほど前に、発酵あんこの存在を知り、乾燥小豆を煮ることに挑戦してみたのですが……そのときはお鍋ではなく圧力鍋でしました。
何か物足りない、やっぱり、お鍋でコトコト煮てみたいと思い立ち、今回挑戦してみることにしたのです。
では早速、その様子をご紹介していきます!
<材料>
乾燥小豆 200g
水 適量
材料は、ものすごくシンプルですよね。
<乾燥小豆の煮方>
①小豆の表面を流水でざっと洗います。
*表面の汚れを落とすのに必要な作業です。
②お鍋(厚手の鍋で)に①の小豆と水3カップを入れ、蓋をせずに強火にかけます。
沸騰したら、
中火にして水1カップを加え、
再沸騰したら10分ゆでます。
③火を止めて蓋をし、 30分蒸らします。
④蓋を取り、
ざるに空けて湯を切り、サッと水洗いをします。
(お鍋もサッと水洗いしておきますよ。)
*ここまでの行程は小豆の渋切り(あく抜き)作業なので、ゆで汁は捨ててくださいね。
⑤④の小豆と水3カップをお鍋に入れ、蓋をせずに強火にかけます。
沸騰したら、
アクを取り、(豆がお鍋の中で踊る程度の)弱火にして50分煮ます。
*一度アクを取ってもまだまだ出くるので、適宜、取ってくださいね。
また、水が少なくなってきたら、豆が隠れる程度に足していきますよ。
煮上がりはこんな感じです。
(冒頭の写真と同じです。)
豆を一粒取り出し、つぶしてみます。
こんな感じでスッとつぶせたら、芯まで煮えた証拠なので、ざるに空け、煮汁と豆に分けます。
*煮汁(小豆をゆでた汁)は、あんこに仕立てていく際に使うので、捨てないでくださいね。
また、煮汁自体も栄養たっぷりなので、牛乳や豆乳などで割って飲んでみてもいいですね。
圧力鍋の種類や容量によって、小豆の煮え具合は変わると思いますが。
初めて乾燥小豆を煮た際は、私が使っている中くらいサイズの圧力鍋だと、途中、煮汁があふれ出してしまったりしちょっとした騒ぎでした。
煮上がりも、柔らかすぎで、煮汁もあまりない状態だったのです。
今回お鍋で煮てみたら、終始落ち着いて見ていられました。
適宜、水も足せるので、煮汁もほどよく残せ、小豆の煮え具合も固くなく柔らかすぎずちょうどよい加減で止められたのです。
この程度の手間と時間(1時間半ほど)なら、乾燥小豆は【お鍋で煮る】一択だなと思いました。
小豆が煮上がってしまえば、あんこづくりも簡単ですからね。
小豆の半量が浸かる程度の煮汁を残し、中火にかけながら好みの量の砂糖を入れ、ヘラで混ぜながら煮るだけです!
全体がもったりしてきたら完成ですから、超楽々。
こんなに簡単だとは知りませんでした。
乾燥小豆さえあれば、いつでもあんこができますよね。
<お鍋で煮た小豆を使った【発酵あんこ】のつくり方>
一般的なあんこよりは手間がかかりますが、お鍋で煮た小豆を使って【発酵あんこ】に仕立てるなら。
《材料》
乾燥小豆 200g
乾燥米麹 200g
塩 小さじ1/4
《つくり方》
①先にご紹介した方法で煮た小豆を 60℃まで冷まします。
※これより高い温度だと、麹菌が死んでしまうので。
②①の小豆と乾燥米麹、煮汁150㏄(3/4カップ)を混ぜ合わせ、
ヨーグルトメーカーに60℃8時間でセットします。
③②で出来上がった発酵あんこに塩を加え、混ぜ合わせます。
(少量の塩味により甘みがより引き立ちますよ。)
清潔な容器に詰めたら完成です。
今回は量が多めにできてしまったので、容器に入りきらなかった分は、小分けにしてラップでぴっちりと包み、保存袋に入れ冷凍保存しました。
発酵あんこを食べてみた
煮た小豆を60℃まで温度を下げた</u,>ことと、煮汁を十分量(150ccしっかりと)加えたことで、発酵がうまく進み、いつもより甘い発酵あんこになりました。
お鍋で煮たからこそできた手順ですね。
また、最後に加えた塩も、甘みを引き出す手助けをしてくれます。
満足いく仕上がりになりました!
その発酵あんこを使って2種類ほどアレンジしてみましたよ。
<発酵あんことホットケーキミックスでもちもちパンケーキ>
ホットケーキミックス150gと、 発酵あんこ250g、豆乳1カップを混ぜ合わせ、 油大さじ1を熱したフライパンで焼くだけです。
蓋をしてごく弱火で10分、裏返して 水小さじ2ほどを加えて、更に10分ほど蒸し焼きにします。
出来上がりは、こんな感じです。
周りは、フライパンで焼いているのでサクッと、中はモッチモチの不思議食感です。
発酵あんこを使っているので、ほんのりとした甘さでしつこくなくパクパクいけます。
バターを乗せると、塩味とクリーミーさが加わりまたいい感じですね🎵
<発酵あんこと甘麹(濃縮甘酒)でぜんざい>
発酵あんこ200gと 甘麹100gを鍋で合わせて、軽く沸騰させただけです。
焼いたお餅や白玉団子などと合わせてどうぞ。
砂糖をまったく使用していないのに、驚くほど濃厚な甘みが感じられます。
甘党さんも満足できるお味ですよ!
手作りあんこを保存するには
市販品のあんことは違って、自宅で手作りした発酵あんこ(砂糖を使ったあんこも同じ)は保存料等が含まれていないので、
①清潔な容器に詰める。
②すくうときも清潔なスプーン等を使用する。
③常温で放置せず、必ず冷蔵保存する。
*チルド室や冷蔵庫の奥など、ドアの開閉の影響を受けにくいところでの保存を!
