こんにちは。
ママ友ゼロ母です。
はじめましての方はこちらへ。
elevator-technician.hatenablog.com
お子さんの食べ物の好き嫌いでお困ではありませんか?
お気持ち痛いほど分かります。
うちの中学生になる娘も未だにそうです。特に野菜はひどくて、いも類とブロッコリー以外はほとんど食べられません…。
そんな娘も、乳幼児期はもっと食べられないものだらけでした。
もちろん試行錯誤の末、克服できたものもあります!
ただその一方で、好き嫌いのある子にも理由があるのだということも知りました。単なるワガママだけではなかったのです。
そんな私の経験をお聞きいただき、お子さんの好き嫌いと向き合ヒントにしてもらえたら嬉しいです。
好き嫌いの始まり
始まりは、離乳食のときからだったでしょうか。
潰しやすくて、軟らかいお粥やいも類は、よく食べてくれたんです。初めての子だったし、離乳食を始める前はドキドキで、心配だらけだったので、なんだ結構順調!と喜んだものです。
ところがところが、それ以上進めようと思うと、うまくいかない…白身魚、お豆腐は少量食べてくれるものの、お肉は全拒否。体いっぱいのけぞって断固拒否!いも類以外の野菜も、どんなに細かく刻んでも、すりおろしても、吐き出してしまう。
育児書に従って、
時間をおいてお腹が空いたころを見計らっても、
気を反らす作戦で、テレビをつけたり、音楽を鳴らしたても、
鏡を見せたりしても
玉砕…
時期が経てば食べてくれるはず!!!
何て淡い期待を抱いてました。
残念ながら幼児期に入っても、食べられるようになったのは卵と乳製品のみだったのみでした。
バッシング
次第に、周囲からは母親である私へのバッシングが始まりました。
残念ながら、時代が変わっても、まだまだ育児の責任者は母親のままなんだと実感しましたね。
「あなたが手取り足取りやり過ぎなのよ」
と実母に言われ、
「甘やかし過ぎなんだよ!」
と夫に言われ、
「うちのA(夫の名)は子供の頃から何でも好き嫌いなく食べる子だったのよ」
と義母に言われ、
私も精神的に追い込まれていきました…。
もちろん、私も何もしなかったわけではありませんよ!考え付く限りの手は尽くしました。
幼児向けの料理番組を片っ端から観て、本も買い込みました。
でも、どれもこれも、細かく刻んで混ぜてみよう!ばかり。
お肉を全く食べない娘に、ハンバーグも肉団子も餃子もコロッケも意味がないのです。
しかも、形が残ってると食べる気を削いでしまうし、かといって何が混ざってるの分からない複雑な味の物は絶対に手をつけてくれませんでした。
行きついた解決法とは?
というわけで、行き着いた先はポタージュスープでした。あらゆる野菜で試してみましたよ。
詳しくはこちらへ。
ホウレンソウ、小松菜、人参、トマト、アスパラガス、かぶ、なす、パプリカ、キノコ類などなど
主なる野菜と玉ねぎを薄切りにして、コンソメとお水とともに圧力鍋へ。その後、ミキサーやフードプロセッサーでペースト状にし、牛乳で伸ばす。風味付けにバターを落とし、塩で味を整える。これだけ。
私的には、どれも美味しかったのですが、この調理法により、実際に娘が食べてくれたのは、人参とトマト、ホウレンソウ、アスパラガス、かぶでしたね。ベースに全て玉ねぎが使ってあるので、おまけで玉ねぎもクリアーです!
ちなみに今でも、トマトのポタージュスープは大好物で、頻繁に作ってます。
チーズを入れるとイタリアンテイストで美味しいんだとか。
肩の力も抜けて
でも、この食べ物の好き嫌い問題。程度の差があるにしても、悩んでないママの方が少ないですよね。娘が幼稚園に入園して、ママたちとお話しするようになって実感しました。
この頃は頑張って同級生ママたちとお話して、情報交換をしていました。
外野はあれこれ余計なことを言うけど、 聞き流しちゃえ!
ってだんだん思えるようになってきたのも、卒園するころでしょうか。
そんな、肩の力が抜けてき小学校低学年の頃、学校の行事で、街中探検に行った際にお邪魔した中華屋さんで餃子作りをさせてもらったそうです。
ちなみに余談ですが、よく言われてる。料理を一緒に作ったら、食べられるようになります。というフレーズ。うちの子に限っては、全然効果ありませんでした。自分で育て、収穫した野菜も効果ありというフレーズもしかり。いつも、嘘つき…と思ってた私です。
その時はさすがに、みんなも食べてるし、仕方なしに餃子を試食した娘。美味しい~と肉汁に目覚めた瞬間だったそうです。それから、モリモリお肉を食べるようになりました!驚きの変化ですよね。
今思うに、そろそろ成長期に差し掛かり、体がたんぱく質を求め始めた時期だったのかもしれませんね。幼児期までは、口当たりの良く、軟らかい炭水化物、ご飯やパン、麺類、いも類といったものに片寄ってしまいがちですよね。ほんのりとした甘さは、おっぱいやミルクに通じるのかもしれませんしね。
今後子供の好き嫌いとどう付き合う?
でも、栄養的に大丈夫なの?と焦ってるママたちも多く見受けられました。
ちょっとだけ子育て期間の長い私からすると、
あれこれ慌てるより、その時期を気長に待ちましょう~
これに付きます。
今では、焼き肉が大好物で、ハンバーグも焼き豚もしゃぶしゃぶもしょうが焼きもシューマイも食べます。
じゃあこれに乗じて、野菜を混ぜてしまえと思ったのですが、相変わらず、何が混ざってるのか分からないものは口にしたくないという神経質な部分は残っていて玉砕です…。ドレッシングという味方をつけて、多少のサラダは食べてくれるようになりましたが…
先日、そんな悩みを吹っ飛ばしてくれる、目からウロコの一節を見つけました!
忙しいワーママさんのお宅に行って、それぞれのご家庭に要望を聞きながら、料理を作るという本の内容です。その中で、やはり好き嫌いが多いお子さんが出てきます。
それに対して志麻さんは、
好き嫌いのある子どもは決してわがままなのではなく、むしろ味やにおいに人一倍デリケートなのでしょう。
と言われています。
この一節に激しく同意しました。確かに、娘は小学校の給食が大の苦手だったのですが、いつも理由が
何が入っているいか分からないから嫌!
と言っていたのです。実際に過去の私もそれを感じていました。子供なんだから混ぜちゃえば良いだろうと思い試してみたけど、全然ダメでした。世間の好き嫌い対策法には、この混ぜ込む手法がこれでもか!ってほど出てきますが、玉砕されているママも多いことでしょう。
その理由が、まさにこれだったのですね。
ですから、彼女に出す料理はシンプルを心掛けています。先にご紹介したポタージュスープ以外なら、
ブロッコリーを蒸しただけのもの
ジャガイモをふかしただけのもの
フライドポテト
ジャガイモと人参だけのシンプルなポテトサラダ
カボチャの煮物(または甘煮)
ホウレンソウのお浸し
グリーンサラダ
サツマイモのレモン煮
こんな感じです。文字を読んですぐに材料が分かるようなものばかりですよね。
舌が鋭敏ならそれで良しです。
どうか今悩んでいるママたち、焦らないで!外野の余計な言葉に心傷めないで下さいね。
今、あなたの目の前にいる子供が美味しく食べてくれたら良いのです。無理して美味しくないものを食べさせていたら、食事自体が嫌いになってしまいます。そんなの悲しいじゃないですか。
大丈夫!こんな好き嫌いの激しい娘でも、何の問題もなく健康に、元気いっぱいに育ってます。好き嫌いが多いのも個性と思ってどんと構えましょう。