を守り、1週間以内に食べきってくださいね。
ただ、ご紹介した分量だと、思ったより大量にできます。
最初から1週間では食べきれないなと思われたら、冷凍保存をお勧めします。
冷凍保存方法
発酵あんこを食べきれる分ずつラップに包んで、なるべく平らにしてから保存袋に入れ、空気を抜いて封をし、冷凍庫へ。
(急冷室がある場合は、そちらへ。)
冷凍保存の場合も、1カ月以内には食べてくださいね。
せっかく手作りしたものですから、新鮮で美味しいうちに食べきりたいですね。
小豆の栄養と効能、そして、乾燥小豆を水に浸さない理由とは
今、健康志向で小豆が見直されているといわれています。
そこで、小豆の栄養と効能についてちょっとだけお話ししたいと思います。
<小豆の栄養と効能>
小豆には、食物繊維やタンパク質、ビタミンB群、鉄やカリウム、サポニン、ポリフェノールといったミネラル類といったさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。
だから、注目されているのですね。
特に注目すべき6つの栄養についてご紹介したいと思います。
①食物繊維
小豆には、不溶性食物繊維が特に多く含まれているため、小腸で分解されずに大腸まで届くため、便をカサ増しし、ぜんどう運動を促進してくれるので、便秘解消に役立ちます。
更に、小豆には、オリゴ糖も多く含まれているので、善玉菌を増やし、腸内環境を良くしてくれるのです。
②ポリフェノール
抗酸化作用があり、体の細胞や組織を破壊してしまう活性酵素を除去する力があるので、老化を防いでくれますよ。
③鉄分
赤血球中のヘモグロビンの主成分である鉄分を補給してくれます。
血液を造る上で必要不可欠な成分であり、貧血予防にもなるのです。
④サポニン
小豆の外皮に含まれているサポニンは、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑制する効果があります。
生活習慣病予防に役立ちます。
また、利尿作用もあるので、むくみ防止にも一役買ってくれるのです。
⑤ビタミンB群
非常に大切な栄養素です。
糖質、脂質、たんぱく質といったエネルギー源となり、体の構成成分となる栄養素をいくら摂っても、ビタミンB群を一緒に摂取しないと体内で代謝が促進されません。
また、ビタミンB群が不足すると、疲れやすくなり、冷え性の原因にもなるのです。
⑥カリウム
摂り過ぎたナトリウム(塩分)を排出する役割があります。
これまたむくみ防止になり、高血圧予防にもなるのです。
主なる栄養素を見ただけでも、小豆が体に有益なものだとわかりますよね。
代謝をアップさせ、便秘を解消し、腸内環境を整え、むくみを防止し、生活習慣病の予防にも役立ちます。
もちろん、これらはダイエットに直結するものばかりですね。
小豆だけ摂ればすべて解決というわけではありませんが、定期的に摂りたい食品になります。
<乾燥小豆を水に浸さない理由>
乾燥豆を煮る場合、「水に一晩つけておく」必要あると聞いたことがおありの方もいらっしゃるかと思います。
その作業により、豆に水分が行き渡って柔らかくなり、煮る際も熱が均等に入るようになります。
が……この一手間が、乾燥豆を煮るということから遠ざけてしまっている要因なのでは思うのですよね。
少なくとも私はそう。
前日から豆を煮るぞ!と考えて、準備をしておかなければならないですからね。
小豆の場合はその下準備がいらないのです!
というのも、他の豆と小豆とでは水分を吸う構造が違います。
他の豆が表皮から徐々に水分を吸っていくのに対して、小豆は表皮が硬いために、へその一部(種瘤)から水を吸い込んでいきます。
すると、表皮よりも先に中のでんぷん部分が水を吸い込み膨らんでしまうため、皮が破れてしまうのです。
小豆は水を漬ける必要がない、というより水に漬けない方がよいというわけですね。
でも、この小豆の構造により、いつでも思い立ったら煮られるわけですから好都合ですよね。
【小豆をお鍋で煮る】挑戦してみて
初めて【乾燥小豆をお鍋で煮る】リポートをお送りしました。
いかがでしたか?
実際に小豆を煮てみて、思った以上に簡単お手軽で驚きました。
時間にして90分程度です。
砂糖を混ぜ合わせるあんこなら、追加10~15分でできちゃいます。
こんな短時間で大好きなあんこがつくれるなら、今までなんで小豆を煮てこなかったのだろう……と後悔すらしてしまいました。
また、先にご紹介した通り、小豆自体にも豊富な栄養素が含まれています。
食物繊維・ポリフェノール・鉄分・サポニン・ビタミンB群・カリウムなど
発酵あんこにすると、更に米麹の栄養素をプラスすることができますよ。
アミノ酸・ビタミンB群・ブドウ糖など
詳しくはこちらへ。
4月を迎えて新しい環境になり、ついつい頑張りすぎたり、ストレスをためたりと体調も崩しやすくなります。
この季節を健康に乗り切るために発酵あんこ<を摂り入れてみるのもお勧めです。
そして何より、小豆をお鍋で煮るような単純作業に没頭することで、もしかしたら、高ぶった心を鎮め、心の安寧を取り戻せるかもしれませしね。
是非、何度も挑戦して、自分好みのあんこを探してみてくださいね。
ちなみに、今回ご紹介した小豆の煮方は、簡略化された家庭用のものです。
プロの方は、小豆特有の雑味や渋みを取るためにもっと行程を増やし、丁寧に煮てらっしゃるかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ポチっとしていただけたら嬉しいです。